<   2007年 07月 ( 17 )   > この月の画像一覧

後ればせながら選挙の話

大方予想どおりの結果でございました。

私も毎度のことながら、投票して参りました。
いつも思うのですけど、投票用紙の紙質との書き心地が好きです。最近、パソコンだったり、ボールペンだったりして、鉛筆で字を書く行為自体をあまりしないのでね。妙に新鮮な気分になります。

そして毎度のことながら、選挙期間になると訪ねてくるご近所さん。
「選挙違反じゃないんですか?」
という言葉が喉まで出かかるけど、ご近所さんなのでぐっとこらえます。
同じように、選挙期間中に話しかけてくる人は他にもいて、妹には友人が、母には職場の同僚がやってきます。

探せばどこにでもいるようですが、おしなべて皆さん熱心なのには驚きます。

イマイチ結果と結びついていないようですが・・・・・。

今度の選挙で訪ねて来たら、どんな顔してお迎えしようかしら。たぶん、今までと変わらないとは思うけど。
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by june_h | 2007-07-31 06:41 | 雑記 | Trackback | Comments(0)

友人に誘われて行ってきました!いやー、遠かった!暑かった!癒しフェアに行ってきたのに、ツカレタ(^^;

副題は「Healing&Beauty life style」。癒し関連の商品・サービスが一度に体感できる総合見本市です。
医療器具や健康食品はもちろん、アロマオイルやお香などの癒しグッズの販売、マッサージや整体の実演、各種占いのサービス、所狭しと並べられた開運グッズなどなど、女性雑誌の広告の見本市といった趣でした。

江原さんブームを反映してか、オーラ写真撮影サービスは大行列。熱心にヒーリングを受けている男性の姿もチラホラ。ピラミッド型の被り物をアタマに装着して、大マジメに説明をしている人もいたりして、各ブースを見て回るのも面白いけど、来ている人たちの人間観察も面白い。

私はというと、ある女性誌のブースでアンケートに答えてお香をゲットしたり、ヒーラーさんに声をかけられたと思ったら同じ整体に通ってる人だということがわかって、しばし談笑したり、マクロビオティックス仕様のカレーうどんを食べたり、それなりに楽しんでおりました。

お約束だからと思い、一つ占いを受けてみることに。気脈占いなるもので、中国人の女性が鑑定していて、私の手をパッとテーブルに広げただけで、私の家系、性格、仕事、などなど、次々と言い当てるので不思議でした。とりあえず「やりたいことをやれ」と言われたので、どんどんやっていきたいと思います・・・・・というか、やってますが。

まぁでも、本当に繁盛してたり、スゴい効果があったり、当たったり、というような人たちは、こんなところに出展しないでしょうから・・・・・こんなサービスもあるぞ!という参考程度に、回ってみるのがよいでしょう。


<関連リンク>
癒しフェア(公式ページ)
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by june_h | 2007-07-29 10:25 | 健康 | Trackback | Comments(0)

仲入りは、仕事の都合で遅れてやってきた友人と、ロビーでまったりお茶&お酒。会うのは半年ぶりくらい。お互いに息災で良かったれす。

■三遊亭圓朝作「死神」:橘家圓蔵
圓蔵師匠の高座は二度目でございます。技術はすばらしいと思うのですが、残念ながら、私の琴線に引っかからない。でも、お話自体は面白かった。朝の光に耐えかねて、こっくりこっくり居眠りをする死神。こんな死神が世界中にいたら、世界はもっと平和になるのに・・・・・死神よりも恐ろしいのは女なり。ダンナを焚きつけ、死神を利用し、お金儲けをするのだから。
<あらすじ>
死神(吟醸の館)


