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何か月か前、母が衝動買いしたホームベーカリー。
すっごく役に立ってます!
ほら、こんな感じ。
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なんたって、小麦粉やイーストなんかの材料を入れてボタンを押すだけで、焼きたてパンが食べられるんですからね。炊飯器並みの手軽さです。
うちでよく作るのは、父親が沖縄旅行で買ってきた黒砂糖を入れた黒糖パン。普通の砂糖を使うより、コクがあります。
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砂糖や塩を結構入れるのね。家で作るより味の濃い市販のパンは、いかにたくさん砂糖や塩が入っているのか分かります。それに、防腐剤なんかも入っているのでしょうし。

普通の食パン以外にも、レーズンやナッツやチョコも入れられるし、米粉を使ったパンもオッケー。
機種によっては、天然酵母のパンも焼けますから、小麦粉アレルギーがある人なんかも、パンを楽しめるのではないでしょうか。
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今度は、フランスパンに挑戦したいです!
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by june_h | 2010-03-30 20:05 | 雑記 | Trackback(1) | Comments(2)

ずっと行ってみたかった山種美術館です(^^)
表参道にあるとばかり思っていたんですが、広尾だったなんて(^^;・・・・・根津美術館とか、ほかのとゴッチャになっていたのかしら。
駅からちょっと遠いんですね。一人で行ったら、迷ってしまうところでした(^^;;;

今回は、タイトルにもあるように、横山大観と竹内栖鳳を始めとした、明治期の日本画家の展覧会。
幕末に開国してから、洋画が日本に入ってきたので、この時代の画家の絵は、純粋な日本画ではなく、洋画の影響を受けているのですね。

だから、対象物に立体感があったり、写実的だったり、題材が「牡丹に獅子」みたいな様式的なものではなくて、生活に身近なものだったり、色が油絵みたいにドぎつかったり・・・・・と書いている時点で、私の好みではないことがバレバレですが(^。^;

見ていて思い出したのは、日展の絵。
今の画壇の流れって、この頃から続いているのでしょうね。
日展は、それこそ幼稚園の時から親に連れられて見ていますが、みんな入選するための絵を描くから似たり寄ったりだし、そのくせ数が膨大だしで、あまり楽しいものではないのです(爆)。唯一、工芸の部は面白いのですけど。

ちょっと話が逸れましたが、私のお目当ては、特別展ではなくて、上村松園の「新蛍」。
すだれから覗いている女性の佇まいが、玉三郎のように美しい・・・・・いや、玉三郎が、この絵の世界観を目指していたに違いない!

時期的に、お花見も期待していたのですけど、まだまだ満開にはほど遠く、空気も冷たくて残念!
でも、お天気は良かったので、楽しくお散歩できました(^^)


<関連リンク>
山種美術館
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by june_h | 2010-03-28 10:39 | 美術展 展覧会 | Trackback | Comments(0)

人気精神科医 越智先生の本。久しぶりに読みました。
インナーチャイルドの癒しインナーチャイルドの癒し
この方は、沖縄でクリニックを開いているのですが、全く薬を使わないんですよね。

ボイスヒーリング、クリスタルヒーリング、アロマテラピーなんかを組み合わせていますが、一番ユニークなのは、『オーラの泉』の江原さんみたいに、前世とか守護霊とか、全部見えちゃう人なので、それを基にアドバイスしていること。

先生ご自身は「前世は本当にあるかわからない」とおっしゃっていますけど、それで自分の人生に納得して、実際にどんどん良くなる患者さんもいるのです。
そんなわけで、たまに東京に講演会やセッションにいらっしゃるときは、予約が取れないのよね(^^;

私も数年前、先生のグループセッションに参加したことがあります!
気持ちの解放ってことで絵を描いたり、インナーチャイルドの癒しってことで、ぬいぐるみを抱っこしたり、セラピーであることを抜きにしても面白かったです。
私自身へのアドバイスは、そんなになかったのですが、一緒に参加していた他の人に対するカウンセリングを聞いていて、すごく勉強になりました。今でも結構、はっきり覚えています。

インナーチャイルドというと、グループセッションに参加していた女の子のことを思い出します。
すっごくキレイな絵を描く人だったんですが、話を聞くと、本当に壮絶な人生で・・・・・でも、先生のセッションで、かなり良くなっていったんだそうです。今頃どうしているのかな・・・・・。
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by june_h | 2010-03-26 19:24 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

目黒に用事があったので、ついでに、前々から行きたいと思っていた目黒雅叙園に行って来ました!

