カテゴリ:本 読書 書評( 576 )

著者は、小泉純一郎元首相の元秘書官。
政治の裏側的な話が興味深かったのですが、本のタイトルは、なんだかそのへんにゴロゴロ転がっているビジネス本みたいで、ちょっともったいない気がします。

最近、政治の本に興味があります。
誰も傷付けない、誰も敵に回さない方法を知りたいのです。

ひみつの教養 誰も教えてくれない仕事の基本

飯島 勲 / プレジデント社



各トピックがクイズ形式になっていて、答えを考えながら読み進められます。
私、結構、正解しましたよ!

赤坂プリンスホテルは政治家の密談になぜ適していたのか、というような裏話も面白いのですが、尖閣諸島などの外交問題も、メディアや政治評論家とは違った見方で、とても勉強になりました。

西川きよしさんとの対談が興味深かったです。
飯島さんは彼を高く評価していて、政界復帰を何度も打診しているそうですね。

人気があるのももちろん、官僚からも信頼されていて、「敵」もいない。有権者との対話も欠かさず、文字通り「小さなことからコツコツと」やる理想的な政治家。
「日本の国益のために、吉本興業は損を被るべきだ」
とまで仰っています。

それから、ももいろクローバーZの百田夏菜子ちゃんと、ももクロのマネージャーさんとの鼎談もありました。
政界に近いのは、AKBよりももクロ!?
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by june_h | 2016-06-01 15:48 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

「あの世に聞いた、この世の仕組み」の続編です。
今回も面白いです!

もっと あの世に聞いた、この世の仕組み

雲 黒斎 / サンマーク出版


「この世の全ての生き物は神我の一部」
「あの世に行けばワンネスに戻る」
みたいによく言われますが、それを「風船」に例えていて、わかりやすかったです。
風船の一部がカルマによってねじれて、小さな「コブ」ができる。それが一人一人の魂。
それぞれ別個に見えるけど、一つの大きな風船の一部であることには変わりない。
あの世に行けば、ねじれがほどけて、大きな風船に戻るという話。

それから、著者は、鬱になった経験があるので、あの世の視点から鬱について語っています。
鬱の原因は
「優しさという名のカルマ」
なのだと。
分かるような気がします。

不平は言っちゃいけない、仕事ができなくて申し訳ない。
こんなふうに思う必要なかった。
自分を大事にすれば良かった。
今なら、そう思います。

それから、スピリチュアル系の本でよく言われている「アセンション」について。
今までは「いきなりステージが上がるなんて、能天気な話だな」くらいにしか思っていなかったのです(笑)。
でも、前世や胎内記憶を持っている赤ちゃんや、あの世の仕組みを説明する本が増えることで、一人一人の人間は、「キャラクター」ではなく、現世で「役」を演じている「プレイヤー」なのだと、認識するわけです。
認識すると意識が変わります。

このことを「アセンション」と呼ぶなら納得です。
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by june_h | 2016-05-26 09:31 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

村上春樹さんによる、小説や自分自身の執筆活動についてのエッセイ。
面白くて、あっという間に読みました!

職業としての小説家 (Switch library)

村上春樹 / スイッチパブリッシング


村上さんは、学校教育が合わなくて、自分でどんどん勉強していくタイプなのだという印象。
ホリエモンみたい(^^;

小説家になるのは簡単だが、長く続けている作家はなかなかいない
と、村上さんは言います。

文学賞を取って華々しくデビューしても、二作目が続かない作家はザラにいます。
文学賞は、その後の作家人生を保証してくれるものではなく、「入場券」に過ぎないのだと言います。

ましてや、何十年も評価され続けるには、もちろん、才能だけではなく、不断の努力と自己管理が必要。

村上さんは、マラソンで体力作りをして、一日に書く枚数を決めています。
「作家らしくない」とよく言われるそうですが(笑)、気が向いた時に書くという体制では、何十年も続かないでしょうね。

そして、
小説家は、頭の良すぎる人には向かない
と言います。

だって、小説って「稼ぐための商売」として考えたら効率悪いから(^^;
効率良く稼げる商売は、他にもっとたくさんありますからね。
頭がイイ人は、それに気づいて、すぐに別のことをしてしまうし、タレント兼作家と呼ばれるような人は作家が本業にはなりにくいのだそうです。

文章についての具体的な話も面白いです。
村上さんの場合、まず、英語にしてから、それを日本語に翻訳して書いたんですって!

そうやって文章に「制限」を与えることで、独特の平易な文体が生まれたんですね。
私が小説を書くと、ヘンにカッコつけちゃって、自分が知っている一番難しい語彙を使おうとしちゃうのね(^^;

だから、村上さんは友達に
「これくらいの小説だったらオレでも書ける」
と言われたこともあったそうですが、その後、その友達が小説を書いたという話は聞いたことがないそうな(笑)。

あと、文章を「引き算する」、「推敲を何度もする」のが重要だということ。
奥さんが最初の「読者」になるんだそうです。

一番、大切だと思ったのは、
それをしているとき、あなたは楽しい気持ちになれますか?

