2015年 10月 09日
「成功の神はネガティブな狩人に降臨する バラエティ的企画術」 角田陽一郎 著 朝日新聞出版
角田さんは、小さい時からなんでも楽しんでしまう性格。
世の中の様々なコンテンツを食わず嫌いする人を不思議に思っていたそうです。
どんなものにも面白いことがたくさん詰まっているのに、なぜ嫌って遠ざけてしまうんだろう?と。
TBSの入社試験面接でも
「エッチな番組を作りたい!」
と言って、合格したそうです(^^;
映画を撮りたいと思っていた時のこと。
開運プロデューサーなる人から
「箱根の九頭竜神社にお参りしなさい」
と、アドバイスされ、実行したそうです。
ウサンクサイ話かもしれませんが(笑)、神様にお願いする時、
「叶えてくださったら、世の中の人達にこのように役立ちます」
と、「神様にプレゼンする」ようなつもりでお願いするのです。
そうすると、自分が具体的に実行すべき点も確認できるので、叶いやすくなるんですって。
この後、角田さんは、実際に映画を撮影できたんだそうです。
印象的な話に
「オワコンと言われる恐怖」
というものがありました。
オワコンとは、終わったコンテンツという意味。
つまり、飽きられたり、時代遅れになったりしたコンテンツのことです。
著者の角田さんは、多くの人気番組を手掛けたプロデューサーですが、年を重ね、いつしかどのプロジェクトにも呼んでもらえない、自分の席が無いという事態に。
人の心は移ろいやすいもの。
しかし、テレビは、広告収入で成り立っているため、その移ろいやすい「視聴率」を上げる必要があります。
そのため、人気や他人の評価は、人一倍気にされる業界です。
しかし、他人の評価だけ生きるって、なかなかツラいですよね(^^;
角田さんは、視聴率に頼らない、新しいビジネスモデルやコンテンツを模索しています。