先日、歌舞伎座で、吉右衛門バージョンの『法界坊』を観たので、どんな点が違うのか、とても楽しみにしてた。

But!

ニューヨークに持って行くということで、気負ってしまったのか、ケレンばかりが目立ってしまった印象。
外国人にも分かりやすくという配慮からか、法界坊のコミカルな所ばかりか、悪どさまでも、くっきりはっきりクローズアップした演出。
悪い奴だけど憎めないのがウリなのに、ただの極悪非道な男になってしまっていて、見ているこっちは、ひいてしまう。

「しめこのうっさうさ」ってコミカルな言葉も、ものすごい鬼畜な言葉に聞こえたぞ。

法界坊の一人言は、英語で言ってたけど、英語を使っていたのは、法界坊(勘三郎)だけだったから、一人浮いてしまっている印象を受けた。

実際の舞台を観たら、印象はもっと違うと思うけど、テレビで観た限りでは、残念ながらイマイチ!

でも、勘三郎さんが素晴らしい役者であることには変わりない。これからもどんどん冒険して、いろいろな舞台を作っていってほしいと思う。


<関連リンク>
中村屋公認ホームページ
ウイークエンドシアター 平成中村座ニューヨーク公演2007「法界坊 隅田川続俤」(NHK)
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by june_h | 2007-09-07 17:56 | 歌舞伎 鑑賞 | Trackback | Comments(0)