『もやしもん Tales of agriculture』 石川 雅之 著 講談社

農大を舞台に、「細菌やウイルスが肉眼で見える」という特異な能力を持つ主人公、直保が、自分が望むと望まないとにかかわらず、細菌に絡んだ事件に巻き込まれていくマンガです。
今、私の職場で回覧され、みんなハマってます。
アニメ化もされ、現在、フジテレビで深夜に放送されています。もちろん、欠かさず見ています!

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菌が見える少年の話、ということで、マニアックな話なんじゃないかと最初は思っていたのですが、読めば読むほど、菌って、私達の生活には欠かせない、とっても身近な存在だってことがよくわかるのです。
直保くんの目には、アオカビも大腸菌も乳酸菌もインフルエンザウイルスも、上のぬいぐるみのように、すっごくラブリーな存在で見えるのです。ちなみにこの菌は「A.オリゼー」と言って、直保くんの実家で作っている味噌のコウジカビ。直保くんの肩には、いつもこのオリゼーが乗っかっています。

直保くんのように、菌が見える能力が欲しいかっていうと、それは微妙(^^;
耐性菌だらけの病院とか、絶対行けなくなりそうだし。ヘタしたら、自分の部屋にもいられなくなっちゃう可能性もあるし。実生活がタイヘンそう。

「菌」というと、汚い!危険だ!殺菌だ!と騒ぎたくなりますが、味噌も醤油も酒もチーズも、菌の働きナシには造ることができない、大事な発酵食品だし、私達の体にも、全部で100兆の菌が生きていて、体を病気から守ってくれているのです。
こんなことを知ると、人間の都合で「善玉菌」「悪玉菌」に分けたりとか、除菌剤や抗生物質で菌を殺そうとしたりとか、すっごくおこがましいことのように思います。

菌もまた、地球のほかの生物と同じように、常に生存競争にさらされているわけですが、唯一、人間の腸の中では、いろいろな菌が仲良く共存しているそうな。
そう思うと、自分のものだと思っていた体も、自然界からの借り物で、大事にしなきゃなって、考えちゃいます。

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<関連リンク>
テレビアニメ『もやしもん』公式サイト
石川雅之公式サイト

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by june_h | 2007-10-28 10:41 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)