<   2009年 09月 ( 17 )   > この月の画像一覧

落語家、立川談春が、談志の弟子として入門し、前座、二つ目を経て真打に昇進するまでのエッセイ。
講談社エッセイ賞を受賞しただけあって、本当に面白くて、一気に読んじゃいました!きっちりした文章で、なおかつ面白い♪
赤めだか赤めだか
読んでいて思ったのは、
「この人、きっとA型だよね・・・・・」

談志の無理難題に振り回され、マイペース過ぎる兄弟弟子達にイライラさせられる彼に、親近感を覚えた私(笑)。
そんな談春さん、『水曜どうでしょう』の嬉野さんともダブって見えます(^^;
嬉野さんは、B型ばかりのどうでしょう班の中で、唯一のA型なんですよね。でも、この人は、振り回されているように見えるけど、実は一番頑固なのよね(笑)。

それから
「出会ってしまったんだなぁ・・・・・運命の人に」

談春だけじゃなく、立川流の弟子達全員が、談志という、愛して止まない天才に出会ってしまった。幸か不幸か、それが全ての苦労の始まり(笑)・・・・・いや、きっと、シアワセなことなんです。
談春も、談志に認めて欲しくて頑張るけど、些細なことで、師匠の機嫌を損ねて以来、無視されてしまう。まだ十代だった彼は、グレて博打(!)に明け暮れる毎日に。それでも頭の中は、落語と師匠のことでいっぱい・・・・・なんだか談志が悪女に思えてくるから不思議(^^;;;

でも、談志が、とても談春のことを気にかけていたことが、そこかしこから伝わってきます。

そして、
「弟子のネタになるようじゃなきゃ、師匠は務まらない!」

談志って、荒っぽいイメージがありますが、本質は、繊細で脆いんですよね。ちょっとしたことで傷ついちゃうし。

落語協会を飛び出したのだって、不器用だったから、ああいう形になっちゃったんだと思います。師匠の小さんが大好きだったのに。師匠とも、結局、和解できなかったんですね・・・・・談春が二つ目に昇進するとき、孫の花緑を通じて二人を引き合わせようとしたんですが、小さん側に拒否されてしまったようです。

実は私、談春の落語、まだ聴いたことが無いんです。だって、チケットが取れないんですもの!
独演会は、あっという間にソールドアウトになっちゃうし、対バンも、有名どころと組む場合が多いから、なかなか手に入らない。立川流は、寄席に出られないしね。

彼の『紺屋高尾』、聴いてみたいですねぇ(^^)

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by june_h | 2009-09-30 20:28 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

ほんとは、歌舞伎座の『勧進帳』を観に行く予定だったんですよ・・・・・でも、ちゃんと調べたら、仕事帰りでは絶対間に合わない時間だったのです(;_;)

というわけで、私の行き先は、東銀座から上野に変更になりました。

私、ギリシャ・ローマが大好き!
今回の美術展も、入り口を抜けると、ローマ帝国初代皇帝「神君」アウグストゥス(オクタビアヌス)がお出迎えしてくださいますので、テンションが上がります♪

わずか18歳でユリウス・カエサルの後継者に大抜擢されたためか、彼の彫像は、若々しくてカッコ良いものばかり!師匠のカエサルがハゲ頭だったのとは大違い(笑)。
でも「オクタヴィアヌス」の「オクト」って、「8」って意味だよね・・・・・もしかして「八郎」さん?それとも「ハチ公」!?

神様の石像もたくさんあって。今回はヤケに、酒の神デュオニソス(バッカス)像が多かったですね。私の好きなメルクリウス(ヘルメスorマーキュリー)は、珍しく、一つも無くて残念でした(;_;)

今回、特に目を引いたのは、フレスコ画。
紀元前のものでも、結構、状態が良いんですよね。

驚いたのは、「イシスの儀式」のフレスコ画。
イシス(アセト)は、古代エジプト神話の女神様。なんでまた、異国の異教徒の女神様の絵が、ローマの公の場に飾られていたの?と疑問に思い、調べてみましたらば、共和制末期のローマで、「イシス信仰」なるものが広がっていたんだそうな。これは後の聖母マリア信仰にも通じていったとのこと。
・・・・・そういえば、ギリシャ・ローマ神話には「母性愛」を担う女神様がいない!

