カテゴリ:本 読書 書評( 581 )

オードリーの若林正恭と、小説家二人が鼎談する番組をBSでやっていて、何度か見たんですが、番組が終了してしまったんですよね。
それを編集した本があったので読みました。


小説家さんって、やっぱり面白い方が多い。
異常に自意識が高かったり、他人を気にし過ぎたり。
そもそも、人の気持ちを掘り下げるのが仕事だったりするから、仕方ないと思いますが・・・・・。

朝井リョウさん、自分の本の実売部数を調べたりするの、メンタル強いです(^^;

男性によく抱きつかれるという女性作家さん、きっと、抵抗しなさそうに見えるのでしょう(笑)。

あと、携帯に、名前ではなく絵文字を登録しているという男性作家さん。
その人を連想させる絵文字なので間違えないとのこと。
ちなみに、芥川賞を受賞した羽田圭介くんは、金の絵文字らしい。ウケる(笑)。

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by june_h | 2017-11-28 11:14 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

日本最古の医学書「医心方」を解読した著者による解説とエッセイ(苦労話?)。
とにかく、医心方の解読って、スゴいことなのです。暗号のように書かれているので、千年間誰も読めなかったんですから(^^;
医学に関することは、口伝秘伝だったのが当たり前の時代。
情報が漏れないように、わざと漢字の表記を変えたり、作った漢字を使ったりしています。
槇さんは、若い頃から万葉仮名に親しんでいたということがベースにあり、文字を一つ一つ解読。
古代中国や朝鮮半島の医学書と照合しながら、病名や薬の成分を一つ一つ特定していきました。
気が遠くなるような手間と時間がかかっています。

解読するだけではなく、ヒ素や水銀など、有害な成分がなければ、実際に当時の薬を書かれている通りに調合して、効果を試していたりしています。

私が興味を持ったのは、薬の成分の相性についての記述。
お互いの効果を高めあったり、打ち消しあったり、害になったりする組み合わせがあるということ。
これは日頃から実感しています。

そして、鉱物由来の薬を服用する「服石」と、それを解毒する方法。
このあたりは、医心方本編をちゃんと読みたいところです。

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by june_h | 2017-11-17 21:42 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

「ハコちゃん」の本は、一度読みたいと思っていたけど、この本はテープの書き起こしのようで、読みやすくて良かったです。
人生の価値観について、いろいろ考えさせられました。

大人のお作法 (インターナショナル新書)

岩下 尚史/集英社インターナショナル

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昔の芸者遊びとかって、今と全然、概念が違うのね。

今はいかに安くお金を使わずに楽しむかに血道を上げている人が多いけど、花街は、自分の度量を見せるためになるべく金を多く使う場所で、汚れた金を「捨てる」場所だったんですね(^^;
お酒やお料理の値段が、品質やサービスと必ずしも合ってないのは、そういうことなのね。

それから
「骨董品や美術品を投機目的で買うならまだしも、誰にも理解されないようなものを集めるのは、妄執以外の何物でもない」
という言葉。

私は、投機目的で集めるなんて、その物に対する愛やリスペクトが無いし、むしろ誰にも理解されない物に価値を感じる方が、愛を感じるのですが(^^;
確かに、悪く取れば、単なる我執ですよね。
そういう側面もあると、肝に銘じておかなければ・・・・・。

本居宣長の、次の言葉が良かったです。

「欲ト情トノワカチハ、欲ハタダネガヒモトムル心ノミニテ、感慨ナシ。情ハモノニ感ジテ慨歎スルモノ也。恋ト云モノモ、モトハ欲ヨリイヅレドモ、深ク情ニワタルモノ也」

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by june_h | 2017-11-07 19:30 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

マンガの「闇金ウシジマくん」をベースにホリエモンが人生に大切なことを語っている本。
ウシジマくんって、実際の事件をベースにしているのですね!
私が気になったのは「フリーエージェントくん」の高額セミナーについて。
最近よく数万とか数十万とか、高額な「ビジネスセミナー」をSNSで見かけるし、友達もやってたりするんですよね(^^;
気になってましたけど、やっぱりこれって限りなく詐欺に近いのね。

上手いこと言って、一回くらいは何万とか何十万のセミナーに来てくれるかもしれないけど、満足度が料金に伴わなかったら、二度と足を運んでもらえなくなります。
ちゃんとビジネスとして回していくなら、お互いウィンウィンの関係で、信頼してもらえないと長く続けていけません。
こういうビジネスセミナーって、「信頼」「長く続ける」っていう視点はあるのかしら?

