『えっヘン』 藤田紘一郎 著 講談社

あなたの周りで、アトピーやアレルギーに苦しむ人はいませんか?
日本ではその数がだんだん増えていて、花粉、小麦、卵、牛乳、蕎麦アレルギーはもちろん、最近では、精子アレルギーなんて人もいるそうです。
精子のたんぱく質に過剰反応して、全身発疹ができるそうな。
これじゃあ、子孫は残せないよね。人間として、生物として、だんだん壊れていくような恐ろしさを感じます。

えっヘン

藤田 紘一郎 / 講談社


この本の著者は、「花粉症が広がったのは、度を越した清潔志向のため、日本人の体に寄生虫がいなくなったからだ」という持論に基づき、寄生虫を自分の体内で飼っている免疫学者として有名です。
医療現場から見えてくる現代の日本人について、いろいろ考えさせられるエッセイです。
「健康になるためなら死んでもいい」

タマゴが健康に良いということで、タマゴばかり食べて体を壊してしまったり。抗菌、殺菌、除菌にばかり夢中になって、菌に触れない環境にいることで、かえって抵抗力が弱くなり、病気になりやすい体になってしまったり・・・・・。
生きたいのか死にたいのか、ここまでくるとわけわからん。

以前、「発掘!あるある大事典II」のデータ捏造が問題になりましたが、目の前の医者が、糖尿病のあなたの体に悪いと言っているのに、みのもんたの言う事を信じて黒砂糖を食べてしまう人も。
マスコミが映像や文章にしたものを無条件に信じてしまう、視聴者の私達にも、責任がないとは言えません。

「目に見えるもの」「科学的」なものしか信じない!と言う人は多い。でも、商品を売るために、都合良く割り出された「平均値」や、偏った「情報」を簡単に信じて振り回されて、ムリなダイエットや健康法に勤しむのは、ある意味、宗教的な気がします。

私達の体は数値じゃない!ましてや「平均値」の人間なんて存在しない。もっと、自分の体の声を聞くことが大事なんじゃないかな?こう思います。

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Commented by rudolf2006 at 2007-10-28 10:00 x
june_hさま お早うございます。

「私たちの身体は数値ではない」 その通りだと、私も思っています。平均値から離れているから悪い、のではなくて、私の身体にとって何が問題なのかを診て欲しいものですよね。養老孟司さんも、「数値と平均値でしか診ない」のは、問題だって、色々な著作に書かれていますよね。

「私たちは健康のことを考えるようになって、不健康になった」と思ったりもしているんですが~。

ミ(`w´)彡 
Commented by june_h at 2007-10-28 10:45
rudolf2006さま、おはようございます!
本当にrudolf2006さまに同感でございます。数値ばかり気にして、患者自身を診ようとしない医者が多いように思います。数値が良くても具合や気分が悪かったり、逆に、平均値から著しく外れていても、全然普通に生活できてる人だっていますしね。
by june_h | 2007-10-27 16:07 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(2)