村上さんは、楽しい気持ちにならない時は小説を書かないで、翻訳やエッセイを書くんだとか。
だから、「スランプ」を経験したことは無いそうです。

そして、この本全体を通してずっと書かれているのは、
「常に多くの批判にさらされ続けてきた」
ということ。
・・・・・村上春樹を真に批判できるのは、村上春樹より売れた人だけだと思うけど(^^;

最後に、河合隼雄先生のことが語られていました。
河合先生とは、アメリカの大学でお会いしたそうです。
河合隼雄先生は、私にとって心の老師の一人。
お二人の話を聞いていると、「人間の深層意識に潜りこむ」ような共通点があるように思います。
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by june_h | 2016-05-23 09:23 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

脳内出血で意識不明になった飯田史彦先生の臨死体験が書かれた本。
飯田史彦版、ダンテの『神曲』のようなノリですが、飯田先生の場合は、天国や地獄を旅したのではなく、死後の世界の一歩手前で、ガイドスピリットにいろいろ聞いてきた話がまとめられています。

ツインソウル―死にゆく私が体験した奇跡

飯田 史彦 / PHP研究所


先生が脳内出血になったのは、あの世のことを知って、世間に広めるためだと、生まれる前に先生自身が決めていたことだったんだそうです。

人間は、生まれる前に人生の青写真を決めてくるとは、よく言われていますが、生まれ変わっている回数が多い魂ほど、想定外のことが起きるらしい。
想定外のことが起きると、より魂が鍛えられるんだとか。

越智啓子先生の本に
「人生を細かく計画してくる魂もいれば、大雑把にしか決めない魂もいる」
というのは、このことかも。

あと、「ツインソウル」とか「ソウルメイト」とか、ロマンチックに語られがちだけど、別に愛し合う関係だけではなくて、魂の成長のために、時には厳しい関係に生まれる場合もあると思います。

それから、あの世は「時間」がないので、過去も未来もなく、ただ「今」しかないというのは、何回説明されてもピンとこないんですよね。
死んだらきっと、分かるんでしょうけど(^^;
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by june_h | 2016-05-10 19:48 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

作家の最相葉月さんがコーディネーターとなって、様々な分野の第一線の研究者の話を聞く、東京工業大学での講義をまとめた本。
私の大学にも、このような総合講義はあったんですが、ゲストは卒業生が中心でした。
こんな多様な第一人者ばかりの講義、私も受けたいです!

東工大講義 生涯を賭けるテーマをいかに選ぶか

最相 葉月 / ポプラ社


「マリー・キュリーと弟子・山田延男」というテーマの講義が興味深かったです。

キュリー夫人は、放射性元素を発見したわけですが、当時は、放射線の害が知られていませんでした。
そのため、素手で放射性元素の原石を扱っていたんだそうです。

そうこうしているうちに、キュリー夫人の配下の研究者が次々と倒れていきましたが、キュリー夫人は、断じて放射性元素のせいではないと、言い張ったんだとか。

その研究者の一人には日本人もいて、非常に優秀でキュリー夫人に信頼されていたのですが、やはり原因不明の体調不良に襲われ、日本に帰国後、間もなく亡くなったんだそうです。

昨今の日本では、研究者を取り巻く状況は厳しくなっていますが、それぞれの分野で飽くなき好奇心とプライドを持って、日夜研究されている方々ばかり。
私も非常に勇気をいただきました(^^)
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by june_h | 2016-05-01 13:26 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

高須クリニック院長 高須克弥さんとの赤裸々な恋人生活を描いたマンガ。
ウチの母が、貯まったポイントでこの本を買って来たんだけど、なんでやねん(笑)。

ダーリンは70歳 (コミックス単行本)

西原 理恵子 / 小学館


のっけから大笑いで、読みながらずっと笑いっぱなし!
このマンガは、公共の場所で絶対に読んではいけません(^^;
あまりにミもフタも無いんですもの。
マンガ家の彼女や妻を持つと、プライバシーがダダ漏れになるから恐ろしいですね(^^;;;

高須さんは70歳なんですけど、西原さんの彼に対する扱いは容赦無いですね(^^;;;;;
股間を踏んづけたり、裸の写真を撮って脅そうとしたり(笑)。

でも、こういう素直な女性だから、高須さんは気に入っているのかも。
日本有数のセレブだから、有象無象の人間が近寄って媚売ってくるでしょうから、本音が見える人の方がイイよね。

