タイトルだけ見ると、怪しげで底の浅いハウツー物みたいですが、言っていることは至極まとも。
世界の偉大な発見や発明は、順当な手続きによるものではなく、失敗や偶然から生まれたものが少なくない。しかし、こうした偶然は、運の良い学者が棚ぼた的に手にしたものではない。あらゆる計算と準備をして、いつ飛んでくるかわからないホームランボールを粘り強く待つように、彼らはいつでも「チャンス」を手にできるように努力していたのだ。そんな人にこそ「セレンディピティ(偶然をとらえて幸運に変える力)」はやってくる。

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2002年に、ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さん。当時、いかにも学者らしい佇まいの小柴さんをテレビで何度も拝見しました。でも、同じ年にノーベル賞をダブル受賞したサラリーマンで、庶民的な田中耕一さんに、人生の晴れ舞台の美味しいところを全部持っていかれて、ちょっと気の毒な印象がありました。
しかし、小柴さんは、教授室でただ、ふんぞり返っている人ではありませんでした。いつやってくるかわからないニュートリノを計測するために、大学を説得し、国を動かし、建設会社と綿密に打ち合わせて、カミオカンデを建設するために奔走。完成してからは、弟子達を叱咤激励して、根気強くデータを集めました。まさしく「人事を尽くして天命を待つ」ことによって得られたセレンディピティ。小柴さんの実行力に感動しました。

田中耕一さんも実験で、間違えた物質を加えたことからノーベル賞の発見につながったと言います。しかも、島津製作所で彼が携わっていた研究は、彼が希望していた研究ではなかったそうです。本当、人生ってわかりません。

その他にも、仕事には欠かせないポストイットが生まれた秘話や、業務用に作ったはずなのに女子高生の遊びに使われて思わぬ需要を呼んだポケベルなどの例が語られています。

すぐに結果が出なくても、思い通りにならなくても、あせらず 腐らず 諦めず!

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by june_h | 2008-03-30 13:34 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

金券ショップでチケットが安く売っていたので、行ってみました。

塗料を塗った枝や大きな花瓶を花と組み合わせたり、豪奢な打掛があったり、假屋崎さんのはスケールの大きな作品が多いので、生け花というより空間プロデュースって感じですね。
以前、彼のドキュメンタリー番組で、アシスタントをバシバシ叱りつけているのが印象的で、彼の作品を見ていると「ちょっと早くして!ぐずぐずしないで!持ってきてって言ったでしょ!」とピリピリしている假屋崎さんをついつい思い浮かべてしまう(^^;

もちろん、わりと小さなフラワーアレンジメントもありました。ブライダルブーケがステキでした♪

以前にも、日本橋三越で開かれた假屋崎さんの展覧会に足を運んだことがあります。あのときは、前の会社を辞めた直後だったんで、体調が最悪だった。家から電車で日本橋に来るまで、何度も倒れそうになりました。
どうしてこんな思いをしてやってきたのかというと、日本橋三越改装の柿落としで、妹が本店吹き抜け中央ホールで、箏の演奏をすることになったんですね。んで、母が着物の着付けに駆り出され、私も仕方なく荷物持ちに。演奏会までの待ち時間に、假屋崎さんの作品展に寄ったのです。

そのときのことを考えると、本当に感慨深いっす。

帰りは家族にロールケーキを買っていきました。でも、鹿児島物産展もやってたんだよねー。そっちに行けば良かったなー。残念!


<関連リンク>
日本橋三越本店
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by june_h | 2008-03-29 21:49 | 美術展 展覧会 | Trackback(1) | Comments(2)

前も上野に来たときは雨だったな・・・・・。雨に降られた花見客を尻目に、博物館に向かいました。

さすがに、ご本尊の薬師如来はいらっしゃらなかったようで。でも、両側の見事な「日光菩薩立像」「月光菩薩立像」は、迫力がありました。
それよりも「聖観音菩薩立像」、スタイルいい~。美しい~。美しいから悲劇のヒーロー有馬皇子がモデル、なんて言われるのね。
博物館で仏像を見るとき、いつも思うんですが、お寺で仏像を見るときは手を合わせるのに、博物館で見るときはシゲシゲと眺めるだけなのよね~不思議~と思っていたら、手をちゃんと合わせていたサラリーマンがいましたよ。

