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幕が上がると、四人の御家来集が、説明くさいセリフをつないでいる。
時代物と全然違う雰囲気だなあ、なんか近代演劇っぽいなあ、と思っていたら、この演目が初演されたのは、昭和の始めなんですね。
見得や踊りなどの動きはなく、セリフ中心で展開していく演目です。

・加藤清正:中村吉右衛門
・豊臣秀頼:中村福助


時代物では、主従関係と親子関係を対比させますが、この演目では、主従関係に親子関係が融合してるんですね。
清正は、秀頼を息子のようにかわいがり、秀吉子飼いの大名達が豊臣家を見限る中、命に代えても守ろうとする。
秀頼は、そんな清正を、父のように慕っている。

特に印象的だったのは、大阪城に向かう船上でのラストシーン。
夕日(朝日?)に照らされ、茜色に染まる秀頼。
病身のためうまく体が動かず、秀頼に近づけない清正。

この後間もなく清正は亡くなり、慈しんだ秀頼の行く末を見守ることができない。
そして秀頼は、大阪城で炎に包まれながら自害。
二人の人生の結末を予感させるようなラストシーンでした。

二人にはわかっていたのでしょう。
運命には抗えないということを。
そして、この後に待ち受ける悲劇を。
闇に消えゆく前に一瞬、光輝いた二つの魂。
滅びの美学を感じた素晴らしい演目でした・・・・・途中で寝てしまいましたが(^^;;;


<関連リンク>
秀山祭九月大歌舞伎(歌舞伎美人)
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by june_h | 2007-09-30 08:46 | 歌舞伎 鑑賞 | Trackback | Comments(4)

アタシ・・・・・この人・・・・・好きだ(なーんて突然コクってみる)。

落語家って、話はウマいけど性格悪そうとか、人は良さそうだけど芸がヘタだとか、芸と人の両方を好きになれることってなかなかなかったんだけど、この人ならどっちも愛せる気がする。
物腰の柔らかさ、そっと寄り添うような優しくて深い声、性根を心得たキャラの演じ分け、美しい鼻濁音・・・・・。
鋭い技術や派手なパフォーマンスではなく、一言一言から、コツコツ積み重ねた芸と、豊富な知識と、幅広くて奥深い経験を感じさせる、すばらしい噺家さん。
2時間以上だったはずなのに、全然疲れませんでした。アッという間でした。
客席も拍手も本当にあったかくて、終わった後は、不思議なリラックス感に包まれました。

柳亭市馬さん・・・・・これからもご贔屓にさせていただきます。


■?:柳亭市丸
市馬さんのお弟子さんということですが、聞いていて、話のポイントが良く分からず。状況説明も落としどころも、同じようなテンションでサラっと話すから、気づいたら、あれ?さっきの笑う所だったの??と、気づかず聞き流してしまうことが何回もありました。単に私が眠かったからか!?精進あるべし!


■「四段目」:柳亭市馬
今回、この寄席に足を運んだのは、芝居噺を聴きたかったからでございます。
以前聞いた正蔵バージョンでは、イノシシの前足は幸四郎で後足は吉右衛門でしたが、今回は前足が団十郎で後足は菊五郎で「團菊揃い踏み」(笑)。

この人の芝居噺はスゴい!
状況説明が巧みでわかりやすいうえに、役者の芝居や口ぶりが本格的だから、忠臣蔵四段目の舞台から役者の様子から、何から何まで鮮明にハッキリと、目に浮かんでくるのです。
歌舞伎をいっぱい見て、いろんな知識を持ってないと、ここまでできないですよ。
そして、フッと、歌舞伎座の舞台から、蔵の中の定吉に戻る瞬間の鮮やかさ!
・・・・・スゴい。飽きない。引き込まれる。


■「中村仲蔵」:柳亭市馬
ずっと一度聴いてみたいと思っていた噺の一つです。
私は、初めて聴いた「中村仲蔵」が、市馬さんので、本当に良かったと思います。
落語を聴いて、初めて泣きました。とめどなく涙が溢れました。

