マジックアワーを逃したとき、どうしたらいいかわかりますか?明日を待てばいいんです。太陽が昇る限り、マジックアワーは何度でもやってきます

三谷幸喜作品を映画館で観たのは初めてです。楽しかった!そして、素敵な余韻が残る作品でした。
テレビのプロモーションで言ってるほど、笑いっぱなしってことはなかったけど、単なる喜劇じゃなくて「マジックアワーは何度でもやってくる」って言葉に、とても励まされました。

三谷さんって、とにかく役者さんの持ち味を引き出すのが本当にウマい!アテ書きしているのかしら。
特に良かったのは、深津絵里!とにかく可愛らしい!昔のアメリカ映画みたいなテイストのヒロインで、田舎街の元ダンサーだけど、全然スレてなくって。

毎度のことながら、チョイ役陣も豪華。香取慎吾、山本耕史、市川亀治郎も・・・・・あれ?香川照之も出演していたから、従兄弟共演!?(同じシーンはなかったと思うけど)

佐藤浩市演じる売れない役者が、突然、殺し屋の役をやってほしいと言われて、田舎街にやってくる噺ですが、私達の人生も、似たようなものかもしれませんね。
突然生まれ、そこん家の子供として名前を付けられて人生を生きる。私達の人生も、役者と同じように、人をどれだけ感動させ、自分がどれだけ感動したかが大事・・・・・なんてね。

P.S.
私の隣で見ていた妹の頭が傾いている・・・・・と思ったら爆睡!?・・・・・まあ、深夜のレイトショーでしたからね。妹は悔しくて、泣きながら地団駄踏んで帰ったとさ(笑)。
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by june_h | 2008-06-30 20:52 | 映画 感想 | Trackback(1) | Comments(2)

『ひとりでできるアレクサンダー・テクニーク』の著者、ジェレミー・チャンスのワークショップが受けられるということで、友達と一緒に足を運びました。

予定時間になって、奥からジェレミー先生登場!・・・・・あれ?男?
「ジェレミー」って名前だったから、てっきり女性だと思ってた(^^;

先生は、40年以上のキャリアがあるそう。元俳優だけあって、教え方もダイナミック!
会場を縦横無尽に駆け回り、全身を使ってオーバーリアクション!
面白くって、わかりやすかった!

私がぼんやり足を組んで座っていると、ジェレミー先生が
「そのまま、動かないで」と言って、私に駆け寄り、いきなりデモンストレーション。
指先で私の背中にチョロチョロっと触れ、その指先のガイドに従って力を抜いていくと、あっという間にラクになりました!

その後、私の友人も先生のデモを受けたけど、彼女にはよくわからなかったらしい。彼女は初めてだったし、先生の教え方や相性に左右されるので、仕方ないかもしれません。
後で、別の日本人講師のセッションを受けて、ようやく体感できたようです。

ジェレミー先生もそうだけど、アレクサンダーテクニークを体得している人は、年齢の割に若々しくて長寿の方が多いようです。考案者のアレクサンダー自身も86歳まで生きてたんですよね。
「首の緊張を解放する」ことで、体に余計な負担がかからないから、省エネで生きられるみたい。

アレクサンダーテクニークは、口ではうまく説明できないから「体得」するしかない。そういう意味では、日本の武道みたいなものかもしれません。

ジェレミー先生はこう言いました。
「人にはいろいろなものを手に入れたい欲望があります。でも、望むものを手に入れれば入れるほど、体に余計な緊張が生まれて、どんどん体が不自由になっていくのです。
アレクサンダーテクニークは、生きているうちに手に入れてしまった、こうした余計な緊張を手放して、自由になるためのボディワークなのです」

この言葉を聞いて、私は落語の「水屋の富」を思い出しました。

水屋の男が、富くじで大金が当たって大喜びするも、誰かに盗まれたらどうしようと心配で夜も眠れず、とうとう病院になってしまう話。
で、結局盗まれて、元の貧乏に戻ったら元気になったというサゲ。
手に入れたものがお金ならまだいいですが、恐怖だったり偏見だったり罪悪感だったりすると厄介です。
体の緊張を解くことで思いこみが無くなる。逆に、思いこみを無くすことで、体が自由になる。
こんなことが体感できるのが、アレクサンダーテクニークなのではないでしょうか。

一通りワークショップが終わった後、お茶やお菓子を食べながら、懇親会が始まりました。

アレクサンダーテクニークは、もともと芸術系の人達が表現力を高めるために取り入れていたものなので、今回の受講者もそういう方が多かったです。
ピアノの先生もいましたし、チェロやバイオリンなどの楽器を持っている方もいました。私が情報交換させていただいた女性も、コンテンポラリーのダンサーの方でした。

