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私は『東電OL殺人事件』を読んで以来、佐野さんの書くノンフィクションをよく読みます。
分厚くて読むのが大変だけど、その人物に対する佐野さんの思い入れたっぷりの熱い文章が面白くて(笑)。

かなり前に読んでも思い出せるような、心に残る文章です。

あんぽん 孫正義伝

佐野 眞一 / 小学館


この本は、今までのに比べて内容が少ないように思いますが、諸事情で割愛した話もあるんだろうと思われます。

佐野さんがある人物を書く場合、その人の家族や周囲の人間をできるだけ多く当たって、彼らの証言からその人物を立体的に描きます。
なので、佐野さんのルポは、まずその人物の出自から入り、育ってきた環境から、どのように性格が形成されていったかを知るのです。

人間を描く場合、その人物が絶対に見ることができない背中や内臓から描く。それが私の基本的流儀である。


こういうスタンスだと、綿密に取材しなければならないし、佐野さんの主観だけで押し切るようなことはできません。
だから、結果的に面白くなるのです。

この本は、もちろん、ソフトバンクの孫正義にスポットを当てた本ですが、孫正義本人よりも、彼を取り巻く家族や親戚の方が面白くて、佐野さんがどんどん外れていったみたいです。
いつの間にか、孫さんが脇役になっています(^^;

佐野さんは、孫正義のバイタリティは、認めているみたいですが、孫さんが
「紙の本は、やがてなくなり、100%電子書籍になる」
って言ったのがどうしても納得できないみたいで、ことあるごとにブチブチブチブチ言い続けているのが面白かったです(^^;

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by june_h | 2012-05-31 12:46 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

(京都と奈良の旅行記が続いたので、今さらゴールデンウィークの話をします(^^;)

私の周囲で、柴又に行くことが流行っていて(笑)。
そういえば、言ったこと無いなあって思って、友達と行って来ました♪

この日は、カンカン照り。ゴールデンウィークだけあって、柴又帝釈天の商店街は大にぎわい!
あげだんごゲット!ウマかった!!
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熱気ある人混みを抜けて、ようやっと門にたどり着いた!…と思ったら。
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「え?こんなにちっちゃいの!?」
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有名なお寺の割に・・・・・友達が閉口するほど

「ちっちゃ!ちっちゃ!」

を連発(^^;
だってちっちゃいんだもん。
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しかも、「彫刻ギャラリー」って何よ(^^;
彫刻の展示即売会でもやってんのかしら!?とかって笑っていたら。
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・・・・・スゴい。
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お堂の壁を埋め尽くす透かし彫り。
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精巧にして大迫力。
あまりのエネルギーに不気味ささえ感じます。

「やっぱ寅さんで潤ってるから、こんなにお金かけられるんだわ」
と思ったら・・・・・って違うってば。
札を見たら、戦前からあるんだってば(^^;

でも「彫刻ギャラリー」って名前は軽すぎると思うの(笑)。

お庭もキレイ。
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邃渓園(すいけいえん)というそうな。
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中には入れないけど、廊下から見ることができます。
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「大客殿」からの眺めがイイです。
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「ちっちゃい」とか
「寅さんで儲かってるから」とか言ってごめんなさい(^^;
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ちゃんとデジカメ持ってくればよかったなぁ。
長く愛されていることがわかるよいお寺でした!
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by june_h | 2012-05-30 13:07 | 旅行記 | Trackback | Comments(2)

宮沢賢治の朗読劇。
本来なら、この日程で、『リアルシング』が上演される予定だったのですが、主演の寺島しのぶさんが産休に入ったため、急きょ決まった朗読劇です。

宮沢賢治は、なぜだか地震と縁がある人。
生年である1896年には、明治三陸地震。
没年である1933年には、昭和三陸地震。
この朗読劇での収益の一部は、東日本大震災の義捐金として寄付されます。

『注文の多い料理店』の朗読中、三谷幸喜の読み方が面白くて、大竹しのぶがマジ笑いしていました(^^;
『永訣の朝』って、確か国語の教科書に載っていたけど、こんなに長かったんだっけ?
いろいろ考えながら聞いていました。

日替わりで役者が変わる今回の公演。
1時間の短い公演でしたが、朗読劇は初体験だったので、いろいろと興味深かったです。

すべてがわたくしの中のみんなであるやうに みんなのおのおののなかのすべてですから

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by june_h | 2012-05-29 17:08 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(0)

奈良から再び京都に戻りました。
帰りの新幹線の時間まで、まだ間があったので、お土産など買って時間をつぶすことに。

ずっと気になっていたお店がありました。
それが駅ビルの伊勢丹の中にある「中村藤吉」京都駅店です。
以前、京都に行った時も大行列で入れなかったカフェで。
前日も、京都の友達が連れていってくれたのに、やっぱりいっぱいで入れませんでした。
今回は、時間に余裕があったので、並んでみることに。
運良く、10分ほど並んだだけで入ることができました(^^)
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まず、小腹が空いていたので「藤吉うどん」を妹と二人で分けていただきました♪
あげ玉が入っていたので、うどんとラーメンの間みたいな味。
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そして、名物の「まるとパフェ」。
私は、ほうじ茶味のパフェをオーダー。
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見事な「地層」でしょ?
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妹は、抹茶味。
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こちらも違う「地層」が。
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一口食べると。

・・・・・。

妹も私も無言(^^;

本当に美味しいものを食べると、黙々食べてしまうものなんですね!