「どんな小さな役でも、クサらずに全力でおやりなさい」と言って叱咤激励した仲蔵の奥さんも、最後まで一生懸命演じきった仲蔵も、本当に素晴らしい。
失敗したと思って、大坂に落ちのびる道中、自分の芝居を褒めている人のウワサ話を耳にして、「たった一人でも自分の芝居をわかってくれる客がいて良かった」と感動する仲蔵の気持ちが、本当に良く伝わってきました。
忠臣蔵五段目で、出てきたと思ったらとっとと死んでしまう悪役、斧定九郎には、こんなウラ話があったんですね・・・・・。
<あらすじ>
中村仲蔵(吟醸の館)


■寄席囃子:太田その
三味線で、噺家さんの出囃子メドレー、秋の小唄、忠臣蔵にちなんだ、道行(三段目?)の清元を披露されました。
みんなよく知ってる曲が多かったので、メロディを口ずさんでいるお客さんもいました。
「ウラの太鼓は、市丸さんが叩いているんですよー。上手ですよねー」と皮肉っぽく言ったら、屏風のウラから市丸くんが出てきて「師匠が叩いてんですよ!」というので、客席は大笑い。
和やかな一席となりました(笑)。


■「七段目」:柳亭市馬
再び市馬さん登場!青紫の着物と、黄のような緑のような茶のような色(色の名前を忘れた)をした袴は、七段目の由良之助の衣装にちなんだものでしょうか。
四段目では、芝居好きの定吉君が大活躍でしたが、ここでは、定吉君に加えて、芝居好きな若旦那まで出てきて、呉服屋の二階が歌舞伎座の舞台になりましたですよ!今ならさながら、三十代の男と十代の学生が、ガンダムの真似事をするようなものか!?
いろんな芝居の名場面を二人で真似するんですが、よくわからないのもありましたですねー。もっと歌舞伎を勉強せねば!
定吉くんが女形(おかる)を真似するんですが、市馬さんは、女形になるために、ちゃんと肩を抜くんですよね。感動です!
短い噺でしたが(短く感じたのか)、サゲまでキレイに決まって、あー!楽しかった!


■おまけ?:柳亭市馬
お客にせがまれて、なにやらマイクが出てきました。んでもって、カラオケがかかって、市馬さんがころころコブシを回しながら、朗々と歌い始めたのだから、私は目が点に。
歌謡浪曲の『赤垣源蔵』っていうんですか?ディープな曲ですねぇ。市馬さんの高座では、恒例になっているようで、お客は大喝采!
ちょうどこの曲が、赤穂浪士の討ち入りの内容になっているので、今日の高座は、忠臣蔵の通し狂言のような趣向でしたね。


<関連リンク>
柳亭市馬公式サイト
theatre iwato
仮名手本忠臣蔵(ウィキペディア)
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by june_h | 2007-09-29 11:42 | 落語会 寄席 | Trackback | Comments(0)

勘三郎が、高校の体育館で演じたことでも話題になった人気演目。
そんなわけで、あらすじは知っていたので、とても楽しみにしていました。
今回、奥さんのシリに敷かれているダンナ役は、團十郎さんです。

・山蔭右京:市川團十郎
・太郎冠者:市川染五郎
・奥方玉の井:市川左團次


どうして男って、浮気がバレたとき、デキの悪い見えすいたウソをつくのでしょう。
正直に白状したほうが、奥さんの怒りも早く収ま・・・・・うーん、そんなわけないか(^^;

奥さんも奥さんで、ダンナに騙されたとわかったとき「正直にあの女の所へ行くとおっしゃれば、1日くらい許してやったのに」と地団駄踏みますが・・・・・うーん、そんなわけないでしょう(^^;;;

微笑ましかったのは、奥さんにバレて修羅場になったとき、ダンナは腰を抜かし、奥さんは怒りのあまり癪を起こして目を回すところ。
血ミドロになるかと思いきや、二人ともぶっ倒れちゃうんですもの。

夫婦ゲンカは、ハタから見ると面白い・・・・・。

左團次の奥さんは本当にコワいけど、座禅をくんでいる(はずの)夫のために、お菓子を持って行くんだもの。いい奥さんだよね。こんな奥さんだから、だらしない夫でも、ちゃんと生活できているのかもしれない。こんな二人なら、絶対別れないと思います(笑)。

吉右衛門さんは、この演目、やったことあるのかな。やるとしたら、ダンナと奥さん、どっちだろ・・・・・?


