カテゴリ:観劇 観戦 コンサート レポート( 183 )

「半分くらいしかわからなかったけど、なんだか最後は感動した!」
野田作品初体験だった妹の感想です。
妹が、
「終わった後も、寝るときも、次の朝も、一週間後もそのことでアタマがいっぱいになるような芝居が見たい!」
と言ったんで、連れてきてみました。
しかし、
「これってシ○○・○・○○○○○○○ちょっと入ってるよね」
と、妹にはネタ元が割れてしまったので、それほどの衝撃はなかったらしい。
今度は三谷作品に連れていくかな(^^;;;

野田秀樹のお芝居は、言葉遊びとか、連想ゲームとか、メタファーに溢れてるっていつも思うの。ただのサムいオヤジギャグじゃなくて、メタファーの一つ一つが生々しくて、体にナタがドスンドスン突き刺さるような衝撃を覚えます。日常にある、なんてことない言葉や音や道具が、恐ろしいまでに生々しい意味を持って、私達の五感に突きつけられるのです。

小道具に使われてた、黒くて細い、背もたれがとても長い椅子、どっかで見たことあるなーって思ってたら、バレエの『ボレロ』で見たやつだ!最近亡くなったコリオグラファーのモーリス・ベジャールのバージョンのやつで、周りをグルって取り囲んだ男性達が使ってた!もちろん、この椅子も効果的に使われていて、終盤で恐ろしい道具に変わります。

「青い空」「蒼き狼」のように、語られている言葉は寒色系なのに、実際に舞台で起こっているのは、鮮血に満ちた、血ナマ臭いことばかり。だからこそ、最後に舞台が青で満たされたときの開放感といったら!同時に深い感動が胸に広がりました。

服をキル(着る)ことは生キル(生きる)こと。
テムジンが次々と作り出す服は、恐怖とか欲望とか抑圧とか運命とか、いろいろなものの象徴。
人は誰しも裸で生まれ、生きるために服を着る。そして、再び生まれたままの裸の姿で死ぬために、一生懸命服を脱ごうともがきながら、生きて行くものなのかもしれない。

P.S.
開演前、渋谷の韓国料理屋、「とんちゃん」で腹ごしらえ。
石盤の上で焼く豚トロや三枚肉、キムチ鍋もよかったけど、チヂミがサクサクフワフワの絶品でした!今度は石盤で焼く、焼き飯も食べたいな♪


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by june_h | 2007-12-15 20:04 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback(1) | Comments(4)

鴻上さんの新作目当てで足を運びました!

今回のテーマは監視カメラ。入り口にも監視カメラ(らしきもの?)を置く演出が。街中に無数に置かれた監視カメラがあることで、見なくていいものが見え、見なければならないものが見えなくなっていく・・・・・。
暗転や場面転換もテンポ良く、若さと勢いとスピードを感じました。

旗揚げ準備公演にふさわしく、それぞれの役者さんに必ずスポットが当たる良い芝居でした。そんなわけで、今回は、役者さん達を中心にレポします。


■姫岡隆司:山崎雄介
主人公は、セリフも出演シーンも多くて大変!鴻上さんのお芝居は更に、モノローグも多いから、セリフを覚えるのは本当に大変だったと思います。芝居が始まる前の、携帯電話の注意事項から始まって、お疲れ様でした!千秋楽まで頑張ってね!


■長谷川寛太:渡辺芳博
この中で一番上手だった。そんでもって、一番トシ?(^^;
彼を見ていると、大高さんをすごく思い出します。っていうか、大高さんがハマりそうな役をやっているせいかな。劇中劇の『天使は瞳を閉じて』モドキでも、マスターの役をやっていたしね。


■泉水文緒:小野川晶
この中でヒロインをやるなら、彼女以外にいないでしょう。でも、鴻上作品のヒロインは、みーんなトラウマがデカい子ばっかしだから、タイヘンだぞ(笑)。
ミニスカ姿がまぶしかったです♪←なぜかオヤジ目線(^^;
姿勢とか歩き方とか立ち居振舞いを勉強すれば、もっと美しくて魅力的な女優さんになると思います♪


■坪井卓矢:三上陽永
「自分の頭で考えない人」「人の気持ちが想像できない人」の憎まれ役二つで、結構責任重大。もっとイヤらしさがあってもいいぞ!