■「怪談・虎の子」:柳家小さん
不思議なしゃべりです。ゆったりとした口調で、時折、大きな「間」が空きますが、なぜだか話に聞き入ってしまいます。この話は、怪談というより、ギャグっぽい。小学校の時に流行った「恐怖の味噌汁」とか「悪の十字架」とかと同じノリ。途中からサゲが予想できました。
<あらすじ>
(私の記憶で書いているので、熊さんと八っつぁんが逆かもしれません。あしからず)
長屋の熊さんの所へ、八っつぁんが血相を変えて飛んできた。ワケを聞けば「うらめしや。虎の子の金返せ」とつぶやく老婆の幽霊が出たという。熊さんは、老婆が大金を残して成仏できないのだと推測し、金を見つけて横取りしようと大喜び。今度また出てきたら、金のありかを聞けと八っつぁんに言った。老婆が言うには、探し物は、上野寛永寺の燈篭の下に埋めてあるという。寛永寺と言えば、徳川家に縁の深い場所。老婆は相当高貴な女性で、大金も相当なものに違いない!とますます期待が膨らむ。早速掘り出すと、出てきたのは骨壷とホネ。老婆の名前は「トラ」で、探していたのは娘の「カネ」の骨だったのだ。


■三遊亭圓朝作「怪談牡丹燈篭」より「お札はがし」:桂歌丸
開口一番から本題。マクラは一切なし!当然、木久蔵の悪口も一切なし(笑)。

お金に目がくらんだ夫婦が、若旦那を取り殺そうとしている幽霊の手助けをしてしまう。夜が明けると、若旦那は呪い殺され、変わり果てた姿に。幽霊の残した金と、主人から盗んだ黄金の仏像を手に手に逃げる夫婦。夫婦の運命の行方は?すべてを見透かす新幡随院の和尚の目には、一体何が映っているのか?
この話にサゲはありません。続きは「栗橋宿」の話へつながっていきます。私の友人曰く「栗橋宿の話は面白いからオススメ」らしい。機会があればいつか通しで聴いてみたいものです。

圓朝の落語はアラビアンナイトの如し、と噂は聞いていたけれど、スゴい!引き込まれる!歌丸さんの話し方もスゴい!歌丸さんの一言一言に、客席の意識が集中しているのをものすごく感じました。終わったとき、体が震えました。笑点なんか辞めちゃって、圓朝落語を極めれば良いのに(笑)。
江戸時代に行って、圓朝の落語を聴いてみたい!

でも私は、この話を聞いて、自分が勘違いしていたことに気づいたのです。あれぇ?お札をはがしたのは、高い窓じゃなくて、お便所の窓じゃなかったっけ?たぶん、何かの話と混同してますね。うーん、思い出せない。

<あらすじ>
「怪談牡丹燈篭」より「お札はがし」(吟醸の館)



イイノホールは、今年で閉館。次回からの圓朝祭は、別のホールで行われるそうです。最後は、歌丸さんとお客さんが一体となって三本締めして幕。「三本締め」っていうだけで、皆が同じリズムで一つになれる。やっぱり日本人っていーなー♪と思った瞬間でした。


最近、落語を聴くようになって、落語に対する認識がちょっと変わりました。
今までは落語って、「笑える話」だとばかり思っていたんだけど、どうもそれだけじゃないらしい。怪談もそうだし、「袈裟御前」なんて、どう考えても笑えない話だし。

落語にとっての「笑い」は、ストーリーに引き込んで、飽きることなく最後まで話を聞かせるための「方便」というか「仕掛け」みたいなもんじゃないかしら。例えはすごく悪いけど、ゲームセンターでお客に金を使わせるため、脱衣麻雀で美少女キャラがどんどん脱いでくみたいな(ほんと下品でスンマセン)。

だから究極の落語の姿って、ほとんど笑いが起こらないものかもしれない。でも、客はすごい集中して聴いて、サゲまで来てももっと聴きたくなるような、終わった後も寝るときも一週間経ってもその話で頭がいっぱいになるような、後々までずっと心に残るような・・・・・。あ、でも、これじゃ落語じゃないか・・・・・。

<関連リンク>
圓朝祭(ジュゲムスマイルズ)
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by june_h | 2007-07-28 19:51 | 落語会 寄席 | Trackback | Comments(2)