<関連リンク>
秀山祭九月大歌舞伎(歌舞伎美人)
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by june_h | 2007-09-27 20:20 | 歌舞伎 鑑賞 | Trackback | Comments(2)

ひさびさのZepp Tokyo!
お台場は遠くてイヤだけど、この小屋は大好きさ!ここでのライブはアタリが多いからね♪

チケットの整理番号が、あり得ないくらいヒドかったので、定時までしっかり仕事してからライブへ。
でも、シカオちゃんのライブは、いつもサシで勝負するつもりで楽しみますからね。後ろでくすぶったりせずに、貪欲に前の方を目指しましたよぉ(笑)。

オープニングは『バクダンジュース』から『性的敗北』。
確かにこの流れは上級レベルだ(^_^;;お客はついてきてるのか!?と思ったけど、心配無用!今日の客はノリノリだ!
でもやっぱり『たいくつ/ゆううつ』とか、『In My Life』とかの昔の曲は、『19才』とか『フォノスコープ』とかの最近の曲に比べて、盛り上がらない(^^;;
まあ、しょうがないか。

今回のツアーは、ベテランのファミシュガメンバーではなく、新しいメンバーでの布陣。みんな若い!

ファミシュガメンバーとは、全員でグルーヴを練り上げていく印象だけど、新バンドは、シカオちゃんがイニシアチブを取ってる。
クオリティの高さでは、ファミシュガに負けるかもしれないけど、音がとにかく若い!ドラムなんて、今までの中で一番ワイルドじゃないかな。
だから、聴いていて、98年の赤坂BLITZのライブとか、デビュー間もない初期のライブの音を思い出しました。

デビューから10年。
いろんなミュージシャンの音を取り入れて、シカオちゃんの音楽は洗練されていったけど、根っこの部分は全然変わってないんだね。
なんか、今回のバンドの音を聴いて安心しました。

そしてそして、ベースの位置にはどこかで見た顔が。「竜太くんだ!」
そう!初期のシカオちゃんのバンドを支えた、ベースの坂本竜太が戻ってきたのです!
おかえり竜太!久しぶり竜太!
シカオちゃんのライブでお会いするのは8、9年ぶりくらいかしら。

私は竜太くんベースの『SWEET BABY』が大好きでした。でも残念!今回はセットリストになかった!
次のSTUDIO COASTのライブでやらないかな。リクエストしちゃお。

『いいなり』とか『あだゆめ』とか、最近あまりやらない曲が聞けて、楽しかったな。
『ひとりぼっち』のイントロが始まったときは「シカオちゃん、四十になってもチャレンジャーだね・・・・・」なんて、ちょっと嬉しくなっちゃった(^^;;;

アレンジをいくらやり直しているとはいえ、『Thank You』や『ストーリー』のような、肝心要のナンバーのアレンジは、ほとんどそのまま。ある意味完成されているものね。

アンコールの『甘い果実』。いきなりシカオちゃんが一拍間違えて歌い出してやり直し!みんな大盛り上がり!
そうそう。予定調和のライブはつまらない!
そういえば以前も、バンドの音より半音下のキーで歌い続けたことがあったっけ。
モニターでちゃんと自分の声、返してるのかなあ。イヤーモニター、ちゃんと機能してたのかなあ。

今回のライブでもやっぱり『黄金の月』に励まされました。
この曲を聴きながら、何度涙を流したことか。
君の未来に 光などなくても
誰かが僕のことを どこかで笑っていても
君の明日が醜く歪んでも
僕らが二度と純粋を 手に入れられなくても

夜空に光る黄金の 月などなくても

ネガティブな詞ばかりが並ぶのに、伝わってくるのはなぜか、前向きな強い想い。

私は器用に生きられなくって、失くしたものもたくさんあるけど、だからって、ちっとも後悔しちゃいない。
何かをやらずに後悔することは絶対しない、と決めてからは、自分の好き放題生きてきたし、たぶん、これからもそれは変わらない。

