なんかわかんないけど感動させられちゃった!

ラスト12分のコンチェルトの演出で、すべて持っていかれた感じ。
それまでの三流ドタバタ喜劇とはうって変わって、ヤラれた!監督ズルい!卑怯だっ!!と叫びながら、エンディングロールで涙流してスタンディングオベーションする、みたいな、よくわからない状態に(←確かに涙は止まらなかったけど、実際にやったわけではありません(笑))。

この映画は、ロシアのある劇場から始まります。
ボリショイ交響楽団のリハーサルをこっそり覗いていた清掃係の男アンドレイ。実は彼、30年前に、ソビエトのブレジネフ政権下、ユダヤ人演奏家を擁護したことが原因で、ボリショイ交響楽団から解任された天才指揮者でした。
劇場に届いた1枚のファックスで、パリのシャトレ劇場が、演奏する楽団を探していることを知ったアンドレイは、昔の楽団員を集めてボリショイ交響楽団になりすまして、パリに行くことを計画。ここから、彼のドタバタが始まります。
実は、パリに行ってコンサートをする裏には、ある大きな「目的」があったのです。

やたらテンションが高い元KGBの共産党員をマネージャーに仕立てあげ、ロシア各地に散らばっていた昔の仲間達を探して東奔西走。

パリに行くのに、空港で堂々と偽造旅券を作ったり、ジプシー出身の楽団員の一人が仲間を集めて劇場でドンチャン騒ぎをしたり、ユダヤ系ロシア人の楽団員が、練習そっちのけで怪しげな商売を始めたり・・・・・ありえねー!と、突っ込み所満載(^^;
しかも、楽団員達は、すぐに激昂して怒鳴るし、約束破るし、遅刻するし、言うこときかないし・・・・・ここまでやると、なんかロシア人をバカにしてませんか?みたいな(^^;;;

でも、劇中で使っているオーケストラの「音」がとにかく良かったです。
ジプシーの楽団員が奏でる、メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲」の音とか、荒っぽいけど味があって。いちいち琴線に触れて涙腺が弛むのよねー。フランス国立管弦楽団の音を使っているそうですね。
もちろん、最後のチャイコフスキーのコンチェルトも、言うまでもありません。

コンチェルトの演奏中、回想シーンで、彼の本当の「目的」の秘密と真実が明かされます。
ラストの演出は、あざといっちゃ、あざといんだけど、それ以上に、何か強く心動かすものがありました。

うまく説明できないけど、きっと、それは、チャイコフスキーの音楽の魂の力なのかも(^^)
パッパーッパパパ パッパーッパパパ・・・・・っていう木管楽器のリズムを聞くと、ああ、チャイコだなって思います。

映画館は連日満員!私が観た回も、最前列までギッシリ!でした!!


<関連リンク>
オーケストラ!(公式サイト)
[PR]
by june_h | 2010-04-29 19:08 | 映画 感想 | Trackback | Comments(8)

経験ゼロで、外見ダサダサの女の子が、突然、重要ポストに大抜擢!問題だらけの職場で、クセのある人間達に囲まれながらも、持ち前のバイタリティを発揮して次々と大手柄!恋も仕事もバッチリ\(^O^)/・・・・・とまあ、恥ずかしいくらい女のロマンを絵に描いたような映画でしたけど、スピード感があって、まとまっていて、楽しかったです(^^)
普通、あれだけ仕事を取ってしまったら、彼氏はキレるでしょうけどねー(^^;

こんな映画、前にも観たことがあるような気がする・・と思っていたら、『プラダを着た悪魔』の脚本家と同じだったんですね!舞台が、ファッション雑誌の出版社から、テレビ局に移ったってだけで、中身はソックリです。
偏屈な老人が出てくるところまで、まるっきり一緒。クセのある編集長のミランダが、気難しいジャーナリスト マイク・ポマロイに置き換わっただけです(^^;
ちなみに、マイクが、ウチの父親みたいで、苦笑いしっ放しでした(^^;;;