三蔵法師でお馴染みの「玄奘三蔵坐像」、左手にお経を持って右手で印を結んでいるんだけど、どう見てもピースしているようにしか見えなくて、笑っちゃいました(^^;
それから、三蔵法師が持ち帰ったという「瑜伽(ゆが)師地論」は、ヨガのお経だそうな。読んでみたけど、さっぱりわからじ。

今回のイヤホンガイドは市原悦子。ちょっと日本昔ばなし風。

こんなわけで、会期が始まってから最初の金曜日の夜。とっても空いてて一つ一つ堪能できました。

帰りは上野公園の桜並木をブラッと散歩。雨が上がって良かった!その分、人手は少なかったし(たぶん)。ただ、空気がひんやりして、ちょっと寒かったっす。
写真は、上野公園のオブジェ。夜桜は撮れないので。
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by june_h | 2008-03-28 22:20 | 美術展 展覧会 | Trackback | Comments(6)

お天気も良かったし、仕事も一段落したし、ということで、お昼休みに靖国神社に、春を探しに行ってきました。
(↓相変わらずのボケボケ写真ですが、記録ってことでどうかご勘弁を)
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ちょうど明治大学の卒業式だったみたいで、武道館周辺は卒業生と父兄でいっぱい!袴姿の女の子達もたくさんいたんですが、八割以上ブーツですね。私が卒業したときは草履だったんですけどねー。まあ、ブーツのほうが歩きやすいからいいんですが。

私が大学を卒業式したとき、祖父母がわざわざ福岡から出てきてくれました。
私の卒業式よりも「靖国神社に行きたい!乃木大将のトコに行きたい!」っていうのがあったらしいのですが(^^;乃木大将は、祖父母の世代の神様?みたいなもんですからね。電車に乗って家族で行きましたですよ。

祖父は遊就館で大はしゃぎ!
祖母は「昨日、亡くなった婚約者が夢に出てきた」と言って大喜び!
祖母は海兵さんと結婚するはずだったんですが、戦争で、彼が乗ってた軍艦が沈められてしまったのです。戦争がなかったら、祖父と結婚して苦労することもなかったと思うんですが(^^;;;
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神社に来ると「良い冥土の土産になった」と祖父が微笑んだことを思い出します。ついでに、帰りの電車で女性に席を譲ってもらったのに、祖父が「年寄扱いしやがって!」と逆ギレしたんで、家族全員で祖父を叱りつけたことも思い出します(^^;;恥ずかし~。
その祖父は、去年の5月に亡くなりました。

私自身も、去年の2月に、シカオちゃんの武道館ライブのついでに、神社に立ち寄りました。それからしばらくして、この近くの会社に御厄介になることになり、なんだか御縁ができちゃった気がします。

あの日はいろいろなことがありました。去年から今まで続く、奇跡のような出来事が、私にはどうもあの日から始まっているように思えてならないのです・・・・・勝手な思いこみですが。

お堀を埋めつくす桜と、道を埋めつくす卒業生達を見ながら、これからいろいろあるだろうけど、まぁなんとかなるもんなんだよ・・・・・と呟いたちょうどそのとき、春の強い風が吹いて、「キャー!」と、私の前にいた女の子の袴をめくり上げたのでした。中見えちゃったイヤーン(^^;;;;;
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P.S.
初めて「英霊」という言葉を知ったとき、私はなぜか「イギリス人の霊」と勘違い。日本の戦争の話なのに、どうしてこんなにイギリス人が出てくるのだろうかと・・・・・(←どういう勘違いじゃ!)
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by june_h | 2008-03-27 21:43 | 雑記 | Trackback | Comments(0)

バレンタインデーチョコ。コンビニで買うおやつのチョコ。これらのチョコに、アフリカのカカオ農園で働く子供達のコストは、どれくらい含まれているのだろうか?
答えは、限りなくゼロに近い。
しかし、私達はこれを喜ぶべきだろうか。
なぜって、子供達はタダ働きなのだ。下手したら死ぬまで、奴隷同然に。チョコレートに含まれるのは、彼らのコストではなく、血肉なのだ。

チョコレートの真実 [DIPシリーズ]