また、私は懲りもせず、リスクを取る決心をして、これからいよいよ始めようと思っている。
私はいつも、本当に欲しいものを前にしたら、成功するかどうかとか、人にどう思われるとか関係なく、体は動いてしまう。

ライブが終わって外に出ると、空には清烈な光を放つ黄金の満月が。
今日は中秋の名月だったんだね。

どうかその澄みきった光で、私の行く手を照らして欲しい。

自分だけのために生きるのは、もう飽きた。
願わくは、私の存在が、たった一人でもいい、ほんの些細なことでもいいから、誰かの『キセキ』になりますように。

・・・・・とロマンチックにゆりかもめに揺られて帰っている私は汗まみれ、化粧ハゲまくり、ペットボトルの水を慌てて飲んでゴホゴホむせながら、Tシャツは塩ふいていたのでした(^^;;;
はぁ~、アタシってイケてない・・・・・_П○


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Suga Shikao Official Website
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by june_h | 2007-09-26 20:57 | スガシカオ | Trackback | Comments(2)

前から絶対見たい!と思っていた演目の一つだったので、本当に感激しました!
我が愛する吉右衛門さんも重忠で出演していましたが、このときばかりは玉三郎の阿古屋を最初から最後まで、オペラグラスでガン見でした。

・遊君阿古屋:坂東玉三郎
・榛沢六郎:市川染五郎
・岩永左衛門:市川段四郎
・秩父庄司重忠:中村吉右衛門


阿古屋が弾く楽器の音色に乱れがあるかどうかで、彼女がウソをついているか調べてみようという趣向。イヤホンガイドの小山観翁が「優雅なウソ発見器」と称した演目です。
そんなわけで、阿古屋は、劇中で、筝、三味線、胡弓の三つの楽器を弾きこなさなければならないという難役。
かの、中村歌右衛門の当たり役でもあったそうです。

玉三郎の演奏は、全体的にソフトな感じ。伴奏している義太夫や長唄の三味線に、かき消されそうになる場面も。もっと大きな音が出せるのだけれど、女性らしさを表現するために、わざと抑えて弾いているのかしら。
でも、弱くて小さい音で美しい音色を出し続けるのは、大きな音で演奏するよりずっと難しいので、大変な技術が必要なのは、言うまでもありません。

筝は、私の妹が筝をやっているので、つい比べてしまうのですが、流派が違う(と思われる)ので、やっぱり弾き方が全然違います。
私の妹が属する流派(派閥)は、西洋音楽や現代音楽との融合にも積極的なので、わかりやすいシャープな音を出すのですが、玉三郎のは、柔らかくて古風な感じ。上座の義太夫と合わせて演奏しなければならないから、本当に大変だと思います。

三味線は、下座の長唄と合わせつつ、愛する平景清を思い出して、ふと手を止め、重忠の視線を感じて再び演奏し始めるという、演技もしなければならないので、観ているだけでもムズカシさが伝わってきます。
演奏もさることながら「爪はオレンジでキレイねぇ。あのバチは象牙っぽいわ・・・・・三味線、いくらぐらいするのかしら」と下世話なことも考えてました(笑)。

胡弓は、三つの楽器の中で、私にとっては馴染みが一番薄い楽器なのだけれど、こんな演奏の仕方、初めて知りました。
弓を小刻みに動かして、高音を出し続けるのです。まるでバイオリンみたい。胡弓は、中音域が魅力だと思っていたけれど、こんなに高い音も出るのねぇ。
悪役の岩永左衛門が胡弓を聴きながら踊っていたけど、踊りたくなりますよ。本当に。

演奏が終わって、無罪放免。登場人物が錦絵のように見得を決めて幕、となったときは、玉三郎にスタンディングオベーションしたいくらいでした。

やっぱりスゴいわ玉三郎。
いやー!生きてて良かった!
玉三郎を観ると、いつもこう思います。


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秀山祭九月大歌舞伎(歌舞伎美人)
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by june_h | 2007-09-24 10:41 | 歌舞伎 鑑賞 | Trackback | Comments(8)

そろそろ買いたいものも溜まってきたし、特に予定も入っていないし・・・・・ということで、妹と二人でショッピングに行ってきました!めずらしく、オンナノコらしいことをしてしまいました\(^0^)/