ぶっちゃけ、片岡鶴太郎はどうでも良かったのです(爆)。墨彩画に定評があるのは、存じていましたけどね。私のお目当ては、百段階段。想像以上に素晴らしい建物でした。

まず、百段階段に向かうエレベーターが螺鈿細工だったのにびっくり!さすがだと思いました(これは保存建築じゃないだろうけどね)。
確かに、階段がずーっと一直線に連なっていて、階段の片側がお部屋になっているのですね!ほんとに百段なのかは数えていないですけど(^^;
昔は、料亭?だったのかな・・・・・もし、ここで仲居のバイトしたら、階段の昇り降りで鍛えられそう(^^;

天井画だけでなく、欄間の透かし彫りや、柱にも彫刻や彩色が施してあって、中の装飾のために、たくさんの芸術家が参加しているのです。
連想したのは、豊臣秀吉が作った聚楽第。きっと、こんな感じの部屋がいっぱいあったんだろうな・・・・・。

ここで展覧会をする人、プレッシャーですね(^^;
ヘタすると、建物に負けちゃいますから。

・・・・・目黒雅叙園って、結婚式場だったんですね。知らなかったんです(←えーっ!?)。
敷地内のあちこちで、新郎新婦や招待客が、記念撮影をしているので、ぼんやり歩いていられませんでした(笑)。

P.S.
行人坂がキツいな~と思っていたら、次の日、足が筋肉痛に・・・・・運動不足は否めない(-_-;;;
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by june_h | 2010-03-24 20:17 | 美術展 展覧会 | Trackback | Comments(0)

1995年のラグビーのワールドカップで、南アフリカが優勝した実話を基に描いた映画。
ストレートに感動しました!
インビクタス 負けざるものたちインビクタス 負けざるものたち
当時の南アフリカは、ネルソン・マンデラが大統領になって、アパルトヘイト(人種隔離政策)が解除された直後。
ラグビーは、南アフリカでは、白人が行うスポーツだったので、国民の大多数を占める黒人達は、ラグビーに関心が無く、南アフリカ代表チームも惨敗続きでした。

マンデラ大統領は、ラグビーのワールドカップが南アフリカで開催されることに注目。国内の白人と黒人を融和させ、世界にそのことをアピールできる良いチャンスだと考え、ワールドカップで優勝するための大作戦が始まったのです。

この映画で描かれているマンデラ大統領は、ズバリ「コミュニケーションの達人」ですね!
部下でもなんでも、いつも声をかけ、会話するときは必ず褒める。どんなに忙しくても、直接話をした方が良い時は、時間を割いて会いに行く。常に、穏やかで礼儀正しい態度を取る・・・・・などなど、リーダーシップの勉強になります。

ラグビーに対しても、彼のアイデアは、発揮されました。
まず、代表メンバーの主将のフランソワを二人きりの茶会に招いて、じっくり話をしました。フランソワは、それまでは「黒人の大統領なんて・・・・・」と思っていましたか、これを境に大統領に心酔。勝つために、メンバーに檄を飛ばします。
続いて、南アフリカ各地の黒人の学校にメンバー達を訪問させ、ラグビーを教えるようにさせました。黒人の子供達に、ラグビーに親しんでもらうためです。
そして、大統領は、練習中のメンバーの顔と名前を全部覚えて、一人一人激励しました。
大統領とメンバーによる、一つ一つの努力が積み重なって、国内外の関心が高まり、チームの成績も上向いていきます。

迎えたワールドカップ。あれよあれよと決勝に進み、最強のニュージーランドチームに勝ったとき。
チームのメンバーと、スタジアムのお客さんと、南アフリカ国民全員と、そして、映画を観ていた人の一体感を感じました!
これは是非、サッカーのワールドカップを見る前に観ておいた方が良いです(^^)


P.S.
ニュージーランド代表が試合前にやるマオリの踊り。やっぱり
「キアイイレテ ガンバッテ ガンバッテ イコウ」
に聞こえる(^^;


<関連リンク>
インビクタス 負けざるものたち(公式サイト)
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by june_h | 2010-03-22 18:16 | 映画 感想 | Trackback(2) | Comments(2)