ガイアは、「地母神」だから、人間の「母性愛」っていうのとはちょっと違うし・・・・・。
ユノ(ヘラ)は、ダンナ(ユピテルorゼウス)の浮気にカリカリしっぱなしだし・・・・・。
ウェヌス(アフロディテ)は、不倫しまくりだし・・・・・。
ミネルヴァ(アテナ)は、独身だし・・・・・。

・・・・・そんなわけで、イシスが「輸入」されたのかも(^^;

なんにせよ、古代ローマは、多神教で、征服した国や民族にも信教の自由を認めていました。
どっかの国みたいに、「自由資本主義」や「一神教」を押し付けるのとは大違い(^^;
でも、紀元後は、キリスト教が広まり、こうした寛容さが失われていったので残念です。

そして、ローマ文化と言えば、忘れちゃいけないのがモザイク画!
庭園の風景を描いた、大きなモザイク画や、モザイクの噴水。そばに立つと、ベタですが、古代ローマにタイムスリップしたかのよう。今でも十分、飾れます。

今年の秋は、観たい美術展がめじろ押し!・・・・・レポは、まだまだ続きます。


<関連リンク>
古代ローマ帝国の遺産
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by june_h | 2009-09-28 20:45 | 美術展 展覧会 | Trackback | Comments(2)

「赦す」とは、どういうことなのか?
読んでいて、ものすごく考えさせられた本。

アーミッシュの赦し―なぜ彼らはすぐに犯人とその家族を赦したのか (亜紀書房翻訳ノンフィクションシリーズ)

ドナルド・B. クレイビル / 亜紀書房


アメリカには「アーミッシュ」と呼ばれる人達のコミュニティがある。
18世紀にドイツから移住したキリスト教プロテスタントの一派「アナバプテスト(再洗礼)派」の人達で、宗教的理念とコミュニティの維持から、基本的に、電気、ガス、水道、自動車などを使わず、19世紀の生活をしている。

そんな彼らの学校に、非アーミッシュの男性が乱入し、銃を乱射。犯人は、その場で自殺。五人の少女が死亡する痛ましい事件が起こった。

しかし、アーミッシュは、直ちに「加害男性を赦す」と表明。
事件に無関係なアーミッシュはもちろん、亡くなった少女の家族が、次々と加害男性の家族を弔問し、慰め、援助することを申し出た。

アーミッシュのこの行動は、全米で大反響を呼ぶ。
多くは、彼らの行動を絶賛したが、中には「偽善的だ」「自己宣伝だ」「問題を直視しない行為だ」と非難する意見もあった。

彼らにとって「赦し」とは何か?
大いに興味と疑問を抱いた3人の大学教授は、アーミッシュ達にインタビュー取材を開始。彼らの行動の背景にある文化や生活様式について調査した。

アーミッシュは、新訳聖書を非常に重んじている。「赦し」の行動も、聖書の一説
「我らに罪を犯すものを我らが赦す如く、我らの罪をも赦したまえ」

から来ている。彼らは皆、言う。
「赦さなければ、私達自身も神から赦されないのです」

彼らの「赦し」とは、まず、「復讐を放棄すること」なのである。「相手を赦す行為」によって、復讐の連鎖を防ぎ、相手と自分達のコミュニティを崩壊させないようにするのだ。

もちろん、「本心から相手を赦すこと」も、最終的には必要だが、アーミッシュも当たり前のように、怒り、恨み、嫉妬、恐怖の感情を持つ人間だ。
殺された少女の両親達は、内心ひどく苦しんでいるし、助かった少女達もPTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩んでいる。

「怒るのはよくないですが、避けられるものでもない。大切なのは、恨みを抱えないこと」

「恨みを一日抱えているのは、悪いことだ。二日抱えているのは、もっと悪いことだ。一年も抱えていたら、あいつが僕の人生をコントロールしていることになる。それくらいなら、今すぐ恨みを捨てたほうがいいだろう?」