それから、肩こりをなくすなど、「セラピー」の側面から興味を持たれた方もいました(私もそうですね)。キネシオロジーのセラピストとか、代替療法に接している人が、何人かいましたね。
代替療法は、スピリチュアルな世界に片足突っ込んでいるのが多いので、わりと女性が多いのですが、アレクサンダーテクニークは、フィジカル面を重視するためか、男性も多いようです。

また、こうした機会があれば参加しようと思っていますが、集中してじっくり受けられる時間があるといいな~。


<関連リンク>
ATAアレクサンダー・アソシエイツ
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by june_h | 2008-06-25 21:07 | 健康 | Trackback | Comments(0)

昨年、通しで『義経千本桜』を観たときは、歌舞伎を観出して間もない頃だったので、
「なんで源平合戦にすし屋が出てくんねん」
とまったくもって理解できず、「すし屋」の場は、すっ飛ばしたんですが(本当は用があったからなんですが)、今回、改めて吉右衛門さんの「すし屋」を観て、すっごく楽しめました!

一人一人のキャラが魅力的だし、登場人物が入れ替わり立ち替わりするたびにストーリーが展開して、お芝居の構成が良くできてる!どんでん返しに次ぐどんでん返し!飽きない!
イヤホンガイドが私の好きな小山観翁さんだったから、分かりやすくて面白かったし。
仕事を早退して駆けつけた甲斐がありました(笑)。


■いがみの権太:中村吉右衛門
権太は不良という設定ですが、私には全然なぜだか悪い人に見えなかったのですよ。吉右衛門さんが演じていたから?
それどころか妻子を犠牲にして、自分は刺されちゃって、しかもそれが無駄になって・・・・・って、かなり「ええ~っ!!」な結末で、なんてかわいそうな人なんだろうと。脚本家に怒りさえ感じてしまいましたわっ!無駄死にの種明かしは別にしなくていいじゃん。人生なんて所詮そんなもの?やだやだ。

■お里:中村芝雀
結婚の約束をした弥助に亭主関白の真似事をさせてキャアキャア喜んだり、可愛らしく寝床に誘ったり、芝雀のお里ちゃんは本当に微笑ましい。だから、弥助が「仕方なく義務で寝たんだ」って若葉内侍に言い訳したとき、お里ちゃんと一緒に私も泣いちゃった(笑)。
でも、弥助とは身分違いだとわかって弥助に頭を下げるんだよね~なんて健気!

■弥助実は平維盛:市川染五郎
弥助は、お里ちゃんにヒドいこと言ったヤなやつですが、しょうがないんですよね。妻子に迫られて、ああ言うしかないのでしょう。
この弥助もそうですが、染五郎は、法界坊の野分姫とか、難しい役をやっていますね。性根と外見が合わない役とか、一瞬で別人格になるとか。きっと、一生懸命、芸を研いていらっしゃるんですね。

■おくら:中村吉之丞
それから、吉之丞さんのおくら。
吉之丞さんは「牡丹燈籠」のときから素晴らしいと思っていました。声がステキ!本当に年増の女性みたい(笑)。
この方がいるだけで、芝居の雰囲気がガラッと変わります。

■梶原景時:市川段四郎
私が段四郎さんを舞台で拝見するときは、いつも悪役をなさっているので、私はひそかに「歌舞伎界の八名信夫」と思っています(笑)。
次の『身代座禅』では、奥方だったんですよね。ちょっと興味アリ♪


P.S.
七月大歌舞伎では、『義経千本桜』の「吉野山」を玉三郎と海老蔵がやるんだよね!観たいな~と思ったらすでに売り切れ(T_T)
幕見になんとか滑りこめないかしら~。


<関連リンク>
六月大歌舞伎(歌舞伎美人)
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by june_h | 2008-06-19 20:48 | 歌舞伎 鑑賞 | Trackback(1) | Comments(2)

中二階の席で、ぼんやり開演を待っていると、
「今日は暑いですねぇ」
と後ろから声がした。振り返ると、法被姿の男性が・・・・・あれ?

中村勘太郎じゃんっ!!

