カテゴリ:ホメオパシー( 17 )

江戸時代、「蝦蟇(がま)の油売り」という商売がありました。
売っていたのは、ヒキガエルの腺の分泌物「蟾酥(せんそ)」が入った軟膏。

この軟膏を売るために、香具師は、こんな口上を述べながら客寄せをします。

「さあさ、お立ち会い。御用とお急ぎでない方は、ゆっくりと聞いておいで。
遠目山越し笠のうち、物の文色と理方がわからぬ。
山寺の鐘は、ごうごうと鳴るといえども、童子来立って鐘に鐘木をあてざえば、鐘が鳴るやら鐘木が鳴るやら、とんとその音色がわからぬが道理。・・・・・」


蟾酥には、強心作用、血圧降下作用、冠血管拡張作用、胃液分泌抑制作用、局所麻痺作用、抗炎症作用等があります。
ヒキガエルの腺の分泌物にある毒素・薬理作用のある物質を総称して「ブフォトキシン(Bufotoxin)」と呼びます。

ホメオパシーでも、ヒキガエルの腺の分泌物から作られているブーフォ(Bufo)と呼ばれるレメディがあります。

口上の中には、こんな一節があります。

「赤いは辰砂、椰子の油、テレメンテエカにマンテエカ、金創には切り傷。効能は、出痔、イボ痔、はしり痔、横痃、雁瘡、その他、腫れ物一切に効く。」

これは、ガマの油の他に、軟膏の中に入っている成分と、軟膏の効能を言っています。

辰砂(しんしゃ)は、硫化水銀。
朱肉などの朱色の顔料や、漢方薬の原料として使われていました。
ホメオパシーでは、シナバリス(Cinnb.)と呼ばれるレメディの原物質です。

テレメンテエカは、テレピン油のこと。松ヤニを蒸留して得られる精油。
古くから傷に対する塗り薬として使われ、現在でも、ヴィックスヴェポラッブの主成分の一つです。
ホメオパシーでは、テレビンシーナ(Ter.)と呼ばれるレメディの原物質です。

横痃(よこね)は、梅毒による鼠径部の腫れのこと。

その他、マンテエカは、バターのこと。金創は、刀傷。雁瘡(がんがさ)は、皮膚炎のことです。

ホメオパシーで、ブーフォ(Bufo)とシナバリス(Cinnb.)は、抗梅毒レメディ。
横痃は、梅毒でできるものですから、「横痃に効く」というのは、理論的にありえるかと思います。

ただ、売っていた「蝦蟇の油」に、本当にガマの油が入っていたかどうかは、わかりませんが・・・・・。

蝦蟇の油の効能を見せるため、香具師は、自分の腕を刀で切って軟膏を塗り、傷がたちどころに治るのを見せます。
でも、本当は、腕を切ったフリをして、血糊を付けただけだったそうです。
傷が「なくなる」のは、当たり前ですね。

落語「蝦蟇の油」では、香具師が酔っぱらって、自分の腕を本当に切りつけてしまい、ガマの油を塗っても血が止まらない・・・・・というのがオチです(^^;
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by june_h | 2014-07-30 09:19 | ホメオパシー | Trackback | Comments(0)

私が一番好きな落語『紺屋高尾』。
あらすじは、こんな感じ。

紺屋で生真面目に働く染物職人 久蔵は、吉原で花魁に一目惚れして恋煩い。
しかし、その花魁は、人気ナンバーワンの高尾。
久蔵の身分と財力で、おいそれと会えるような女性ではない。

諦め切れない久蔵は、3年間、必死で働いて金を貯め、ついに彼女に会いに行く。
夢のような一夜を共に過ごして
「今度はいつ来て くんなます?」
と訊ねる高尾に「3年後」と答え、これまでのいきさつを話す久蔵。

高尾は、久蔵の真面目さと一途さに感激して、年季奉公が明けたら、必ず、あなたの所に嫁に行くと約束。
はたして、彼女は久蔵に嫁ぎ、二人で営む紺屋は大繁盛。メデタシメデタシ・・・・・。


逆シンデレラのような話ですが、私は、なぜだか久蔵に感情移入してしまいます(^^;

当時の江戸は、日本全国から、諸藩の武士達が駐在に来るので、女性が少なかったそうです。
男性達は、楽しみと安らぎを求めて遊廓の吉原へ。
そんなわけで、梅毒が大流行り(^^;
江戸時代の墓を発掘調査して人骨を調べたところ、梅毒の罹患率が50%だったとか!