彼らは、強く葛藤する。

しかし、私は、この本を読んでいて
「怒りや恨みの解決方法は、「復讐」では決してない」
ということを思った。
親戚や顔見知りばかりのアーミッシュのコミュニティは、非常に強固で、互いに慰め合って生活している。また、アーミッシュの被害者家族と犯人の家族も、普通なら、報復しないまでも、断絶してしまいそうなのに、ずっと交流は、続いている。

相手を赦す・・・・・それは難しく、苦しく、ときには、一生以上の時間が掛かることかもしれない。
でも、そのことが間違ってはいないということを、迫害に対しても無抵抗を貫き、連綿とコミュニティを存続させてきたアーミッシュ達が教えてくれる。


<ホメオパシー的P.S.>
アーミッシュも、ホメオパシーを使っていますが、彼らの起源はドイツってことで、なるほど納得しました。

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by june_h | 2009-09-26 08:52 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

作ってみました!
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通勤・通学の電車の中や、外出のついでなど、時間が空いているときにお気軽にいらしてください♪
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by june_h | 2009-09-25 09:02 | 雑記 | Trackback | Comments(0)

フランスのブランド「CHANEL」の創始者、ココ・シャネルの前半生を描いた映画。

幼少期は孤児院で育った、「ココ」ことガブリエル・シャネル。お針子、ナイトクラブのシャンソン歌手を経て、貴族であるバルサンの愛人に。彼女のデザインした帽子は、上流階級の夫人達に絶賛され、次々と注目が舞い込む。
やがて、バルサンの友人である青年実業家アーサー・カペルと恋仲となり、彼の出資で帽子屋を始めるが・・・・・。
ココ・アヴァン・シャネルココ・アヴァン・シャネル
はっきり言って「シャネル」という人物像の描き方に不満だ。

女性は、男性の庇護無しには、生きていけなかった当時のフランス。彼女は、男に媚びず、自立を目指した女性ではあったが、少なくとも頼み事をするときは、頭を下げることくらいはしたんじゃない?
バルサンの屋敷に押し掛けていって「アンタの言うことは聞かないけど、ここに住むわ!」って態度は、泥棒と同じじゃん。ウソつきだし。全然共感できない(- -;バルサンとカペルにどうして愛されたのかもわからん。
私がバルサンだったら、とっくに追い出してるぞ(笑)。

彼女が着ている洋服も、彼女が作る洋服も、全然魅力的じゃない。当時の「抑圧されていた」女性たちが着ている服のほうが全然キレイ。

それに、いくら強くったって、泣くことは、いっぱいあったんじゃない?風当たりの強い生き方をしているんだから。
カペルが他の女性と結婚したときも、交通事故で亡くなったときも、悲しみの表現がアッサリ過ぎ。

「強い女性」を描くのに、強い部分ばかり描けばいいってもんじゃあない!
泣いて笑って苦労して、それでも信念を曲げないってんだったら、感情移入できるんだけどなぁ。あれじゃあ、ただの鉄面皮(笑)。

シャーリー・マクレーンが主演している、8月公開の『ココ・シャネル』のほうが、評判が良いみたい。こっちを見ればよかったかなぁ・・・・・でも、近くのシネコンでやってたし、ポイントカード更新のついでにみたって感じだから、別にいいんだけど・・・・・。

正直、テレビでぼんやり見ていた「衝撃!女たちは目撃者 歴史サスペンス劇場」のシャネルのほうが、面白かったなぁ(笑)。映画では、前半生で終わっていたが、後半生も波瀾万丈でなかなかスゴいのだ!


<関連リンク>
ココ・アヴァン・シャネル(公式サイト)
「ココ・アヴァン・シャネル」(映画詳細、映画館情報)
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by june_h | 2009-09-24 20:58 | 映画 感想 | Trackback | Comments(0)

ホットヨガを始めて、週1~2回のペースで続けて、1年半弱経ちます。いろんな変化や気づいたことがありますので、簡単にご紹介を。


■体重が6kg減りました!
いくらなんでも減り過ぎではないかと思いました(^^;
汗を出し過ぎて、アタシ、干からびて、デガラシになっちゃったんじゃないかしらって(笑)。
ホメオパシーなんかも併用しているので、ヨガだけの効果ではないかもしれません。ダイエット効果よりデトックス効果を期待して始めたのですが、ついでに痩せて嬉しいですo(^-^)o


