月岡芳年の美術展、第2弾です。

文字通り、様々な美女が登場する三十二枚の浮世絵が展示されています。

三十二枚すべて「~さう(そう)」で終わるタイトルが付けられています。
例えば「ひんがよささう」は、殿上眉の女官姿の女性が描かれていたり。
かゆさう」は、半裸のお妾さんが蚊帳の間から顔をのぞかせて「アタシ、痒くてたまんないのよ」って表情をしていたり。
タイトルは敢えて見ないで絵を見て、これは「~さう」か?って、当てるのも楽しいです。「あつさう」とか「つめたさう」は、簡単だったので当たりました!

三十二枚には、いろんな身分、いろんな年代の女性が登場します。それがよくわかるのが髪型。当時の女性は、身分や年代によって髪型が違いました。スゴい文化だなって思います。人妻や後家さんや貧しい女性も登場していて、花魁やセレブや若い女の子だけに美を感じていたんじゃないってことで、芳年さんはイイ男!と思います(笑)。

また、芳年らしく、アイディアも豊富。
うるささう」は、若い女の子がネコにほおずりしまくっている絵で、ネコがものすごく迷惑そうな顔をしているんですね(笑)。「うるさい!」と思っているのは、女の子じゃなくてネコなんです。
のみたさう」は、芸者の持つオチョコの酒が、灯りに照らされて黄色くなっています。細かい~。
あと、私が好きなのは「しだらなささう(だらしなさそう)」。
物で散らかっている中に、女性がだらしない格好でねっ転がってポヤーンとした顔。うーん、まさしくヒモノ女(^^;私みたいではないか(^^;;;

会期は明日までなんですが、いろんな美女に会えますよ!


<関連リンク>
平木浮世絵美術館
[PR]
by june_h | 2009-05-30 17:07 | 美術展 展覧会 | Trackback | Comments(0)

わたくし、完全に楽しみ方を間違えました(^^;
3階席最前列のド真ん中で、ものすごく分析的に見てしまいました。

いくつかの落語の演目をモチーフにしているこの演劇。
『芝浜』の勝五郎が拾った財布は、『文七元結』の文七が落とした財布。
その財布の五十両を、妻が仏像に隠して『井戸の茶碗』。
文七が奉公している越後屋では、店の主人と柳田格之進が碁を打っていて、店の金が無くなったと大騒ぎになる『柳田格之進』・・・・・・なんていうふうに、いくつかの噺が組み合わさって、全体としては、五十両がグルグル回る黙阿弥の『三人吉三』みたいになっています。

でも、のっけから違和感バリバリ。みんな、着物やちょんまげ姿ではありましたが、「間」は、現代劇そのもの。
碁会所での夫婦喧嘩から始まって、ツカミを確かなものにしようって意図はわかったんですが・・・・・江戸や落語の世界として楽しむんじゃなくて、現代劇として見れば良かったのに、そうできなかったから、ちょっとイライラ。

夫婦の仲睦まじい様子を描写した『たらちね』の一節を、父娘の間に使っていたから気持ち悪く感じたり。

2日前に、同じように落語を基にした歌舞伎「らくだ」の面白さが強く印象に残っていたので、比べちゃったんですよね。

妻が番頭に、失せ物の占い方を指南する『御神酒徳利』。番頭役は柳家花緑だったですが、彼の十八番だから、妻役の女優さんに教えたんでしょうね。そこだけセリフ回しがなんとなく違っていました。

もともとこのお芝居に足を運んだきっかけは、TEAM NACSのシゲさんが出ていたから。
シゲさん、フンドシ一丁のシーンがありましたが、ますますムキムキになっちゃって(^^;
腹筋も割れまくってて・・・・・お願い、これ以上筋トレしないで(^^;;;

<関連リンク>
江戸の青空~Keep On Shakin'
[PR]
by june_h | 2009-05-29 20:38 | 水曜どうでしょう 大泉洋 NACS | Trackback | Comments(0)

落語「らくだ」の歌舞伎版です。私は、落語では、大銀座落語祭で桂文珍師匠のを聴いたことがあります。あと、この前見た映画「小三治」でも小三治師匠がやってましたね。

■紙屑買久六:中村吉右衛門
■手斧目半次:中村歌昇
■馬吉:澤村由次郎
■家主佐兵衛:中村歌六
■家主女房おいく:市川段四郎


「金閣寺」での、豪奢な衣装を纏って悠然としていた大膳とはうってかわって、ボロを着て、気が小さくて、半次のパシリになっている紙屑屋の吉右衛門さん。どっちもステキ!
お酒を飲んで豹変し、半次と立場が逆転するところも、本当におかしかったです。