あと「グリップ力」。
カリスマ性とか、人を動かす力を総称したキーワードですが、私、あんまりこれで世渡りしたくない(笑)。
あれば確かにラクなんですけど、依存を生んだりスケープゴートになる可能性もあるので、利用したくないのです。
そもそも私、人間関係が面倒ですし(ーー;
とはいえ、「なんで皆こんな人の言うこと聞いちゃうの!?」って、腹立つこともありますが(笑)。

ひっくるめて言うと、一番大切なのは「信用」なんですよね。
信用があれば、お金も人もついてきますから。

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by june_h | 2017-11-01 13:27 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

韓流ドラマの時代劇を観ていると、悲恋にはいくつかパターンがあるのが分かります。
どうも史実と絡んでいるようで。
こうした史実を小説仕立てで語っているのがこの本。
ドラマチックに書かれているので泣いちゃいました(^^;


■加伊と夫金
これはズバリ身分違いの恋。
両班(貴族)の娘の加伊と、彼女の奴婢(使用人)の夫金が愛し合って子供もできたのですが、当時は両班と奴婢の恋は重罪です。罰として加伊は乱暴な日本人(日本人はいつも悪者よね)に嫁がされますが、夫金と駆け落ち。結局、二人ともとらえられて殺されてしまいます。
日本だったら身分違いでも殺されたりはしなかったですよね。将軍家でも庶民が嫁いでいましたから(^^;


■端宗と定順王后宋氏
政変に巻き込まれた国王夫妻。
王位を剥奪された上、二人の仲も引き裂かれますが、王妃は出家して死ぬまで、王の菩提を弔い続けたんだそう。
静かに愛を貫いた美談です。


■公主世嬉と金次同
これは韓国版「ロミオとジュリエット」。
王女の世嬉が、厳しい父親から逃亡していた時、助けてくれたのは政敵の孫だったという(^^;
ドラマみたいな話ですね!


■中宗と端敬王后慎氏
政変で王宮から追放された后は、王宮の方角に向かって自分チマを飾り続けることで、変わらぬ愛を示します。
王の忌の際に二人が対面したという噂がありますが、それを手引きしたのは、王の主治医だった、ドラマで有名な医女チャングムではなかったかという(^^;

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by june_h | 2017-10-27 21:13 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

今の時代、ネットで簡単に情報が取れますが、佐藤さんが大事だと言うのは「体系知」。
でも、ネットの情報は、断片的だったり、どのくらいの質の情報か、判断がつかなかったりします。
あらかじめ、体系的な知識を身につけておけば情報の質が判断できます。
私が欲しいのは、まさにその体系知なんですけど、一朝一夕でできるものじゃないんですよね。
その糸口やヒントを、佐藤さんは教えてくれています。

学校では体系知を教えてくれていたんだと、後になって分かりましたね。
勉強している時は、いろいろ覚えて役に立つんかいな(勉強で覚えることは好きだったけど)って感じだったですけど、今の仕事にもとても役立っていて、受験勉強をマジメにやって、心から良かったと思います。

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by june_h | 2017-10-20 13:22 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

堀江貴文さんが、飲食店経営者の悩みに一つ一つ答えています。
堀江さんは
「寿司屋で10年も修業するなんて意味あるの?何年も皿洗いやってるなんて、もったいない」
というような発言をして炎上したんですよね(^^;

確かに、ただ単に「寿司」を作るだけなら、そんなに修業しなくてイイかもしれません。
何年も丁稚奉公させて暖簾分けする、伝統的な日本の物作りのビジネスシステムは、店側にとって、労働力を安く使うのに都合が良かったわけです。

働く側も、商売スキルを手に入れるだけではなく、長く働いて少しずつ信用を積み重ねることで、相互扶助の人脈ができるし、この世界でしかやっていけない、簡単には辞められない「覚悟」ができるというものもあるかもしれません。

ただ、今は、アイデアさえあれば、インターネットの発達で、宣伝がタダでできたり、安い初期費用で新規参入できたりするので、長く修業することのメリットが相対的に減っているのでしょう。
私の今の仕事も、ネットのおかげでいろんなコストが下がって成り立っているわけで、10年前なら想像もできなかったし、コストが高くて商売にしていくのは難しかった・・・・・。