まずはお昼に腹ごしらえ。
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ルミネのCafe Maduでランチ!ロールケーキが有名なお店で、店頭のディスプレイには、いろんなロールケーキがズラーっと並べられていて、見るだけでもタノシイ!
私が食べたのは、写真のロールケーキ。生クリームに目がない私としては、生クリームが美味しくないとダメなのですが、ここのはバッチリ!私好みでした。

そのあと、靴とかジーンズとかトーとバッグとか、二人して買いまくり!
「キャー!!この靴チョーかわいいじゃん\(≧∇≦)/♂♂」
「えーっ!?そうなんだけど、ちょっと高いんだよね・・・・・」
「いいじゃん!素材もいいし、上品だし、長い目で見たら絶対オトクだよ、買ったほうがトクだよ\(≧∇≦)/♂♂」
「そうかな♪じゃあ、買っちゃおうかな♪♪」
なーんて、二人してキャアキャア言いながら、こんな会話を繰り返し、相乗的に買い物テンションをアゲ♂アゲ♂にしまくった結果、二人とも大散財(^。^;;;;;

でも、ちょー楽しかった!

考えたら、妹と二人でこんなことするの、珍しいんだよね。趣味が全然違うしね。
妹はフェミニンコンサバタイプで、私はファッションに全然こだわらない男子学生のように着たきりスズメで(笑)。

妹も母も、私が買い物でこんなに喜ぶ姿は初めてだと、涙を流して喜んでいます(笑)。

普段の私は、本屋の立ち読みやスタンディングコンサートなら、何時間でも平気なんだけど、ショッピングは、10分経たないうちに、へたりこんでしまうから・・・・・ほんと、私は中身が女じゃないよなぁ。

でも、たまにはいいかな。頻繁だと、体力的にも財力的にも困るけどね(^^;;;;;
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by june_h | 2007-09-23 08:30 | 雑記 | Trackback | Comments(2)

昼休みに本を買ったら、講演会の整理券をいただきました!ラッキー!ということで、行って参りました。

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この講演会は、彼のエッセイ本の発売記念に開かれたもの。もう13年も雑誌『SPA!!』に連載されているエッセイ「ドン・キホーテのピアス」で、私は毎週欠かさず立ち読みしています(笑)。そんなわけで、本の中身は既読のものばかりなんですが、鴻上さん曰く「毎週立ち読みしているヤツは、エッセイ本が出たら、「毎週タダで読ませてもらってる贖罪」のつもりで買え!」ということで、今回購入しました(笑)・・・・・というのはウソで、私は、エッセイ本に関しては、ちゃんと毎回買ってます。

講演内容は、先日なんとか終わった『トランス』のイギリス公演のウラ話。
連載されているエッセイの文字数には、とても収まりきれないような数々のハプニングが起こったそうで、機関銃のように、イギリスでのお話を語ってくださったんですが、公演初日までしゃべったところで、残り時間があとわずか!となってしまい、あとは駆け足に。もう1時間あればな~。残念!

届いた小道具のあり得ないミスから始まって、俳優が急病になったり、劇場で滝のような雨漏りがあったり、照明が使えなくなったり・・・・・今度、一連の「事件」を詳しく書いたエッセイを出したいとのことですが、「芝居や小説のように、ウソでしょ?と思うくらいコテコテのハプニングが次から次へと起こった」。
確かに、「あらすじ」を聞いていると、三谷幸喜のドタバタ喜劇のようです(笑)。

イギリスの演劇学校でクラスメイトだった、『ロード・オブ・ザ・リング』で有名になった、オーランド・ブルームにも触れていました。
「いやぁ、アイツは、カッコいいだけでバカだったんだよね。中身がなくってさぁ、しゃべってても面白くないんだもの。だからノーマークだったんだけど、こんなにビッグになるんなら、もっと仲良くしとけば良かったなぁ。人生わからんなぁ・・・・・」
・・・・・カッコよくって中身のある人間はなかなか居ないですってば(暴言失礼)。
バカ、というか素直で単純だからいいんじゃない!?っていうのもあります。
カッコよくて、スポーツ万能で、頭が良くて・・・・・っていう人は結構いるけど、カッコよくて自分の言葉を持っている人が、もし、居るとしたら、その人は、「女性にモテモテ」っていうことを遥かに凌駕するくらいの強烈なコンプレックスを持っているか、自分の存在が覆るほどの大きな不安感を持っているか、若い頃からとんでもない苦労をしているかのどれかだと思います。
そういう男性は、付き合ったら大変ですよ(笑)。