仕事に恋に疲れている女性が見たら癒されるかも・・・・・逆に、ムカつくか!?
[PR]
by june_h | 2010-04-24 19:47 | 映画 感想 | Trackback(1) | Comments(2)

やっぱり越智先生の本は、面白いです。疲れているときも気軽に読めます。
「すべてがうまくいく宇宙の法則 今が、ベストタイミング!」 越智啓子「すべてがうまくいく宇宙の法則 今が、ベストタイミング!」 越智啓子
「ベストタイミング」というのは、「自分が~したいなあ」と思っていると、その方向に出来事がトントン拍子に進んでいくこと。こういうときは、その波に乗った方が良い時期ですね。
もちろん逆もあります。いくら頑張ってもうまく行かないときは、時期ではないと思って、様子を見た方が良いときです。

ごくごく当たり前のことですが、時々、気味悪く思うくらい、タイミングが良いときもありますよね。

私の好きな内田樹先生も、「合気道の道場を開きたいなあ」と思って散歩していたら、見知らぬお坊さんに会って、「それなら、うちの寺の本堂が空いているから使ったら?」と言われたそうです。
「カモがネギしょって」ではなく、「坊さんが道場しょって」歩いてきたというわけです(^^;

私も引きこもりから社会復帰するとき、仕事とかいろいろパパっと決まった気がします。やっぱり「時期」ってあるんだなぁと、そのとき思ったものです。

先生は
「表面的にはマイナスに見えることが、実は、将来の幸せな自分にちゃんとつながっているのです」
と言います。
本当にそのとおりだと思います。私も何度も実感しています。
だって、楽しいことばかりだったら、いつまでもそこに留まってしまって、前に進まないものね(^^;;;

最近、こうした「マイナスな出来事」に対する「赦し」のようなことも実感できるようになりました。

本当の意味で「赦す」というのは、「大変な出来事だったけど、良い経験だった。イヤな人だったけど、その人のおかげで大切なことに気づけた。今の私になれた」って、思えるようになることことではないでしょうか。

何かを悔やんだまま、他人を恨んだまま、自分を責めたまま、死んじゃったりしたら、何の得にもならないもの。
以前は「あの人のせいで人生がめちゃめちゃになった」と思っていましたが、いま思えば、それにいちいち引っ掛かる自分が悪かったんですよね(^^;

イヤなことでも、長い目で見れば、感謝できる日がきっと来るのでガンバリます♪
[PR]
by june_h | 2010-04-24 19:03 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

ハウツー本のようなタイトルですが、元『週刊プレイボーイ』編集長 島地勝彦さんの交友録です。

えこひいきされる技術 (講談社プラスアルファ新書)

島地 勝彦 / 講談社


「天皇陛下以外なら誰でも会える」
と豪語する島地さんは、自身の「えこひいきされる技術」でもって、名だたる大物作家を動かし、『週刊プレイボーイ』を人気雑誌に育て上げました。

「えこひいき」と言うと聞こえは悪いですが、人気作家は、お金では動きません。「一緒に仕事をしたい」と思ってもらわなければ、良い本は作れません。えこひいきされてなんぼの世界。「平等」という言葉は嫌いだと、島地さんは言います。

島地さんと交友があった今東光さんは、
「君が素敵な友を欲しいなら、まず君から素敵な友になってやることだ。恋人もそうだ。君がまず素敵な恋人にならなければ、相手だって素敵な恋人になってはくれない」
とおっしゃっていたそうですが、これは、仕事相手にも言えるでしょう。