「らくだ」こと馬吉の死体は、人形を使うのかしら?と思っていたら、役者さんでした。これが歌舞伎版のキモなんですね。
家主夫妻の家で、半次と紙屑屋が死体に「かんかんのう」を踊らせるのですが、この死体の動きが重要な笑いのポイントになっているんです。私、家主夫妻の家のシーンは、笑いっぱなしでした!
死体役の由次郎さん、グッジョブ(^-^)b

最後はわりとあっさり終わりました。オチがついたところでとっとと終わりにするのは、落語と一緒でした。

P.S.
らくだの「かんかんのう」を思い出すたび「死後硬直はしてないんだろうか」と、野暮なことを考えてしまいます(^^;
[PR]
by june_h | 2009-05-27 20:31 | 歌舞伎 鑑賞 | Trackback | Comments(0)

心猿は、最初の方を見逃しました(^^;福助さん、ごめんなさいm(_ _)m

■心猿・近江のお兼:中村福助

というのは、「金閣寺」が終わってから、どうしてものたこ焼きが食べたくなりまして、歌舞伎座近くにある「銀だこ」まで買いに走ったんです。
いくら幕間が35分もあったとはいえ、当然、開演までに戻ってこれるわけもなく・・・・・頑張って急いで食べて、走って戻ったんですけど、口の中はヤケドだらけになりました(^^;;;
今回の教訓:演舞場からは、たこ焼きを食べに行ってはいけない(←歌舞伎座からならいいのか!?)

もとい、「心猿」は、日吉神社の山王様の使いである猿と、白い神馬の舞踊劇。
福助さんが、猿のお面をつけて、楽しく踊ります。

んで、ここから、福助さんは娘姿に、白馬は栗毛の馬に早変わりして「近江のお兼」の舞台にノンストップで移行するのですが、3階席下手の私からは、馬の「引き抜き」が全く!見えませんでした(T_T)

私はわりとストーリー重視なんで、悪い席でも気にしない方ですが、「金閣寺」といい、さすがに今回ばかりはストレスが溜まりました(-_-メ)
いくら安い席でも、花道はともかく舞台は見えたほうがいいですね~。

近江のお兼は、暴れ馬も手なずけると言われた怪力の女性。馬にちなんで「馬の尻尾」という髪型をしています。「ポニーテール」とは違って、ちゃんと先が束ねてあって上品です。

萌黄色に十六武蔵模様の衣装は、『妹背山婦女庭訓』の、お三輪も着ていましたね・・・・・と思ったら、私が観たお三輪も福助さんでした。

次の「らくだ」まで、幕間は25分。今度は、たい焼きが食べたくなりましたが、歌舞伎座と違って演舞場には売ってないんですね(>_<)
再び銀だこへダッシュしたくなりましたが、吉右衛門さんの舞台を見逃すわけにはいかないので、我慢です(←食べ過ぎ)。


<関連リンク>
五月大歌舞伎(歌舞伎美人)
[PR]
by june_h | 2009-05-26 20:45 | 歌舞伎 鑑賞 | Trackback | Comments(0)

久しぶりの歌舞伎、久しぶりの吉右衛門さん♪

■松永大膳:中村吉右衛門
■此下東吉 後に真柴久吉:市川染五郎
■狩野之介直信:中村福助
■慶寿院尼:中村吉之丞
■雪姫:中村芝雀



用事をあれこれ済ませてから家を出たので、遅刻しそうになってしまいました。席に着いたとたん、幕が開いたんで、ギリギリセーフ。

金閣寺の座敷には、悪の華、松永大膳の吉右衛門さんが、泰然自若と座っています。如何にも悪そうに、ニヤリと笑う。イヤン、素敵!