■ウエストがくびれました!
始めた当初は、スタジオの鏡に映った自分の体形を見て
「四角いな」
と思いました(笑)。
引きこもっていたからしょうがないんですけどね(^^;
始めて半年くらい経ったある日、鏡を見てふと
「あれ?四角くない!ちゃんとクビれてる!」
ある日突然、ストンと変わったのか、それとも自分が気付かなかっただけなのか、未だに謎(笑)。


■腹筋がうっすら割れました!
「北斗の拳」のケンシロウのように、六つには割れていませんが、真ん中がうっすら割れています。
身体のコアを鍛える「鷲のポーズ」とか「踊るシヴァ神のポーズ」なんかのバランスのポーズは、腹筋を使いますからね~。
あとは、二の腕と太モモが細くなってくれれば・・・・・などと贅沢に言ってみる(*^o^*)


■蓮華座(結跏趺坐)ができるようになりました!
身体の硬い私には、一生ムリ!だと思っていました。でも、この前、なんの気なしにやってみたらできた!まだまだ痛いし「なんちゃって」レベルですけどね。(笑)。他の柔軟性を要するポーズも、まだまだヒドいもんです(^^;;;


どんなに下手でも、細く長く続けていれば、良いこともある!
やっぱ、続けることが大事だな~と、実感しました♪
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by june_h | 2009-09-23 09:46 | 健康 | Trackback | Comments(0)

学校帰りに寄ったため、ヒドい大荷物(^^;

そんなわけで、荷物をクロークに預けてから観に行きました。
こういうとき、百貨店は便利だわぁ(*^-^*)

私の趣味って「好きです」とおおっぴらに言えなくて、一人でこっそり楽しむのが多いかも(^^;
「スガシカオのファンなんだぁ」と言っても、ニコニコ聞いてくれるようになったのは最近だし(笑)、月岡芳年も、言ったら引いちゃう人がいるだろうし(ブログでは言っているけど、リアルな知り合いに直接言ったことは無い)。
んで、その最たるものは、今回観たエゴン・シーレかもしれない。

キャリアは長くて、中高生時代から。
最初に好きになった理由は、ズバリ
「エゴン・シーレ自身がイイ男だから!」

顔立ちが美しい上に、色気もアリアリ。デカダンでスキャンダラスな生涯を送り、28歳で夭折したという、アーティストとしては何拍子も揃った19世紀末の巨匠。
彼みたいに顔立ちの美しさと、色気とを両方持っている人はなかなかいませんよ。でも実際、そんな男性がいたら近づきたくないですね~。周りは死屍累々でしょうから(^。^;;;

最初の動機は非常に不純でしたが、絵ももちろんスキです。内面がむき出しの表情、絵の具が煮えたぎっているような荒々しさ。前回は、大学のとき、新宿の安田火災で観て感激しました。
でも、今回は彼の『自画像』の「自意識過剰っぷり」ばかりが鼻についたんです。

この感じ、デジャビュだ。どっかで覚えがあるぞ・・・・・わかった!デビッド・ボウイの『ジギー・スターダスト』だ!・・・・・って言ったら、ファンに怒られるでしょうか(笑)。あと、太宰治の『桜桃』とか。

この三人で是非「自分好き選手権」をやってほしい(←どうやって競うの?)。

今回は、グスタフ・クリムトの方が良かったです。ちなみに、うちの母はクリムト好き。2000ピースもある『接吻』の絵のジグソーパズルをチマチマ完成させて部屋に飾ってあります(笑)。

彼の色使いのセンスやジャポニズムは、パパが彫金師だったからなんですね!納得。

なかでも『愛』の絵が良かったですね。
『接吻』同様、キスシーンを描いた絵ですが、もっと写実的でアカデミック。
女性の表情がなんとも悲しげで、ひょっとしたら、相手の男性は幻かもしれない。そんな風情がありました。

終わった後、隣の会場でイタリア物産展をやっていたので、ついでにのぞいてみました。
試食したパンがあまりに美味しかったので購入。ついでにパスタも。
なかなか満足な美術展でございました♪


