カテゴリ:本 読書 書評( 576 )

今の時代、ネットで簡単に情報が取れますが、佐藤さんが大事だと言うのは「体系知」。
でも、ネットの情報は、断片的だったり、どのくらいの質の情報か、判断がつかなかったりします。
あらかじめ、体系的な知識を身につけておけば情報の質が判断できます。
私が欲しいのは、まさにその体系知なんですけど、一朝一夕でできるものじゃないんですよね。
その糸口やヒントを、佐藤さんは教えてくれています。

学校では体系知を教えてくれていたんだと、後になって分かりましたね。
勉強している時は、いろいろ覚えて役に立つんかいな(勉強で覚えることは好きだったけど)って感じだったですけど、今の仕事にもとても役立っていて、受験勉強をマジメにやって、心から良かったと思います。

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by june_h | 2017-10-20 13:22 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

堀江貴文さんが、飲食店経営者の悩みに一つ一つ答えています。
堀江さんは
「寿司屋で10年も修業するなんて意味あるの?何年も皿洗いやってるなんて、もったいない」
というような発言をして炎上したんですよね(^^;

確かに、ただ単に「寿司」を作るだけなら、そんなに修業しなくてイイかもしれません。
何年も丁稚奉公させて暖簾分けする、伝統的な日本の物作りのビジネスシステムは、店側にとって、労働力を安く使うのに都合が良かったわけです。

働く側も、商売スキルを手に入れるだけではなく、長く働いて少しずつ信用を積み重ねることで、相互扶助の人脈ができるし、この世界でしかやっていけない、簡単には辞められない「覚悟」ができるというものもあるかもしれません。

ただ、今は、アイデアさえあれば、インターネットの発達で、宣伝がタダでできたり、安い初期費用で新規参入できたりするので、長く修業することのメリットが相対的に減っているのでしょう。
私の今の仕事も、ネットのおかげでいろんなコストが下がって成り立っているわけで、10年前なら想像もできなかったし、コストが高くて商売にしていくのは難しかった・・・・・。

今、日本の伝統工芸の後継者がいないのは、このシステムのせいで、修業中に食べていけないという問題も大きいでしょうね。
でも、ネットは弊害もあって、ユーザーレビューに店側も客も振り回されるという(^^;

いずれにせよ、長く続けていけるかどうかは別問題。
今は競争が激しくて、店の入れ替わりが激しいみたい。
アイデアや経営力や技術があっても、常に新しいものを提供していかないと難しいのは、どんな業種でも同じなのですね。
最後は経営者の底力かな。

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by june_h | 2017-10-19 20:06 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

「動的平衡」でお馴染みの生物学者 福岡伸一さんの対談集。
動的平衡とは、昨日の私と今日の私は同じように見えるけど、細胞を構成する物質は常に入れ換わっていて、何かを食べたり飲んだりしている瞬間から、ものスゴいスピードで入れ換わりは起きている。でも、個体としての同一性は保たれる…みたいに理解しています。

これは、生物だけではなくて、一つの共同体についても言えますよね。
そういう意味で、共同体も生き物かも。

内田樹先生との対談の時、内田先生が
「今日は何の話をしましょう?」
とおっしゃったのがステキだなあと思いました。

私も、内田先生のような方に、今日は何を話しましょう?って、楽しみにしてもらえるような人になりたいです。

養老孟司先生の話で
「蟻は視覚ではなく触覚で世界を見ているから、ゴミムシなどが時々、蟻のフリをして、蟻の巣に紛れ込んでいる。でも、巣に危機が迫ると、蟻と違う行動をするので、正体がバレて蟻に攻撃されてしまう」
という話が面白かったです。

人間も、切羽詰まった時に本性が出ますよね(^^;

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by june_h | 2017-10-18 15:47 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

世界で活躍する日本人サッカー選手と、堀江さんとの対談集。
この手の企画は、一昔前なら村上龍がやりそうだけど(笑)。
彼の場合なら、サッカーのもっとマニアックな話になるだろうし(^^;
サッカーを経営的な視点から見ることで、サッカー界の問題だけではなく、日本の問題も見えてきます。

なぜ君たちは一流のサッカー人からビジネスを学ばないの?

