『デザインの輪郭』 深澤直人 著 TOTO出版

以前、斬新なデザインで話題になった、auの携帯電話「インフォバー」を設計した深澤直人さんのエッセイ(散文?)&対談・鼎談集です。

デザインの輪郭

深澤 直人 / TOTO出版


デザインとは、自己主張の手段でもなく、奇をてらうものでもない。デザイナーの学校では「もっと個性を出して!」と教えるけど、大切なのはそんなことではない。
デザインとは、生活に則したもの。人間の行為に沿って、ストレスを与えないもの。
例えば、人は壁に傘を立て掛ける。そのときの壁は、人にとって「空間を仕切るもの」ではなく、無意識に傘立てになっている。だったら、いっそのこと、壁に溝を入れて傘立てにしてしまおう。こういう発想。

このように、人間の生活上の習慣や無意識的な行為を、どんどん突き詰めて、余計なものを削ぎ落としていけば、洗練された美しいデザインが出来上がるはずだと彼は言います。こういう思想なので、対談相手が俳人だったり茶道家だったりするのはとっても頷けます。
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by june_h | 2008-09-08 21:12 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)