<関連リンク>
日本橋高島屋
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by june_h | 2009-09-21 20:09 | 美術展 展覧会 | Trackback | Comments(2)

16年間プロ野球の審判を務めた篠宮愼一さんのエッセイ。

誰も知らない プロ野球「審判」というお仕事

篠宮 愼一 / 祥伝社


篠宮さんは、元々、プロ野球選手を目指していた一人でした。しかし、自分の実力が遠く及ばないことを知り、郵便局に就職します。そんなとき、先輩から審判の試験があることを聞き、もう一度大好きな野球に関われるならと受験。見事、狭き門を突破し、晴れて審判として、プロ野球のグラウンドに立つこととなったのです。

審判の醍醐味は、間近で一流選手のプレイを体感し、一緒にゲームを作っていくこと。
ピッチャーの持ち味を巧みに引き出す古田敦也のリード。
審判ごとにストライクゾーンを調整するイチローのバッティング。
ネチネチネチネチ昔のことを持ち出す野村克也監督の抗議(笑)。
彼にとって、これらの思い出は、すべて宝物です。

しかし、審判は、決してラクな仕事ではありません。
遠征手当や用具は支給されるものの、薄給でボーナスはなく、一年契約なので生活は不安定。
一度、試合が始まれば、ほとんど立ちっぱなし。体力作りやトレーニングが欠かせません。また、どんなケースにも即座に対応して判定しなければならないので、気が抜けません。

また、審判は、正確に判定できて当たり前。
勝つために選手は、平気でウソをつき、デッドボールの演技をします(笑)。始終雑談を持ちかけて、ジャッジを撹乱しようとするキャッチャーも(^^;
常に、これらに乱されることのない、冷静さと公平さが求められます。

そして、判定ミスには、容赦なく選手や監督の抗議と、観客からの罵声が飛んできます。そのため、胃潰瘍を患う審判も多いとか。
遠征も多いので、離婚率も高いそうです(^^;
しかし、それでも審判を続けていけるのは、皆、野球を愛しているから。

何より印象的なのは、篠宮さんの、審判としての誇りと、野球への愛。

初めて一軍の審判を務める喜びと緊張感。憧れの甲子園球場のグラウンドに、初めて足を踏み入れるときの感動。無事試合が終わり「ゲームセット」と叫ぶ瞬間の充実感。

時には情熱的に。子供のように無邪気に。読んでいて、私も一緒になって泣いたり笑ったりしました。
引退した今も、施設の子供達を中心に結成された野球チームの監督をされているそうです。

今度、テレビで野球中継を目にするときは、審判にも注目しようと思います(^-^)

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by june_h | 2009-09-19 20:26 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

要人暗殺のために育てられた「毒姫」。
外見はごく普通の人間と同じだが、彼女の汗や涙などの体液は、すべて毒。触れただけで、命を奪うことができる、美しい「兵器」。
しかし、彼女達は、その体のため、愛する人を抱くこともできない。それどころか自分の毒で傷付け、望まない殺人を強いられる。
そんな自分の運命に抗い、普通の人間として生きようとする彼女達の願いは、叶うのか・・・・・。

私が最初に気になったのは、毒姫達の名前。すべて西洋の毒草なんです。マンドレーク(マンドラゴラ)とか、ホメオパシーではお馴染みの名前ばかり。このマンガの最初のセリフが
「ベラドンナ!」
ですからね。思わず笑っちゃいました(^^;
(※ベラドンナは、ホメオパシーを知っている人なら、知らない人はいない、とってもポピュラーな植物です)

そんなわけで、毒草学についても詳しく突っ込んで欲しいところですが、そうすると『もやしもん』みたいになっちゃうか(^^;;;

国王暗殺のために宮廷に潜りこんだ毒姫。しかし、三人の王子様が次々と彼女を愛してしまい、彼女を巡るバトルが勃発!・・・・・という、大変、少女マンガ的展開になっていますが(笑)、毒姫の過酷な運命が涙を誘います。

この漫画を読んでいて、思い出した伝記があります。
小さいとき、母親が結核だったため、母親にハグもキスもされなかったという偉人。
もちろん、母親は、彼への愛情からそうしていたんだけど、彼自身は、理由がわからなかったから、深いトラウマになったという・・・・・誰だっけか?