吉原の遊女達も当然、梅毒にかかったり、命を落としたりする者も多かったそうで。

ホメオパシーでは、梅毒は特に重要。
進行スピードが速かったり、破壊的だったりする特徴を持つ病気や体質を
「梅毒傾向(スフィリティック)」
と呼びます(本人が実際に梅毒にかかっているというわけではありません)。

紺屋で使われていた藍は、抗菌作用がある植物。
ホメオパシーでは、バプティシア(Bapt.)というレメディの原料です。
このバプティシア(Bapt.)は、
「ホメオパシー版抗生物質」
と、俗に言われます。

スフィリティックな花魁が、抗菌作用の藍たっぷりの紺屋に嫁いだことに、なぜだか運命を感じてしまうのは、きっと私だけでしょう(^^;
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by june_h | 2014-07-18 12:45 | ホメオパシー | Trackback | Comments(0)

この前、『笑っていいとも!』で、元力士の方々が「力士あるある」を披露していました。
で、その中で、こんなことを言っていました。

「力士は、土俵で稽古しているうちに、足の裏がひび割れて出血する。
昔は、亀裂にアロンアロファを注入していた。
もっと昔は、コールタールを塗り込んでいた。
コールタールは道路工事をしている人から分けてもらっていた。」

これを聞いて、なるほどなーと思いました。
ホメオパシー的にも納得できるからです。

ホメオパシーでは、コールタールから作るペトロリューム(Petr.)というレメディがあります。
このレメディの特徴がまさにこの、皮膚の亀裂による出血!

アロンアルファも、石油から合成して作っているでしょうから、大きなククリで言えば、コールタールと同じ仲間ですね。

民間療法は、経験の積み重ね。
一見、理屈がよくわからなくても、見方を変えればスジが通っていること、よくあります。

・・・・・でも。
良い子は、アロンアルファやコールタールを足の裏に塗らないでください(^^;

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by june_h | 2014-01-15 12:36 | ホメオパシー | Trackback | Comments(0)

ユングの患者であり、弟子であり、愛人だったザビーナ・シュピールライン。
映画「危険なメソッド」では、ザビーナが発作を起こして、ユングのいる病院に運ばれてくるシーンから始まります。
その後に続く、ユングの診察。
ザビーナの様子を見ていて、私は、こんなふうに思っていました。
「あー、この人、ベラドーナ(Bell.)かハイオサイマス(Hyos.)だ」
と。

Bell.とハイオサイマスHyos.は、よく似たレメディです。
彼女を見ているうちに、薬効書に書いてある言葉が、ガンガン浮かんで来て。
どっちかなーと思いながら見ていて、結局、Hyos.という結論になりました(笑)。

彼女の状態は、ざっとこんな感じでした。


・押さえつけておかないと暴れる
・目と歯を剥き出しにしている
・不随意の手の動き
・興奮
・猫が見える幻覚
・水に飛び込んで自殺しようとする
・食べ物を手でぐちゃぐちゃにする
・背景に父親に対する失恋


Hyos.の薬効書には、こんな症状が書いてあります。


「躁状態。手に負えないほど」
「目が据わっており、居合わせている人をにらみつける」
「発話に支障がある」
「極めて落ち着きがない」
「痙攣によって手足が大きく曲がり、湾曲した身体が高く投げ出される」
「晩、寝入った直後に、激怒して自分に飛びかかってくる猫達の夢を見てひどく不安になる」
「頭や顔や鼻を手探りするように軽く叩いたり、寝床の上で寝具を引っつかんでもがいたりする、瀕死の人のよう」
「絶望し、自殺したくて水の中に飛び込もうとする」
「たえまなく続く焼けるような熱の中、叫びつつ、呼吸が苦しく、両手を荒々しく動かす」
「嫉妬を伴う失恋」