■上島ゆか:大久保綾乃
裏ヒロインって言ってもいいかな。結構しんどい役だったと思います。
鴻上さんのお芝居で、セックスに誘うシーンって、どうしてこう同じようなキャラで、同じようなシチュエーションになっちゃうんでしょ?照れ隠し?真面目だから??
個人的なことですが、彼女、前の会社の後輩にものすごく似てて、「とうとう劇団に転職しちゃったの!?」なーんて、芝居が始まる前に舞台でストレッチしていた彼女をガン見してしまいました。もちろん、人違いでしたが。彼女を見るたび、その後輩を思いださずにはいられませんでした。


■荻野美紀:高橋奈津季
劇中でも背の高さでイヂられてましたが、本当に背の高い女性。長い手足で踊ると舞台映えしますね。踊りに磨きをかけていってくださいね♪


■蒲生敬一:小沢道成
オカマちゃんで、天使の羽根付けて、「彼女」の一言一言にお客さんがわいてました!一番、美味しかった役だと思います。でも、役の力だけではなくて、彼自身の力量や個性も感じました。
文緒をいじめる同級生役も、本当に上手でした。カメラに映っているときと、そうでないときのギャップが、もっとあっても良かったと思います。


■林敦子:佐江木れいみ
一生懸命踊って、笑ってっていう一生懸命さが、ものすごく伝わってきた役者さんでした。真面目な方なんだな・・・・・そんな印象があります。


■内藤政雄:内海正考
今回の役者さんで、一番気になった役者さんでした。だって、一番ぶきっちょそうだから(笑)。
演劇の練習で、美紀を抱きしめるシーン。顔は一生懸命彼女に近づけていたけど、体は逃げてたぞ(^^;
恥ずかしそうにやっちゃうと、かえってイヤらしくなっちゃうから、私もつい、うつむいてしまった。
もっとひらきなおっちゃえ!カーテンコールでは一番、笑顔がステキでした!
稽古場日記を読むと、よく食べる役者さんだそうですね。確かに、メガネかけてると、大食いのジャイアント白田くんに、似ているような似てないような・・・・・。


■吉田慎介:杉浦一輝
坪井卓矢(三上陽永)くんと、ちょっと似てますね。私がこの中にいたら、たぶん、彼のポジションなんだろうな・・・・・癒し系?宇宙人?。だから彼には、意地でも大化けして欲しいっす!


P.S.
夕飯にパンを買っていったら、ロビーが無い劇場でした(笑)。最近、歌舞伎と落語とか、客席内飲食OKな場所ばっかりだったんで、劇場とは本来、飲食NGだってことをすっかり忘れてました(^^;仕方なく、駅前までユーターンして、佐世保バーガー屋さんでジューシーなハンバーガーをいただきました♪ ついでに、店員さん&ほかのお客の目を盗んで、買ったパンも食べちゃいました(笑)。 ←盗めてないと思う。
中野とか高円寺とか、独特の雰囲気がありますね。線路沿い、小さなバーや喫茶店。店長コダワリの内装。タバコの匂いが染み付いたカウンター・・・・・。人間が住んでる町って感じです。


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by june_h | 2007-12-01 12:37 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(0)

文句なし!おもしろかった!
三時間以上の芝居だったけど、ホントにあーーーっと言う間。ずっと笑いっぱなし。

つまらない芝居は、ここが悪い、あそこがイマイチ、と分析的に見てしまう。
良い芝居でも、少しは別のことを考えてしまうもの。
この芝居は、別のことを考える余裕もない!ずっと舞台に釘付けなんだけど、全っ然疲れない。

