「合気道とラグビーを貫くもの 次世代の身体論」 内田樹・平尾剛 著 朝日新聞社

内田樹さんと、元神戸製鋼ラグビー部選手の平尾剛さんの対談。

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合気道とラグビーを貫くもの 次世代の身体論
内田先生は、プロスポーツには全然興味が無いのに、なぜかラグビーだけは大好き。周囲は野球だサッカーだ!と騒ぐ中、一人ラグビーの話をして、皆がひくのが面白いらしい(笑)。

平尾さんは、私が唯一知っているラグビー選手で、知的な感じがステキなのよね♪・・・・・と思っていたら、それは平尾誠二さんだったんですね。ヒラオ違い失礼(^^;

私自身、ラグビーで知っていることと言えば、「ドラマ『スクールウォーズ』で、イソップがやってたスポーツ」ってことくらい(笑)。

ラグビーって、スクラム組むフォワードと、トライするバックスは、明確に役割分担されているんですよね。それすら知らなくて、昔、ラグビーやってた人に
「ラグビーやってたんだね♪ガタイいいね♪♪スクラム組んでたんだね♪♪♪」
「オレ、スクラム組んだこと無いんだ」
「え!?なんで!?」
みたいな会話をしちゃったことがあります(確か、この人はハーフだった)。

特に、スクラムを組むフォワードは、結束力が高くて、神戸製鋼には「フォワード会」っていう集まりがあるらしい。練習で身体をぶつけあってると、口に出さなくても、お互いの体調とか、よくわかるらしいので、独特のコミュニケーションがあるんですね。それに対して、バックスは気ままな人が多くて、フルバックは変人揃いらしい(笑)。

平尾さんは、現役時代の経験や、現在のスポーツ科学に基づく練習方法の欠点について語っています。
筋トレが盛んになってから、肉離れを起こす選手が増えている傾向にあるそう。特定の筋肉だけ鍛えると、身体全体の筋肉や動きのバランスが崩れてしまうのね。

平尾さん曰く「武道的な動きをする(時間を先取りして動く)選手」ということで、トヨタ自動車の正面健司選手の名前を挙げていましたが、先シーズンで退部してしまったようで。ちょっと残念です。

今回気になったのは、内田先生の、この言葉。
「具体的な部位の操作や状態に意識を集中すると、ほかのところのこわばりや詰まりが具合よく抜けてくる。何か非常に感知しにくい部位の活動に意識を近視眼的に集中させると、ほかのところがリラックスするんです」

私もこのことをヨガで実感していました。ヨガって、伸ばしている部位だけじゃなくて、同時に他の部位が緩むってことも、とても重要なんです。そんで、歪んだ身体のバランスを元に戻そうとしているのかもしれません。

それから、内田先生、ハル・ブレインのドラムもお好きなんですね(^^;・・・・・山下達郎ファンってのも、なるほどって思いました。
ハル・ブレインは、正確にリズムを刻んでいるんではなく、ちょっと「ズレ」がある。それでグルーヴが増幅されて、聴いている人の身体の動きが激しくなっていくんだと。身体に気持ちいい音って、メトロノームのように正確なリズムなんじゃなくて、ちょっとユラギがあるって、私もなんとなくわかります。

ラグビーも、ちゃんと見たら面白いかもって思いました(^^)

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by june_h | 2009-06-07 21:02 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)