驚いた周囲のお客さんたちが、次々と握手を求め、私もつられて手を差し出す。
「いやぁ、大人気だなぁ」とまるでヒトゴトのようにつぶやきながら、求めに応じる勘太郎。
「今日の地震、すごかったですよねぇ。去年ここで『三人吉三』をやったときも、近くのスパが爆発したでしょう。そのときここ、揺れましたもん。ベルリンでは劇場燃えましたしね。「夏祭」には、こういう威力があるんですよね」
と、フツーに世間話をしたあと、舞台の世界に戻って行きました。

私は隣の席の女性と「すごいですねっ!握手しちゃいましたねっ!!しゃべっちゃいましたねっ!!」
二人で興奮してキャアキャア。開演後もしばらく芝居に集中できませんでした(^^;

祭は、生者と死者が溶け合うイベント。
役者と客が触れ合う、粋な「祭」でございます。


■団七九郎兵衛:中村勘三郎
登場するだけで大きな拍手が起こる千両役者。
彼に対する拍手は、舞台上の演技だけでなく、常に挑戦し続ける精神とか、プロデュース力とか、お客さんを喜ばせるサービス精神とか、人柄とか、全部ひっくるめてなんだと思います。

見せ場の殺しのシーン。
次第に近づいてくるだんじりのリズムは、まるで、団七の極度の興奮状態を表しているかのよう。震える手で、刀と体についた血を洗い流そうと、井戸の水をザーっとかぶった瞬間、深い業も背負ってしまったことが感じられてゾッとしました。


■一寸徳兵衛:中村橋之助
団七の女房を口説くシーン、わかっちゃいるけどドキドキしました(^^;


■徳兵衛女房お辰:中村勘太郎
勘三郎によく似た声だなぁと思いながらオペラグラスを覗いたら、勘太郎でした(^^;
女形の勘太郎ってあんまり見たことなかったから、彼だとは思いませんでした。それにしても、襟元からのぞく首筋がゴツい(笑)。

ラスト、団七捕物シーンでは、追手の一人だったんですが、勘三郎と膝をガンガン使った立ち回りを披露。お客は沸いたけど、膝が悪いのに大丈夫なのかしら・・・・・と、ヒヤヒヤしながら見てました。


■傾城琴浦:中村七之助
相変わらず、声も姿も可愛らしい(*^_^*)
後半はお辰を演じるようですが、前半で良かった♪


■三河屋義平次:笹野高史
憎たらしい舅を見事に演じていました!団七に尻を向けて挑発するシーンは本当、文楽人形そのまんま。
殺しのシーンでは、泥の池に沈められ、ドロドロになって花道をのたうち回って奮闘!本当の泥が使われてたんですが、そこまでリアルにしなくてもいいのに・・・・・一階座敷席の人達が「こっち来ないで~」って緊張しているのがわかりましたね(笑)。着物姿のお客さん、大丈夫だったかしらん。


■釣船三婦:坂東彌十郎
いつも数珠を身につけていて、情に熱い三婦。私、この三婦が好きなんです。
彼がいるのに、悲劇を止められないのは悲しいと、いつも思います。そんな三婦を彌十郎さん、すばらしく演じていました。


■玉島磯之丞:中村芝のぶ
スッゴくカワイイ若旦那(*^_^*)小さくて、丸顔で、声が高くて、ほんとに女性が若旦那を演じているようでした♪


P.S.
上方が舞台の演目ということで、食い倒れ人形が出張お出迎え。
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by june_h | 2008-06-17 20:56 | 歌舞伎 鑑賞 | Trackback | Comments(2)

忍耐、忍耐、忍耐の末に、信念を貫いた南アフリカ大統領、ネルソン・マンデラと、良心を貫いた彼の看守の物語。
素晴らしい映画でした。

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黒人と遊びながら育ったため、現地語であるコーサ語を解したことから、マンデラ付きの看守になったグレゴリー。彼も妻も、出世ができるチャンスだと大喜びします。
黒人を野蛮なテロリストだと考え、最初はマンデラに高圧的に接していたグレゴリーでしたが、彼の人柄と境遇を知り、黒人を差別的に扱うことに対して、疑問を持つようになります。

ある日、面会に訪れたマンデラの妻に、チョコレートを渡したことが上官に知られたため、グレゴリーの生活が暗転します。「黒びいき」だと、仲間の白人に嫌がらせを受け、出世の道は絶たれ、彼の妻も白人奥さん連中からつま弾きに。テロで被害を受けた白人に逆恨みされるなんてことも。

こうしたストレスに耐えられず、看守の仕事を辞めようとしますが、彼をマンデラの重要なパイプ役と見なしていた上層部は、それを許しませんでした。グレゴリーは以後二十年近く、マンデラに関わる仕事を続けることになるのです。

アパルトヘイト政策とマンデラの監禁を続ける南ア政府に対し、国際的な批判が強まり、ついに釈放されるマンデラ。
二十年ぶりに奥さんと抱き合うシーンに、涙が止まりませんでした。

