2015年 06月 21日
「人間の目利き アラブから学ぶ「人生の読み手」になる方法」 曽野綾子×吉村作治 講談社
しかも、離婚していたなんて知らなかった(^^;
以前、『一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教』で内田樹先生と対談した、同じくイスラム教徒の中田考先生は、学者的目線でイスラムを語っていましたが、吉村先生は、現地の女性と結婚していることもあって、生活者目線で語っていらっしゃいます。
とにかく、あまりにも常識が違い過ぎて、イスラム圏で生活できる気がしません(^^;
生まれ変わって最初からイスラム教徒として生き直さないとムリな気がする(笑)。
一番、理解できないのは、何かをあげる人よりもらう人の方が態度デカいってこと。
功徳を積ませてやっているんだぞ!ありがたく思えよってことなんでしょうけど・・・・・。
こういうシステムだから、貧富の差がなくならないのですね(^^;
吉村先生は、誤解を受けて投獄されたこともあるそうで。
その時の牢屋番達との交渉が面白かったです。
エジプト人にとっての一番の楽しみは、人とおしゃべりすること。
ムダな話を何時間もするエジプト人男性達に、吉村先生は馴染めなかったそう(^^;
砂漠に住んでいると、人間はおろか、他の生物にも会わないので、人間に対する飢餓感が違うからだと思います。
最近、物議を醸した曽野綾子先生は、仕事の関係で、よくイスラム圏に行かれたんですよね。
イスラム圏を相手に仕事をしている友達もいるので、興味深く読みました(^^)