「落語行かない?」と友人から誘われて届いたチケット。それを見て「またまたぁ。やっちゃったね」と思った私。

私の友人は怖がりなのに、今回の演目は怪談噺ばかり。彼女は昔からワケわかんないんだよね。生クリームが嫌いなクセに、ケーキの食べ放題に行こう!なんて言ったりして・・・・・と思ったら、彼女は毎年、ご家族とこの圓朝祭に足を運んでいるという。今回は、ご家族のご都合が合わなくて、私に譲ってくれたのだ。

演者を見ると大御所ばかり。根強いファンが多く、チケットは即完売。地方からもわざわざ見に来るお客も多いのだとか。大変な寄席に呼んでもらったことがわかり「歌丸目当てで申し込んだんでしょ」なんて一瞬でも思ったことが、大変申し訳なかったのでした。

ロビーを一歩入った途端、一面を覆う加齢臭にクラクラ(-o-;;;年齢層、高っ!私が子供に見えちゃうくらい(笑)。そんなわけで、大御所たちの落語も、解説や現代風アレンジはほとんどナシ!聴きながら、頭の中で漢字変換したり、ボキャブラリーを引っ張り出してくるのが大変でした。
「みのぶ」・・・・・身延?
「こうじん」・・・・荒神?
「きじょう」・・・・騎乗?帰城?
みたいな。
でも、すっごく感動した。大御所たちの話術と話の内容に。今ではめったに聴けない演目もあったりして。


■「甲府い」:林家いっ平
聴いてて、ものっすごくイラっとする。カミまくりでハラハラするし、セリフ忘れた?と思うようなヘンな「間」があったりして、イライライライラ、ストレス感じまくり。これなら前座の棒読み落語のほうがよっぽどマシ。ほんとに真打?
今日に限って、仕事でトラブって、上司に全部押し付けて、駆けつけたっていうのに。こんなことなら、ちゃんと仕事してから来るんだった。
話の途中で、私のちょうど前の人の携帯電話が鳴った。ところが、本人は耳が遠いせいか気づかず。奥さんらしき人が慌てて止める。その間、おかまいなしに話を進めるいっ平。ったく、三平の息子なら、携帯鳴らした客いじって、笑いに転化しろっ!噺家なのに機転が利かないなぁ。ちきしょう金返せ!・・・・・書いてるうちにだんだんハラが立ってきたから、ここらで止めておこう。
<あらすじ>
甲府出身の若者が豆腐屋に迷いこんできた。聴くと、江戸に出てくる途中でスリに遭い、一文無しだという。気の毒がった主人は、ご飯を食べさせたうえ、うちで働かないかと誘った。若者は大喜びで、恩返しとばかりに「とうふ、おあげに、がんもどき」と声を上げつつ懸命に働き、豆腐屋は大繁盛。喜んだ主人は、ついに娘と結婚させ、若者を養子にする。
ある日、若者が、田舎に里帰りし、ついでに身延山にお参りしたいという。主人は許し、嫁となった娘も連れて行くことになった。出かけようとする二人に「どこへ行くんだい?」と、ご近所さんから声がかかったときの若者のセリフが「こうふ(甲府)、おまいり(お参り)、がんほどき(願解き)」。


■「船徳」:春風亭小柳枝
ものっすごい早口。よくもまあこんなふうにだーーーーっと言葉が出てくるもんだ。途中「こうもり傘」が出てきて、落語って江戸時代の話じゃないの?と違和感を覚えたけど、明治大正でも落語は当然生まれてるわけで。
今ならさしずめ、新米タクシードライバーのバタバタ喜劇というところでしょうか・・・・・あ、こんな漫才、あったような気がする。
<あらすじ>
「船徳」(吟醸の館)


■「どうかん」:柳家小三治
太田道灌の有名な故事がベースになっている落語。話自体は知ってるんだけど、なんで山吹の花を差し出すのかっていうのをいつも忘れてしまう私。これでもう覚えられるかしら。
<あらすじ>
「道灌」(吟醸の館)


