「ゲイ・マネーが英国経済を支える!?」 入江敦彦 著 洋泉社

世界恐慌を救うのはゲイ!かもしれない。

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イギリスのゲイ人口は360万人。これはイギリス在住の有色人種の数とほぼ同じ。「マイノリティ」とは申せ、結構な数。
調査によると、ゲイの学歴や年収は、平均を大幅に上回っていて、消費行動も旺盛。彼らの持つお金は「ピンクポンド」と呼ばれ、市場規模にして十数兆円。企業としても、彼らの存在は無視できないものとして、マーケティングの対象になっている。
イギリスで開催されるゲイのイベントも、トヨタをはじめとした世界的な企業が多数協賛しているのだ。

今まで、同性愛の本、というと、いたずらに興味本位のものか、同性愛者の権利を訴えるものか、病気かどうか議論するものかのどれかが多かったが、「リッチなゲイをぞんざいに扱うのは経済的に損」という観点から書かれているのは珍しいと思った。

一口に「ゲイ」と言っても、「男」「女」というカテゴライズと同じくいろんな人がいる。著者も「ゲイにマスは存在しない」という。でも、気に入ったものにはお金を惜しまない。少なくとも、子供のいるゲイは少ないだろうから、可処分所得は多そうだ。

対して、日本はどうか。
メディアでは、多くのトランスジェンダーなキャラクターが大活躍しているが、同性愛に対する差別がないわけではないだろう。自分の家族が、恋人が、友人が、突然カミングアウトしたら・・・・・まだまだ多くの人が戸惑うだろう。

この本では、たびたびオネエ言葉で同性愛者を揶揄する言葉が出てくるが、これはご愛敬。だって、著者自身も同性愛者なのだから。

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by june_h | 2009-01-29 21:00 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)