今回、三谷作品初観劇でしたが、どうして今までの私は敬遠してたんだろ(^^;;もったいないことをしていました。

三谷さんのお芝居は、本当、一人一人のキャラの持ち味を、最大限に生かしてる。
バイタリティがあるけど行き当たりばったりな音二郎役のユースケ。
美人でお茶目で聡明な貞奴役の常盤貴子。
そして、三谷作品には欠かせない、よきツッコミ姉御の戸田恵子。

今回、私が一番惹かれたのは、脚本家役の堺雅人。
彼は、テレビで見ると、神経質そうなところが目につくけど、舞台で見ると色気全開!とにかく、声がいい!
なにげに堺さん、浅葱色の羽織を着てた(笑)。山南?・・・・・細かい(^^;;;

そして、もう一人の「堺」正章。すっごく重要な役だけど、ノドの調子が悪そうだった。千秋楽までもつかしら・・・・・心配。

この舞台を観ながら、私が小さい時に楽しく観ていた大河ドラマ、『春の波涛』を思い出しました。
常盤貴子もステキだったけど、私の中では、貞奴は松坂慶子なんだよねー。キレイだったな。

大河ドラマもそうだけど、この舞台も、アメリカ公演で女形が病死することとか、デタラメのセリフで大ウケしたとか、史実をちゃんとなぞってるのね。
確か、今日までがプレビュー公演。まだまだ進化するのかしら。
三谷作品は、また観に行きたいですね・・・・・チケット取れるかしら(^^;

この舞台は、11月にオープンしたシアタークリエの杮落とし公演。600席と、割と規模の小さい劇場ですが、椅子が立派でした。


P.S.
これから桟敷席に座る方、「覚悟」して「参加」しましょうね♪


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by june_h | 2007-11-11 14:40 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(4)

初観能でした。能はよくわからなかったけど、心地良いひとときでした。
もう少し勉強していれば、もっと楽しめたと思うのですが。
そんなわけで、今回のレポートは、能の感想というより、かなり脱線した内容となっています。あしからず。


■素謡「翁」
・シテ:長谷猪一郎
家から近いと思って油断して、開演ギリギリに駆け付けた私と母は甘かった!
客席は既にすし詰め。毎年の初詣の賑わいは見慣れているけど、境内にこんなに人がいるのを初めて見ました。のんびり昼寝してご飯なんか食べている場合じゃなかった(-_-;;

謡が既に始まっていたのて、関係者のご厚意で、上手の袖近くに座らせていただきましたが、下手側(橋懸がある方)はほとんど見えず。短い演目だったので、終わってから、関係者にお礼を申し上げ、客席に移動しました。


■仕舞「忠度」
・シテ:塚原明
かなり後方の空席を見つけられたものの、石灯籠と狛犬があって、やっぱり橋懸はよく見えず。まあ、しょうがないですね。
ちゃんと舞台が見える狛犬ちゃんが羨ましいなぁ、なんて思いながら見渡すと、かなり良い雰囲気。
能舞台のバックには、ライトアップされた御神木の大銀杏。
風一つない闇の中、天を指して燃えるかがり火。
空には満天の星と半月。
大雨だった昨日とはうって変わって、絶好のコンディションでの観能でした。

そんな中、イビキをかいて眠る母(^^;;;

さてさて演目の「忠度」とは、源平時代の武将、平薩摩守忠度のこと。
大変な和歌の名手で、彼の歌が、歌い手として最高の栄誉である勅撰和歌集に記載されることになった。しかし、平家は逆賊となってしまったため、和歌集に歌は載ったものの、「読み人知らず」とされ、彼の名前は残らなかった。
忠度の霊が、その無念の思いを伝えようと、人の前に現れて舞うのです。

余談ですが「薩摩守」は、電車のキセルの隠語でもあります。どうしてかって?だって「タダノリ」だから(笑)。


■狂言「呼声」
・シテ:野村萬斎
今回は、能よりも、この萬斎さんが出演する狂言を楽しみにしていたお客さんも多かったのではないでしょうか。
これはわかりやすかったので楽しめました。

