『病気にならない人は知っている』 ケヴィン・トルドー 著 幻冬舎

私達はなぜ病気になるのか・・・・・。

病気にならない人は知っている

ケヴィン トルドー / 幻冬舎


医者に「不治」の心臓疾患であると診断されたが、民間療法で、あっという間に治ってしまった著者。
このときの経験と疑問から、病気とは何か、真の健康とは何か考えるようになり、アメリカのみならず、世界中の治療法の情報を集める。
その過程で彼が知ったのは、健康や病気というものが、世間一般の常識とは、全く違ったものだったということだ。

まず、病気の原因は、菌やウイルスではなく、これらの感染を受容してしまう私達の体にある、ということ。

同じ環境にいても、病気になる人とならない人がいる。病気になる人は、疲れがたまっていたり、不規則な生活や食事をしていたりして、病原菌がはびこるスキを与えてしまったのだ。
病気の原因は、私達の体の内側にあるのだ。

彼は、病気の大きな原因として「体内毒素」「栄養不足」「電磁波」「ストレス」の四つを挙げている。
そして、この四つを防ぐための具体的な方法を羅列している。

「スーパーマーケットで買い物するな」
「ファストフードで食事をするな」
「朝起きたらまずコップ一杯の水を飲め」
「電子レンジは使うな」

こんなリストの中に、
「ストレス解消のために誰彼かまわずに親切にする」
というのがあって、面白いと思った。

人に親切にすると免疫系が刺激され、落ち着いて安らかな気持ちになるのだそうだ。ということは、逆に、人に意地悪したり、悪口を言ったりすると、具合が悪くなるってことだ。
人を陥れた直後は、せいせいするかもしれないが、結局、自分で自分をイライラさせるのを助長してしまうだけのようだ。
こうしたリストは、具体的で、身近で、分かりやすい。
著者は、医者でも体の専門家でもない。すべて自分の足と体で稼いだ情報だ。

彼は調査を進めるうちに、国の欺瞞や、医師と製薬会社の思惑とぶつかるようになった。

アメリカは肥満大国。肥満を減らすために「食べる量を減らして、もっと運動しよう」というキャンペーンを政府が行ったところ、食品業界が猛烈に反対して、キャンペーンを止めさせたこともあるという。
食品業界は、人の健康より商品を売ることのほうが大事だ。消費者より株主の利益を大事にしているので、有害で安い原材料を使って高く売る。業界のロビイストは、グルタミン酸ソーダのような有害な化学物質を「香辛料」と表示できるように、政府に認めさせた。

また、アメリカでは、効果ある民間療法や自然療法が「違法」とされ、施術すると投獄されることもある。
医者以外の人間が、体を「治す」と困るのだ。そのため、これらのセラピストは、ひっそりと開業している。

アメリカ人は、世界の約半分の薬を消費しているにもかかわらず、癌やアレルギーは減るどころか増えている。
薬は症状を抑えることはできるが、病気を根本から治療できない。
むしろ、副作用など、体に害をもたらすほうが大きい。しかし、この事実を、医者や製薬会社が口にすることはない。
治らない薬を売るほうが、いつまでたっても病気は治らないのだから、ずっと薬が売れ続ける。
ワクチンの毒で慢性病が増えれば、一生、病院と製薬会社のお得意様になる人が増える。

「あなたの健康を守りたい」なんてCMで言ってるけど、そもそも健康な人が増えちゃったら、医者と製薬会社は儲からない・・・・・そこに矛盾がある。

「健康産業ではなく、病気産業」・・・・・著者はこうした食品会社、製薬会社をこうバッサリ言う。

今はたっぷり儲けているかもしれない。でも、その儲けは安いもんだ・・・・・それと引き換えに、これから子孫がこうむるであろう甚大な害悪にくらべれば。
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Commented by rudolf2006 at 2008-03-16 07:45 x
june_hさま お早うございます

ここで言われていること、確かにそうだな、と納得です。
薬が売れるためには、その薬を必要とする人を増やさないと行けない、武器を売るためには戦争をしないといけない、軍隊が必要なものにするためには敵を作らないといけない、等々
いずれも、ほとんど言われることがありませんが、私はこの推論が正しいのではないかなって思ったりもしています。
4月は、浪速花形歌舞伎ですが、一応は行くことにしましたが、あまり出しものが良くないです~;;

(ミ*^w^*)彡
Commented by june_h at 2008-03-16 19:04
rudolf2006さま、こんばんわ。
ワクチンと抗精神薬は、特に儲かるそうですよぉ~。ワクチンはほぼ全国民に接種できるし、安定剤や睡眠薬は、一度手をつけるとなかなかやめられないですからねぇ~。
特に、ワクチンは、医者の重要な収入源だから、害があったとしても誰も何も言わないだろうし、病気との因果関係も、調査されないでしょうね。

花形歌舞伎、行かれるんですね~。私も1月の花形歌舞伎に行きたかったんですが、チケットが取れませんでした(T_T)
私も、最近はなかなか見たい演目が無いし、突発的に予定が入ったりして、なかなか切符を取りづらい状態にあって、ちょっと歌舞伎をお休みしていますね。でも、5月の吉右衛門さんの舞台は足を運ぼうと思っています!o(^-^)o
by june_h | 2008-03-13 21:06 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(2)