島地さんは、惚れこんだ作家には、熱烈な手書きのラブレターをまず送ります。これが、相手の胸襟を開くための「マスターキー」なのだと言います(でも、高校生のとき初恋の相手に便箋100枚のラブレターを書いてフラれています(笑))。これは、幻冬舎の編集者 見城徹さんも同じですね。
塩野七生さんに対してもそうでした。
手紙を読んで「会いたい」と言わせればシメたもの。直接会って思いの丈をブツけます。塩野さんに「面白い男ね。合格だわ」と言わしめる知識と機転と読書量もあります。もちろん、作家の著作に目を通しているのは当たり前です。
かくして、新潮社発行『ローマ人の物語』の良いトコ取りをした『痛快!ローマ学』が集英社から出版されました。

開高健に連載を依頼したときは、酔った勢いで彼を押し倒してディープキス!
それで開高さんは「おまえを気に入った!」と喜んで連載を承諾したそうですが、開高健って、もしかしてドM(^^;?
しかも、半年で連載を止めたいと言ってきたときは、開高さんの浮気の証拠写真を見せて脅迫・・・・・ヤ○ザより怖い(^^;

また、作家さんに喜んでもらうためのサービス精神も旺盛です。
今東光さんの希望ということで、朝の6時からお寺で「ブルーフィルム上映会」をしたこともあったそうです(^^;

何よりも大切なのは「相手と直接会うこと」。
これは、一緒に仕事をする人とももちろんそうですが、クレームを言ってきた相手に対してもそう。
雑誌の記事に腹を立てた、右翼や左翼にも、直接相手の事務所に出向いて、可愛がられるようになったこともあるそうです(笑)。

今の島地さんの目標は、「死神にえこひいきされてラクに死ぬ」ことだそうです。
頑張って、お手紙書かなきゃね!
[PR]
by june_h | 2010-04-21 18:37 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

ホットヨガでデート?

私の友達が、伊豆のリゾート施設で断食&ヨガ三昧のツアーに参加していて、羨ましいなぁと思いつつ彼女の日記を眺めておりました。私もヨガについて久しぶりに書きたいと思います。

早いもので、ホットヨガを始めて2年になります。
週1~2回のペースですが、飽きっぽい私がこんなに続くのは、やっぱり気持ちがイイからですね。行くと、肩コリが治るし、よく眠れるし、イライラも吹っ飛ぶし。

私は昔から、「キリキリ張り詰めている」or「倒れている」のどちらで、「その間」の無い人間でございます(^^;
なんでもギリギリまでやって、気づくと動けなくなっていることがよくあります。でも、ホットヨガは、私に「その間」を作ってくれたんです。

ホットヨガの時間は、私の身体と、一緒に過ごす時間です。
普段は、頭ばかりで突っ走って、身体がオロソカになりっぱなしなので、
「いつも私を支えてくれてありがとう」
「ナイガシロにして本当にごめんなさい」
と、まるで、苦労をかけている奥さんに語りかけるように(笑)、身体に対してお詫びと感謝を示します(^^)

痛みを感じるところは、手で触れて労り、伸ばしていて気持ち良く感じるところは、身体と一緒に喜びを分かち合う。
そうすると、どんなにつらいポーズをしていても、不思議とラクになります。逆に、別に考えごとをしながらヨガをやると、疲れが倍増します。
「構ってくんなきゃイヤ!」
って、身体に言われているみたいな感じです(^。^;;;

こうやって身体を大事にするのは、以前に身体と「大ゲンカ」しちゃったからなんです。

仕事が忙しかったときに、原因不明の胸痛にずっと悩まされていて、日に日に痛みは大きくなりました。
それでも、その痛みを無視して仕事に通い続けていた私は、とうとう動けなくなってしまいました。

自分の身体なのに、まったくいうことを聞かない。何を食べたいのか、どうしたらラクになるのか、自分が今、起きていたいのか寝ていたいのかもわからない。身体がどうしたいのか、全然わからなくなってしまったんです。

私はこのとき、強い恐怖と孤独を味わいました。私は一人でも寂しさをあまり感じない方ですが、この「身体が私と一緒にいてくれない」心細さは、例えようがありません。

「どうして私を苦しめるの?」
「身体なんてなきゃ良いのに」
そのときは、自分の身体を恨んでばかりいました。
でも、いま思えば、身体は私に痛みで知らせてくれていたんですよね。私が本当は望んでいないことをやっているって。

