カテゴリ:本 読書 書評( 581 )

あなたの周りで、アトピーやアレルギーに苦しむ人はいませんか?
日本ではその数がだんだん増えていて、花粉、小麦、卵、牛乳、蕎麦アレルギーはもちろん、最近では、精子アレルギーなんて人もいるそうです。
精子のたんぱく質に過剰反応して、全身発疹ができるそうな。
これじゃあ、子孫は残せないよね。人間として、生物として、だんだん壊れていくような恐ろしさを感じます。

えっヘン

藤田 紘一郎 / 講談社


この本の著者は、「花粉症が広がったのは、度を越した清潔志向のため、日本人の体に寄生虫がいなくなったからだ」という持論に基づき、寄生虫を自分の体内で飼っている免疫学者として有名です。
医療現場から見えてくる現代の日本人について、いろいろ考えさせられるエッセイです。
「健康になるためなら死んでもいい」

タマゴが健康に良いということで、タマゴばかり食べて体を壊してしまったり。抗菌、殺菌、除菌にばかり夢中になって、菌に触れない環境にいることで、かえって抵抗力が弱くなり、病気になりやすい体になってしまったり・・・・・。
生きたいのか死にたいのか、ここまでくるとわけわからん。

以前、「発掘!あるある大事典II」のデータ捏造が問題になりましたが、目の前の医者が、糖尿病のあなたの体に悪いと言っているのに、みのもんたの言う事を信じて黒砂糖を食べてしまう人も。
マスコミが映像や文章にしたものを無条件に信じてしまう、視聴者の私達にも、責任がないとは言えません。

「目に見えるもの」「科学的」なものしか信じない!と言う人は多い。でも、商品を売るために、都合良く割り出された「平均値」や、偏った「情報」を簡単に信じて振り回されて、ムリなダイエットや健康法に勤しむのは、ある意味、宗教的な気がします。

私達の体は数値じゃない!ましてや「平均値」の人間なんて存在しない。もっと、自分の体の声を聞くことが大事なんじゃないかな?こう思います。

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by june_h | 2007-10-27 16:07 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(2)

巷では『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』が話題になっていますが、ふとこのマンガを思い出し、「今の庵野監督の体型はどうなっているんだろう?」と、気になっている今日この頃。

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映画監督の庵野秀明と、マンガ家の安野モヨコの、明るい?夫婦生活を描いたマンガ。

ブティックの試着室から、必ず仮面ライダーの変身ポーズで出てきたり、家中、アニメ関係のグッズで埋め尽くしたり・・・・・庵野監督のあまりの私生活に、最後までひたすら大笑いしてしまう・・・・・でも、こんなに笑えるのは、安野モヨコの完璧なキャラ作り(「監督クン」という)によるもので、実際こんな人がダンナだったら、1000人中1000人の女性は音を上げてしまうだろう。
だって、ものっすごい偏食家で、着替えるとか、ゴミを捨てるって概念がないんだもん。この男。

「監督クンのせいで、オタクが伝染ってしまった」と嘆く安野モヨコ(「ロンパースくん」というキャラで出てくる)。でも、監督の「もともとオタクの素質があって、僕に会ったことで表面に顕れただけだ」という言葉に私も同感。二人して車の中で、アニソンを大声で歌ってしまうのが微笑ましい。

安野モヨコも、監督のダイエット作戦を決行したり、部屋を片付けさせたり、いろいろ「努力」しているようだ。結果、監督は痩せることに成功!お風呂にも数日に1回(!)は入るようになり、「身は痩せて、心は丸くなった」と周囲の人の評判になっている。

監督は、奥さんにお守りをされてばかり、というとそうでもない。巻末の奥さんへの言葉は、泣ける。この二人だからこそ、出てくる言葉なんだと思う。

続編、出ないかな・・・・・。


<関連リンク>
「監督不行届」(FC Web)
→第壱話と第弐話が無料で読めます
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by june_h | 2007-09-09 09:57 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(2)

