「ジョニー・ウィアー自伝」 ジョニー・ウィアー 著 田村明子 訳 新書館

元フィギュアスケーターのジョニー・ウィアーの自伝。
最初、この方を見た時、「なんて美しいんだろう」と思いました。
日本に、今なお、多くのファンがいます。
さすがに、Yahooニュースで「ジョニ子」と書かれていた時は、苦笑(^^;

ジョニー・ウィアー自伝 Welcome to My World

ジョニー・ウィアー / 新書館


ジョニー・ウィアーがスケートを始めた年齢は、11歳と遅かったのです。
しかし、通常、マスターするのに2年以上かかるアクセルジャンプを、わずか2時間で、しかも自力で跳んでしまいました。
彼の類い稀なる才能と運動神経を見込んだコーチのプリシラは、徹底的に彼を鍛え上げました。

結果、アメリカ国内の大会で、次々と優勝。
試合までのコンディション調整や、メンタルトレーニングが追いつかないまま、あっという間にトップスケーターになったのです。

彼の苦悩が始まったのは、ここから。

彼にとっての「表現」は、スケーティングのみならず、ヘアスタイルやコスチュームも含めたトータルのものでした。
しかし、保守的なアメリカのスケート連盟は、彼の「奇抜な」ファッションを批判。
また、彼のユニセックスなスタイルが、長年のライバルであるロシアの選手のようだったのも、気に入らなかったのでしょう。

しかも、彼は同性愛者であることをカミングアウトしたため、メディアからはスキャンダラスに扱われ、キリスト教原理主義者の憎悪の対象にもなりました。

「スケート界で交際相手にふさわしい男を見つけるには、ハーバード大学に入るより難しい」

彼が経験してきた恋愛についても、この本で、かなり率直に語っています。

彼自身は、正直に自分自身を表現したいだけなのに、色眼鏡で見る周囲の人間達。
それに加えて、コーチとの不仲や、思うように伸びない成績が、彼を追い詰めていきました。

日本のスケーター達が、なかなか自分の希望が通らなかったり、メディアからのプレッシャーが強かったりで苦労しているのは、しばしば感じていましたが、アメリカも同様なんですね。
そして、ファンも厳しい(^^;
結果が良い時はチヤホヤして、悪い時は手のひら返したように罵倒して・・・・・。
スケーターは、いろいろなものと戦っているのだと実感しました。

普段は、コーチやトレーナーなどのチームで戦っているけど、
「リンクでは一人で戦わなければならない」
と、ジョニー・ウィアーは言います。

先日、バラエティ番組で、ジョニー・ウィアーがデザインしたコスチュームを本田望結ちゃんが着ていたけど、めっちゃ可愛かった!
羽生結弦のコスチュームもデザインしているんですよね。
これからが楽しみ♪
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by june_h | 2014-10-22 12:43 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)