■三遊亭圓朝作「大仏餅」:三遊亭金馬
「別に、この話がキライなわけじゃないんですよ。わかるお客がいなくなったからなんですよ」と師匠。なんでも、主催者やらお客やらからリクエストがあって、十数年ぶりに高座にかけるとのこと。なんでかっていうと・・・・・。

・死語が出てくるから・・・・・袴着(はかまぎ)の祝い
・茶道の用語が出てくるから・・・・・建水、お薄
・差別用語が出てくるから・・・・・メクラコジキ
・サゲの意味わからないから・・・・・眼から鼻に抜ける
・もう一つの小噺を知ってないとサゲの面白さがわからないから・・・・・落ちた大仏の眼を子供が修理する話

ざっと挙げても五重苦。そのため、マクラも、この話を理解するための解説が中心でした。
でもすっごく感動しました。滅びゆく落語を聴いた貴重な体験をしたというか・・・・・。落語って、当時の風俗や流行をすごく背負っているから、今では聴くことができない(聴いてもわからない)名作がたくさんあるんだよね。私の好きな歌舞伎を題材にした話も、たくさんあるらしいんだけど、今は歌舞伎を万人が知ってるわけじゃないから、ほとんど高座にかからないんだよね。意味がわからなくてもいいから、そういう話を私はたくさん聴いてみたいっす。
<あらすじ>
「大仏餅」(吟醸の館)


<関連リンク>
圓朝祭(ジュゲムスマイルズ)
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by june_h | 2007-07-27 12:39 | 落語会 寄席 | Trackback | Comments(0)

BILLY'S BOOT CAMPに入隊

とうとう入隊してしまいました。
会社の上司も同僚も、はたまた「水曜どうでしょう」の藤やんまでもが、己の体に鞭打って、「ビクトリー!」と叫びつつ、筋肉痛に悩まされる日々。ついに私も。

それほど興味なかったけど、妹に「エミちゃん、体型ヤバいよ・・・・・」といわれるほど、変わってしまった私の体。昔は、いくら食べても全然太らなかったのに、今は漏れなく肉になる体質に。このまんまじゃ、昔の自分を知ってる人に、恥ずかしくて会えないわ!ということで、妹が友人から借りてきたDVDで、まずは基本プログラムから始めることに。

最初は、テンポの速さに戸惑いながら「なんとかいけるぞ!」なんて思ったけど、腕をずーっと上げ続ける運動に耐えられず、腕を下ろしてしまう。やってるうちに、だんだん疲れて体の動きが小さくなり、仰向けの運動では・・・・・

妹:うわーっ、エミちゃん、ちょーブザマだね!
私:モコさんだって、ゴキブリがひっくり返って、ワナワナしてるみたいだお

なんて、お互い罵り合いながらゲラゲラ笑う二人。

終わりに近づくと、BGMのテンポがゆっくりに。助かった・・・・・とホッとして息をついたとたん、私ってなんでこんなことやってるんだろ?と、自分のやってることがよくわからなくなる。

でも、妹と二人揃って「ビクトリー!」まで続けられました♪

次の日は、案の定筋肉痛。特に、ふくらはぎとかモモの後ろ側。でも、昼間ちゃんと仕事がこなせるだけ、ヨシとしよう。

目指せ!5kg減!・・・・・でも、自分の体重を知るのが怖くて、体重計に乗れないの。
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by june_h | 2007-07-24 22:07 | 健康 | Trackback | Comments(2)

埼玉の川口にあるSKIPシティで開かれた「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」。
シネマ歌舞伎『野田版 研辰の討たれ』が、招待作品として上映されるということで、足を運びました。

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・守山辰次:中村勘三郎
・平井市郎右衛門:坂東三津五郎
・平井九市郎:市川染五郎
・平井才次郎:中村勘太郎
・小平権十郎/やじ馬の町人:中村獅童