芝雀さんの雪姫、スッゴク可愛かった。
「良い返答聞くまでは、蒲団の上の極楽責め、声はりあげて歌え、歌え」
なんて、ドSの大膳に言われてヨヨと泣いたり、桜の木に縛られたり、なかなかMっ気のある役で(笑)。
でも圧巻は、つま先を使って、桜の花びらでネズミを描くシーン。
夫が処刑場に連れていかれるというのに、縛られて何一つできない雪姫。大量の桜の花びらが舞う中、踊るようにシュプールを描く。
京屋の型である、文楽の人形振りの演出が、夫が殺される悲しみと、普通じゃない精神状態を表しているようで、良かったです。

残念だったのは、染五郎・・・・・別に、染五郎が悪いんじゃなくて、私が座っている3階席下手の席から、だいたい下手にいる染五郎がほとんど見えなかったんです。
東吉の見せ場である碁盤の見得や、滝の龍は全く見えませんでした。
新橋演舞場は、花道はモニターで見せてくれるんですけど、さすがに下手までは見せてくれない・・・・・。
大膳と碁を打つシーン、ほんとにルール通り碁石を置いていたのかしら・・・・・気になる。

他には、雪姫の旦那役の福助。私、福助の立役は初体験かも。でも、声は女形のときと一緒なんですね。

それから、慶寿院の吉之丞さん。私、吉之丞さんの声が好き。とってもお似合いの役でした♪

なかなか豪華キャストの「金閣寺」だったんではないでしょうか!


<関連リンク>
五月大歌舞伎(歌舞伎美人)
[PR]
by june_h | 2009-05-24 09:25 | 歌舞伎 鑑賞 | Trackback | Comments(4)

男性だけでなく、女性にも読んで欲しい本です。

icon
icon
EDに対して興味を持ったきっかけは、ホメオパシーの学校の授業でした。
ホメオパシーの健康相談には、水虫やアレルギーからうつ病や霊障(?)まで、ありとあらゆるケースが持ち込まれますが、不妊の相談も結構あるようです。
不妊の原因に、男性のEDが関係している場合、
「身体的・機能的な問題ではなく、根底に、女性に対する恐れがある場合が多い」
と、心因性であるケースが少なからずあるそうです。

この本のケースの多くは、それを裏付けるものでしたし、非常に真面目に取材されていて、この問題の根深さと複雑さが、よくわかりました。

今、日本でEDに悩む男性は、数百万単位。軽度も含めると一千万人近く。結構な数です。

著者は始め、糖尿病などの機能障害が原因だと思っていたいたらしいのですが、初体験でのトラウマだったり、ストレスだったり、はたまた幼少時の家族関係の問題にまでさかのぼったり、複雑なケースが多いことを知ります。

特に気になったのは、男性の性に対する嫌悪感と不潔感。
以前は、女性に多く、男性側の性嫌悪はほとんどなかったそうですが、最近はむしろ男性に多いそうです。

それから、パートナーとのコミュニケーション不足。性交渉以前に、自分のことを相手に、正直に打ち明けられないのです。特に、極端な性癖がある場合とか。
その結果、別れることになって、トラウマが増えて悪循環に陥るケースも。

最近増えているのは、アニメなど、バーチャルな世界の女性にしか興味が無い「2次元コンプレックス」。小さいときからマンガやアニメに囲まれて育ち、生身の女性との接触がなければ、うなずける話です。

それにしても、取材するのは、本当に大変だったと思います。
まず、人探しが難しいし、会うところまでこぎつけても、デリケートな問題なので、なかなか本音が聞き出せない。

かと思えば、EDが治った男性が、奥さんとのノロケ話を延々しゃべって、著者がイラッとしたり。
おしゃれなレストランで、女性が旦那との夜の生活を大声で語って、著者を慌てさせたり。
想像するとちょっとオカシイ(^^;

後半は、EDの主な治療法について紹介されています。
多いのは、バイアグラや抗鬱剤などの薬物療法や心理療法。ホメオパシーはさすがに無いですが(笑)。
著者は、ED専門外来の体験取材もしています・・・・・頑張ってますね。

でもね、何より本当に大切なのは、パートナーの理解だと思うのです。

EDが理由で離れる女性も多いようですが、それでも別れないと言ってくれる人がいたなら、それは、本物じゃないですか。
すべてを受け入れてくれる女性に出会ってEDを克服したケースがありましたけど、私、感動して泣いてしまいました。

世の女性の皆様方へ。
男性は、男性器同様、デリケートに扱わないと・・・・・あ、なんだかオチがシモネタってしまいました(笑)。失礼。

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村
[PR]
by june_h | 2009-05-23 20:19 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