監獄の外では、黒人達のデモや暴動やゲリラ活動が頻発していましたが、この映画ではほとんど描かれることなく、監獄とグレゴリー家の日常が淡々と語られます。

ずっと閉じ込められているマンデラも大変でしたが、グレゴリーもよく耐えたと思います。
彼の奥さんは「ごく普通の南アの白人」でしたから「あんな恐ろしいテロリストに肩入れして何やってんの?出世はどうなるの?生活はどうするの?」と旦那を責めるわけです。
彼同様、家族も忍耐を強いられたのです。

グレゴリーの息子が交通事故で亡くなったとき、グレゴリーは「たくさんの黒人を殺した報いだ」と言って鬱状態になります。
彼は、マンデラの手紙を検閲する仕事を通して知ったテロリストの情報を公安に伝えていたので、自分が直接手を下したわけではないけど、深い罪悪感に十数年苦しんでいたわけです。そこでも涙が止まりませんでした。

マンデラ釈放の日。グレゴリーは、准尉から少尉にようやく昇進。別れる前、彼は、自由憲章のコピーと共に入れておいたお守りを、胸ポケットから取り出してマンデラに手渡します。小さいとき、黒人の友達からもらったお守りでした。どんな苦境に遭っても、彼が人間らしさと良心を失わなかった大きな証です。


<関連リンク>
「マンデラの名もなき看守」(公式ページ)
「マンデラの名もなき看守」(映画詳細、映画館情報)
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by june_h | 2008-06-09 20:51 | 映画 感想 | Trackback(1) | Comments(0)

職場が神保町に移ってから、昼休み、浮世絵専門店で浮世絵を眺めることに、しばらくハマっていました。
歌麿なんかの超有名人から無名の作者まで、数百万円の大作から数百円のレプリカまで、役者絵から春画まで(^^;。
美術館ならお金を払わないと見られませんが、こういうお店なら、タダで、手に取って、好きなだけ楽しめますから♪♪♪
我ながら贅沢なお昼を過ごしていました。

そんな中で出会ったのが、月岡芳年の絵でした。

月岡芳年は、幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師で「最後の浮世絵師」と言われています。
画像が無いので、直接お見せできないのが残念ですが、ネットで「月岡芳年」で画像検索してみてください。
山姥に吊り下げられた半裸の妊婦とか、切断面が妙に生々しい生首とか、内臓ドローン、血がドバーッの切腹シーンとか、エログロ血みどろな絵が、たくさんヒットすると思います(笑)。
彼の絵は「無残絵」と言われていて、江戸川乱歩や三島由紀夫に愛されましたが、芸術的に再評価されている浮世絵の中にあって、キワモノ、B級扱いされています。

でも、私が惹かれたのは、そんな理由ではありません。
それは、ユニークな構図です。

浮世絵は、ぺターンとした平面的なのが多いんですが、芳年の絵は、遠近法なんかが多用されていて、絵の中に時間と空間を感じるんですね。
特に「藤原保昌月下弄笛図」を見たとき「スゴい!絵の中で風が吹いてる!」って驚いたものです。まさしく瞬間を切り取ったというか、永遠の刹那っていうか、「Cool!」なんです。

歴史画や武者絵は劇画チック。少年マンガの表紙になりそうな感じ。日本よりも海外で人気なのは、これが理由なのかも。

美人画にも特徴があります。
彼の描く女性はみんな、不自然なまでに折れ曲がっています。
歌舞伎でも、女形が女性を演じるのに、頭のてっぺんから足先までのラインを大事にするそうですね。刺された後に、海老反りになるシーンとかもありますしね。ラインを作るだけで、一気に女性らしく見える、色気が出てくるんだと思います。

それから気になったのは、彼の絵の中に「春画」がないこと。春画って、性器がズバリと描かれていますが、彼の絵にはそういうのが見当たらない。
浮世絵の春画を見ていると、江戸時代の人って、興味が下腹部オンリーだったのかしらって思っちゃう。今は巨乳とか美乳とか、乳房も立派な「ウリ」だけど、春画で胸がはだけてるっていうのはあんましない。
だから、そういう意味で言うと、昔の人の欲望って単純だったんだなぁと思う。今は、下着とかフェチとかxxモノとか、性的興奮を誘うものが、細分化されているから。

芳年の場合、エクスタシーの対象が性器だったんではなくて、血液とか、残酷なモノとかだったんでしょうね。あの時代では珍しい、アブノーマルな欲望や感情を描いた人だったのかもしれません。


<関連リンク>
月岡芳年(ウィキペディア)