赤穂浪士の仇討ちで人々が沸く、近江の城下。刀研ぎを生業とする男、守山辰次が、名字帯刀を許された武士になる。しかし、ひょんなことから辰次は、家老の平井市郎右衛門を殺してしまった。辰次は、市郎右衛門の二人の息子、九市郎と才次郎に、「親の仇」として追われる身となってしまう。

とにかく、勘三郎はスゴい!最初からノンストップで、高いテンションのまま早口でセリフを飛ばし、ガンガン笑いを取っていく。ものすごい運動量。着物の襟元が、滝のように流れ落ちる汗とドウランで真っ茶色。息で肩が激しく上下している。アップで映っているから、それがよくわかります。舞台とはまた違った迫力。こんなこと連日やってたなんて、恐るべき体力。

とうとう、逃げ回っていた辰次を追い詰めた二人の兄弟。「辰次を殺せ!」とけしかける群衆。あさましいまでに命乞いする辰次に、こんな男、斬る価値もない、と、仇討ちを一度は止めた二人。しかし、仇を討たなかったとあっては、笑いものになる、故郷に帰れないということで、やっぱり最後は殺してしまう。

「オレはお前達に殺されるんだ!」

世間体に追い詰められた二人の兄弟と、群衆の挑発によって殺された辰次。自分の意思とは裏腹に悲劇を生んでしまう、人間の弱さとあさはかさ。そんな人間の儚さを、真っ赤に散りゆく紅葉に託したラストシーン。最後には必ず、脳天にボウリング玉が降ってくるほどのショックを与える野田秀樹の演出は、いつ観ても、体が震えます。

これが実際に上演されたのは2年前。中村獅童がアドリブで結婚をネタにされて、ハニカむ様子は、今見ると、皮肉なもの。

今度、『野田版 鼠小僧』も上映されるそうな。チケット手に入ったら、観に言っちゃお♪

P.S.
それにしても、駅から遠いよ。SKIPシティ。
無料のシャトルバスがあるからってんで、行ったらば、本数が少なくってさぁ。しょうがないから市営のバスに乗ろうとしたら、発車したあとで。間に合わないから、タクっちゃいましたよ。1300円も掛かった!余計な出費だ。こんなことならもっと早く来るんだった。

SKIPシティって、シネコンだと思っていたら、「でっかい公民館」みたいなトコでした。
悔しいから、SKIPシティ内にある、NHKアーカイブスにも立ち寄りました。
常時6000本のNHKの番組が、無料で視聴できるということで、久しぶりにNHKスペシャルの『脳と心』『アインシュタインロマン』『映像の20世紀』なんかをチラチラっと観ました。

この3本はいつ観ても名作だよねー。演出がいいんだよね。これが放送された当時は、高校生だったんだけど、放送されるたびに「昨日のアインシュタイン見た?」なんて言って、次の日の部活での話題が、これ一色になりましたからねー。
特に、『脳と心』は、オープニングの久石譲の音楽と谷川俊太郎の詩で、涙腺に即、きますからね。昨日も、オープニング見ながら大泣きしましたねー。


<関連リンク>
シネマ歌舞伎(松竹)
『野田版 研辰の討たれ』あらすじ(松竹)
SKIPシティ公式ホームページ
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by june_h | 2007-07-22 11:12 | 歌舞伎 鑑賞 | Trackback | Comments(0)

男気溢れる舞台。役者の魅力がヒカリました!