身体って、自分の所有物じゃないんだ。大事な「借り物」なんだって、そのとき痛感しました。
だから、おろそかにしたり傷め付けたりすれば、自分も苦しくなっちゃう。
身体って、自分の意思で100%動かせるものでもないんですよね。私が寝ていても、心臓は動いているし、胃腸も食べ物を消化しているし、腸内細菌だって、何十億も暮らしているんだもの。私の身体は、私だけのものじゃないんです。

そうそう、身体と仲直りしたのはね、心から笑ったとき・・・・・『水曜どうでしょう』のDVDを見た時です(笑)。

そんなわけで、いつまでも仲良しで・・・・・でも今ちょっと風邪っぽいかも(^^;;;
[PR]
by june_h | 2010-04-19 19:51 | 健康 | Trackback | Comments(2)

内田先生と、浄土真宗本願寺派住職 釈徹宗さんの往復書簡集。『いきなりはじめる浄土真宗』の続編です。
はじめたばかりの浄土真宗はじめたばかりの浄土真宗
前回は、浄土真宗についてまでは話が進まなくて、一般的な仏教までがせいぜいだったのですが、今回は、いよいよ、浄土真宗の教義や親鸞まで突っ込んでいます。

他の国の仏教徒は、今でも戒律を守って、独身だし、殺生もしません。でも、日本のお坊さん達は、普通に妻子もいるし、肉も酒も摂ります。これは、仏教界では稀なこと。浄土真宗を開いた親鸞の影響なのかもしれません。

親鸞は、自分の考えでもって妻帯も殺生もしていますが、死ぬまで、自分の中の悪と向き合い、俗世の中で問答し続けたからなのだと思います。
そんなわけで、浄土真宗のお坊さんは、「出家者」ではなく「在家信者の代表」というスタンスなんだそうです。

いよいよ、話は、現在もよく議論に上る「悪人正機説」へ。
「善人なほもつて往生をとぐ。いはんや悪人をや」
ってやつです。

これは、いろいろな解釈があるのでしょうが、この本にある
「岸の上にいる人(善人)は、別に救わなくてもいいけど、水に溺れている人(悪人)はすぐさま救わねばならない。岸の上の人だって、もし溺れたら救います」
の聖書?の文章を並べて出してくると、なんとなくわかったような気がします。

内田先生は、「善悪」や「倫理」は「常識」であって「真理」ではないと言っています。親鸞も同じように考えていたんだろう、そして「善人」も「悪」とは決して無縁ではいられなかったと考えていたからだろうと言っています。

あと、浄土真宗についてもいろいろわかって面白かったです。

浄土真宗は、日本の仏教の宗派の中でも、「異端」「異説」・・・・・つまり、意見の違いに敏感なんだそうです。
親鸞の態度からすると逆みたいに思いますが、内田先生曰く「弱者の宗教は過激になりやすい」・・・・・中世の浄土真宗(一向宗)門徒は、戦国大名に匹敵する勢力でしたからね。納得。

だから、派閥もいっぱいあるのですね。「浄土真宗」という宗派名は、本願寺派だけが使っていて、あとの派閥は「真宗」なんだってことも、初めて知りました。

・・・・・浄土真宗については、よくわからないけど、親鸞はきっと、イイ男だったに違いない(笑)。
[PR]
by june_h | 2010-04-18 20:17 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

先日、スーパーの特売に行ったついでに、近所の川沿いの桜並木に行ってきました。
d0108969_18584744.jpg

桜を見ると、「コノハナサクヤ」という言葉がいつも浮かんできます。古事記に出てくる女性です。
d0108969_1859796.jpg

アマテラスオオミカミの孫であるニニギノミコトは、日向国の神オオヤマツミの娘である二人姉妹を嫁にもらいました。
姉はイワナガヒメ。不老不死をもたらす岩の精です。
妹はコノハナサクヤヒメ。繁栄をもたらす桜の精です。
d0108969_190077.jpg