次郎冠者が呼んでも、居留守を使ってちっとも出て来ない太郎冠者。次郎冠者がいろいろ声の調子を変えて呼ぶと、太郎冠者もそれに合わせて返事をする。
次郎冠者が踊り歌いながら呼ぶと、太郎冠者も踊り出して出て来てしまい、とうとう見つかってしまう、というオチ。

コントを繰り返しているうちに、リズムが生まれて踊り出してしまうなんて、まるで最近流行ってる「ラララライ♪」でお馴染みの藤崎マーケットみたいじゃん、って思いながら見てました。

萬斎さんは声が美しい!
他の演者さん達は、髪の毛をちゃんと刈り上げていたのに、萬斎さんだけ今風のフェミニンな髪型だったのが気になりました(笑)。


■能「半蔀」立花供養
・シテ:櫻間右陣
今回のメインディッシュですね。しかし、私の母は爆睡。私は寝なかったけど、観ながら全然別のことを考えていました。
時折、意識が舞台に戻って、鼓の音がキレイだなあ、衣装がステキだなあ、と思う程度。

『源氏物語』の登場人物、夕顔の霊との邂逅が主題になっている演目ですが・・・・・先週も解説してもらったのに・・・・・どうしよう、さっぱりわからなかった!
夕顔は遊女っぽい女性と言われていることから、「今のキャバクラ嬢やソープ嬢も、千年も経てば高尚な芸術になって、みんなにありがたがられるのかしらん」と、バカなことを連想しながら観ておりました。


そんなこんなで、散々な初観能でございました。
ここまで読んでくださってありがとうございました。オソマツサマでした。
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by june_h | 2007-10-22 21:12 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(4)

来週催される「春日部薪能」の予習です。
毎年開催されているこの薪能。私、今年、生まれて初めて観能することになりました。

境内に入ると、神殿と向かい合うように、能舞台ができていました。
でも背景には、よく見る松の絵はありません。松の代わりに、御神木の大イチョウをバックにしているのです。そんなわけで、だいぶ雰囲気が違います。

講師は、金春流シテ方の櫻間右陣さん・・・・・と書いてはみたが、私は能についてはほとんど知らず。
歌舞伎とも全然違うんだよねー。「素謡」とか「仕舞」とかなんだべや?というレベル。
能の役者は、主役(シテ方)と脇役(ワキ方)が完全に分化されてて、それぞれの流派があるらしい。私がかろうじて知っていた「宝生流」や「観世流」は、主役しかやらない流派らしい。歌舞伎も役者の上下関係や血筋の区別が厳しい世界だけど、能の方がさらにスゴい!

最後に「半蔀」の触りの実演があったけど・・・・・いやー、私、これを寝ないで見ていられる自信ない(-_-;;;
歌舞伎よりさらにスローだし、言ってること全然わかんないし・・・・・イヤホンガイドあるといいんだけど・・・・・。来週までに、もちょっと勉強していかなくちゃ。

それにしても、日中だったのに寒かった(∋_∈)ちゃんと防寒してったつもりだったけど、外でじぃっと風に吹かれっぱなしでいるのは寒い。
来週はもっと寒そうだし、夜だから、もっと着こんでいかなくちゃ!
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by june_h | 2007-10-14 07:22 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(0)

昼休みに本を買ったら、講演会の整理券をいただきました!ラッキー!ということで、行って参りました。

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この講演会は、彼のエッセイ本の発売記念に開かれたもの。もう13年も雑誌『SPA!!』に連載されているエッセイ「ドン・キホーテのピアス」で、私は毎週欠かさず立ち読みしています(笑)。そんなわけで、本の中身は既読のものばかりなんですが、鴻上さん曰く「毎週立ち読みしているヤツは、エッセイ本が出たら、「毎週タダで読ませてもらってる贖罪」のつもりで買え!」ということで、今回購入しました(笑)・・・・・というのはウソで、私は、エッセイ本に関しては、ちゃんと毎回買ってます。

講演内容は、先日なんとか終わった『トランス』のイギリス公演のウラ話。
連載されているエッセイの文字数には、とても収まりきれないような数々のハプニングが起こったそうで、機関銃のように、イギリスでのお話を語ってくださったんですが、公演初日までしゃべったところで、残り時間があとわずか!となってしまい、あとは駆け足に。もう1時間あればな~。残念!