女優のキーラ・ナイトレイさん、素晴らしい演技でした。
きっと、実際の症例記録を読んで、役作りしたんだと思います。
ザビーナさん、ユングのトコに行って、グチャグチャの関係になってSMの真似事なんてするより、ハーネマンのトコに行ってHyos.一粒飲んだら、とっとと治っていたんじゃないかと、ミもフタもないことを考えてみたりする(^^;;;
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by june_h | 2012-12-18 13:18 | ホメオパシー | Trackback | Comments(3)

『匂いの人類学』という本を読んでいたら、あの、心理学の父、フロイトさんの興味深い病歴がありました。

匂いの人類学 鼻は知っている

エイヴリー ギルバート / 武田ランダムハウスジャパン


フロイトは、人間の心理と性的衝動を結び付けた理論を唱えましたが、嗅覚と性欲は無関係だといったそうです。
でも、例えば、体臭でムラムラっと・・・・・ということもあるだろうし(笑)。全く無関係だとは、考えにくいですよね(^^;

著者は、フロイトが嗅覚鈍麻だったからではないかと考えています。
彼の病歴は、ざっとこんな感じです。

■33歳でインフルエンザに感染。それ以来不整脈に苦しむ。
■膿汁や鼻糞などの分泌物でしばしば鼻が詰まる(副鼻腔炎の症状)。そのため、鼻甲介の一部を切除・焼灼。
■片頭痛に苦しんでいたので、コカインを鼻から吸引して治療。
■ヘビースモーカー(1日に葉巻20本)。
■74歳で顎の癌。

フロイトさんは、ドイツ人なので、ホメオパシーも当然ご存知だったと思うのですが、受けている治療は、バリバリのアロパシーですね(^^;

彼の病歴から、こんなふうにレパトライゼーションしてみました。
#2080 麻酔薬・睡眠薬・麻薬による悪化
#1708 冷えた(風邪の)後に悪化
#578 乾いた(鼻汁の出ない)コリーザ
#619 化膿性の鼻汁
#1694 周期的に悪化
→Lyc.

なかなかオモロイ結果が出ましたよ!
ライコポディアム(Lyc.)は、権威主義者のレメディ。強い者にへつらい、弱い者には厳しく接する傾向がありますが、根底には、自分に対する自信の無さがあります。

フロイトの理論は、父性が強く、父親による抑圧を乗り越えることが必要だと言いました(エディプスコンプレックス)。
父親に対する葛藤が強かったんじゃないかな?って、レメディからも想像できます。

この本には、分類学の父、カール・フォン・リンネについても書いてありました。
リンネは、匂いがあるものには必ず薬効があると考えていたそうです。
リンネは、なんでも分類してしまう「分類魔」だったそうで、同僚の研究者達も「分類」していたんだそうな(^^;
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by june_h | 2012-11-23 12:53 | ホメオパシー | Trackback | Comments(0)

もうすぐNHKの医療クイズバラエティ番組『総合診察医 ドクターG』の新シリーズが始まります。
海外でも評価されている番組なんだそうです。

この番組は、ある症例VTRを見て、何の病気か当てるクイズ番組。
出題者は、実際にこの症例の治療を担当した医師。回答者は、インターンの医師4名です。
どちらも専門家なので、正解が「異所性子宮内膜症」とか「オウム病」とか「フィッツ・ヒュー・カーティス症候群」とか、聞き慣れない病名ばかり(^^;

でも、すごく勉強になるんですよ!

まず、この番組の回答になるような病気は、局所的な症状だけではなく、体全体の症状を見ないとわからない病気ばかりです。
熱が下がらないとか、肩が痛いとか、ヒントが小出しにされていきます。

そして、わかりやすい病理の説明があること。
インターンが間違った病名を出しても、その病気についての病理的な詳しい解説があります。

それから、医者の診断方法がよくわかること。
例えば、昏睡状態の場合、原因を考える時、「アイウエオチップス」を使います。
A: alcoholism:急性アルコール中毒
I: insulin:インシュリン
U: uremia:尿毒症
E: endocrine:内分泌
O: oxygen, opiate:低酸素血症、麻薬
T: trauma, temperature:外傷、体温異常
I: infection:感染症
P: psychiatric, porphyria:精神疾患、ポルフィリア
S: syncope, stroke, SAH:失神、脳卒中、くも膜下出血
(出典:ウィキペディア)

