「偽善エコロジー -「環境生活」が地球を破壊する」 武田邦彦 著 幻冬舎

なんだか突っ込み所満載の本で、途中で「ぶん投げて」しまいましたが、書いちゃいます。

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エコロジー産業やリサイクル業界が、新たな利権になりつつあって、税制やらなんやらで、国民の税金が食い物にされていることは、分かります。
だって、儲からないと「エコ!」「リサイクルぅ~」なんてCMは、しないと思います。

そして、本当に環境のことを考えるなら、リサイクルに熱心になるのではなく、物を大切に使い続け、ゴミをなるべく出さないことが大事っていう意見も、納得できます。

でも「ダイオキシンは安全だ」「洗剤より石鹸を使うのは良くない」という主張になると、とたんに言っていることが怪しくなります。

リサイクル問題については「独自調査」でもデータや数値で説明しているのに、ダイオキシンについては、「ダイオキシンが安全であることを示しているこの論文は素晴らしい」とか、小学生の作文みたいになっちゃうのはなぜ?
「ダイオキシンは微量だから安全だ」っていうけど、急性症状に限った話であって、蓄積された場合の害のことは、気にしてないっぽい。

また、「洗剤より石鹸を使うのは良くない」という根拠の一つに「合成洗剤は化石燃料を使うから良いが、石鹸は牛脂やパーム油など、生き物を殺生するから問題だ」というのが・・・・・どうなんだろ(^^;

そして、何より私が疑問に思うのは、著者の経歴に「内閣府原子力安全委員会委員」ってのがあるんですけど、原子力のことは、ぜーんぜん書いてないのね。

私はこの人に「原子力はエコか?」「原子力は安全か?」って訊いてみたいです。

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by june_h | 2009-05-01 17:54 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)