「ドン・キホーテのピアス」シリーズで、こうしたイベントを開くのは、初めてなんだとか。なんでも、このシリーズ本の発売部数が、順調に減少しているそうで(^^;部数を上げるためのテコ入れとして企画されたんだそうです。

毎週、「SPA!!」も買わなきゃかしら・・・・・。


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thirdstage.com
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by june_h | 2007-09-22 09:47 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(2)

もうすぐ続編のOVAが発売されるということで、ちょっとおさらい。

主人公のペペ・ベネンヘリは、スペインの自転車ロードレースである、ブエルタ・ア・エスパーニャに参加中の、プロのロードバイクのレーサー。
その日はちょうど、彼の故郷、アンダルシア地方を通過するステージ。
そして、かつての恋人と自分の兄の結婚式でもあった。

普段はアシストに徹するペペだが、チームのエースは、落車で負傷。
その時、チームカーの監督から無線で指示が飛ぶ。
「ペペ、今日はおまえが行け」
ペペはステージ優勝を狙いに、アタックをかける・・・・・。


最初は、大泉洋がペペの声をやっているということで、内容も知らず手に取ったものの、見てみてびっくり!
かぁなり自転車マニアな内容だったので(^^;;

自転車のギアチェンジの精巧な描写、集団による駆け引き、アシスト選手達の悲哀など、自転車ロードレースの裏表が満載!
出てくる選手やチーム名は、実在しているもののモジリだし、レース状況を知らせるワイプも、実際のテレビ放送のものとそっくり!
更には、ヨーロッパの主要レースの応援に必ずやってくる「悪魔おじさん」まで登場!

ディープだ・・・・・。
こんなにマニアックな内容で、儲かったのか・・・・・。
でも、マニアじゃなくても充分楽しめる、ウェルメイドな作品であることは確か。

レースに絡めて展開される、ペペと兄と彼女の三角関係。
レースは終わり、兄と元カノの乗る車が伴走する横で、自転車を黙々とこぐペペ。
背中から漂う哀愁が、離れたい、捨てたい、でも、忘れ難い故郷への複雑な想いを物語る。
大人なアニメだなぁ、という印象。

ジブリ出身の監督だが、柔らかで繊細な色を多用するジブリ作品とは違い、鮮やかさが目立つ色遣いで、アンダルシアの熱く乾いた空気と、抜けるような青空が表現されている。
クライマックスのゴールスプリントシーンの表現は斬新。失礼ながら、私はふふっと笑ってしまった。続編のゴールスプリントシーンは、どうなることやら。

エンディングテーマは、『自動車ショー歌』(小林旭)ならぬ『自転車ショー歌』。
こんなに語呂を、よく考えたなー、と聞いててスゴいと思う。


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茄子 アンダルシアの夏(vap)
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by june_h | 2007-09-20 20:25 | 映画 感想 | Trackback | Comments(0)

初めての文楽で、通し狂言はハードルが高過ぎました(^^;
全ての幕で、一回以上意識がなくなりました。
イヤホンガイド聞いて、字幕読んで、舞台見て・・・・・疲れて(-.-)zzZ・・・・・イヤホンガイド聞いて、字幕読んで、舞台見て・・・・・疲れて(-.-)zzZ・・・・・を繰り返してしまいました。
どこに集中すればいいのかわからなくなりました。せめて、多少セリフがわからなくても、字幕を読むのは止めるべきでした。
一応、見せ場は見逃してないとは思うのだけど・・・・・。

文楽は、人形浄瑠璃とも言い、義太夫の語りと三味線に合わせて、人形を動かします。
太夫さんは、語り始める前、台本である「床本」を恭しく捧げ持ち、礼をします。
私は、太夫さんのこの動作が好きです。
誠実にこの舞台を努める、という気持ちの表れなんだそうです。