ところが、ニニギノミコトは、姉のイワナガヒメが醜女だということで、彼女だけ実家に返してしまったのです(笑)。
ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの子孫は、天皇家となって繁栄しますが、イワナガヒメを返してしまったため、人間は死する存在になっちゃったという神話です。

桜は「儚さ」を連想させるかもしれませんが、コノハナサクヤヒメは、全然儚い女性ではありませんでした。
結婚してすぐに妊娠したため、ニニギノミコトは「自分の子供ではないのでは?」と疑います。
コノハナサクヤは、自分の潔白を証明するため、産屋に火を放ち、その中で無事、赤ん坊を出産します。

彼女はきっと、ヤマトナデシコの元型ですね。
ヤマトナデシコは、か弱いフリして、したたかなんですよ~。
だって桜も、儚いフリして、日本人の心にドッシリと根を降ろしているではありませんか(^^;;;

そういえば旧約聖書にも、よく似た話があります。
アダムとイブは知恵の樹の実を食べてエデンの園を追い出されましたが、実は、エデンには生命の樹の実もあって、そっちを食べていれば、不老不死になったのにね、という話。

でもね。私の友達は言います。
「生命の樹なんて、始めっから無かったんじゃない?」
・・・・・だよね(^^;

どの民族も考えたんでしょうね。「どうして死ぬんだろう」って。

限りある命で、この世に生まれたということは、今一瞬を大切に生きましょうってことなんだって、勝手に思っています。
どうせ、あの世に行ったら二度と死なないのだろうし(笑)、この世でしかできないことをするんです。

そんなわけで、今日も「いま」が美味しい、オヤツを食べまくります(笑)・・・・・ダイエットは明日から~(^^)
[PR]
by june_h | 2010-04-12 19:01 | 雑記 | Trackback | Comments(2)

たぶん、このテの映画は、ストーリーは置いといたほうがいいだろう、純粋にミュージカル映画として楽しもう・・・・・と思っていたのですが、意外にストーリーをしっかり見せようとしてたんで、予想と違っていました。

主人公のイタリア人、グイド・コンティーニは、落ち目の映画監督。
映画のクランクインが迫っているというのに、脚本が1行も書けていない!それなのに、本人は現実逃避してばかり。そんなわけで、この映画は、彼の妄想のタマモノなんですね~。

出てくる女性たちは、みーんな、グイドを愛しているんです。これぞ、男のロマンですわ♪

インスピレーションを与えてくれる女神のような美しい主演女優クラウディア(ニコール・キッドマン)は、愛するグイドに奥さんがいるといって嘆くし。
貞淑な妻であり、若かりし頃は純粋無垢な少女だったルイザ(マリオン・コディヤール)は、グイドが仕事と愛人に入れあげて、家に戻ってこないと悲しむし。
娼婦のように、情熱的にグイドを誘う愛人カルラ(ペネロペ・クルス)は、立場的に公の場に出られず、妻のルイザに気を遣わなければならないと苛立つし・・・・・。

仕事から女に現実逃避したつもりが、彼女たちの嫉妬の嵐で、更に自分を追い詰めてしまう。女性雑誌編集者ステファニー(ケイト・ハドソン)との情事もうまくいかず、とうとうグイドは、幼児退行して母親(ソフィア・ローレン)に泣きつく始末・・・・・ほんと、ダメな男(笑)。

ここに登場してくる女性たちはみんな、ある意味、男性にとっての理想の姿なのよね。女神も妻も少女も娼婦も聖母もぜーんぶ欲しい!みたいな(笑)。
だんだん「うる星やつら」を見ているような気分になりました(^^;