今、日本の伝統工芸の後継者がいないのは、このシステムのせいで、修業中に食べていけないという問題も大きいでしょうね。
でも、ネットは弊害もあって、ユーザーレビューに店側も客も振り回されるという(^^;

いずれにせよ、長く続けていけるかどうかは別問題。
今は競争が激しくて、店の入れ替わりが激しいみたい。
アイデアや経営力や技術があっても、常に新しいものを提供していかないと難しいのは、どんな業種でも同じなのですね。
最後は経営者の底力かな。

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by june_h | 2017-10-19 20:06 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

「動的平衡」でお馴染みの生物学者 福岡伸一さんの対談集。
動的平衡とは、昨日の私と今日の私は同じように見えるけど、細胞を構成する物質は常に入れ換わっていて、何かを食べたり飲んだりしている瞬間から、ものスゴいスピードで入れ換わりは起きている。でも、個体としての同一性は保たれる…みたいに理解しています。

これは、生物だけではなくて、一つの共同体についても言えますよね。
そういう意味で、共同体も生き物かも。

内田樹先生との対談の時、内田先生が
「今日は何の話をしましょう?」
とおっしゃったのがステキだなあと思いました。

私も、内田先生のような方に、今日は何を話しましょう?って、楽しみにしてもらえるような人になりたいです。

養老孟司先生の話で
「蟻は視覚ではなく触覚で世界を見ているから、ゴミムシなどが時々、蟻のフリをして、蟻の巣に紛れ込んでいる。でも、巣に危機が迫ると、蟻と違う行動をするので、正体がバレて蟻に攻撃されてしまう」
という話が面白かったです。

人間も、切羽詰まった時に本性が出ますよね(^^;

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by june_h | 2017-10-18 15:47 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

世界で活躍する日本人サッカー選手と、堀江さんとの対談集。
この手の企画は、一昔前なら村上龍がやりそうだけど(笑)。
彼の場合なら、サッカーのもっとマニアックな話になるだろうし(^^;
サッカーを経営的な視点から見ることで、サッカー界の問題だけではなく、日本の問題も見えてきます。

なぜ君たちは一流のサッカー人からビジネスを学ばないの?

堀江 貴文/ワニブックス

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アジアのサッカーで躍進してきているのは中国だけではなく、タイなどもどんどん力をつけているのですね。
ヨーロッパのように、ちゃんとビジネスとして先を見越して大きな投資をしているからです。
このままだと、横並び経営の日本のJリーグは、相対的にどんどん低下していくだろうと言います。
これは、日本全体に言えることですね。

ただ、イギリスのプレミアリーグや、イタリアのセリエAは、世界中から大金で選手をかき集めて、強くて人気のあるクラブチームを作ったけど、自国の選手がいない「ウィンブルドン化」を招いてしまったそうです。

この失敗を防ぐため、ドイツのブンデスリーガは、自国の選手を育てるために、利益を充てる仕組みを作っているんだとか。

堀江さんはよく、講演会やセミナーで、経営のアドバイスをしているけど、実際に実践する人は5%にも満たないそうです。
堀江さん曰く
「やらない人は結局はやりたくない人」
なんだろうと。
私も同感です。

よく
「私は××がわからないから」
「時間がないから」
って、言い訳してやらない人がいるけど、本当にやりたかったら、何がなくともやっちゃうと思う。

だから、私も
「やりたいけどやれないと言っている人はやりたくないんだろう」
と思っています。

もうちょっと優しく言えば
「優先順位が低い」
ということですよね。

そんなわけで、いろいろ考えさせられた対談集でした。
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by june_h | 2017-09-14 13:35 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

京都の様々な神社仏閣・神様仏様のことを紹介しています。
神様と言っても、いろんな性格があるので、面白いです♪

八坂神社の牛頭天王は、神様ではなく、ちょっと魔の要素も入った「閻魔様」のような存在だそう。
著者の桜井さんは、安倍晴明さんに「嫌われて」いたので、晴明神社になかなか入れなかったそうですが、牛頭天王にとりなしてもらって、ようやく入れたんだとか。
晴明さんは「魔」の力を利用していたので、神仏のご縁をたくさんいただいている桜井さんのエネルギーが鬱陶しかったみたいです(^^;

三十三間堂の観音様の「手」は、用途に応じて借りることができるらしい(笑)。

信長さんの話はショックでしたね・・・・・。

御髪神社の神様は、人間っぽくて、何ができて何ができないって、正直におっしゃっていて面白かったです。

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by june_h | 2017-09-09 20:44 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)