押されつつ、突飛ばされつつ、逃げるように仲見世通りの中へ・・・・・とにかく、人がどんどん入ってくるので動かないと危険なのです。転びでもしたら、自分も他人も大変なことになります。
d0108969_22102560.jpg

この辺り、私がお世話になった地元のコミュニティの方々、慣れています。不慣れな友達と私を、上手に誘導してくださいました。
なんたって、江戸から連面と続く浅草生粋の家筋の方。
中学生の時から担いでらっしゃるので、何があったって涼しい顔をしています。
神輿を待っているときも、祭の由来からしきたりまで、こと細かに教えてくださいました。一冊本が書けそうなほど。面白かったです。
d0108969_22113284.jpg

神輿に近づきさえしなければ、結構余裕で楽しめます。
あと、担ぎ手がチェンジするときだけ、人の移動が激しくなるので、それさえわかっていれば大丈夫。

だんだん近づいてくる宝蔵門。
d0108969_22162256.jpg

私の友達も、周囲の人達に助けてもらって、担ぐことに成功!でも、明らかに振り回されていた感じ(^^;・・・・・友達曰く
「担いでいたというより、しがみついていた感じ」
それくらい激しいんですよね。
とにかく、怪我しないで良かった!・・・・・肩の皮がむけたみたいですけど(^^;;;
でも、友達の「勇姿」がカメラに収められなかったのが残念!

三つの神輿が無事に宮入り。
d0108969_22175815.jpg

この後、担ぎ手達が一斉に頭の鉢巻きを取って、木遣り歌を歌います。

老若男女が神様に敬意を表して歌うんです。私、ここに一番感動しました。

神輿を担ぎ終わった人達の「やり終えた!」っていう清々しい笑顔が印象的でした。

普段はフツーの人達が、
「お囃子と拍子木の音が近づいてくると、胸が高鳴るね」と目を輝かせます。
普段と全く顔つきが変わるのです。それを見ていて、私もほんとに嬉しくなっちゃうくらい(^^)

それに、みんな優しいですしね。
みんな、良いポジションで、なるべくいっぱい担いでいたいって思いますが、人数も多いので、みんな担げるように、担ぐ場所とか順番とか決めるんです。

神輿は一人じゃ担げない!
こんなことを実感した、素敵な非日常でした。
[PR]
by june_h | 2009-05-22 22:21 | 雑記 | Trackback | Comments(0)

知り合いのご厚意で、友達と一緒に三社祭の宮入りに参加させていただきました!

私は神輿を担ぎませんでしたが、担ぐ友達は草鞋を履いて、準備万端。
d0108969_21214451.jpg

町内を回って戻ってくる神輿を迎えるため、雷門の下で待機します。
d0108969_21222210.jpg

雷門の提灯は、お神輿が通るので、折り畳まれています。
ちなみに雷門は、神輿が通るとき迫力が出るようにということで、狭過ぎず、広過ぎず、設計されているんですって(^^;
d0108969_21225131.jpg

待機してから2時間余り、ようやく神輿がやってきた!
d0108969_21242274.jpg

神輿を先導するサルタヒコノミコト(天狗)が到着(ブレてますが)。
神輿の担ぎ手は何度も交代しますが、天狗の方は、朝からずっとこの姿で回られたんですよね。
オツカレサマ。
d0108969_21245849.jpg

神輿が雷門の前に到着したところで、担ぎ手がチェンジです。
会長の挨拶の後、皆で三本締め。担ぎ手達の木遣り唄が響きます。そのエネルギーに、私も体中が興奮して、鳥肌が立って、泣きそう・・・・・瞬間、神輿がグァっと持ち上がって。

「抜けろおぉぉオオオーーっ!!」

神輿と人が飛んでくる!
私の頭は真っ白!!
逃げなきゃ、逃げなきゃ、逃げなきゃ!!!
辺りはあっという間に戦場に。

(後編に続く)
[PR]
by june_h | 2009-05-21 21:30 | 雑記 | Trackback | Comments(0)

【映画】小三治

落語家、柳家小三治を追ったドキュメンタリー映画。

icon
icon
イイ男ですよ。
声も話し方も、落ち着きがあって、独特の空気があります。楽屋でも同じ雰囲気。私の好きな市馬師匠にとっては、兄弟子にあたる方ですね。