届いた小道具のあり得ないミスから始まって、俳優が急病になったり、劇場で滝のような雨漏りがあったり、照明が使えなくなったり・・・・・今度、一連の「事件」を詳しく書いたエッセイを出したいとのことですが、「芝居や小説のように、ウソでしょ?と思うくらいコテコテのハプニングが次から次へと起こった」。
確かに、「あらすじ」を聞いていると、三谷幸喜のドタバタ喜劇のようです(笑)。

イギリスの演劇学校でクラスメイトだった、『ロード・オブ・ザ・リング』で有名になった、オーランド・ブルームにも触れていました。
「いやぁ、アイツは、カッコいいだけでバカだったんだよね。中身がなくってさぁ、しゃべってても面白くないんだもの。だからノーマークだったんだけど、こんなにビッグになるんなら、もっと仲良くしとけば良かったなぁ。人生わからんなぁ・・・・・」
・・・・・カッコよくって中身のある人間はなかなか居ないですってば(暴言失礼)。
バカ、というか素直で単純だからいいんじゃない!?っていうのもあります。
カッコよくて、スポーツ万能で、頭が良くて・・・・・っていう人は結構いるけど、カッコよくて自分の言葉を持っている人が、もし、居るとしたら、その人は、「女性にモテモテ」っていうことを遥かに凌駕するくらいの強烈なコンプレックスを持っているか、自分の存在が覆るほどの大きな不安感を持っているか、若い頃からとんでもない苦労をしているかのどれかだと思います。
そういう男性は、付き合ったら大変ですよ(笑)。

「ドン・キホーテのピアス」シリーズで、こうしたイベントを開くのは、初めてなんだとか。なんでも、このシリーズ本の発売部数が、順調に減少しているそうで(^^;部数を上げるためのテコ入れとして企画されたんだそうです。

毎週、「SPA!!」も買わなきゃかしら・・・・・。


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by june_h | 2007-09-22 09:47 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(2)

初めての文楽で、通し狂言はハードルが高過ぎました(^^;
全ての幕で、一回以上意識がなくなりました。
イヤホンガイド聞いて、字幕読んで、舞台見て・・・・・疲れて(-.-)zzZ・・・・・イヤホンガイド聞いて、字幕読んで、舞台見て・・・・・疲れて(-.-)zzZ・・・・・を繰り返してしまいました。
どこに集中すればいいのかわからなくなりました。せめて、多少セリフがわからなくても、字幕を読むのは止めるべきでした。
一応、見せ場は見逃してないとは思うのだけど・・・・・。

文楽は、人形浄瑠璃とも言い、義太夫の語りと三味線に合わせて、人形を動かします。
太夫さんは、語り始める前、台本である「床本」を恭しく捧げ持ち、礼をします。
私は、太夫さんのこの動作が好きです。
誠実にこの舞台を努める、という気持ちの表れなんだそうです。

床本を置く見台は、漆黒で、白いフサがついているものがオーソドックスなようですが、フサの色に紫が入っていたり、深紅の見台に螺鈿細工が施されていたりするものも。
太夫さん一人一人の好みに合わせたオーダーメイド、こだわりの逸品なんでしょうね。

三味線は太竿。津軽三味線と同じ種類のものです。
三味線の擬音でよく使われるチントンシャンではなく、ブンブンベンベンと重厚な音がします。

文楽の人形はスタイルがいい!
手足が長く、顔が小さく、八頭身以上あります。
立ち回りをすると、まるでバレリーナのようです。
人間のような写実的な動きと、人間には絶対できないアニメのような動きの組み合わせで、本当に生きているように見えます。