母が「ヤング@ハート」の映画を観て、コンサートに行ってみたい!と言ったので、チケットを取りました。

ヤング@ハートは、平均年齢80歳のアメリカのコーラスグループ。
マサチューセッツ州にある高齢者住宅の住人を中心に結成され、レパートリーは、ロックやソウルなど多彩。今ではワールドツアーをするまでになった、有名なグループです。
今回は、その来日公演というわけ。

開演のベルが鳴ると、白シャツとジーパンのおじいちゃん集団登場!・・・・・あれ?全員日本人!?と思ったら、オープニングアクトの皆さん。
「コーロ カステロ」という、成城大学OBを中心に、戦後間もなく結成された男性合唱団で、平均年齢は、ヤング@ハートと同じくらい。指揮者さんは89歳ですって!
皆さん、ステキな声です。

私も合唱やってたから思うんですけど、歌って健康にとても良いと思うのですよね。
腹筋とか筋力使うし、深く呼吸するし、歌詞覚えるから頭使うし、大声でストレス発散できるしね。

その後、ヤング@ハートの紹介VTRが流れ、いよいよ登場です!
お客さんも、すでに盛り上がっています。

1曲ずつ歌うのではなくて、メドレー形式なんで、30分くらいぶっ通しで歌ったり踊ったりするんです!体力も必要だし、段取りを覚えるだけでも大変ね!
もちろん、映画でも出てきた、ジミヘンやマイケル・ジャクソンなんかのナンバーもありましたよ!
みんな、お辞儀をするときに、腰を痛そうに押さえるんです。パフォーマンスなんだろうけど、心配になってしまいます(^^;

休憩を挟んで、後半のメドレーが終わった後、指揮者のボブが
「これから歌うのは、皆さんにもお馴染みの曲だと思いますよ」
と紹介すると、女性ソロで始まったのは、坂本九の『上を向いて歩こう』。邦楽メドレーの始まりです!
続いて、おばあちゃんが「dobunezumi...」と歌い出すと、男性客が色めきだちました。そう、ブルーハーツの『リンダリンダ』です!お客さんは総立ちに!
最後は、RCサクセションの『雨あがりの夜空に』。終始、会場一体となって、楽しむことができました!

これから関西方面もツアーで回るようですが、日本が最も美しい季節です。
体に気をつけて、たくさんの美しい景色と、素晴らしい出会いがありますように!
Forever young!

You can't always get what you want
But if you try sometimes well you might find
You get what you need

--The Rolling Stones--You Can't Always Get What You Want

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by june_h | 2010-03-21 19:07 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback(1) | Comments(0)

『やまとなでしこ』や『anego』などなど、大ヒットドラマの脚本家、中園ミホさんのエッセイです。

私が中園さんに興味を持ったのは、『ハケンの品格』のドラマを見てから。
キャラ設定とか、セリフとか絶妙だったんですよね!

読んでいて、お酒大好き!タバコ大好き!イイ男大好き!美味しいモノ大好き!お金大好き!というストレートな気持ちが伝わってきて気持ちイイです(笑)。
こういう人には、ホメオパシーの、メドライナム(何でも欲しがる人)と、ナックスボミカ(何でもヤリ過ぎる人)のレメディ飲んで欲しいわね、とか思うのですが、女性の作家さんって、こういう人が多い気がします。感情が過剰な感じの人が(^^;

まぁでも、自分に正直でなきゃあ、人の心を打つ本なんて書けないわな。
私は、お酒とタバコはダメだけど、他は同じく大好きです!

中園さんは、シナリオライターになる前は、なんとプロの占い師!
今でも、四柱推命の知識を生かして、周囲の人達を観ているので、女性にはモテモテなんだとか。

でも、実際は、占いどおりにいかないのが現実。
あるドラマでは、スタッフ全員が「天中殺」という大凶の時期だったため、本気で仕事を断ろうとしていたそうですが、結局、今まで手掛けたドラマの中で、一番ヒットしたんだとか。

この本を読んでいたら、私も自分のが気になって、ネットの四柱推命で運勢を調べちゃいました(^^;

こんな中園さんは、一人息子を持つシングルマザー。
これからも、男性の「ギューッ」と「チューッ」をモチベーションにして、自分に正直に生きていって欲しいです(^^)
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by june_h | 2010-03-20 17:30 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