堀江 貴文/ワニブックス

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アジアのサッカーで躍進してきているのは中国だけではなく、タイなどもどんどん力をつけているのですね。
ヨーロッパのように、ちゃんとビジネスとして先を見越して大きな投資をしているからです。
このままだと、横並び経営の日本のJリーグは、相対的にどんどん低下していくだろうと言います。
これは、日本全体に言えることですね。

ただ、イギリスのプレミアリーグや、イタリアのセリエAは、世界中から大金で選手をかき集めて、強くて人気のあるクラブチームを作ったけど、自国の選手がいない「ウィンブルドン化」を招いてしまったそうです。

この失敗を防ぐため、ドイツのブンデスリーガは、自国の選手を育てるために、利益を充てる仕組みを作っているんだとか。

堀江さんはよく、講演会やセミナーで、経営のアドバイスをしているけど、実際に実践する人は5%にも満たないそうです。
堀江さん曰く
「やらない人は結局はやりたくない人」
なんだろうと。
私も同感です。

よく
「私は××がわからないから」
「時間がないから」
って、言い訳してやらない人がいるけど、本当にやりたかったら、何がなくともやっちゃうと思う。

だから、私も
「やりたいけどやれないと言っている人はやりたくないんだろう」
と思っています。

もうちょっと優しく言えば
「優先順位が低い」
ということですよね。

そんなわけで、いろいろ考えさせられた対談集でした。
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by june_h | 2017-09-14 13:35 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

京都の様々な神社仏閣・神様仏様のことを紹介しています。
神様と言っても、いろんな性格があるので、面白いです♪

八坂神社の牛頭天王は、神様ではなく、ちょっと魔の要素も入った「閻魔様」のような存在だそう。
著者の桜井さんは、安倍晴明さんに「嫌われて」いたので、晴明神社になかなか入れなかったそうですが、牛頭天王にとりなしてもらって、ようやく入れたんだとか。
晴明さんは「魔」の力を利用していたので、神仏のご縁をたくさんいただいている桜井さんのエネルギーが鬱陶しかったみたいです(^^;

三十三間堂の観音様の「手」は、用途に応じて借りることができるらしい(笑)。

信長さんの話はショックでしたね・・・・・。

御髪神社の神様は、人間っぽくて、何ができて何ができないって、正直におっしゃっていて面白かったです。

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by june_h | 2017-09-09 20:44 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

佐藤さんは、いろんなジャンルの本を読んでいるので、この本で紹介されている「名言」も、古今東西多岐に渡っています。
どさくさに紛れて、外務官僚の性癖をバラさんでもええがな・・・・・と思いましたが、面白かったからまあイイか(笑)。

佐藤優 選 ― 自分を動かす名言

佐藤 優/青春出版社

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印象に残った言葉をいくつかご紹介・・・・・私が並べた言葉を見ると、人を全然信用してない人みたいですね(^^;


■組織はリーダーの力量以上には伸びない(野村克也)
これは、高校の部活で思い知ったこと。
結局、指導者の力量で、部の良し悪しや勝ち負けがほぼ決まっちゃう。


■この世で一番重い物体は、もう愛していない女の体である。(ボーブナルグ)
ナマナマしくて、実感がこもってます(^^;
この言葉のコーナーで、「飽きた女性に自分から別れを告げさせるテクニック」が紹介されていて、とても勉強になりました(笑)。


■誰の友になろうとする人間は、誰の友だちでもない(ヴィルヘルム・ペッファー)
最近、「誰にでも良い顔をして誰にも信用されない」という意味で「両肩に水をかつぐ(carry water on both shoulders)」という英語の表現を知ったのだけど、なんで?


■困難な情勢になって初めて誰が敵か、誰が味方顔をしていたか、そして誰が本当の味方だったかわかるものだ。(小林多喜二)
小林多喜二が言ったという点で、深い言葉です。


■すべての出来事、すべての行為には、定められた時がある(コヘレトへの言葉)
どんなに努力してもドアが全く開かないことも、ちょっと押しただけであっけなく開いちゃうことも、開いているドアの方へどんどん追い立てられることもあるよね(^^;
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by june_h | 2017-09-06 22:25 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

幕末に日本を訪れた西洋人達の記録の抜粋です。

ダイジェストでわかる外国人が見た幕末ニッポン

川合 章子/講談社

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主に、日本との条約締結に来た外交官や軍人、彼らの通訳達の記録から、交渉に当たった大名達の人柄が、イキイキと伝わってきます。

どの人の記録でも、日本人に好意的(好意的な部分だけ抜粋しているのかもしれませんが)。
どの身分の人間も、清潔で礼儀正しく、好奇心旺盛だと記録しています。

中には日本を好き過ぎて、離れるのがイヤで、金魚にまで情が移ってしまい、池に飛び込んだ人も(^^;

