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「音とことばのふしぎな世界 メイド声から英語の達人まで」 川原繁人 著 岩波書店

音声学のいろいろな研究を分かりやすく解説した本です。
音声学の本としては、取っ付きやすいのではないでしょうか。

音とことばのふしぎな世界――メイド声から英語の達人まで (岩波科学ライブラリー)

川原 繁人 / 岩波書店


著者が若い方のためか、メイドさんの名前のイメージや、日本語ラップの韻の踏み方などなど、若い人にも取っつきやすい内容となっています。
メイドさんがやたら出てくるので、お好きなんでしょうか(^^;

音声学は、世界のあらゆる言語の研究によって発達しましたが、最近ではスマホの音声認識に応用されているんですよね。

音声学の本は、時々、読みたくなるんです。
私の親戚が福岡、名古屋など、違う地域に住んでいて、皆、違う方言を話していたので、小さい時から言葉の違いに興味を持っていました。
小学校の担任の先生が音楽の先生で、鼻濁音にやたらこだわっていたり。
中学校の英語の先生は、英語を音声学と発音記号から教えてくれたり。

外国語は正確に発音できないと通じないし、相手の発音を正確に聞き取ることもできないですよね。
この本によると、映画『マイ・フェア・レディ』では、主人公イライザの発音を矯正するために、発音記号が出てくるとか。
ちょっと見てみたいです(^^)
by june_h | 2016-03-23 17:19 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)