最近見ないなぁと思ったら、病気になって、ホメオパシーにハマってたんですね!サンプラザ中野さん。しかも、ホメオパスの資格まで取って。ビックリです。

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この本のタイトルだけみたら、健康エッセイかと思ったけど、読んでみたら、完全にホメオパシーのカウンセリング(健康相談)じゃないですか。
ホメオパシーを全然知らない人には、この本だけでは情報が足りないと思う。っていうか、この内容で1600円は高い・・・・・・買っちゃったけど(-_-;;

「現代西洋医学は慢性病を治すのは苦手」
と、中野さんも語っているけど、それは私も実感してる。あと、数値に表れない体の不調を治すのも苦手だと思う。こんなに調子悪いのに、異常ナシってどういうことよ!と、何度思ったことか。

医者にかかって治らなかった人は、民間療法に頼る。それで効果があると、まず、医者を疑い、西洋医学を疑い、食品の安全性を疑うようになる。さらには、大企業や国家の巧妙な政策に気付く。
体に良いとされている薬や食品は、プロパガンダによるもので、本当は毒なんじゃないか?消費者は金儲けのためにノセられているだけじゃないか?
中野さんはマクロビオティクスなんかの食餌療法も取り入れているようだけど、どの療法でも共通してやり玉に挙げているのが、砂糖と牛乳(乳製品含む)。この本の対談の中で彼は
「スイーツブームは世界を滅ぼす」
とまで言ってる。
過激?な発言にチャチャが入ったのか、発言の表現を和らげる訂正票が本に挟まってた。誤字脱字以外の訂正票って初めて見たわ、私。

病気になって初めて気付く自分の体、世界のシステム。医者も国家も自分を助けてはくれない。自分の体は自分で守る。これ大事。

健康な人にとっては、ワケわかんない本だろうけど、もし、医者では治らない病気にかかったら、ちょっとこの本を思い出してみると良いかも。


<関連リンク>
sunplazanakano.com(サンプラザ中野 公式サイト)

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by june_h | 2007-08-22 20:40 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

圓朝の落語はオモシロそうだなー♪なんて思っていたら、ちょうど圓朝を特集している雑誌が出ましたよ!ウレシー!

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この雑誌を読んで、圓朝が、歌舞伎作家の河竹黙阿弥と親しかったことを知りました。
なるほど、彼の落語が、ドロドロ大河ドラマであることに納得です。

圓朝の面白さがわかった人はみんなこう思うのですね。
「幕末にタイムスリップして、実際の圓朝の落語を聴いてみたい!」

落語の録音が開始されたのは、彼が亡くなった直後から。そんなわけで、圓朝の肉声は残っていないのです。
歴史的な至芸が残っていないという点では不幸なことですが、逆に、彼がどのように演じていたかわからないため、後代の落語家が自由に演じられるのかもしれません。

圓朝の肖像画や写真が多く掲載されていますが、出会った人の人柄の裏表を一瞬で見抜くような恐ろしさを感じました。

もちろん、圓朝落語を多く手掛けている歌丸さんのインタビューもあります。
歌丸さんが主任を務める国立演芸場8月中席のことにも触れています。やはり、圓朝作品の一つ「怪談乳房榎」をするのだそう!

私も行くので楽しみです♪

<関連リンク>
雑誌「東京人」(都市出版)

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by june_h | 2007-08-16 20:32 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

阿久悠さんが亡くなったというニュースを聞いたとき、トリハダが立ちました。なぜって、この本をちょうど図書館から借りてきた直後でしたから。
何ヵ月か前に、彼の本が雑誌で紹介されていて、読みたいなぁと思っていて、やっと最近見つけた本だったのです。

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この本は、日本経済新聞の『私の履歴書』に連載されたエッセイを、加筆・修正したものです。

阿久悠さんは、作詞家として多くのヒット曲を生み出しましたが、作詞家になる前、特に、まだ少年だった終戦前後の事柄に、多くの紙面を割いています。
当時8歳だった彼にとって、終戦は「繭の中から抜け出した日」でした。
その日の猛暑と玉音放送、そして抜けるような青空の記憶と共に、「戦争しか知らない子供」が、ようやく手にした自由の日でした。
しかし、彼の父親にとっては、そうではありませんでした。巡査だった父親は、サーベルを抱いて柱にもたれかかったまま、呆然としていました。一夜にして価値観が変わり、それまで信じていたこと、彼を支えていたものが崩壊した日だったのです。

