2016年 08月 13日
「前世を記憶する日本の子どもたち」 池川明 著 ソレイユ出版
著書は何度か読ませていただいています。
今回の本は、幼児が話す胎児期の記憶だけではなく、大人が語るそれぞれの前世のケース集のような趣向になっています。
前世を語る人は、ヒーラーやセラピストが多いです。
このような方は、見えない世界が見える方が多いからでしょうし、ご自身が前世療法のセッションを受けることも多いからでしょうね。
「前世はイギリス王の愛人だった」
「今の旦那はツインソウルで、前世でも会っていた」
これらの証言は、もちろん、証明することはできません。
でも、その人にとっては間違いなく真実です。
「前世」が、その人の説明できない恐怖の原因となり、癒すことで、確実に恐怖がなくなるからです。
死後の世界や中間世(前世と現世の間)の話も、人によって違います。
自分で生まれ変わることを決めたという人もいれば、神様に言われて来たという人もいます。
でも、全部、真実なのでしょう。
きっと、いろいろなケースがあるのだと思います。
印象的だったのは、前世が戦国時代の一向集門徒で、織田信長に攻め滅ぼされたという女性の話。
平和を求めた集団のはずなのに、信長勢に兵糧攻めにされて、文字通りの地獄を体験したという話です。
キレイな世界を求めているはずなのに、その反対の出来事を引き寄せてしまうこと、よくあるんですよね・・・・・。