三谷幸喜 演出 「抜目のない未亡人」@新国立劇場

ヴェネチア映画祭真っ最中の、とあるホテル。
4人の映画監督が、10年ぶりに復帰する大女優ロザーウラ・デ・ビゾニョージを自分の次回作にキャスティングしたがっている。
それぞれ、あの手この手で彼女の気を引こうとするが・・・・・。
ロザーウラは、最終的に、どの監督を選ぶのか!?

登場人物達は皆、お互い打算的で自分のことばかり考えている。
どの監督も、ぜひ出演して欲しいと、ロザーウラを褒めそやすが、本当は、彼女の金目当てだったり、人気目当てだったり。

ロザーウラも、
「自分を一番理解してくれる人がイイ」
「才能ある監督の作品に出たい」
と言うが、結局は自分を喜ばせ、女として愛してくれる人が好き。

私、大竹しのぶ初体験でした!

この芝居は、「大竹しのぶショー」と呼んでも、過言ではありません。
女優志望の娘、ダンサー、洗濯女など、さまざまなキャラに化け、映画監督達の本音を言葉巧みに引き出します。

4人の監督達は、それぞれ国籍が違っていて、ステレオタイプなキャラクターです。

中川晃教演じるのは、イギリス人監督のルネビーフ。
堅物で、仕事とプライベートをキッチリ分けるタイプ。

岡本健一演じるのは、フランス人監督ルブロー。
色恋でロザーウラを落とそうとする。

高橋克実演じるのは、スペイン人監督ドン・アルバロ・デ・カスッチャ。
単純な筋肉バカ・・・・・号泣議員の泣き真似をしていて大ウケでした(^^;

段田安則演じるのは、イギリス人監督ボスコ・ネーロ。
オクテで不器用だが、ロザーウラに真実の愛を抱いている!?

木村佳乃演じるエレオノーラは、三谷さんの芝居によく出てくる、美人だけど、頭が足りなくて、ハイテンションで、空気を読まないキャラ。


この芝居、見ていると、いろんなことを考えさせられますね。

自分が求める条件を完璧に満たす人なんていません。
自分だって、完璧じゃないのに(^^;

本音なんて、知らない方がイイこともあるでしょうし。

この芝居の原作者カルロ・ゴルドーニは、相当な皮肉屋ですね(笑)。
[PR]
トラックバックURL : http://juneh.exblog.jp/tb/20904718
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by june_h | 2014-07-20 11:59 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(0)