2017年 11月 07日 ( 1 )

「ハコちゃん」の本は、一度読みたいと思っていたけど、この本はテープの書き起こしのようで、読みやすくて良かったです。
人生の価値観について、いろいろ考えさせられました。

大人のお作法 (インターナショナル新書)

岩下 尚史/集英社インターナショナル

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昔の芸者遊びとかって、今と全然、概念が違うのね。

今はいかに安くお金を使わずに楽しむかに血道を上げている人が多いけど、花街は、自分の度量を見せるためになるべく金を多く使う場所で、汚れた金を「捨てる」場所だったんですね(^^;
お酒やお料理の値段が、品質やサービスと必ずしも合ってないのは、そういうことなのね。

それから
「骨董品や美術品を投機目的で買うならまだしも、誰にも理解されないようなものを集めるのは、妄執以外の何物でもない」
という言葉。

私は、投機目的で集めるなんて、その物に対する愛やリスペクトが無いし、むしろ誰にも理解されない物に価値を感じる方が、愛を感じるのですが(^^;
確かに、悪く取れば、単なる我執ですよね。
そういう側面もあると、肝に銘じておかなければ・・・・・。

本居宣長の、次の言葉が良かったです。

「欲ト情トノワカチハ、欲ハタダネガヒモトムル心ノミニテ、感慨ナシ。情ハモノニ感ジテ慨歎スルモノ也。恋ト云モノモ、モトハ欲ヨリイヅレドモ、深ク情ニワタルモノ也」

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by june_h | 2017-11-07 19:30 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)