また、終戦直前に彼の息子(阿久悠の兄)が戦死していました。

父親は、終戦から一年経ったある日、ある行動を起こします。
その行動は、戦争の終わりと共に彼の内部で沸き上がった、アイデンティティ・クライシスを解消するためのものとしか思えませんでした。正気の沙汰ではないと、近所の人たちは噂しましたが、父親は家族を連れて決行したのです。

阿久悠の父親の話ばかりしてしまいましたが、最後の方まで読んでいて私は、ヘンだぞ?期待してた話が全然ないぞ?と思って、母にこう尋ねました。
「阿久悠ってさあ、作詞家と銀行員の、二足のわらじの人じゃなかったっけ?」
「それは小椋佳だよ」

・・・・・いかん。またやっちまった!

恥ずかしいので、
♪しみじみぃ飲めば しみじみとおぉ~おぉ~おぉ♪
と、歌う私(^^;;;

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by june_h | 2007-08-11 09:41 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

この本の存在はずっと知っていましたが、今まで敢えて読むことを避けてきました。なぜなら、私は村上春樹の作品をほとんど読んだことがなかったからです。
最近、河合隼雄さんが亡くなって、久しぶりに彼の著書を読もうと図書館に行ったとき、たまたまこの本だけがありました。
ここで出会ったのも何かの縁、読んでみることにしました。
「ぼくは何をしているかというと、偶然待ちの商売をしているのです。みんな偶然を待つ力がないから、何か必然的な方法で治そうとして、全部失敗するのです。ぼくは治そうとなんかせずに、ただずっと偶然を待っているんです」

今になって、今だからこそ、河合隼雄さんのこの言葉の意味が良くわかります。
まず、本物の療法家は「オレの技術はスゴいんだ」「オレが治してやったんだ」なんて言わないこと。「患者自身の力で治るものだ」と言います。このへんの違いが、信用できる療法家を選ぶポイントかもしれません。

「患者自身の力で」なんて、無責任にも聞こえますが、その人の体は、その人自身が知っているものだし、いくら周りが頑張ったって、本人が治ろうと思わなければ治らないわけで。療法家は、患者が治る手助けしかできないのです。

んで、さらに、河合隼雄さんは、一歩進んで(?)「治る偶然を待っている」なんて言う。
ここまで言えるのは、ある意味スゴい。だって、療法家なのに「治そうとしない」なんて言ってるんですから。

私は数年間、心身の不調に悩まされ、あちこちの医者や、いろんな治療を試しても全然うまくいかず、「私って一生このままなのかしら」って絶望した時期もあったけど、ある偶然をきっかけに、ウソみたいにペロッと治ってしまった。「なんでやねん!」って突っ込みたくなるほどに。

「我慢する」でもなく「何もしない」でもなく、ただひたすら「待つ」ということの大切さ。
そういえば、世の中便利になり過ぎて、「待つ」っていう行為をあまりしなくなったし、ナイガシロにしてたなあ、なんて、振り返って思います。
療法家がすべきことは、治る時期が来る日まで、患者さんが「上手に」待つ手助けをすることなのかな、なんて思いました。

この本が出たのは、1996年。二人の関心と話題の多くは、阪神大震災とオウム真理教に向けられていました。そういえば、村上春樹の作品の中で、私が唯一読んだことがあるのは、オウム信者とのインタビューを軸にした『約束された場所で』でしたっけ。
私がこの本を読んで、当時、感じたのは、すごく乱暴だけど「オウム信者になるかどうかは、その人が信じる「何か」が、オウムの中にあったのか、それ以外にあったのか、ただそれだけの違い」ってことでした。今読んだら、どう思うかはわからないけど。

二人の対談から、10年以上経った今。
今、二人が対談したとしたら、どんなことを話題にするのだろう。
そんなことを思いました。



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by june_h | 2007-08-08 21:07 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(2)