この中から、可能性の低いものを消去していき、残ったものから対処を考えるのです。

私はこの番組を見ながら、ホメオパシーのレメディだったら何になるんだろうと考えます(笑)。

例えば、ある日の回答だった「ウェルニッケ脳症」の場合。

ウェルニッケ脳症は、ビタミンB1の不足やアルコールの摂り過ぎなどで、めまい、複視、歩行障害、意識障害などが起こる病気です。
昏睡状態になって救急で運びこまれた患者の中には、ウェルニッケ脳症であるにもかかわらず、見過ごされている例もあるのではないか、どのこと。

これらの症状をレパトライゼーションすると、こんな感じです。
1 : 815# 3. 全般 - 1. 精神 (および気質) - 4. 識覚 (意識) - めまい(目がくらむ) :
2 : 52# 1. 部位 - 1. 頭部 - 4. 視覚 - 複視 :
3 : 1025# 3. 全般 - 3. 全般 - 1. 全般 - 動き - 困難な : - 歩行時によろめく(足取り) (運動失調) :
4 : 1768# 4. 基調 - 1. 基調 - 4. 飲食物から - アルコール飲料 - 全般:(+悪化 アルコールで) :
5 : 820# 3. 全般 - 2. 睡眠 - 1. 睡眠 - 朦朧としている(酩酊したような;目覚め、もしくは目を覚ましていることが困難) :
6 : 811# 3. 全般 - 1. 精神 (および気質) - 3. 記憶力 - 劣った(低下した、失った) :
→Bell. Verat. Stram. Hyos.

ベラドーナ(Bell.)とか、ハイオサイマス(Hyos.)とか、ストロモニューム(Stram.)とか、ナス科のレメディが多いです。
ナス科のレメディは、自律神経系の症状だけではなく、脳神経系の症状にも出て来るみたいですね。
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by june_h | 2012-06-04 12:36 | ホメオパシー | Trackback | Comments(0)

卒業しました!

先日、ホメオバシーの学校を卒業しました。

縁あって学ぶことになったわけですが、それにしても、4年は長かった・・・・・。
でも、短くも感じています。
まだまだ勉強することいっぱいだし(^^;

2年目くらいまでは、毎日、学校辞めたいとも思っていました。
だって、仕事との両立が大変なんだもん(^^;

こうして、学生生活をなんとか続けてこられたのは、一緒に勉強した友達のおかげ。
いつも席を取ってくれたり、一緒にご飯を食べたり、勉強会をしたり。
試験に受かるとか、卒業するとかも、もちろん大事だけど、こうして皆と一緒に乗り越えた一日一日が、私の宝物です。

勉強以外にも、募金活動をしたり、果ては、卒業式で演劇&歌の余興まで、皆とやってしまいました(^^;;;

ホメオバシーは、なかなか知られていなくて、バッシングを受けることもあるけど(笑)、私が勉強を続けてこられた理由は

面白いから!

の一言に尽きます。

飽きるってことが全然無い!奥深いのです。
自分でもビックリします。
誰に頼まれなくても、損得など関係なく、一生やっているような気がしています(^^;


(この話、まだまだ続きます)
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by june_h | 2012-03-27 22:05 | ホメオパシー | Trackback | Comments(4)

この前、テレビをつけたら、『ザ・ベストハウス123』の番組で、エクソシスト特集をしていました。
その中で、最近の有名な悪魔憑き事件として紹介されたのは、2010年に起こった、中米トリニダード・トバコの学校で発生した集団悪魔憑き事件。
Guardianのサイトに記事が掲載され(今はありません)、Foxnewsには、概要が残っています。

Panic Strikes Trinidad and Tobago School After 'Devil Attack'

ほかの記事からも詳細を参照したところ、事件の概要は、次のようなものでした。

①中米トリニダード・トバコの複合学校で、17人の女生徒が、昼食後、原因不明の発作に襲われた。
②最初に頭痛と吐き気が起こった。
③目玉がグルグルと回り出して、視線が上に飛び、地面を転げ回った。
④皆、非常に力が強く、喧嘩を始めた。その結果、打撲傷を負った。
⑤奇妙な言葉で喋り始めた。
⑥そのうちの2人は、繰り返し手すりから飛び降りようとした。
⑦そのうちの何人かは、意識が半分無い状態だった。
⑧彼女たちの中の「悪魔」に話しかけると「娘たちの命が欲しい」と言った。
⑨近くのカトリック教会の神父が学校へ来て、彼女たちに聖水を振りかけ、祈りをささげた。
⑩このような発作を起こすような物質は見つからなかった。

これらの再現ドラマを見ていて、ハタと気付きました。

・・・・・この状態、ベラドーナ(Bell.)と同じじゃん!?

