「「ニッポン社会」入門 英国人記者の抱腹レポート」 コリン・ジョイス 著 NHK出版

この本の著者は、イギリス人で、日本在住のフリージャーナリスト。
ニューズウィーク特派員時代、日本についての記事を本国イギリスの編集部に送るのが仕事でした。
しかし、新聞は、紙面が限られているので、記事が載ることはほとんどありません。
イギリス人にとっての興味は、欧米のニュースが中心だからです。
真面目な記事を送っても、本社で論旨を極端にしたり、面白おかしく書き換えられたりしてしまうんだそうです。
紙面を獲得するためには、どうしてもゴシップ中心にならざるを得ないんだとか。

「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート (生活人新書)

コリン ジョイス / 日本放送出版協会


私も昔、ロンドンのタワーレコードに行って、日本で有名なアーティストのCDが一つも置いていないことに気づいてカルチャーショックを受けました(^^;
日本の扱いって、こんなもんなんだと思い知らされました。

イギリスというと、ご飯がとにかくマズいイメージですが(笑)、彼自身もそれは認めているし、日本の食生活の豊かさも賞賛しています。

しかし、パン、チーズ、ビール、ベーコンに関しては、イギリスの方が絶対美味しいと言います。
特に、ビールに関しては、キンキンに冷えたラガーしか無いと文句を言っていましたが、ここ10年で、地ビールやエールなど、多様になってきて、
「日本にとっては経済的に「失われた20年」だったかもしれないが、ビールは豊かになった」
と喜んでいます(笑)。

私も、神楽坂のフレンチで、日本には美味しいフランスパンが無いので、フランスからパン種を空輸していると聞いたことがあります。

日本に来た当初は、セミの鳴き声を発電機の音と間違えるほどでしたが、長年住んでいて、日本にすっかり慣れ、日本に慣れていない友人に、
「新宿駅の改札で待ち合わせね」
とだけ言って、詳細を伝えなかったり(笑)。
「一番丁寧な敬称は「ちゃん」だから」
と、ウソを教えたりして、遊んでいるそうです(^^;
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Commented by oomimi_usako at 2015-09-25 10:04
日本国内にいては、何もわからないというのは、痛感するところです。
お山の大将じゃないけれど、ちょっとそのケがあるのは、
やっぱり極東の島国だからでしょうね。
一主婦だし、グローバルな活動しているわけでもないから、
そこにこだわることもないかもしれないけれど、
意識しないでいると、なんとなく人間が偏るような気がするので、
毎日出来るだけ海外ニュースも見るようにして、気を付けています。
この本面白そうですねえ。
Commented by june_h at 2015-09-25 19:51
>usakoさま
私もただの引きこもりなのですが(笑)、日本のマスメディアだけの情報では、見方が画一的で、頭が悪くなりそうです(^^;
この本の著者はオクスフォード大出身で、そのためなのか、遠回しな皮肉が面白いですよ(笑)。
by june_h | 2015-09-24 13:34 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(2)