TEAM NACSの安田さんが出演するということで足を運びました。
屈強な男達を涼しい顔で投げ飛ばす、柔道の達人で筋肉バカ、という設定に追いつくために、苦労と努力と猛稽古を感じました。武道の猛者のはずなのに、屁っぴり腰なんだよねー(笑)。安田さんって、ほんと、体の動きが独特なんだよね。人と接すると力が入って、お尻が突き出てしまう。そんでもって、間合いを取るのが苦手で、必要以上に相手に近づいてしまう、みたいな。
お得意の一気飲みまで飛び出したときは、客席中のヤスケンファンが飛び上がって喜んだのがわかりましたね。でも、人を投げ飛ばしたり、一気飲みしたり、腕立てガンガンやったり、こんなことを連日やってる安田さんの体力が心配・・・・・。

でも、イケメンだけど、女性との接し方がわからない不器用な男、という設定は、安田さんにピッタリ!
ヤスケン演じる緒方は、イイ男だと思いましたよ。安田さんが演じてるからってわけじゃなくてね。言葉が足りない人だけど、真っ直ぐでカワイイじゃないですか。浦野が代筆した手紙を大事そうに抱えているフミに「あなたの手紙をいただいて、私はあなたの外見ではなく、中身を愛してしまったのです」と打ち明けられたときに、彼女が愛しているのはオレじゃないんだ、と絶望して叫んだときは、私、体が震えましたね。安田さんが叫ぶと、なぜだか震えます。

逆に、西村雅彦演じる浦野は、アタマがイイ男にありがちな、自己陶酔が激しい人で、うちの妹は、彼のキャラにチョー引いてましたね。「なんだよ!「オレや緒方のことを思い出して悲しみながら生きてほしい・・・・・なんて言いながら死ぬなんて、男のエゴ丸出しじゃん!彼女に一人ぼっちで生きろってことかい?あんたは死ぬからいいけどさ、残されたフミはどうすんのよっ」
・・・・・確かにそうです。ラスト、瀕死の浦野が自己陶酔に浸る「西村雅彦ショー」は、ちょっとクドかったけど、最後の「これが男の・・・・・心意気」のセリフはゾクっとしました。サスガです。

フミを演じた観月ありさは、なかなか好演していました。顔、小っちゃ!
モンペはいてても、オシャレなファッションに感じるくらい、スタイル抜群。西村雅彦や安田さんと並ぶとさらに分かる(笑)。白いパラソルにワンピース姿で登場したときは「天使だ!」って思いました。

男性が観ると、もっと感動する舞台だと思いますね。女性は好みが分かれるかも。でも、役者さん達の魅力を存分に楽しめる舞台だと思います。
三人の関係性が軸というより、太平洋戦争と現在の日本を絡めたところに、ちょっとムリを感じて・・・・・うーん、いま一歩!


P.S.
帰りの電車で、妹との会話。
妹:ねえ、向かいに座ってるブスな高校生。化粧して余計ブサイクになってるよ。
私:キレイになろうとして努力してるんだから、別にいいじゃん。
妹:ムリだよ。化粧なんかしたってダメだよ。内面磨くのが先だよ。
私:そうだよねぇ。でも若いから、しょうがないよねぇ。
妹:「人間は外見じゃない」っていうけど、ウソだからね。外見に中身がにじみ出るから、やっぱり外見って大事なんだよ。恐ろしいんだよね。

・・・・・うちの妹は「自分を棚に上げた発言」が非常に得意ですが、時々的を得たことを言うので、コワ面白いのです。


<関連リンク>
歌の翼にキミを乗せ(株式会社アール・ユー・ピー)
歌の翼にキミを乗せ(チケットぴあ)
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by june_h | 2007-07-21 21:13 | 水曜どうでしょう 大泉洋 NACS | Trackback | Comments(0)

河合隼雄さん死去

文化庁長官の河合隼雄さんがお亡くなりになりました。

私が彼の存在を知ったのは高校時代。古今東西の民話や物語をユング心理学の観点から解釈している本でした。この本で私は『ゲド戦記』を知りました。

その後大学では、心理学を勉強したので、河合隼雄先生の著作を、課題でもプライベートでもたくさん読みました。特に実践的なカウンセリングに関する著作には、人の心に対する深い洞察力と、多くの経験に裏打ちされた豊かな文章に、何度ため息をつかされたか知れません。「心の職人」のような方でした。