キャロル・オフ / 英治出版


本屋でこの本を見かけたとき、
「ボクはカカオを作っているけど、チョコリット、食べたことがありません」
という言葉を思い出した。中学の地理の資料に出てきた、ガーナのカカオ農園で働く男の子の言葉だ。
カカオ生産に携わる人は、チョコレートを食べたことはない。しかし、この本に書かれていたことは、もっとひどかった。彼らは、チョコレート自体を知らず、自分達が作るカカオが、何に使われるのかも知らないのだ。

人間がカカオの美味しさを知ったときから、金銀宝石と同じように、カカオは常に人間の欲望の対象だった。カカオの歴史は、富める者と貧しき者の歴史を浮かび上がらせる。

原産地のアステカでは、カカオ豆は富の象徴であり、通貨として使われた。カカオから作られる飲み物は、アステカ帝国の支配階層だけが口にできた。
アステカ帝国がスペインに征服されてからは、カカオはチョコレート(液体)に加工され、ヨーロッパ中の貴族に広まる。重要な特産品となったカカオを増産するために、豆はアフリカ大陸の植民地に持ち込まれ、過酷な境遇の奴隷達によって作られるようになった。

現在はどうか?
一部の金持ちしか口にできなかったチョコレートは、子供達のオヤツの定番として、世界中に広がった。
奴隷制も禁止され、生産者の待遇も良くなったように見える。しかし、実態は、植民地時代から変わらない、あるいは、もっとひどい現実が巧妙に隠されている。

カカオを作っても、収益の大半は、汚職や略奪が横行する警察や軍人への賄賂消え、港に運ばれた豆は、欧米の多国籍企業によって安く買い叩かれる。カカオを作れば作るほど、苦しくなっていく農園経営者は、周辺国から流れこんできた難民達を、「年季契約」という名目で、賃金も支払わず働かせる。カカオの富を「搾取」ではなく「収奪」する現地政府も、欧米各国も、欧米のチョコレート企業も見て見ぬふり。旧宗主国が旧植民地に債務を押し付け、旧植民地の経済
が旧宗主国に大きく依存する実態は数百年前から変わっていない。
加えて、カカオの利権をめぐる内戦。それを後押しする武器商人。実態を暴こうとするジャーナリストは、闇に葬り去られていく。NPOが欧米政府に訴えても、ロビイストに揉み消される。
アフリカの飢餓と貧困のメカニズムは、天災ではなく、人災だ。

コートジボアール、マリ、ガーナでの丹念な取材で見えてくるのは、カカオをめぐって繰り返される欲望と悲劇の連鎖。著者の深い絶望の言葉で、このルポルタージュは終わっている。

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by june_h | 2008-03-26 21:05 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(3)

「先生、教えてくれ。涙はどうやって止めればいいんだ。俺は今まで泣いたことがないんだ」
「いっぱいお泣きなさい」

事前知識無し。TEAM NACSのシゲさんが出るってだけで、観に行った舞台でした。
タイトルからして、きっとドタバタコメディなんだろうと想像していたら大間違い!すごくマトモなお芝居で、泣いたり笑ったり忙しくて、最後は、涙涙涙。

「MIDSUMMER CAROL」というタイトルからもわかるとおり、「クリスマス・キャロル」の要素があるのですが、それがわかったとしても、お涙頂戴のあざとさはなく、芝居の世界にしっかり入りこめる、素晴らしい脚本でした。

シゲさんは、二役で忙しそうでしたが、NACSの舞台で何役もこなすためにバンバン着替えたりするから大丈夫ですね(^^)

この脚本、秋に映画として公開されるそうです(そんなわけで、ネタばれはしないことにします)。
タイトルは『パコと魔法の絵本』。キャストは、役所広司、妻夫木聡、土屋アンナなどなど超豪華!特に、舞台では春風亭昇太が演じていた役を、阿部サダヲがやるみたいで、すっごく楽しみ!絶対観に行こ♪


P.S.
舞台が終わったあと銀座に移動して、一緒に観に行った妹と二人でお買い物。
帰りの電車で、妹が私の顔にある「ナメクジの通り跡」発見!化粧直ししたんだけどなぁ・・・・・恥ずかしい(^^;;;


<関連リンク>
『MIDSUMMER CAROL~ガマ王子VSザリガニ魔人~』
『パコと魔法の絵本』(映画公式サイト)
PARCO劇場

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by june_h | 2008-03-24 20:33 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(0)

いい映画でした!文字どおり体を張った佐藤隆太くんに拍手!