タイトルからわかるように、この演目は夏のもの。
時折、男の人形が、着物の裾をガバッと開いて、股間を団扇でバタバタバタっとあおぐのを見ると、「あー、暑いんだなぁー、夏なんだなぁー」ということがよくわかります(笑)。

特に、興味深かったのは道行の場。
歌舞伎で道行というと、男女のロマンチックで美しい舞踊劇であるパターンが多いのですが、文楽のこの演目では、金を騙し取った男に復讐するため、騙し打ちする場面になります(^^;
自殺に見せかけ、首を吊らせれるのですが、苦しみもがく様子から、首が締まってグッタリする様子まで、妙にリアルでゾッとしました。

それにしても、つくづく惜しい!文楽の楽しみ方を間違えた気がする。
今度、文楽を観る時は、あらすじを予習して字幕を見ないようにしなきゃ!


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国立劇場小劇場 九月文楽公演
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by june_h | 2007-09-18 20:56 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(0)

日ごろ、パラサイトさせてもらっている父親に、感謝の気持ちをこめて、マス席をプレゼント!・・・・・なーんて言うと聞こえはいいですが、ただ単に、自分が一度見てみたかっただけです(笑)。

両国国技館は、駅の目の前。
昼過ぎに着いたときには、有名力士の入り待ちをするお客で、入り口は大賑わい!暑い中、ご苦労なことです。
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テレビで見ると、席の傾斜がすごく急に見えるのですが、思ったより平たかった。マス席で足を伸ばしながら、国技館名物のヤキトリをムシャムシャ頬張りつつ、お菓子をボリボリかじりつつ、のぉんびりと観戦。取組と取組の間が結構あるから、集中するときは、ワッと盛り上がるけど、それ以外はわりと好きなように過ごしてる。客席はゆるーい雰囲気。

この空気、デジャヴを感じる・・・・・何かに似ている・・・・・そうだ!野球だ!

野球も、ビールとかおつまみとか口に入れながら、攻守交替のとき休憩して、三者凡退が続くときはわりと緩くて、塁に人が貯まりだすと盛り上がって・・・・・ずっと集中してなきゃならない西洋演劇とかサッカーとかと、明らかに違うよね。

よく考えたら、歌舞伎も落語も、飲食しながら、リラックスして楽しむもんだよね。
そういう、日本人の娯楽の生理に、野球はスゴく合ってたから、国民的スポーツになったんじゃないかしらん・・・・・そんなことまで考えてしまった。

高見盛が、コワいくらいに気合を入れるところ、ナマで体験しましたが、やっぱりコワい(笑)。昔、関取として大活躍していた親方衆もたくさん見れて感激!やっぱり、元 千代の富士、九重親方はカッコ良かったし、貴乃花親方は、すっかり痩せて、普通のニイチャンが審判しているみたいだった(^^;

席は向こう正面の東寄りだったので、私、テレビに映ったかしら!?
この位置だと、東の力士の所作がよく見える。
朝青龍は、あまり好きではないけれど、時間いっぱいになったときに、彼がバアァンッとまわしを叩く迫力。ナマで味わいたかったなぁ。ちょっと残念。

座布団投げ、あるかしらん!とか思って、結びの一番は座布団を手元に準備してたけど、白鵬は磐石でした。これもちょっと残念(^^;


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日本相撲協会公式サイト
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by june_h | 2007-09-16 10:03 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(0)

メイシオ・パーカーは、ジェームス・ブラウンのサポートメンバーを長く務めたファンクの大御所。
アルトサックスを携え、バンドを引き連れ、東京ミッドタウンに見参!