こうした好意的な欧米人達も、日本人の文化として、「お歯黒」「混浴」「馬のわらじ」は理解できないと言っています(笑)。

幕末の日本には、鎖国時代から付き合いのあったオランダや、開国させたアメリカのペリーをはじめ、イギリス、フランス、ロシアなど、様々な国が接触してきました。
それぞれの思惑から、お互いを警戒していたのが、よく分かります。

日本を好意的に見る一方で
「清国のように、この国は植民地にされるだろうが、それが良いこととは思われない」
という記述も。

植民地化されなかったのは、本当に運が良かったし、外交努力を重ねてきた幕府や明治政府の要人達のおかげなのだと、本当によく分かります。
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by june_h | 2017-08-23 20:51 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

意外と知られていない、偉人の息子や娘たち。
それを物語っているのが、親たちと違って、肖像画や写真がほとんど残っていないこと。
親と同じく、賢かったりバカだったり。
親を困らせたり、逆に親の犠牲になったり。

教科書に載せたい偉人の息子

偉人の息子研究会/ティー・オーエンタテインメント

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何人か、印象に残った人物を。


■鶴姫(徳川綱吉の娘)
鶴姫ちゃんには何の罪も無いのですが、綱吉が溺愛して、庶民が「鶴」の字を名前に使うことを禁止したらしい(^^;
おかげで、井原西鶴は「井原西鵬」にするなど、改名に追い込まれる人や店が続出したとか。


ロバート・トッド・リンカーン(リンカーンの息子)
父親同様、優秀な政治家だったようですが、父親の暗殺現場を目撃したのを皮切りに、さらに2人の大統領の暗殺現場に遭遇してしまうという、数奇な運命をたどった人。
・・・・・もしかして、彼が暗殺の黒幕だったりして(^^;


■ヤーコフ・ジュガシヴィリ(スターリンの息子)
父親は子供たちに冷淡で、結婚が決まっても祝いの言葉一つ送らなかったそうな。
絶望した彼は、ピストル自殺未遂をしたが、スターリンは
「なぜ真っ直ぐ撃たなかったのか?」
と返事したそうな。
結局、ドイツ軍の捕虜になった彼は、高圧電流の鉄条網に突っ込んで自殺。
ずっと、父親の愛を求め続けたんですね。

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by june_h | 2017-08-22 21:03 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

西原さんのミもフタもない名言の数々を読んでいると、ハッと我に返って、自分がいかにイタいことしてきた&していると自覚できるのでありがたいやらツラいやら(笑)。
恋愛に関する名言はエゲツナイのが多いんですが(笑)、覚えておけば、悪いオトコに引っかからないかも!?
いくつか気に入った言葉はこちら。


■人のことを憎み始めたらヒマな証拠
本当にその通り(笑)。
怒りがフツフツと湧き出て来たら、「アンタもヒマになったもんだわね」と、自嘲しています(^^;
それにしても、怒りって身体に悪い。
頭も胸も痛くなる(ーー;


■ケンカはええ。ウソはいかん。ウソつくのは盗む。ほんでおらんようになる。
こういう人、いるんだよねえ。
何の罪悪感も無く、平然とウソついて人の物を根こそぎ盗っていく人(^^;
そして、人のせいにして、文字通りいなくなっちゃうから。本当にこの言葉通り(笑)。


■今まで寝た男の中で一番ええ男や
西原さんの友人女性が、連れ子のいる男性と付き合っていたら、連れ子を置いて男性がいなくなってしまった。
その女性は連れ子を女手一つで育て上げ、息子について、こう言ったんだそう。
良い話ですね!

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by june_h | 2017-08-20 22:29 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

何かの講義だかセミナーだかの書き起こしなので読みやすいです。
冗談言ってお客さんを笑わせたり(^^;
でも、キリスト教の講義のはずなのに、なぜだかマルクスの本の講読をしていたり(^^;
ドイツの神学者カール・バルトの話が面白いです。
妻妾同居させて、愛人のキルシュバウムをコキ使って、自分の仕事をさせていたようで(笑)。
キルシュバウムがいなくなった後は仕事ができなくなっちゃって、本も未完になったらしい(^^;

ここから興味を持って、佐藤さんが勧めていた、キルシュバウムも登場する『才女の運命』も読みました。
ロダンの愛人のカミーユ・クローデルなど、偉人の陰で「犠牲」になった女性達が次々、出てきます。
ショックだったのは、マルクスの3人の娘達が、自殺など、不遇な人生を送っていたこと。
女がいなければ、しょせん男も存在できないんですけどねぇ・・・・・。

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by june_h | 2017-08-01 10:42 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)