「治療は大成功、でも患者さんは早死にした-長生きするための医学とは-」岡田正彦 著 講談社

なかなかインパクトのあるタイトル(^^;でも、なかなか核心を突いたタイトルです。

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著者は、薬や健康診断の効果に、かなり疑問を持っています。だからといって著者は、現代医学反対派でも、民間療法推進派でもなく、れっきとした医者。

手術や健康診断を受けない人の方が寿命が長いとか、糖尿病や高血圧の薬は、長期で飲み続けると逆に死亡リスクが高まるとか、癌の手術や放射線治療を受けても、たいして寿命は変わらないとか、彼がこの本で書いていることはすべて、非常に権威のある医学雑誌に掲載された論文に基づいていることばかり(巻末に参考論文一覧あり)。
それでも、医者がリスクの高い治療を続けるのは、判断基準が「患者や病気の治癒に良いかどうか」ではなく「儲かる治療はどんどんやって、儲からない治療はスルー」なんですね(^^;;;

それと、医者は、「耳鼻科」とか「泌尿器科」とか分割して部分しか診ないから、その部分が治れば、副作用でほかの病気になっても関係ナシ。虫歯の人が、歯の詰めもので中毒症状を起こしたとしても、因果関係が立証されなければ「内科か精神科に行って」で終わり。
そもそも、薬の治験で、どんなに重たい副作用が出ても、糖尿病を軽くする効果があればそれは「糖尿病の薬」ってことになっちゃうんだよね。

でも、こういうことは、一切メディアでは知らされない。メディアのスポンサーには、製薬会社がいっぱいだもの。
しかも、薬のCMも「虫歯予防にフッ素を歯に塗ろう」とか「すぐに体内に吸収されるステロイド」とか、ええっ!?て思うようなキャッチコピーが。怖い怖い。

あなたの家の引き出しに入っている薬箱の中身は、「薬」ではなく、実は「薬という名の毒」かも!?

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by june_h | 2009-02-01 20:31 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)