2014年 06月 28日
特別展「医は仁術」@国立科学博物館
展示内容は、江戸から幕末にかけて、日本で活躍した医者、本草学者、蘭学者に関するもの。
日本解剖学会が後援しているためか、解剖図や解剖模型が充実していました。
貝原益軒の『大和本草』の1ページ。
これ、カブトガニなんです!
かわいくないですか?
他の絵が写実的な分、イラスト的で目立ちました(^^;
たぶん実物を見たことないからでしょうね。
カブトガニは、現在、癌の特効薬研究で注目されています。
こちらは「蘭引(ランビキ)」。
イスラム圏発祥の蒸留器「アランビック」で、医療にも使われていましたが、お座敷で、これを使って日本酒を蒸留し、その味を楽しむことが流行ったそうです。
私が注目したのは、産科医の賀川玄悦。
この方、独学で医療を学び、臨床の積み上げで、胎児の正常胎位(母親の胎内では頭が逆さま)を知ったそうです!
最後には、日本で初めて全身麻酔による手術をした、華岡清洲のコーナーもありました。
この展覧会を見終わった後、蘭学者で、『解体新書』を翻訳した前野良沢さんの墓に行きたくなり、上野から高円寺まで歩きました。
16kmありました(^^;
お墓があるのは、慶安寺という寺。
閉まっていたので残念でしたが、いつか墓参りしたいです。
近くのバーガーキングで夕飯を食べたところ、店内にこんな文字が。
要するに
勝手にしろ!
・・・・・勝手にやってイイんですね!
ええ。勝手にしますとも。
良いメッセージをいただきました(^^)
出来るのは、米焼酎・・・もどき?
まさか、江戸時代の芸者衆や旦那衆が、理科の実験まがいのことをしていたとは(^^;
私は、日本酒も焼酎も嗜まないので、ランビキから出て来る液体が、どんな味だったのか想像がつきませぬ。
でも、出来立ての焼酎って、美味しそうですね(^^)♪