肩書きとして「ユング心理学者」といつも紹介されていましたが、日本人の民話の研究やカウンセリングの経験から生まれた理論は「河合心理学」の趣すらありました。

私のゼミの先生が亡くなったときの弔辞を、先生がお読みになっていて、お葬式に参列していた私はちょっと驚きました。そういえば、あれからちょうど十年。なんかいろいろ思い出しました。

先生の残された著作は、これからもたくさんの人に読まれるだろうし、心理学のテキストとしても、ずっと残っていくのだろうと思います。

心からご冥福をお祈り申し上げます。
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by june_h | 2007-07-20 08:18 | 雑記 | Trackback(1) | Comments(4)

落語家の春風亭昇太と林家たい平、そして、世界を相手にしている下町の小さな企業の社長や、職人さんとの鼎談集。大企業の社長の自慢話が多い、日経新聞の「私の履歴書」の話なんかより断然面白い、仕事に人生と哲学を賭けたオヤジさんたちの、コダワリの武勇伝が詰まっています。

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「日本人に対して英語の注文書を送ってくるとは何事だ!」と怒ったところ、ライカの社長から、たどたどしい日本語の手紙がきたという光学機器メーカーの社長さんの話。
エリザベス女王から依頼を受けたイギリス政府から、ターンテーブルの注文が来て、390万円の見積もり書を送ったら「女王陛下はポンドがお好きです」と言って390万ポンド(9億円)に書き直された契約書が届いたという、オーディオメーカーの社長さんの話。
ドラマみたいに面白い話ばかりで、面白くて、電車の中で何回も笑っちゃった(^^;

こんな話があるのも、それだけ魅力的な技術と愛されるモノ造りをしているからなんだよね。

どんな小さな会社でも、無名な職人でも、優れた技術を持っているとわかると、必ず嗅ぎつけて最初にやってくるのはユダヤ人だそうな。サスガです。ある社長さんは「世界の黒子」と表現していました。

この鼎談集が連載されていた雑誌は「サイゾー」。
わりとスタイリッシュな体裁の雑誌なんだけど、中身はそこいらの週刊誌よりエゲツない。でもなぜだか立ち読みしちゃう雑誌。

鼎談をベースにライターさんが文章をまとめたのだと思うのですが、昇太とたい平がボケたりツッコんだり、テンポよく読みやすい仕上がりになっています。

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by june_h | 2007-07-19 21:17 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

開演前のロビーで、大学時代の知り合いにバッタリ。

私:「あ、そうだ!やっぱりそうだよね!」
彼:(ニコニコ笑う)
私:「あ、でも、ごめん、名前忘れちゃった・・・・・」
彼:(えーーーっ!?って顔をする)
私:「そろそろ始まるから。じゃあね」
彼:「・・・・・」
休憩時間のときに、ちゃんと改めて挨拶&謝罪しました。


■「力士の春」「茶の湯」「宴会の花道」:春風亭昇太
客席から颯爽と登場!私のすぐ脇の通路を通ったのに、気づいたときには舞台へ上がった後。Cブロックとうって代わって、若いお客が多いのは、彼のせいかしらん。着物の背番号4は、調べたところによると、落語・講談創作集団「SWA」のメンバーの番号らしい。
持ち時間を使い切るまで次々話をするという趣向で、一席ぶつたびに生着替えを披露。帯をスルスルっと取り、袴をバサっと脱ぎ、着物をバっと投げ、襦袢姿になると(男の着物にも襦袢があるって初めて知りました(^^;)、新しい着物を着て、帯をクルクルっと締めて、メガネを換えて(笑)一丁上がり。その間3分かかってないかも。スゴい!
<「力士の春」あらすじ>
将来関取になるための英才教育を受けている小学生の話。ちょんまげで通学し、先生を「親方」、「二年生」を「序二段」と言う小学生。相撲しかしない彼に困った担任教師は「野球にも上手投げ(オーバースロー)と下手投げ(アンダースロー)があるんだよ」と言って、彼を野球に連れ出そうとした。しかし、野球をするために球場に行かなければならないことを知った小学生は「きゅうじょう(休場)だけはゴメンです」。
<「茶の湯」あらすじ>
無趣味のご隠居が、茶でも立ててみるかと思ったのはいいが、作法が全然わからない。小僧の定吉と相談しながら、グラグラ煮えたぎった湯に青キナコを入れて混ぜたり、泡が立たないと言って椋の皮(シャボン)を入れたりして、しっちゃかめっちゃか。ご隠居のご近所さん達が次々と、彼の茶の湯の被害者になっていく話。
<「宴会の花道」あらすじ>
会社の宴会に若い人たちは、毎回イヤイヤ参加している。幹事は、少しでも宴会を盛り上げようと、各々の好きな料理を聞いて、それぞれに用意することに。はじめのうちは、好きなものを好きなだけ食べられるということで、みんな喜んでいたが、そのうち食べ飽きてしまって、やっぱり最後はイヤーな気分に。ちょっと皮肉っぽい話。