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by june_h | 2008-06-08 14:19 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

映画を観るとき、私達は、映像の編集の「文法」に沿って、ストーリーを理解していきます(←なんか教科書っぽい前フリ)。

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例えば「この人は○○だ」という会話の後に、ある人物の映像がパッと出てくると、観ている客は「この人が○○なんだ」と思いこむ。
また、主人公が必死に逃げている映像の後に、恐ろしいものの映像がパッと出てくると、客は「主人公が逃げている原因はこれなのか!」と理解したような気になる。

でも、この映画は、そうとは限らない。

また、私達は、前後関係を考えながら、一つ一つの映像を意味付けしていくけれど、別の前後関係を与えられると、同じ映像なのに、全く違う意味を持ってくることがある。

こうした映画の「文法」や観客の思いこみを巧みに利用した映画なのです。

だから、あらすじを書いても面白さはわからないし、「この映像の真実はコレだ!」って言っても、観ていない人には伝わらない。
「謎解き」ミステリーとも違う。だって、真実は最初から全部、映像で出ているのだから。

そんなわけで、面白さを映画館で、自分の目で確かめてね。

俳優の魅力も、この映画の重要な要素。
俳優のイメージも、巧みに利用していたように思います。堺雅人がああいうふうに笑ったから、きっと深い意味があるに違いない!とか思ったら、何でもなかったり(笑)。大泉洋がバカやってるから「ここは単なるアドリブだろう」と思ったら、重要な伏線だったり。

今回はほんと、堺雅人には、笑かしてもらいました!「オレって結構カッコ良かったでしょ?」って聞いて「別にぃ」って流されるところ、爆笑でした。
大泉洋も良かったけど、彼が面白いのは当たり前ですからね。ただ、大泉さんは難しい役だったんで、キャラの作り方が難しかったんじゃないかな。

そういう意味で今回、一番ワリを食ったのは、佐々木蔵之介かも。イケてない役で、最後も間が悪い感じで。二枚目だけどカッコ悪い彼を楽しめるということで、ま、いいかな。

ご丁寧に、一つ一つの映像について種明かししていくので、ちょっとでも見逃すと、わけわかんなくなります。なのに、私の妹は途中で居眠りして、わからなくなっちゃったらしい(笑)。しっかりして!
ただ、最後まで明かされない「謎」が一つあります。
エンディングロールのあと、「謎」に関係するような映像が出てきますが、これもトリックかもしれないし。だから、結局わかりません。

明るくなるまで、席を立っちゃダメですよ!


P.S.
『釣りバカ日誌』の大泉さんも、確か教師で、あんなところに住んでいたような・・・・・。
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by june_h | 2008-06-03 20:46 | 映画 感想 | Trackback(1) | Comments(4)

取引先の方のツテで、ご招待いただいちゃいました♪
一度、コンボイショウと今村ねずみを観てみたいと思っていたので、二つ返事で御相伴にあずかり、妹も連れてきちゃいました(^^;

最初は、演劇?ダンス?なんて、楽しみ方がよくわからなくて戸惑いましたが、見ていくうちに「この人達、何でもできるんだ・・・・・っていうか何でもやっちゃうんだ」という驚きが。
歌にダンスに芝居に楽器。特にダンスは、フラメンコにヒップホップ、ジャズダンスにタップにバレエに・・・・・と実に多彩多才。ガンガン踊りまくった直後に、全然息切れしないでセリフを言えるなんて信じられない!特に、今村ねずみは50歳なのに・・・・・スゴ過ぎる。

ただ残念だったのは、ドラムとダンスの共演。
二階の部屋のドラムと、庭で踊る男性のタップの音が微妙に合わない。
狭い空間でドラムの音が反響し、タップの音もマイクを通すから微妙に遅れて聞こえる。
会場が大きいので、生音に合わせるんじゃなくて、イヤモニなんかを使ってうまく合わせられないかしら、なんて思いました。
それから、演劇パートは、ちょっと自己満足チック。内輪ネタがわかるお客さんじゃないと、よくわからん。

妹の感想は「大澄賢也がたくさんいるみたい」・・・・・確かに、お水っぽい雰囲気はちょっとするなと思ったら、赤坂のショーパブで働いていたメンバーが中心になって結成されたんですね。

ラストは、大勢の観客がスタンディングオベーション。固定ファンの熱狂を感じます。
音楽とかセットとか、たくさんのスタッフが関わっていることをとても感じるし、商業的に成功しているユニットなんだなぁと思いました。


<関連リンク>
THE CONVOY SHOW(公式ページ)

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by june_h | 2008-06-01 17:41 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(2)