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by june_h | 2009-09-17 21:03 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(2)

青森 津軽でリンゴの無農薬・無肥料栽培を成功させ、日本国内のみならず、世界中に広めている木村秋則さんのエッセイ。

素晴らしい本でした。
前書きから、家族とリンゴへの愛情と、自然への畏敬の念に溢れていました。前書きを全部コピペして貼りたいくらいですが、是非、実際の本を読んでいただきたいと思います。
リンゴが教えてくれたことリンゴが教えてくれたこと
木村さんが無農薬・無肥料栽培に取り組み始めたきっかけは、家族が農薬散布で健康を害したためでした。
リンゴは、病気や虫に弱いため、農薬をたくさん使って育てられます。木村さんは有機栽培や無農薬農業の本を参考に、独学で、農薬を使わないリンゴ栽培を模索したのです。

減農薬は順調でしたが、農薬の1回散布と0回散布では、天地の違いがありました。農薬を使わない木村さんのリンゴの木は、次々と虫がたかり、病気になって、葉を枯らしていきました。

最初は応援していた村の人達も、だんだん冷たくなり、やがて木村さんを村八分に。経済的にも困窮し、アルバイトをしなければならなくなりましたが、それでも、木村さんは止めませんでした。

しかし、精神的にもすっかり参ってしまった木村さんは、死のうとして山奥へ。
首を吊ろうとしたとき、ふと目に入ったのは、青々と茂るドングリの木。
肥料も農薬も手入れもないのに、どうしてこんなに元気なんだろう・・・・・そうだ、土だ!
木村さんは、リンゴの木ばかり見ていて、下の土を見ていないことに気付いたのです。この気付きをきっかけに、ついに、10年かけて無農薬栽培に成功しました。

木村さんは、とにかく「よく観察すること」が大切だと言います。
木村さんは、畑の虫や草を、ひがな一日観察していました。
ハマキムシは腋の下で呼吸すること、イナゴはメスしか稲を食べないこと・・・・・学者も知らないようなことを、次々発見していきました。
本当に大切なことは、雑草や虫や菌を殺すことではなく、彼らの力を借りて土壌をキレイにし、リンゴはもちろん、そこに住む生き物達が、喜ぶ環境を作ること。
木村さんのリンゴ畑は、雑草がいっぱい生えていますが、害虫は、ほとんどいません。そして、肥料も与えていないのに、その畑のリンゴは、2年近く常温で放置しても腐らないほど、生命力に溢れています。

木村さんは、試行錯誤している過程で、自然の奥深さに何度も遭遇します。
万策尽き、何もできることが無いと思ったとき、木村さんは、畑の800本のリンゴに、一本一本謝ったそうです。
ところが、途中で村人に見られ、恥ずかしいと思った木村さんは、残り82本のところで止めてしまいました。すると、声をかけなかった82本は、枯れてしまったのです。

現在は、リンゴのみならず、米や野菜、果物の無農薬栽培も広めている木村さん。
「キュウリは人を選ぶ」んですって。キュウリの巻きひげは、子供が手を伸ばすと全員にからみつきますが、大人は、絡まない人がいるんだそうです・・・・・ドキドキですね(^^;

みなさんの体にリンゴ一つ、お米一粒実らすことができますか。人間はどんなに頑張っても、自分ではリンゴの花一つ咲かせられません。主人公は人間ではなくてリンゴの木やイネです。人間はそのお手伝いをしているだけです。
人間はもっと謙虚であるべきだと思います。人間は自然の支配者ではなく、自然の中に人間がいるよと考えるべきです。



<ホメオパシー的P.S.>
木村さんは、リンゴの病気予防に、酢を希釈して散布しています。でも、希釈率が一定だと、病原菌が耐性を持ってしまって効果が無くなるんだそうです。そのため、200倍~800倍の範囲で、希釈率を変えて散布するそうです。
ホメオパシーでも、同じポーテンシーのレメディを使い続けると、効果が無くなると言われていますが、やっぱり本当!?

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by june_h | 2009-09-16 21:03 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(2)