■「弥次郎」:橘家圓十郎
彼の前に出た昇太が、力士の話をしていたけれど、この圓十郎さんは、力士っぽい恰幅のいい噺家さんで、ふふっと笑ってしまいました。「弥次郎」は、ほら吹き男の武勇伝。ほら話のあり得なさに、突っ込みながら楽しめました。でも、雄獅子の腹から子獅子が16匹出てきた最後のサゲは、「しし(獅子)16」に気を取られて、雄が子供を産むわけないっ!ていうのに気づかなくて、見事に引っかかってしまいました。


■「鰻の幇間」:橘家圓蔵
私はよく存じませんが、落語界ではかなり重鎮なんではないでしょうか。高座に上がって「何の話にしよっか?」と言ったのには驚きましたが・・・・・。
<あらすじ>
落語の演目:鰻の幇間(ウィキペディア)


■「お菊の皿」:桂春團治
冒頭を聞いたときにおおっ!?と思いましたよ。そう。昼間のCブロックの林家正蔵と同じネタです。一日のうちに、江戸バージョンと上方バージョンの両方を聞いちゃいました。ちょっと贅沢な気分。正蔵バージョンは6枚目で皆逃げてましたが、春團治バージョンは7枚目、という細かな違いはありましたが、サゲは同じでした。
私の知り合いは「オレさあ、毎年来てるんだけど、春團治師匠はいっつもこのネタなんだよねぇ。オレもうこれで3回目だよ・・・・・」とウンザリ顔。
<あらすじ>
落語の演目:お菊の皿(ウィキペディア)


■「マニュアル時代」「らくだ」:桂文珍
文珍さんの落語も、ちゃんと聞くの初めてなんですよねー。すっごく面白かったです。マクラが良かったですねー。マクラで、先日亡くなったお父様の話をなさってましたけど、今際のキワでの家族のやりとりが面白くて、おかしかったです。悲しいはずのことまでネタにしなきゃならない芸人って大変だなぁ・・・・・。あと、文珍さんの奥さんの話も面白かったですねー。「昔は藤原紀香みたいにキレイだったのに、今は藤原鎌足みたい」なんて言って、そのあとずーっと「カマタリ」でしたからね。
「マニュアル時代」は、「よろしかったですか?」とか「カレーのほうお持ちしました」のような、「ファミコン(ファミレス・コンビニ)言葉」を皮肉った話。
「らくだ」は有名な大ネタ。おもしろいよね。タイトルの「らくだ」は登場人物のあだ名だけど、彼ははじめっから死人なんだから。
これは笑福亭鶴瓶の方が、雰囲気的には合ってるかもしれない。今度、歌舞伎座で鶴瓶がやるそうだけど、彼の師匠、破天荒で有名な笑福亭松鶴の「らくだ」を、一度聞いてみたかった・・・・・。
<あらすじ>
落語の演目:らくだ(ウィキペディア)
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by june_h | 2007-07-16 15:33 | 落語会 寄席 | Trackback | Comments(0)