上下を切るとき、声のトーンとか、表面的なことはあまり変えないのですが、「目」が全然違いますね。たぶん、キャラの「性根」がよくわかっているからだと思います。

この話しっぷり、聞き覚えがあるぞと思ったら、いつぞやの圓朝祭で「どうかん」をやった方だったのですね!でも、その時は、すぐ後の金馬師匠の「大仏餅」の方が印象に残っていました。きっと、金馬師匠のために前座ネタで流したのでしょう。

それにしても、私はまだまだ勉強が足りないな、と思いました。三三も、喜多八師匠も、三之助も小三治一門だったなんて!

でも、皆あんまり師匠に似てないわね~。あ、でも喜多八師匠は、高座の上がり方がちょっと似てるかしら。師匠は、どっかで出演者の一人として名前が載っていたのに、カメラの前でちょっとカッコつけただけでした(笑)。
しかも私、三三が真打披露公演をやっていたなんて知らなかった・・・・・・彼はもうとっくに真打だったんだとばかり思っていたのに!と思ったら、3年前の話なのね。ずいぶん前からカメラは、師匠を追っかけてたんですね。

スキーもお上手だし、歌も歌っていらっしゃる。
私が好きな市馬師匠とは全然違うタイプの歌ですけど、ちゃんと先生に習っていて、声の出し方を注意されると「いつも弟子達に言ってることと、同じことを言われてしまった」って、シュンとなさって。かわいらしい(笑)。

小三治一門のファンは、必見の映画でしょう。
仲良しの兄弟弟子、入船亭扇橋師匠との入浴シーンなんていう、レアなサービスカットもありますよ(笑)。


<関連リンク>
映画 小三治(公式サイト)
「ドキュメンタリー映画 小三治」(映画詳細、映画館情報)
[PR]
by june_h | 2009-05-18 20:34 | 映画 感想 | Trackback | Comments(0)

ナマの蒼井優が観たくて足を運びました。客席には、男性の姿も多かったように思います。
「演出 生瀬勝久」ってのがちょっと引っ掛かったんですが(^^;・・・・・良かったです!一人一人の女優さん達の力もさることながら、演出も脚本も。
4人のコミュニケーションをどう取らせるかが、スゴく難しかったと思うのです。

渡辺えりと小泉今日子、プロンプターなのに、どうしてあんなに一生懸命、化粧をしているんだろうって、ずっと不思議に思っていたんですが、やっぱり!最初に予想したとおりでした。

渡辺えり、やっぱりスゴい女優さんですね~。どんな役をやってても、説得力があります。身体の動きもとても訓練されているし!そして、どんなに早口でも、ちゃんとハッキリ、セリフが聞こえるんです。

小泉今日子、ナマで見てもとっても細いわね~。でも、いつも思うのですけど、キョンキョンにスレた女性の役は、あんまり似合わないと思います(爆)。それに、他の役者さん達が芸達者なだけに、なかなか大変。まぁでも、今回の役は、スレてる感じだけど、本質は、純粋な女性の役だったと思うので、合っていたと思うのです。

村岡希美、小泉今日子と蒼井優にはさまれて、目立たないようですけど、この方だってスタイル良いですよ。この人が頑張らないと、他の3人が引き立ちません、ということで、3人分頑張っていました。

そして、中盤になってようやく登場した蒼井優。ほんとに顔がちっちゃいわね~。今回の役を観ていて『クワイエットルームへようこそ』の映画を思い出しました。可愛くって魅力的だけど、怖くて哀しい役(^^;;;
抑制した演技と、感情を爆発させる表現。体力要ります。芝居で彼女は「この仕事で何より必要なのは健康」と言っていましたが、本当にそのとおり。1か月以上の長丁場、演じきられるよう、お祈りしています。

売れない女優は、幽霊のように、病院の患者のように、誰をも演じられず、誰からも愛されないまま時が経っていくのでしょうか。それでも彼女達は、誰もいない楽屋で、永遠にやってこない出番を待ち続ける・・・・・彼女たちの哀しい執着に、最後は、なんだか泣かされちゃいました。

にほんブログ村 演劇ブログへ
にほんブログ村
[PR]
by june_h | 2009-05-17 10:56 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(0)