落語家の春風亭昇太と林家たい平、そして、世界を相手にしている下町の小さな企業の社長や、職人さんとの鼎談集。大企業の社長の自慢話が多い、日経新聞の「私の履歴書」の話なんかより断然面白い、仕事に人生と哲学を賭けたオヤジさんたちの、コダワリの武勇伝が詰まっています。

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「日本人に対して英語の注文書を送ってくるとは何事だ!」と怒ったところ、ライカの社長から、たどたどしい日本語の手紙がきたという光学機器メーカーの社長さんの話。
エリザベス女王から依頼を受けたイギリス政府から、ターンテーブルの注文が来て、390万円の見積もり書を送ったら「女王陛下はポンドがお好きです」と言って390万ポンド(9億円)に書き直された契約書が届いたという、オーディオメーカーの社長さんの話。
ドラマみたいに面白い話ばかりで、面白くて、電車の中で何回も笑っちゃった(^^;

こんな話があるのも、それだけ魅力的な技術と愛されるモノ造りをしているからなんだよね。

どんな小さな会社でも、無名な職人でも、優れた技術を持っているとわかると、必ず嗅ぎつけて最初にやってくるのはユダヤ人だそうな。サスガです。ある社長さんは「世界の黒子」と表現していました。

この鼎談集が連載されていた雑誌は「サイゾー」。
わりとスタイリッシュな体裁の雑誌なんだけど、中身はそこいらの週刊誌よりエゲツない。でもなぜだか立ち読みしちゃう雑誌。

鼎談をベースにライターさんが文章をまとめたのだと思うのですが、昇太とたい平がボケたりツッコんだり、テンポよく読みやすい仕上がりになっています。

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by june_h | 2007-07-19 21:17 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

会社の新人の女の子が「読みたい!」というので貸し始めました。久しぶりに本棚を開けたらば、最近買っていないことに気づき、慌てて最新巻を買い揃えました。

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主人公の飯島律は、幽霊や妖怪が見える大学生。その能力ゆえに、彼が望んでいなくても、日々、幽霊や妖怪と関わらざるをえない。
彼の不思議な能力は祖父譲り。彼の血を受け継いでいる律の親戚達もまた、幽霊や妖怪が見える人ばかり。巻が進むにつれ、律の不思議な親戚達がどんどん登場する・・・・・。

律の周囲で息づく、怖いけど愛嬌があって憎めない妖怪たち。彼らの存在が、人間の業や情念と絡み合うとき、物語が生まれます。
禁断の力や術を使い、愛する人をこの世に戻そうとして、取り返しのつかない悲劇を招いたり、妖怪を操って巨万の富を得ても、最後は手痛いしっぺ返しを食らったり。
人間の足元で揺れる影。開かずの間。みんな知ってるけれど決して誰も口にしない秘密。

幽霊や妖怪がたくさん出てくるけれど、実は、人間の情の深さや愚かさの物語だったりします。
決して、ただのホラーではありません。
幽霊の残した想い、妖怪達のつぶやき、人間達の叫びが、読む人の心に残ります。

基本的に一話完結。でも、話の構成が複雑で、一度読んだだけでは内容がよく掴めません。最後の方まで読んで「あ、この人、幽霊だったんだ」とわかって、もう一度読み返したり。悪い意味ではなく、何度でも楽しめる漫画です。

ちなみに、新人の女の子は「尾白と尾黒(文鳥の妖怪)がカワイイ!」とのこと。著者さんは、文鳥がお好きみたいで、文鳥の漫画も出しています。

<関連リンク>
今市子(ウィキペディア)

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by june_h | 2007-07-13 21:27 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

民俗学者の宮本常一と、彼を経済的に支えた実業家、渋沢敬三の物語。

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とにかく二人ともスケールがデカい!

