『対談 杉浦日向子の江戸塾』 杉浦日向子 著 PHP研究所

歌舞伎や落語の観点から、江戸の生活を描いた本は、たくさん読んでいたんですが、純粋に江戸時代に関する本って、あまり読んでいなかったってことに、今さらながら気づいたんです(^^;

こういう本を読むことで、もっと歌舞伎や落語を楽しめるんじゃないかしら、と思って手に取りました。

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学校で習った歴史の教科書では、江戸時代は封建社会で、女性に自由はなかったって書いてあったけど、江戸の町の女性はとっても自由!
当時の江戸は、地方からの出稼ぎ者や、参勤交代の武士達がいっぱい。圧倒的に女性が少なかったから、結婚は、女性の超売り手市場でした(笑)。ダンナさんは、料理と育児とマッサージが上手でないと、奥さんに逃げられたそうです(^^;離婚した女性は、自活していたから生活に困らなかったし、子持ちでも再婚相手がたくさんいたから、男に強気だったみたい。

今『篤姫』がブームですが、女性が自由な江戸城下と比べると、なんて窮屈な世界なんだろうと思います。行儀見習いで大奥に上がって、うっかり将軍様の目に止まって、一生お城から出られなくなったとしたら、それは、はたして幸せなことだったのかしら・・・・・。
大奥のお便所の話は、リアルに怖かった(^^;;;本当に何が捨てられてたんでしょうね・・・・・恐ろしい。

あと、私が興味を持ったのは、当時の人の、病気との付き合い方。病気と戦う「闘病」ではなくて、上手に「平癒」して付き合おうとしていたこと。病気は何か知らせたいことがあって暴れているから、用件も聞かずに追い出したら怒るだろうと。気が済んだらお帰りいただくだけ。今の人より、付き合いが上手な気がします。

歌舞伎は、面白いところに行くまで時間が掛かるものなんですが、今度観に行ったら、ついつい流して観てしまう、序盤に注目してみようと思います。ストーリーを追うのではなく、着物や小道具とか、当時の人間の関係性とか、江戸時代の生活を創造しながら、細かい所をもっと楽しもうと思います。

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by june_h | 2008-11-23 22:34 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)