高須さんは、西原さんを絶対に整形させようとしません。
「欠陥こそ魅力で、欠陥を愛せる者こそが本物の恋人だから」
だそうです。

現在、熊本地震の支援物資に大奮闘の高須さん。
この方の行動力は本物です・・・・・。

下ネタ満載ですが、ホロリとさせられる部分もあったり。
新興宗教の教祖様たちの整形事情も分かったり(笑)。
西原さんの他のエッセイも読んでみたいです(^^)
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by june_h | 2016-04-21 12:57 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

「光の学校」の主宰者で、カウンセリング活動を行っている飯田史彦さんの著書。
実際のカウンセリングの様子が書き起こされているので、読みやすいです。

歩き続ける

飯田 史彦 / PHP研究所


会社の経営がうまくいかなくて困っている社長。
今度の芝居の役がどうしても気に入らない女優。
夫を亡くしてしまった妻。

この本に登場するケースのクライアントは、いずれも飯田さんの相談室にやって来て「もう死んでしまいたい」と話しますが、飯田さんのアドバイスで、生きる力を取り戻し、相談室を出て行きます。

「死にたい理由」は人それぞれ。そして、飯田さんの割り出した「原因」も人それぞれ。
探偵のように解き明かします。

実は、非常に些細なことだったり、ただの思い込みだったり、発想を転換したりすれば済む話だったりするんです。
前世の因縁とか、悪い霊が憑依しているとかではなくてね。

飯田さんの講演会に、機会があれば行ってみたいです(^^)
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by june_h | 2016-04-12 21:55 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

内田先生と、社民党の福島みずほさんの対談です。

「意地悪」化する日本

内田 樹 / 岩波書店


二人の対談を読んでいると、安倍晋三政権や今の日本の現状について、暗澹たる気持ちになってしまい、正直、落ち込んでいる時は読むのを中断していました(^^;
でも、直視しなくては何も変わりませんし、嘆くだけではなく行動しなければなりませんから、最後まできちんと読ませていただきました。

今の政権の姿勢は、安倍首相だけのせいではなく、見たいものしか見ようとしない国民のせいもあるでしょう。

でも、一番印象に残ったのは、内田先生が前の奥さんと別れる時に言われた次の言葉でした(^^;

「あなたは人間としては信頼するに足る人物であるが、男としてはもう飽きた」

・・・・・私は男性ではないけど、男性でこんなこと言われちゃったら相当ショックじゃないかしら。
だから、先生は合気道に走ってしまったのかしら、とか、いろいろ想像してしまいました(^^;

前の奥さんは、先生より4歳年上。
おそらく、先生が「育って」しまったので、「育て甲斐」がなくなってしまったのでしょうね(^^;
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by june_h | 2016-04-05 10:19 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

東大医学部教授で、長年、救急医療に携わって多くの患者を見送り、死後の世界の研究もされている医師の方の本。

見守られて生きる

矢作 直樹 / 幻冬舎


いろいろ印象に残った文章がありました。

「亡くなった方の感想は
①お役目を終えてホッとしている
②今がとても幸せ
③だから残った人に後ろ髪を引いて欲しくない
④でもたまには思い出して欲しい」


お別れするのは悲しいことですが、亡くなった方には、その方の死後の「人生」がありますから(笑)、あまり干渉してはいけませんよね(^^;


「気がついたときに、いつでもどこでも感謝の念を持ちましょう。
妙なルールを決める必要もないから、ある意味で楽です。
自分の状況があまり思わしくないときも、ありがとうとその状況に感謝する。
自分の思い通りにならなくても、これで十分ですと感謝する。」


自分がツラいときは、感謝するのがなかなか難しいですが、本当に、こうして生きているだけでも、感謝すべきことですよね。
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by june_h | 2016-04-02 10:00 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

音声学のいろいろな研究を分かりやすく解説した本です。
音声学の本としては、取っ付きやすいのではないでしょうか。

音とことばのふしぎな世界――メイド声から英語の達人まで (岩波科学ライブラリー)

川原 繁人 / 岩波書店


著者が若い方のためか、メイドさんの名前のイメージや、日本語ラップの韻の踏み方などなど、若い人にも取っつきやすい内容となっています。
メイドさんがやたら出てくるので、お好きなんでしょうか(^^;

音声学は、世界のあらゆる言語の研究によって発達しましたが、最近ではスマホの音声認識に応用されているんですよね。

音声学の本は、時々、読みたくなるんです。
私の親戚が福岡、名古屋など、違う地域に住んでいて、皆、違う方言を話していたので、小さい時から言葉の違いに興味を持っていました。
小学校の担任の先生が音楽の先生で、鼻濁音にやたらこだわっていたり。
中学校の英語の先生は、英語を音声学と発音記号から教えてくれたり。

外国語は正確に発音できないと通じないし、相手の発音を正確に聞き取ることもできないですよね。
この本によると、映画『マイ・フェア・レディ』では、主人公イライザの発音を矯正するために、発音記号が出てくるとか。
ちょっと見てみたいです(^^)
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by june_h | 2016-03-23 17:19 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)