JBのグルーヴはカラッと乾いているけど、彼のはジワーッとくるグルーヴ。
JBのバンドがオモチャ箱だとしたら、彼のはクスリ箱。
JBがヤンチャ坊主だとしたら、彼はいぶし銀のオジサン。
まぁ、ライヴハウスだったから、メロウなセットリストにしたのかもしれないけど、もうちょい暴れてもらっても良かったなぁ。

聴いてて、Pファンクっぽいなぁと思ってて、ウィキペディアで確認したら、やっぱりPファンクどっぷりな方だったんですね・・・・・。

アンコールでようやく、セブンスコードで押しまくりの、ノリノリファンクナンバーがかかったけど、どうして最初からこのテンションでやってくんなかったのさ!と、恨みがましく思いながらも立ち上がってダンス!
・・・・・でも、この曲でオシマイ。

こらあぁーっ、さっさと帰るな!オッサン!戻ってきやがれ!もっと踊らせろ!

1曲だけだったけど、久しぶりに黒いリズムで踊れたから、まぁよしとするか。でも、次のセカンドステージがもっとノリノリだったら悔しいな(-_-;;)

ビルボードライブ東京は初体験。オープン間もないこともあってか、エアー・サプライ、ベビーフェイスなどなど、大物ゲストが目白押し!ミュージックチャージはそれなりに高いですが、間近で一流のプレイが堪能できるので、普通のホールコンサートに比べても全然オトク。
私はカジュアルシートで参戦。立ち上がって踊っても、後ろの人の迷惑にならない造りになっているので、なかなかグッド!
ただ、一体感を求めるなら、自由席がオススメですね。


P.S.
ドラムのノッポのおじさん、キック使い過ぎ!そんなにボコボコ蹴らんでもええがな・・・・・。


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Billboard LIVE
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by june_h | 2007-09-15 08:16 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(2)

「光」「静」を感じさせる玉三郎の踊りと、「大地」「動」を思わせる鼓童の音楽。
全く異なる二つの芸術が、日常にはない「ハレ」の空間を作り出す。双方の良さを堪能できた贅沢なひと時でした。
・・・・・どうりで、チケット代金が高いはずです(^^;;

二部構成で、第一部は、アマテラス、ツクヨミ、スサノオの三柱の神が生まれ、アマテラスが天の岩戸に隠れるまでの話。
第二部は、天の岩戸の前で宴を開いて、アメノウズメが舞うと、アマテラスが岩戸を開いて、世界に光が戻るまでの話。

第一部は、世界に入りこむまで、ちょっと時間がかかりました。演出になかなか私が馴染めなかったのね。

でも第二部は、圧巻でした!鼓童万歳!
沖縄のエイサーとか、韓国のサムルノリとか、血を躍らせるリズムのごった煮という感じでしたね。見ている私も母も、体が自然に動きました。

鼓童の人たちは、カッコ良かった、っていうか、エロかったですねえ。別に、エッチな踊りをやってるわけでもないし、エッチな格好をしているわけでもないんだけど、エロスを感じましたですねえ。
男性が男性に感じる色気が、なんとなくわかったような気がします(ほんとか?)。

玉三郎のアマテラスもさることながら、アメノウズメ役の踊り子さんもスゴかった。本当に神様出てきそうだったもん。

いつ見ても思いますが、玉三郎はいろんな意味で「別格」ですね。
美意識の高さ、踊りのレベルの高さ、人間としての存在感。
近くからでも遠目で見ても、生身の人間としての生活感や日常の動きを全く感じさせない、正に「虚」の人。

しかも玉三郎は、泉鏡花研究の第一人者でもあるそうですね。大学教授が意見を求めにくるほどの。
外見の美しさや芸だけではない、内面的な美しさにもこだわりがあることが良くわかります。

カーテンコールは、5回くらいあったでしょうか。客席はスタンディングオベーション。拍手の嵐。
歌舞伎座で総立ちになることは、なかなかありません。私も母も立ちました。

終わった後、自分の手のひらが真っ赤だ・・・・・と思ったら、血が出てました(^^;


<関連リンク>
アマテラス再演(鼓童)

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by june_h | 2007-08-07 20:44 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(3)