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特別展「医は仁術」@国立科学博物館

TBSドラマの『JIN-仁-』とタイアップしているためか、サントラと、大沢たかおがプレゼンターの映像が流れています。

展示内容は、江戸から幕末にかけて、日本で活躍した医者、本草学者、蘭学者に関するもの。
日本解剖学会が後援しているためか、解剖図や解剖模型が充実していました。

貝原益軒の『大和本草』の1ページ。
これ、カブトガニなんです!
かわいくないですか?
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他の絵が写実的な分、イラスト的で目立ちました(^^;
たぶん実物を見たことないからでしょうね。
カブトガニは、現在、癌の特効薬研究で注目されています。

こちらは「蘭引(ランビキ)」。
イスラム圏発祥の蒸留器「アランビック」で、医療にも使われていましたが、お座敷で、これを使って日本酒を蒸留し、その味を楽しむことが流行ったそうです。
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私が注目したのは、産科医の賀川玄悦。
この方、独学で医療を学び、臨床の積み上げで、胎児の正常胎位(母親の胎内では頭が逆さま)を知ったそうです!
最後には、日本で初めて全身麻酔による手術をした、華岡清洲のコーナーもありました。

この展覧会を見終わった後、蘭学者で、『解体新書』を翻訳した前野良沢さんの墓に行きたくなり、上野から高円寺まで歩きました。
16kmありました(^^;
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お墓があるのは、慶安寺という寺。
閉まっていたので残念でしたが、いつか墓参りしたいです。
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近くのバーガーキングで夕飯を食べたところ、店内にこんな文字が。
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要するに

勝手にしろ!

・・・・・勝手にやってイイんですね!
ええ。勝手にしますとも。
良いメッセージをいただきました(^^)
Commented by oomimi_usako at 2014-06-29 00:07
私ならば、展覧会を見終わった後、日本酒を蒸留してみたくなることでしょう。
出来るのは、米焼酎・・・もどき?
Commented by june_h at 2014-06-30 10:43
>usakoさま
まさか、江戸時代の芸者衆や旦那衆が、理科の実験まがいのことをしていたとは(^^;
私は、日本酒も焼酎も嗜まないので、ランビキから出て来る液体が、どんな味だったのか想像がつきませぬ。
でも、出来立ての焼酎って、美味しそうですね(^^)♪
by june_h | 2014-06-28 13:37 | 美術展 展覧会 | Trackback | Comments(2)