ガチ☆ボーイ【ガチンコ・エディション】 [DVD]

ポニーキャニオン


佐藤くんの名前が世に広がり始めた頃、彼の出ていたドラマを見ながら「彼はきっと主役じゃなくて名脇役になるんだろうなぁ」と、勝手に想像していたけど、大きな間違いでした(笑)。

この映画の主人公、五十嵐は、大学在学中に司法試験に合格した秀才だったが、ある日の事故で脳に損傷を受け、新しいことが全く覚えられなくなってしまう。そんな彼が門を叩いたのは、学生プロセスの同好会だった。事故前に見た、彼らの試合に感動したからだった。

映画『博士の愛した数式』もそうですが、新しいことが覚えられない記憶障害の設定は、最近の流行りなんでしょうか。
私がこの障害を知ったのは、NHKスペシャル『脳と心』でした。事故で脳の海馬に損傷を受けたイギリスの大学教授。彼は、記憶が残らない代わりにボイスレコーダーで記録を残し、寝る前に、それをまとめて日記を付けていました。
部屋を埋めつくすおびただしい日記の数に、私は、自分って一体何なんだろうと、息を飲んだ覚えがあります。

五十嵐もまた、ポラロイドカメラで日常の出来事をいちいち撮り、寝る前に日記を付けていました。
でも、彼自身は、眠ると記憶が事故直後に巻き戻ってしまう。そして、毎朝日記を読んで、事故からその日までの記憶を埋めて、実際の時間に追い付こうとする。そんな「日課」を繰り返していました。
それは、自分の障害に、毎日絶望して朝が始まることも意味していました。

でも、本当にツラいことは、日記に書けなかったりするわけで。
彼は、ヒロインのあさこに、告白してフラれてしまう。でも、悲しくてそのことを日記に残せない。だから、何度も告白して何度もフラれてしまう。それが切なかった・・・・・(←っていうか、あさこも二人きりのシチュエーションを避ければいいのに)。

彼自身も大変ですが、周りの家族も大変でした。
特に、五十嵐の父親。今まで自慢の息子だったのに、記憶障害になった息子が受け入れられず、ギクシャクしている。
プロレスを始めた息子に、危ないからと止めるけど、「俺は新しいことは覚えられない。でも、日記に書かれたのと同じところに体の傷があることで、毎日生きているんだと実感できる。体は覚えているんだ」
そんな言葉を聞いて、ようやく息子を受け入れられるようになっていくのです。

クライマックスのプロレスシーンは、見ていて痛そうだったけど、良かった!
プロレスが良くわからない人でもしっかり楽しめる映画です♪


<関連リンク>
映画「ガチ☆ボーイ」オフィシャルサイト
「ガチ☆ボーイ」(映画詳細、映画館情報)
ユナイテッド・シネマ映画チケット
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by june_h | 2008-03-23 19:59 | 映画 感想 | Trackback | Comments(0)

野田秀樹のエッセイ&野田秀樹×鴻英良の対談。

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『赤鬼』は、私が観た初めての野田作品。この作品は、イギリス、タイ、韓国でも、現地の役者を使って上演されました。演出は野田秀樹自身が行ったのですが、そのときの経験、特にイギリスでの苦労が綴られています。

イギリスの演劇界は、日本と慣習が全く違います。上演する劇場がなかなか決まらなかったり、役者にドタキャンされたり、権利関係でスタッフと揉めたり。幕が開くまでも、幕が開いてからも苦労の連続。
この辺り、昨年イギリスで『トランス』を上演した、鴻上尚史さんも同じような経験をしています。

一番の苦労は、文化の違い。シェイクスピアを生んだ演劇大国のイギリスは、日本から来た演出家には上から目線な態度。そして、文化交流に対する日本政府の援助の少なさ。

野田秀樹の演劇や、彼の言うことって(なーんて語れるほど観てないし知らないのですが)難しくて何言ってるのかわからないことがほとんど。でも、とても感動するのは、彼が頭だけで考えているのではなく、肉体表現とか身体感覚とか、常に体のことを考えているからだと思うんですよね。
それから、彼は、若いときに、社会や人間に対して感じた疑問を、ずっと持ち続けていて、ずっと葛藤しているのがわかります。葛藤しながら出てくる言葉だから、余計に説得力を持つのかもしれません。