床本を置く見台は、漆黒で、白いフサがついているものがオーソドックスなようですが、フサの色に紫が入っていたり、深紅の見台に螺鈿細工が施されていたりするものも。
太夫さん一人一人の好みに合わせたオーダーメイド、こだわりの逸品なんでしょうね。

三味線は太竿。津軽三味線と同じ種類のものです。
三味線の擬音でよく使われるチントンシャンではなく、ブンブンベンベンと重厚な音がします。

文楽の人形はスタイルがいい!
手足が長く、顔が小さく、八頭身以上あります。
立ち回りをすると、まるでバレリーナのようです。
人間のような写実的な動きと、人間には絶対できないアニメのような動きの組み合わせで、本当に生きているように見えます。

タイトルからわかるように、この演目は夏のもの。
時折、男の人形が、着物の裾をガバッと開いて、股間を団扇でバタバタバタっとあおぐのを見ると、「あー、暑いんだなぁー、夏なんだなぁー」ということがよくわかります(笑)。

特に、興味深かったのは道行の場。
歌舞伎で道行というと、男女のロマンチックで美しい舞踊劇であるパターンが多いのですが、文楽のこの演目では、金を騙し取った男に復讐するため、騙し打ちする場面になります(^^;
自殺に見せかけ、首を吊らせれるのですが、苦しみもがく様子から、首が締まってグッタリする様子まで、妙にリアルでゾッとしました。

それにしても、つくづく惜しい!文楽の楽しみ方を間違えた気がする。
今度、文楽を観る時は、あらすじを予習して字幕を見ないようにしなきゃ!


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国立劇場小劇場 九月文楽公演
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by june_h | 2007-09-18 20:56 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(0)

日ごろ、パラサイトさせてもらっている父親に、感謝の気持ちをこめて、マス席をプレゼント!・・・・・なーんて言うと聞こえはいいですが、ただ単に、自分が一度見てみたかっただけです(笑)。

両国国技館は、駅の目の前。
昼過ぎに着いたときには、有名力士の入り待ちをするお客で、入り口は大賑わい!暑い中、ご苦労なことです。
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テレビで見ると、席の傾斜がすごく急に見えるのですが、思ったより平たかった。マス席で足を伸ばしながら、国技館名物のヤキトリをムシャムシャ頬張りつつ、お菓子をボリボリかじりつつ、のぉんびりと観戦。取組と取組の間が結構あるから、集中するときは、ワッと盛り上がるけど、それ以外はわりと好きなように過ごしてる。客席はゆるーい雰囲気。

この空気、デジャヴを感じる・・・・・何かに似ている・・・・・そうだ!野球だ!

野球も、ビールとかおつまみとか口に入れながら、攻守交替のとき休憩して、三者凡退が続くときはわりと緩くて、塁に人が貯まりだすと盛り上がって・・・・・ずっと集中してなきゃならない西洋演劇とかサッカーとかと、明らかに違うよね。

よく考えたら、歌舞伎も落語も、飲食しながら、リラックスして楽しむもんだよね。
そういう、日本人の娯楽の生理に、野球はスゴく合ってたから、国民的スポーツになったんじゃないかしらん・・・・・そんなことまで考えてしまった。

高見盛が、コワいくらいに気合を入れるところ、ナマで体験しましたが、やっぱりコワい(笑)。昔、関取として大活躍していた親方衆もたくさん見れて感激!やっぱり、元 千代の富士、九重親方はカッコ良かったし、貴乃花親方は、すっかり痩せて、普通のニイチャンが審判しているみたいだった(^^;

席は向こう正面の東寄りだったので、私、テレビに映ったかしら!?
この位置だと、東の力士の所作がよく見える。
朝青龍は、あまり好きではないけれど、時間いっぱいになったときに、彼がバアァンッとまわしを叩く迫力。ナマで味わいたかったなぁ。ちょっと残念。

座布団投げ、あるかしらん!とか思って、結びの一番は座布団を手元に準備してたけど、白鵬は磐石でした。これもちょっと残念(^^;


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日本相撲協会公式サイト
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by june_h | 2007-09-16 10:03 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(0)