カテゴリ:本 読書 書評( 568 )

西原さんのミもフタもない名言の数々を読んでいると、ハッと我に返って、自分がいかにイタいことしてきた&していると自覚できるのでありがたいやらツラいやら(笑)。
恋愛に関する名言はエゲツナイのが多いんですが(笑)、覚えておけば、悪いオトコに引っかからないかも!?
いくつか気に入った言葉はこちら。


■人のことを憎み始めたらヒマな証拠
本当にその通り(笑)。
怒りがフツフツと湧き出て来たら、「アンタもヒマになったもんだわね」と、自嘲しています(^^;
それにしても、怒りって身体に悪い。
頭も胸も痛くなる(ーー;


■ケンカはええ。ウソはいかん。ウソつくのは盗む。ほんでおらんようになる。
こういう人、いるんだよねえ。
何の罪悪感も無く、平然とウソついて人の物を根こそぎ盗っていく人(^^;
そして、人のせいにして、文字通りいなくなっちゃうから。本当にこの言葉通り(笑)。


■今まで寝た男の中で一番ええ男や
西原さんの友人女性が、連れ子のいる男性と付き合っていたら、連れ子を置いて男性がいなくなってしまった。
その女性は連れ子を女手一つで育て上げ、息子について、こう言ったんだそう。
良い話ですね!

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by june_h | 2017-08-20 22:29 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

何かの講義だかセミナーだかの書き起こしなので読みやすいです。
冗談言ってお客さんを笑わせたり(^^;
でも、キリスト教の講義のはずなのに、なぜだかマルクスの本の講読をしていたり(^^;
ドイツの神学者カール・バルトの話が面白いです。
妻妾同居させて、愛人のキルシュバウムをコキ使って、自分の仕事をさせていたようで(笑)。
キルシュバウムがいなくなった後は仕事ができなくなっちゃって、本も未完になったらしい(^^;

ここから興味を持って、佐藤さんが勧めていた、キルシュバウムも登場する『才女の運命』も読みました。
ロダンの愛人のカミーユ・クローデルなど、偉人の陰で「犠牲」になった女性達が次々、出てきます。
ショックだったのは、マルクスの3人の娘達が、自殺など、不遇な人生を送っていたこと。
女がいなければ、しょせん男も存在できないんですけどねぇ・・・・・。

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by june_h | 2017-08-01 10:42 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

ミッツさんは、誇り高いというかなんというか、潔癖というか、好き嫌いが激しいというか、気安く話しかけられない雰囲気があるなと元々、感じていたのですが、この本を読んで、やっぱりその感覚は当たっておりました(^^;
自分の内面を吐露しているようでしていないというのかなんなのか、読んでいてずーっと「壁」みたいなものを感じっぱなしで。
でも、それって、ミッツさんが小さい時から身につけてきた「防御法」なんでしょう。きっと。

うらやましい人生

ミッツ・マングローブ/新潮社

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小さい時から自分は「普通じゃない」と分かっていたから、面倒なことに巻き込まれないように、勉強して優等生になって、教室で「権力」を握ることに腐心してきた。
そして、言葉でカテゴライズされて分かったような気になられたり、ステレオタイプで対応されたりということにたいして、内心は全力で拒否してきた・・・・・とまあ、こうやって書いたって「分かったような気になるんじゃないわよ」と、怒られそうです(^^;

ミュージカルなどにも出演されていますが、音楽もかなり以前からやっていらっしゃったんですね!
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by june_h | 2017-07-30 11:11 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

佐藤さんは、政治的な問題で無実の罪を着せられて拘留されていたことがあったんですね。
罪を認めればすぐに出してやると、取り引きを持ちかけらても断り続けたので、結局、500日以上も拘留されたんだとか。
そういう経験もあってか、佐藤さんは車が通っていなくても、交通法規は絶対守るんだそうです。
国家権力が捕まえようという気になったら、どんな些細な理由でも逮捕しようとするからだそうです(>_<)

佐藤さんは右も左も関係なく本を読んでいて、そこが本当にスゴいと思うんですが、人付き合いも同じ姿勢なんですね!