彼の世代で、若いときに大きな影響を受けたのは、学生運動だったと思うのだけど、このことについて、誰も語ろうとしないことに、彼が大きな憤りを感じているのがわかります。

それは鴻上さんも同じ。私は、鴻上さんのお芝居で、ヘルメットと鉄パイプを持った学生が出て来たり、君が代が出て来たり、厳しい校則で締め付ける教師が出て来たりすると、私は時代錯誤を感じて気恥ずかしくなっちゃう。でも、数十年前に日本で確実に起こったこと。なのに、皆、無かったことにしようとしている。これらの影響は確実に現在も漂っているというのに。

彼らの世代が答えようとしない限り、野田秀樹は舞台で客席に疑問をぶつけ続けるのでしょうし、鴻上尚史は、シュプレヒコールを続けるのでしょう。

巻末(といっても、全体の三分の一のボリュームですが)には、『赤鬼』の脚本が掲載されています。ラストの「あの女」のセリフを読むと、やっぱり涙が出てきます。

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by june_h | 2008-03-20 12:05 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

久しぶりのシカオちゃんのライブ♪踊る気マンマン!暴れる気マンマン!!で乗り込んだけど、舞台にあったのはマイクスタンドが一つ。
・・・・・なーんだ。ヒトリシュガースタイルかぁ、と拍子抜け。でも「Hop Step Dive」から始まったライブ。アコギ一本でも、客席はノリノリ♪

ファンクラブイベントということで、いろいろな趣向が用意されていました。
ファン投票「シカオちゃんに歌ってほしいカバー曲ベストテン」では、洋楽ばっかりかな・・・・・と一人で予想してたんですが、大沢誉志幸の「そして僕は途方に暮れる」とか、ちあきなおみの「喝采」とか、邦楽が結構入ってて。KAT-TUNの「RealFace」なんてのも入ってたけど←一応、作詞者だからね(^^;
福山雅治の「桜坂」もランクインしてましたが、これは歌わないほうがいいですね・・・・・だって比べられるもん(←何を?)
その中から歌ったのは、Mr.Childrenの「ファスナー」と、季節がら、荒井由実の「卒業写真」。

アタシは正直言って、ミスチルが嫌いだ。自分に酔ってる歌詞がキライだ。そんでもって、ミスチルのファンもキライだ。今までの私の人生で出会ったミスチルファンは、みーんな、私とことごとく意見が合わない人とか、生理的に受け付けない人だったからだ(←超個人的意見)。
だから、シカオちゃんが桜井さんにベタベタするのを見るのも正直イヤだ。シカオちゃんが想っているほどに、桜井さんはシカオちゃんのことを想っていないぞ!早く目を覚ませ!シカオ・・・・・話が脱線しましたが、1位に選ばれたのは、嵐の「アオゾラペダル」でした。

「シカオちゃんに歌ってほしいオリジナル曲ベストテン」では、ライブでもめったに歌われない、私でも忘れてるような曲が続々ランクイン。
歌ったのは、季節がらということで、「桜並木」かな?と思ったら、「黒いシミ」でした(^^;;一応、花粉症の歌だしねー。それから、「坂の途中」。

1位の発表の前に、なぜかゲストでスネオヘアー登場!
いいな~スネオヘアー。明るい負のオーラが、シカオちゃんと同類(^^;;;
シカオちゃんに魅かれた理由が
「デビューから既に絶望してたから」
うまいっ!座布団一枚!(←趣旨が違うね)
みんな爆笑してたら「おまえらもそういうトコが好きなんだろう?」・・・・・いえすあいどぅ~。

シカオちゃんのファン代表ということで、二人でシカオちゃんの「HAPPY BIRTHDAY」を披露。でもスネオヘアーには、キーが高かったらしくてファルセットで逃げていた。
んで、結局1位は「月とナイフ」。やっぱり根強い人気があるよね~。この曲。ファーストアルバムなのに。「黄金の月」が「表の月」なら、この曲は「裏の月」だものね。
僕の言葉が 足りないのなら
胸をナイフで割いて えぐり出してもいい
君の迷いと 言い訳くらい
ほんとは僕だって 気付いてたのさ
いつかまたあんなふうに 誰かを憎むのかな
だとしたらもっともっと 抱きしめて
トゲのように 心に刺さればいい
あなたにずっとずっと 残ればいい