ホメオパシーで、ベラドーナ(Bell.)と呼ばれるレメディがあります。
このレメディの薬効書(マテリア・メディカ)が、ホメオパシー創始者のハーネマンによって作られましたが、この中の症状にあるものばかりだったのです。

例えば、こんな感じです。


②頭痛と吐き気
「激しい頭痛」
「頭の中が回っているよう、吐き気を伴うめまい」

③目玉がグルグルと回り出して、視線が上に飛び、地面を転げ回った。
「眼球が痙攣したようにぐるぐる回る」
「寝床であちこちに動き回る」
「全身の向きをひっきりなしにあちこちに変える」

④皆、非常に力が強く、喧嘩を始めた。その結果、打撲傷を負った。
「憤激。自傷および他傷行為をし、暴れまわる」

⑤奇妙な言葉で喋り始めた。
「つじつまの合わないことや意味不明極まりないことをしゃべる」
「次から次へと意味不明なことを早口にしゃべる」

⑥繰り返し手すりから飛び降りようとした。
「高所から飛び降りる」

⑦意識が半分無い状態だった。
「意識喪失。夢の中にいるかのように座っていた」

⑧「娘たちの命が欲しい(要は自分を殺すということ)」と言った。
「周りにいる人に、自分を殺してくれと頼む」


ベラドーナのレメディの元の物質(原物質)は、セイヨウハシリドコロと呼ばれる植物。
この植物を摂取すると、幻覚・譫妄状態を起こしますが、薬としても使われています。日本薬局方には「ベラドンナコン(ベラドンナ根)」が生薬として登録されています。

ホメオパシーは、「似た症状を出すものが似た症状を治す」という考え方なので、

セイヨウハシリドコロを摂取して出た症状=ベラドーナ(Bell.)のレメディで治すことのできる症状

ということになります。

ベラドーナの薬効書には、セイヨウハシリドコロを摂取した時に現われた症状が書かれています。
ということは、もしかしたら、彼女達の昼食に、セイヨウハシリドコロや、それとよく似た症状を出すヒヨスの葉っぱが入っていたのかもしれません。

さらに言えば、

⑨彼女たちに聖水を振りかけ、祈りをささげた。
→ベラドーナは「狂犬病」のレメディとも言われています。水を大変嫌います。


ベラドーナのレメディを飲んだら、よく効いたんじゃないかな?・・・・・悪魔の仕業でなければ。
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by june_h | 2012-02-11 12:46 | ホメオパシー | Trackback | Comments(0)

ドラマでも大変話題になった漫画「Jin -仁-」は、時代物、SFという他に、医療モノとしても楽しめます。ちゃんと、医学部教授の監修者がいるので、手術シーンもリアルです。

14巻に、興味深い症例?がありました。
勝海舟の妻民さんの具合が悪くなって、南方仁が見舞うシーンです。
お民さんの症状を見て、まず、お民さんはこう言いました。
右の目の奥が痛んで 頭痛もするんです。
目がかすむし 物が二重に見える時も

南方先生は、こんなふうに診断していました。
右目の瞳孔が拡大し左側より大きい
また対光反射も消失している
右目には眼瞼下垂症状も出始めている
動神経麻痺!その原因としては糖尿病があるが瞳孔所見が乏しいのが糖尿病性の特徴だ…
だとすればこれは、くも膜下出血の前兆!

これを、目に見える部分だけの症状のみで、レパトライゼーションすると、こんな感じになります。

1 : 16# 1. 部位 - 1. 頭部 - 2. 内頭部 - 内頭部、全般 :
2 : 26# 1. 部位 - 1. 頭部 - 3. 目 - 瞳孔 - 散大している :
3 : 48# 1. 部位 - 1. 頭部 - 4. 視覚 - 弱い(衰え、ぼやけ、不明確)視力 : - はっきり見えない(ぼんやりしている、かすんでいる) : (+霧、もや、霞、のような)
4 : 52# 1. 部位 - 1. 頭部 - 4. 視覚 - 複視 :
5 : 32# 1. 部位 - 1. 頭部 - 3. 目 - 眼瞼 : - 上の :
6 : 1315# 3. 全般 - 3. 全般 - 6. 皮膚全般 - 無緊張(たるみ、弛緩、垂れ下がり)、皮膚(および肉)の :
→Hyos. Lyc. Verat.