だから、ロシアの外交官に特別扱いされて、いろんな情報をもらうことができた。
これが本当の教養ですね!

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by june_h | 2017-07-26 21:24 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

妹に勧められて読みました。
タイハクオウムの飼い主による4コママンガです。

いたずらオウムの生活雑記 2016

ろう飼い主/一迅社

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ウチは文鳥を飼っているので、ついつい比べながら読んじゃうんですよね(^^;
で、読みながらいつも思うわけです。

「ウチは文鳥で良かった・・・・・。」

このタイハクオウムの「ろう君」。
とにかく可愛くない(笑)。
そもそも絵が劇画チック。下手したらホラー(^^;

自分のカゴを力任せに破壊する。
服だの家具だの、ところかまわず破壊する。
飼い主に食らいついて流血する。
嫉妬深くて執念深い。
体は粉と脂だらけ・・・・・。

このマンガを読んで、「タイハクオウム欲しい!飼いたい!」

・・・・・っていう人、いるのかしら(^^;

ウチの文鳥さんは、ギャルルル怒ってもカワイイって思える程度だし、食らいつかれても、せいぜい、ささくれをむしられるくらいだし。
タイハクオウムは、頭が良いし体が大きいからシャレにならないですね(^^;
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by june_h | 2017-07-04 21:00 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

夜中に寝床で読んで、いつも大笑い&大泣き(T-T)
この二人の関係性が好き♪
西原さんは値切ったりしてショッピングを楽しみたいのに、高須さんは時間がもったいないからって店の商品を全部買い占める(笑)。
お互い価値観が全然違うから、ケンカになるし、楽しめるんですよね!

高須さんのお母様の話が印象的。
戦後、進駐軍相手に商売をしていた女性達の整形や堕胎を引き受けていたのが、高須さんのお母様。
そのお金で成長してきた高須さん。
「何千人も殺してきたから地獄行き」
だと、お母様は自分の手を見せながら、幼い高須さんに語ってきた。

西原さんは、高須さんの手を見ながら「働き者の手だ」と言う・・・・・。

西原さん、ここまで来るのに本当にご苦労されたし、高須さんもたくさん働いてこられた(今も働いているけど)ので、「人生の夕暮れ時」を穏やかに楽しんでいて、本当に良かったと思います。

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by june_h | 2017-05-23 20:02 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

ライブハウスの経営者兼PAさんが著者なので、とても実践的な内容。
楽器やアンプについてのあれこれ、ライブハウスに出演するまで&ライブの流れ、ステージでの振る舞い方からなにから、細かいノウハウてんこ盛り!
私は小さいライブハウスによく足を運ぶので、いろいろと参考になりました♪

ギターとベースでアンプが違うという話を知ってビックリ(←とても基本的なことだよね(笑))!

よく言われるチケットノルマの話とか、予約表の仕組みもよく分かりました。
ライブハウスは、出演アーティストにチケットノルマという参加料を徴収するので、ぶっちゃけ、お客さんがゼロでも儲かるのです。
出演アーティストがリスクを背負うのですよね。

リハーサルでは、モニターから返ってくる音の調整とか、結構やることたくさんあって、忙しいんだなあ(^^;

マイクは床に置かないとか、バンド名はハッキリ言うとか、持ち時間はMC含めてだから時間内で必ず収めるとか、スタッフにちゃんと挨拶するとか・・・・・基本的なことも載っているから、裏返すと、そういうことができてないアーティストが多いということかもしれないですね(^^;

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by june_h | 2017-05-22 17:48 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

東京藝大の学生や卒業生のインタビュー集。

学生時代に東京芸術劇場でバイトしていたので、バイト仲間に音大生や美大生がたくさんいました。
中には藝大生もいて、
「藝大は、自分が天才だと思ってる人ばかりだから」
と言っていたのを思い出しました。

最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常

二宮 敦人/新潮社

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この本の著者はライターで、奥さんが東京藝大出身。
家の中で大きなカメの彫刻を製作するのに、一日中、大きな音をノミの響かせていたり、いろんな物を手作りしたりしているそうな(^^;

