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某独演会にて

声を大にして叫びたい。

「ろくでもない真打より、勉強熱心な二つ目の方がよっぽどマシだ!」

週末、某独演会に足を運んだのでございます。
とにかく今は、落語を一つでも多く聴きたくて、目に付いた高座は人も演目も選ばず、手当たり次第に行こうと思っているのです。

しかし。

出てくる演者みーんな、カミまくり、言い淀みまくり、アーウー言いまくりとはどうしたことでしょう。
やっと真打が出てきたと思って期待したら、やっぱりこの人も同じ。それまで出てきた前座さんたちは、みんなこの人の弟子だから、悪いところまで似ちゃったんですね。
聴いててイライラ。ストレス溜まりまくりで、仲入りで帰っちゃいました。

別に、実力がなくても真打になるのは、大人の事情もあるでしょうから、ある程度仕方ないと思うのです。無理矢理なったところで、お客は正直ですから、客の入りでおのずと実力がわかるでしょうし。
でも、その人が弟子を取って、欠点まで伝染させるのは、カンベンしてほしい。落語界にもお客さんにも良いことない。

あともう一つ我慢ならなかったのは、真打が、脂ぎった白髪混じりのロングヘアだったこと。
別に、学校の生活指導の先生のように「髪を切れ!」とは申しません。ただ、落語って、人間のイラヤシイ部分を笑いにしているところがあるから、それを話して聞かせる人に、生理的にヤだなと感じる部分があったり、清潔感が無かったりすると、楽しめるどころか、背筋がゾッとするんでございます。

・・・・・これから、こういう思いはたくさんするかもしれないけど、いいなと思う話、スゴいなと思う噺家さんに、一人でも多く出会うまでは、めげずに通います!
by june_h | 2007-08-12 12:06 | 雑記 | Trackback | Comments(0)