でも、諸星あたるは、アッパーなダメ男だけど、この映画の主人公、グイドは、ダウナーなダメ男。暗いから、あんまり魅力が無いのよね。だから、どうしてみんな、こんな男がいいんだろうって思っちゃう。ただのダメ男でいいじゃん(笑)。病的な、鬱っぽい設定はイラナイと思うんだけどね。

仕事に疲れた男性が見たら、とても癒される映画なのだと思うけど、男性はそもそもこういうミュージカル映画って、あまり興味が無いものじゃないでしょうか。かといって、ミュージカル好きな女性が見ても、感情移入しにくそうだし・・・・・この映画は、コンセプト的に、マーケティング的にどうなんでしょうか、と心配になったりして(^^;

あえて、感情移入したキャラを挙げるとすれば・・・・・やっぱりグイドかな。そんな私はダメ女!?


<関連リンク>
映画「NINE(公式サイト)」
「NINE」(映画詳細、映画館情報)
[PR]
by june_h | 2010-04-10 20:56 | 映画 感想 | Trackback | Comments(3)

新宿御苑でお花見

お天気だったらよかったんですけどねー。でもでも、桜は満開でキレイした♪
d0108969_1757469.jpg

例年なら、以前の職場に近かった靖国神社や千鳥ヶ淵、美術館が多い上野公園なんぞに行きますが、今回は新宿御苑です。
大学のとき行ったっきりだったんで、懐かしい・・・・・を通り越して、何も覚えてなかった(笑)。こんなに高低差があったなんて!?もっと平らじゃなかったっけ??

やっぱり、スゴい人だかりでした!入場券を買うのに並ばなければならず(^^;
でも、上野公園みたいにカラオケが鳴ってないし、キレイだし。有料の価値アリ、ですね。
[PR]
by june_h | 2010-04-07 18:09 | 雑記 | Trackback | Comments(0)

宇多田ヒカルのエッセイ&インタビュー&写真集です。
「点」 宇多田ヒカル「点」 宇多田ヒカル
「突然、荷物をまとめて日本に行ったりアメリカに行ったり、落ち着くことがなかった。母親の言動と自分の生活は、予測がつかず、ままならないものだった。唯一、勉強だけが、自分でコントロールできることであり、努力すれば結果がついてくるものだった」

以前、NHK『トップランナー』でのこんな言葉で、彼女の生い立ちに興味を持ちました。私も読書や勉強が「逃げ場」だったので、この言葉には、とても共感しました。この本にも、同じことが書かれていました。

彼女の母親は、不安定な人で、夫の宇多田照實さんと、6回も結婚と離婚を繰り返しています。母親とは、コミュニケーションが難しく、お金や人間関係のトラブルが耐えなかったようで、幼少時の彼女は、自分を守るために、こうしたストレスに対して「何も感じなくなる」ことを選びました。

彼女は本当に孤独で。小さいときから、誰かと一緒にいる安心感が得られなかったんだと思います。彼女が描いた絵も載っていましたが、ゾッとするほど寂しい絵です。
音楽で爆発的にヒットして有名になったけれど、そのことは、彼女の幸福感には、あまりつながってはいなくて、むしろ孤独感を深めているような印象です。
夫も彼女を追い詰める存在でしかなかったようです。
でも、それは、相手の問題もあったのかもしれないけど、彼女自身の問題も大きいように思います。

でも結局、唯一、音楽だけが、彼女が自分らしくなれる居場所みたい。
コミュニケーションが難しい両親とも、音楽でならつながれるし、世界ともつながれる。
彼女にとって、音楽は、自分以外の人間とつながるための命綱みたいな「手段」であって、音楽自体への思い入れは、実は無いのかもしれません。音楽以上に良いツールがあれば、あっさり乗り換えてしまうのかも。

今みたいに桜の花びらが舞う季節になると、彼女の『SAKURAドロップス』が聴きたくなります。久しぶりに、聴いてみようかしらん。
[PR]
by june_h | 2010-04-05 18:32 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(2)