予想以上に素晴らしい映画でした!
最初から笑いっぱなしで、ラストシーンは号泣(T_T)
この映画の主人公、モリエールは、かつて、フランスの紙幣にも描かれていた演劇界の偉人です。
彼は、17世紀のフランスで、俳優&喜劇作家として活躍したのですが、若い頃に、何をしていたかわからない「空白の数ヶ月」があります。この映画のストーリーは、この期間を想像したフィクションです。

モリエール 恋こそ喜劇 [DVD]

角川書店


劇団の借金が払えなくなって投獄されたモリエールは、金持ちの商人ジョルダンに、あることを条件に助けられます。
美しい侯爵未亡人の心を射止めるため、演劇の手解きをして欲しい、と。ジョルダンには奥様のジョルダン夫人がいるのに・・・・・。
彼女には秘密裡にコトを進めるため、聖職者としてジョルダン家に入ったモリエール。しかし、モリエールの書いた台本を偶然読み、彼の才能を絶賛したジョルダン夫人とモリエールは急接近!やがて恋に落ちていきます。

モリエールの機転によって、侯爵未亡人にうつつを抜かしていたジョルダンは正気を取り戻し、貴族と政略結婚させられそうになっていたジョルダンの娘は、愛する庶民の男性と結婚できました。

駆け落ちまで考えていた、モリエールとジョルダン夫人の恋は叶いませんでしたが、ジョルダン夫人のおかげで、モリエールは重要なことに気付くのです。
「高尚な悲劇をやりたい」というモリエールに、「何言ってるのよ。あなたはコメディの方が向いているわ」とジョルダン夫人。
ジョルダン夫人の言葉どおり、ジョルダン家を出たモリエールは、フランス各地を回って喜劇を上演し、名声を高めていきます。

13年後。パリの凱旋公演を控えていたモリエールに、あのジョルダン夫人から手紙が。彼女の家に駆け付けたとき、彼女は病床にありました。
「私が娘さん貴族との結婚をブチ壊さなければ、貴女は、こんな惨めなことにならなかったのに。どうか赦して欲しい」というモリエールに
「恨んでいることなど何もありません。あなたのおかげで、夫は家に戻って来たし、金目当ての貧乏貴族と縁が切れた。娘も愛する人と結婚できた。何より、心からあなたの成功を祝福しています」とジョルダン夫人。
・・・・・もう、このシーンは、涙無しには見られません(T_T)
こういう愛の形もあるのですね(^-^)

その後、パリの王侯貴族の間でも、彼の喜劇は大評判となり、世界の演劇史に名を残す存在となるのです。

フランス人による、フランスの偉人を描いた映画ということで、もっと高尚で重々しい映画だと思ったんですが、あらゆる場面で笑いが盛り込まれていました!
フランス人も吉本芸人のように、笑いに貪欲になるもんなんだと思った次第です(笑)。

私がそもそもこの映画に興味を持ったのは、大学のとき、一般教養の「演劇史」の授業で、彼を知ったからなんです。
彼の戯曲「守銭奴」とか「三文芝居」とか、大学時代に読んだはずなんですけど、ぜーんぜん覚えてなくって(^^;
この映画のあらゆるシーンにも、モリエールの戯曲のオマージュが盛り込まれています。
今回のジョルダンのエピソードは、「町人貴族」が基になっていますし、モリエールが聖職者になったときに使った偽名「タルチュフ」は、ズバリ「タルチュフ」という戯曲があります。

モリエールの戯曲、読まなきゃ(^^;;;


<関連リンク>
モリエール 恋こそ喜劇(映画公式サイト)
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by june_h | 2010-03-17 20:40 | 映画 感想 | Trackback | Comments(0)

最近私が気になっている、千原ジュニアのエッセイ。
先日、市川海老蔵の希望で彼と対談した番組がありましたが、海老蔵も彼を「似た者同士」と思ったんでしょう。私の中では、この二人は「お色気2トップ」です(笑)。
「西日の当たる教室で」千原ジュニア「西日の当たる教室で」千原ジュニア
まず、この方の本質として、感受性の強さ繊細さ、があります(霊感も強そう)。普通の人なら見過ごすようなことも、しっかり受け止めます。今もそのまま大人になっている感じです。