東京藝大と言っても、美術専攻の「美校」と、音楽専攻の「音校」では、雰囲気が全然違うようです。

美校は、作品製作にお金がかかるので、質素な人が多いらしい。
彫金科なんて、金や銀を扱うので、削りカスも大事に取っておくんだとか。
作品によっては製作過程で有毒ガスや粉塵が発生するので、ガスマスクが生協で売られているとか(笑)。

対して音校は、お金持ちが多い、っていうか、お金が無いと続けていけない世界。
なにせ、楽器によっては数千万から億単位ですから(^^;
有名な先生のレッスン費用も一回数十万かかったりする。
入口にセキュリティゲートがあるらしい。

そして、一日に何時間も練習しないと生き残れない厳しい世界。
それでも、音楽で食べていけるのは、ほんの一握り。
練習やコンクールで忙しくて、デートの時間も取れずに別れてしまう人多いそうな。

声楽科は、チャラい人が多いという話が面白かった(笑)。
声なので、一日2時間くらいしか練習できず、比較的時間に余裕があるし、練習するとき、発声指導でボディタッチが多いから(笑)、お互い仲良くなるらしい。

美校は、四六時中アートをやるために生まれてきたような人が多いけど、音校は、小さい時から親の夢に付き合わされてイヤイヤ練習させられていた人もいて。
同じ学校にいても、芸術に対する向き合い方は、人それぞれなんだと思いました。

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by june_h | 2017-05-15 14:59 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

読む本って、普通は自分の好みの本に偏りがち。
私は本が好きだけど、考えが相容れない本は、到底読む気になりません(^^;
でも、佐藤さんは、右も左もまんべんなく、自分の思想と反対の本でも、ちゃんと読んでいるような気がします。
それがスゴい!と、そもそも思います。

佐高信は、私が大学生だった時に、講演会を聞きに行ったことがあったような。
そして、その時は確か、海江田○里の悪口をひたすら言っていたような(笑)。

佐藤さんの
「理論化できれば、その思想は残る」
という言葉に勇気付けられました。
日本の左翼運動は、理論化した人がいたから、長く続いていったのだと。
キリスト教や仏教などの宗教も、創始者や教祖が教典を作ったのではなく、弟子達が教典を整備したからですよね。

本文では紹介されていないけど、二人の推薦図書一覧も役に立ちそうです。
早速、読みたい本リストに何冊か加えました(^^)

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by june_h | 2017-05-09 10:34 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

自分が死にかけた生々しい話と、その時の赤裸々な心情が延々と書かれているはずなのに、あまりにも冷静で、筆致の温度があまりにも低くて驚きます。
二人称に「諸君」を使う女性に初めて出会いました(^^;
彼女は生物学的には女性だけど、中身は別の生き物が入っています。

他者という病

中村 うさぎ/新潮社

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「孤独」と呼ぶには俗っぽ過ぎる。
文章から感じられるのは、純粋で透徹した彼女自身。
何より言葉を偽り、言葉を汚されることを嫌う、彼女だけの世界。

「さぁ、君はどちらを選ぶ?偽りの楽園か、真実の地獄か?」

そう自身で問いかけて、エデンの園のヘビに騙されるより先に、進んで知恵の実を食べ、喜んで「自意識を知り尽くす」地獄に挑む彼女の潔さ。

こんなにも自意識の強い人が、自分でなくなっていく感覚をとことん経験しなければならないなんて、地獄の責苦より恐ろしいはず・・・・・。

私も10年前に死にかけて、臨死体験して、自分が自分でなくなっていく感覚を味わったけど(笑)、「孤独だった」までで思考停止した分、彼女よりマシかもしれない(^^;
あれからもう10年以上経ったのに、その時以来の自分の人生がロスタイムのように思える感覚が拭えない。
彼女のように、とことん曝け出して抉り出す勇気は、私には無い。

そして、あとがきのオチの怖さは何!?
怖すぎる・・・・・自意識に向き合った人間は、とことん自意識に向き合う人生を味わうんだなぁ。

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by june_h | 2017-04-20 08:16 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)