「悪童殿下 愛して怒って闘って 寛仁親王の波乱万丈」 工藤美代子 著 幻冬舎

2012年に亡くなった、寛仁親王殿下の半生。
私は「お酒好きのヒゲの殿下」程度の知識しかなかったのですが(笑)、この本でいろいろ知りました。

悪童殿下 怒って愛して闘って 寛仁親王の波乱万丈

工藤 美代子 / 幻冬舎


著者が初めて殿下にお会いしたのは、札幌オリンピック。
おしゃれで、どんな女性にも分け隔てない殿下は、コンパニオン達の憧れの的だったそうです。
その後、麻生太郎元首相の妹である信子さんとご結婚なさいましたが、ずっと、別居されていて、殿下が亡くなった時も、お側にはいらっしゃらなかったんですね。

殿下は、生涯に渡って、障害者のために積極的に尽くされていたそうです。
殿下の
「完全な健常者も完全な障害者もいない」
という御言葉、納得です。

皇族だからできたこともたくさんあったと思いますが、皇族だからできないこともたくさんあったでしょう。
民間人なら特に取り沙汰されない行動も、皇族だと目立ってしまいます。
生まれる前から、プライバシーなど無いわけで。
ストレスは相当なものでしょう。

そして、皇族の権威を利用しようと、有象無象の人間が近づいて来ます。
「皇族は、人を見る目が無いとできない」
と仰います。

殿下によると、以前、高松宮が、こう仰ったそうです。

「日本の皇室は昔から権力を持たずとも国民に守られてきた。
京都御所は、わずか30センチメートルくらいの疎水があるだけで垣根も壁もない。
明治維新のときでさえ、京都御所には誰ひとり攻め込んでいかなかった。
あそこで殺された天皇はいないんですよ。
なぜかというと、皇室には『権威』があったから。
国民が権威を感じるからこそ、皇室はずっと続いてきたんです」


幼少期で触れられていた、殿下の祖母にあたる貞明皇后(大正天皇皇后)についても興味を持ちました。
同じ著者による、貞明皇后についての本も読んでみようかな・・・・・でも、この著者、勝手な想像ですが、私の苦手なタイプの女性のような気がします(^^;
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by june_h | 2015-01-13 13:55 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)