民さんの症状の原因は、頭部の動脈瘤だったわけですが、ハイオサイマス(Hyos.)もライコポディアム(Lyc.)もヴァレチュームアルバム(Verat.)も、循環器系に作用するレメディ。ちゃんと、原因を示唆するレメディが出てきていたわけです。

ハイオサイマス(Hyos.)は、また、嫉妬で症状が悪化するレメディですが、夫の勝海舟は、家のお手伝いさんに次々と手を出していて、お民さんは「妻妾同居」のような状態を強いられていたそうです。
そこでさらに、嫉妬で悪化するルーブリックを追加すると・・・・・

1 : 16# 1. 部位 - 1. 頭部 - 2. 内頭部 - 内頭部、全般 :
2 : 26# 1. 部位 - 1. 頭部 - 3. 目 - 瞳孔 - 散大している :
3 : 48# 1. 部位 - 1. 頭部 - 4. 視覚 - 弱い(衰え、ぼやけ、不明確)視力 : - はっきり見えない(ぼんやりしている、かすんでいる) : (+霧、もや、霞、のような)
4 : 52# 1. 部位 - 1. 頭部 - 4. 視覚 - 複視 :
5 : 32# 1. 部位 - 1. 頭部 - 3. 目 - 眼瞼 : - 上の :
6 : 1315# 3. 全般 - 3. 全般 - 6. 皮膚全般 - 無緊張(たるみ、弛緩、垂れ下がり)、皮膚(および肉)の :
7 : 1756# 4. 基調 - 1. 基調 - 3. 精神 - 妬み・嫉妬 :
→Hyos.

ハイオサイマス(Hyos.)だけになりました。

・・・・・勝海舟の女癖が、お民さんの病気を悪化させていたのかも。なんてね(^^;
実際の民さんがこんな病気を患っていたのかは存じませんが、患者のモデルがいることは確かでしょうね。
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by june_h | 2011-09-30 13:00 | ホメオパシー | Trackback | Comments(0)

ドラマが好きだったので、映画『のだめカンタービレ 最終楽章 前編&後編』も観に行きたかったんですけど、「どうせテレビでやるよね」と思ってテレビ放映を待っていました(^^)
のだめカンタービレ 最終楽章 前編&後編のだめカンタービレ 最終楽章 前編&後編
この前のテレビ放映で、以下、思ったこと。
■ちょうど前編の裏番組だったドラマ「Jin」では、小出恵介はキリッとした侍なのに、「のだめ」では「千秋さまぁっ」と叫ぶオカマちゃんなので、ギャップが(笑)。

■千秋役の玉木宏の指揮が、だいぶ上手になった!

■原作を一通り読んだはずなのに、全然覚えていない私(^^;


・・・・・さて、のだめちゃんのキャラを見ていると、つくづく
「のだめちゃんってソーファー(Sulph.)だよね」
と思います。

昔、学校で、Sulph.のレメディの特徴をこんなふうに教わりました。

■だらしない、片付けられない
のだめちゃんの部屋は、ゴミ屋敷だし。

■食欲旺盛、食い意地張ってる
他人の弁当を盗み食いしてたし。

■自己中心的、変わり者
言うまでもなく(^^;

■風呂嫌い
これも言うまでもなく(^^;;;

■天才肌、なんでも追究する
ピアノの腕前は、天才的!

■感情がよくわからない
自分の気持ちがなかなかわからなかったねぇ。

■秩序立てて考えることが嫌い
あんまり論理的じゃなさそうだし。

■猫背
「のだめ」をやってる上野樹里は、なぜだか猫背。

九州に、のだめのモデルになった「リアルのだめ」がいるそうですが、きっと、ソーファーな人なんだろうなぁ。

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by june_h | 2011-05-05 18:19 | ホメオパシー | Trackback | Comments(2)