・・・・・なんて、うっかり鼻歌で歌えないからね(^^;
キレイな失恋ソングより、生々しく歌ってくれたほうが癒されるってこともあるから、こういう経験がある人なら、心に刺さるんだよね。

これからの皆の目標は、前向きに生きるためのシカオちゃんのアドバイス、
「思い出で、自慰行為をしない」
でしょうか(^^;
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by june_h | 2008-03-16 19:36 | スガシカオ | Trackback | Comments(2)

私達はなぜ病気になるのか・・・・・。

病気にならない人は知っている

ケヴィン トルドー / 幻冬舎


医者に「不治」の心臓疾患であると診断されたが、民間療法で、あっという間に治ってしまった著者。
このときの経験と疑問から、病気とは何か、真の健康とは何か考えるようになり、アメリカのみならず、世界中の治療法の情報を集める。
その過程で彼が知ったのは、健康や病気というものが、世間一般の常識とは、全く違ったものだったということだ。

まず、病気の原因は、菌やウイルスではなく、これらの感染を受容してしまう私達の体にある、ということ。

同じ環境にいても、病気になる人とならない人がいる。病気になる人は、疲れがたまっていたり、不規則な生活や食事をしていたりして、病原菌がはびこるスキを与えてしまったのだ。
病気の原因は、私達の体の内側にあるのだ。

彼は、病気の大きな原因として「体内毒素」「栄養不足」「電磁波」「ストレス」の四つを挙げている。
そして、この四つを防ぐための具体的な方法を羅列している。

「スーパーマーケットで買い物するな」
「ファストフードで食事をするな」
「朝起きたらまずコップ一杯の水を飲め」
「電子レンジは使うな」

こんなリストの中に、
「ストレス解消のために誰彼かまわずに親切にする」
というのがあって、面白いと思った。

人に親切にすると免疫系が刺激され、落ち着いて安らかな気持ちになるのだそうだ。ということは、逆に、人に意地悪したり、悪口を言ったりすると、具合が悪くなるってことだ。
人を陥れた直後は、せいせいするかもしれないが、結局、自分で自分をイライラさせるのを助長してしまうだけのようだ。
こうしたリストは、具体的で、身近で、分かりやすい。
著者は、医者でも体の専門家でもない。すべて自分の足と体で稼いだ情報だ。

彼は調査を進めるうちに、国の欺瞞や、医師と製薬会社の思惑とぶつかるようになった。

アメリカは肥満大国。肥満を減らすために「食べる量を減らして、もっと運動しよう」というキャンペーンを政府が行ったところ、食品業界が猛烈に反対して、キャンペーンを止めさせたこともあるという。
食品業界は、人の健康より商品を売ることのほうが大事だ。消費者より株主の利益を大事にしているので、有害で安い原材料を使って高く売る。業界のロビイストは、グルタミン酸ソーダのような有害な化学物質を「香辛料」と表示できるように、政府に認めさせた。

また、アメリカでは、効果ある民間療法や自然療法が「違法」とされ、施術すると投獄されることもある。
医者以外の人間が、体を「治す」と困るのだ。そのため、これらのセラピストは、ひっそりと開業している。

アメリカ人は、世界の約半分の薬を消費しているにもかかわらず、癌やアレルギーは減るどころか増えている。
薬は症状を抑えることはできるが、病気を根本から治療できない。
むしろ、副作用など、体に害をもたらすほうが大きい。しかし、この事実を、医者や製薬会社が口にすることはない。
治らない薬を売るほうが、いつまでたっても病気は治らないのだから、ずっと薬が売れ続ける。
ワクチンの毒で慢性病が増えれば、一生、病院と製薬会社のお得意様になる人が増える。

「あなたの健康を守りたい」なんてCMで言ってるけど、そもそも健康な人が増えちゃったら、医者と製薬会社は儲からない・・・・・そこに矛盾がある。

「健康産業ではなく、病気産業」・・・・・著者はこうした食品会社、製薬会社をこうバッサリ言う。

今はたっぷり儲けているかもしれない。でも、その儲けは安いもんだ・・・・・それと引き換えに、これから子孫がこうむるであろう甚大な害悪にくらべれば。
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by june_h | 2008-03-13 21:06 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(2)