「医療につける薬 内田樹・鷲田清一に聞く」 岩田健太郎 著 筑摩書房

医師の岩田健太郎さんと、内田樹先生、哲学者の鷲田清一さんとの対談&鼎談集。

医療につける薬: 内田樹・鷲田清一に聞く (筑摩選書)

岩田 健太郎 / 筑摩書房


いくつか気になったトピックを。


■医学部と薬学部で授業がかぶってない
要するに、医師と薬剤師では、カリキュラムが全然違うので、共通認識が生まれにくいということかな?


■映画『風立ちぬ』に対する日本禁煙学会の批判
結核患者がいる部屋で、タバコを吸うシーンは、けしからん!という批判について。
それに対して、岩田さんも内田先生も、禁煙学会を猛非難。
あのシーンは、結核患者だけど、二郎のそばにいたい、できるだけ同じ時間を同じ空間で過ごしたい菜穂子と。
結核を患っていることなんてかまわずに菜穂子にキスする二郎と。
静かな愛と戦いの崇高なシーンだってわからないのかしら!?
こんな野暮な批判をする医師は、どんな患者も救えないですよ(^^;


■歯の治療中にヘッドホンで大音量の音を聞かせると痛くない
実際にアメリカで行われていた治療だそうです。
痛みは、脳で処理する刺激だから、一度に複数の激しい刺激を処理できないってことかしら。
病気でも、重たい病気にかかっていると、風邪引かないとかありますもんね。


■「「ちょっと前に殴られた」と思い込んで時間軸をズラせば、痛みが軽減する(by武蔵)」
格闘家の武蔵が、リングの上で受けた痛みをコントロールするための方法らしい。
私が以前、聞いたことのある話で、幼児期に虐待を受けていた女性が、他人にバレないように、「なかったことにしたい」と願ったところ、殴られた痕が消えたという話がありました。
人間の精神と身体って、本当に不思議。
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by june_h | 2014-09-11 12:54 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)