その上に人と違う見方や発想を求める思考が、小さいときからあったこと。
この「訓練」をずっとしていたから、後のお笑いの世界での成功につながっているし、「人と同じこと」をしなければならない学校には、ずっと馴染めなかったのね。

これらを裏返すと、彼は神経質なんですよね。
「あの時のオチは、こっちの方が良かったかな~」と考え出すと、夜、眠れなくなっちゃうみたいだし。
彼は、千原兄弟の「ボケ」担当ですが、実際にネタを考える時は、ネタに対してどんどんツッコミを入れて、余計は部分を削ぎ落として仕上げていきます。
この思考は、私生活でも抜けなくて、「おいおい、ちゃうやろ~」とはよく思うけど「まぁええか」とは絶対ならない・・・・・遊び友達としては楽しいけど、家族になると大変な人かも(^^;

自分の思考で身を滅ぼさないと良いんですけどね。
「桂枝雀が好き」なんて書いてあると、ドキッとしてしまいます。

そんな彼には、生死の境をさ迷った、2度の大事故が幸いしたのかもしれません。
事故によって、「一人じゃない」ってわかったし、良い意味で一皮むけたんじゃないでしょうか。

長生きして欲しいです。
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by june_h | 2010-03-14 21:07 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

『ローマ人の物語』でお馴染みの作家 塩野七生さんと、息子さんのアントニオさんとの、映画についての対談本です。
塩野さんのエッセイでたびたび登場していたアントニオさん、どんな人だかすごく興味があったので、楽しんで読みました。

塩野さんは、ローマ在住で、現地の医師と結婚して生まれたのがアントニオさんです。その後、離婚して、母一人子一人となりましたが、本と同じく映画にも親しむ塩野さんの教育をしっかり受け継ぎ、アントニオさんは映画の世界で働くことに。彼が仕事で経験した、アメリカ映画界(ハリウッド)と、イタリア映画界の違いが面白かったです。

ハリウッドは、システマティックだけど、一人一人の持ち場がしっかり決まっていて、他の持ち場には絶対手出しできないそうな。でも、イタリアは、そこまで決まってない分、一人がなんでもやらなきゃいけないけど、いろいろな仕事が勉強できるので良かったとか。アメリカと違ってご飯も美味しいらしいし(^^)
イタリアが独特?なのは、映画のエキストラやスタッフを派遣する会社が、マフィアの経営だってこと(^^;
マフィアは、大きな利権のあるところには、必ず絡んでいて、理不尽なことを要求するけど、マフィア無しでは、仕事がうまく回らない。要は、社会のシステムが公正じゃないので、マフィア人脈に優秀な人材が流れてしまっているのです。
イタリア車はマフィアが絡んでいて厄介だ、と、輸入車販売をしていた私の知り合いが言っていたことを思い出しました。

二人の映画評は面白いのだけど、歴史的な名作が多くて、これらをあまり観たことがない私には、正直よくわからなかったんです(^^;
でも、多くの女性と浮名を流しながら、どの女性からも恨まれなかったという俳優 マルチェロ・マストロヤンニには興味を持ちました(笑)。

アントニオさんは、さすが塩野さんの息子さんで、語り方がとても論理的。母親の影響がとにかく大きくて
「僕はデキる女性に対するアレルギーはない」
という言葉が何度も出てきました(笑)。
そのためか、マドンナやアンジェリーナ・ジョリーを始めとしたデキる女性達の「アイス・レディ」論が面白かったです。
それから、
「幸せを追い求めるということ自体が、すでに狂的な精神行動かもしれない」
「喜劇のほうがしばしば、悲劇よりも悲劇的。ごく普通の人びとが、なりたくもなかったドラマの登場人物になってしまうという点において」
などと明言を吐いています(→これだけ切り取るとペシミスティックな人だと思われるかもしれないですが、そういうわけでもないです)。
でも、塩野さんのエッセイにたびたび登場していた「辛口で皮肉っぽくてユーモアがある息子」のイメージは、かげをひそめ、マジメになっちゃって、ちょっとツマラナイ(笑)。

不思議だったのは、塩野さんのことを「シオノさん」と呼ぶこと。まあ、今は母親が仕事の上司だからしょうがないのか(^^;;;

今度は、アントニオさんが好きな、日本のアニメ評について聞かせてほしいです。それなら私もついていけます(汗)。
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by june_h | 2010-03-11 22:28 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)