宮本常一は、フィールドワークのために日本各地を歩き回り、宮本常一の足跡を赤く塗りつぶすと日本列島は真っ赤になる、と言われるほどの人。
机上の空論ばかりを書き並べる学者とは違い、生涯のほとんどを旅に費やした彼は、徹底して足で取材し、名も無い人々の声に耳を傾け、肌で感じ、体で経験しながら、膨大な資料を残したのです。
「日本を支えているのは最下層の人たちだ」と、被差別部落や貧困に苦しむ集落に深い理解を示し、辺境に住む多くの人々に誇りと自信を与えたと言います。

渋沢敬三は、実業家である渋沢栄一の孫で、ポケットマネーで学者を集め、日本各地の風習や民具を研究するアチックミューゼアムを創立。つぎこんだお金は、現在の貨幣価値で数百億円だそうな。
戦後、渋沢家はGHQの財閥解体政策で没落。いくらでも財産を守る抜け道はあったけど、彼はさっさと財産と屋敷を国に納め、「ニコニコ没落していけばいい」と言いながら、小さな家に移り住みました。
今のオカネモチで、こんなふうにお金を使える人はいないでしょう。日本の百年後、二百年後を見据えてお金を使った方です。

本を分類する日本十進分類法によると、380番台が民俗学、390番台が国防・軍事。
日本が大陸での占領政策を進めるために、民俗学を利用していたそうで、軍事と民俗学が密接に結びついていることが、本の分類からもわかるってことが興味深い。そんなわけで、戦時中に中国大陸で暗躍していた民俗学者達の話題にも触れられています。

とにかく、私は渋沢敬三さんの人生には、読んでて何度も泣いてしまいます。父は妾と出奔して、父のいない生活と親戚からの冷たい目に耐えなければならなかったり。学者になりたかったのに、渋沢家当主として銀行家にならざるをえなかったり。仕事と旅に明け暮れる彼を理解できずに、妻は子供を置いて出て行ってしまったり。地位も名誉も財力も持っているのに、孤独と忍耐ばかりの人生。でも、その孤独と忍耐をバネにして、彼は懐の大きな男になったのだと思います。

そんなわけで、最近、佐野眞一にハマっています。彼のルポは主観がバリバリ入ってますが、面白い偏見なら結構!まだまだ読みますよぉ。


<関連リンク>
宮本常一(ウィキペディア)
渋沢敬三(ウィキペディア)

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by june_h | 2007-07-08 10:47 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

何かの雑誌だか本だかで、加藤鷹さんの対談を読んだとき
「この人って、AV男優なのに、仙人みたいだなあ」
なんて思ったことがあって、彼にはずっと興味を持っていたのです。
本屋に平積みになったこの本が目に止まったとき、迷わず手に取りましたが、刺激的なタイトルと挑発的な目次ばかりが並んでいて、一瞬、(一応)躊躇しつつも、ビシッとレジに出して手に入れました。

エリートセックス (幻冬舎新書)

加藤 鷹 / 幻冬舎


この本は、セックスのハウツー物でも、テクニック本でもありません。コミュニケーション論に近いかも。
6000人の女性の体から文字どおり「体得」してきた、彼の言葉の数々に、目からウロコが落ちっぱなしです。

ある時、AVの監督とある実験をして「男の○○○○○は○○だけじゃない」という結論に至ったという下りでは、彼の洞察力の深さと人間の体の神秘に、私は思わず感涙してしまいました(^^;

女性ファンが多いというのも、本当、よくわかります。

でも、読んでて哀しくなっちゃった。
男も女も「イく」ってことにこだわりすぎてんだなぁって。
義務感とかプレッシャーとか、いろいろ背負ってたら、そりゃあ楽しくないし、セックスレスにもなっちゃうよね。

私も昔、思い通りにならないからって「おまえの体が悪いからだ!」って言われたことがあって、それからは割り切って演技することにしたんだけど、やっぱり疲れちゃって。
そのときは私が悪いと思ってたんだけど、今思えば、私も気の毒だし、その男も気の毒だったなぁ。
・・・・・なんて思い出したらなんか疲れちゃいました(^^;;;

とまあ、私みたいなバカな思い込みを正すためにも、たくさんの人に読んでほしいっす。


<関連リンク>
加藤鷹オフィシャルサイト
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by june_h | 2007-06-28 20:29 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)