世の中のパフェって、一番上は豪華ですけど、中は、アイスクリームとコーンフレークで「かさ増し」している場合がほとんどです(^^;
しかし、この「まるとパフェ」は、どの「地層」も手抜きしてない!全部美味しい!

一緒に出されたほうじ茶も美味しかったので、お土産に買っていきました♪
新幹線までに、お時間がある時は是非!

これで今回の「京都奈良パワースポット&グルメ旅行」は終わり。
また行きたいな♪
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by june_h | 2012-05-28 18:11 | 旅行記 | Trackback | Comments(2)

「中国で最も有名な日本人」と言われている北京大学の研究員 加藤嘉一さんのルポ。
中国の胡錦濤首相も彼の提言を参考にするそうです。

内田樹先生は、加藤さんを大変評価されています。
内田先生が評価するのは、大上段から理論を振りかざす人ではなく、現場で懸命に働いている「矛盾を受け入れ」「ありもので間に合わせる」人が多いですね。

北朝鮮スーパーエリート達から日本人への伝言 (講談社プラスアルファ新書)

加藤 嘉一 / 講談社


加藤さんが北京大学ので学んでいた時、北朝鮮からの留学生もいました。
彼らに興味を持った加藤さんは、北朝鮮の実像に迫ろうと、中朝国境へ向かったのです。

国境付近に住む朝鮮族の人や、北朝鮮からの脱北者、北朝鮮と取引する中国人商人などに直接話を聞いています。
一歩間違えば、中国当局にも北朝鮮の軍人にも捕まってしまうリスキーな活動です。

北朝鮮の内実を一番わかっているのは、中国人商人だと言われています。
外交官など要人からの「正規ルート」の情報だけでは、あまりアテになりません。
そのため、中国当局も彼らをスパイとして使っているそうです。また、彼らは、北朝鮮にも情報提供している「ダブルスパイ」でもあるんだとか。

脱北者の支援に、アメリカや韓国のキリスト教系団体が多く関わっています。
そのため、キリスト教に入信した脱北者も少なくありません。

金正日から金正恩の時代になって、中国の面子を潰すような行動が特に続いているようですが、それでも、中国が北朝鮮を必要以上に支援しているのは、「血の盟約」と呼ばれる、朝鮮戦争を共に戦ってきたイデオロギーで結ばれた関係があるため。
中国というと、損得勘定で考えるイメージがあったので意外でした。

日本のメディアは、金正恩一人のことに対してあれこれ言うことが多いように思いますが、彼は、経験も浅いし、軍部を掌握するのは大変だし、一人じゃ何もわからないだろうし・・・・・。
実質的なことは、彼の「お取り巻き」達が決めているだろうに、そういう論調は、全然無いですね。
中国から見れば、韓国は北朝鮮のことをよくわかっていないというし、それなら日本はなおさら・・・・・わかろうともしていないのかも(^^;
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by june_h | 2012-05-27 21:24 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

春日大社からバスで興福寺へ。
実は、ここも初めてです。
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興福寺といえば、五重塔。
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そして、興福寺といえば、阿修羅像ですが、阿修羅像のいらっしゃる宝物殿はパス。以前、「国宝 阿修羅展」で拝見しましたし、修学旅行生でごった返していましたから。
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なにより、私も妹も、もう足が限界でした(^^;
2人とも、足が痛くてテンションが下がってしまい↓↓↓
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早々に退散いたしました・・・・・。
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by june_h | 2012-05-26 21:10 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)

歌舞伎町のホテルの支配人となった三輪さんの手記です。

日本一のクレーマー地帯で働く日本一の支配人―怒鳴られたら、やさしさを一つでも多く返すんです!―

三輪 康子 / ダイヤモンド社


三輪さんが支配人として着任した時、ホテルは大変な状況でした。
ヤクザがホテルを占拠し、スタッフを脅したりカツアゲしたり。犯罪者が住みついていたり、果ては、スタッフがヤクザの女になってしまうということまであったのです。

着任早々、三輪さんは、ヤクザに日本刀で脅されましたが、ひるむどころか、刀に向かって一歩前進。ヤクザは驚いて逃げてしまったんだそうです。

ここから三輪さんの戦いが始まります。

駐車場を占拠するヤクザの車を追い出したり。
犯罪行為を一掃したり。
何度となく命の危険にさらされましたが、三輪さんが手を緩めることはありませんでした。

最初は、「ヤクザの巣窟のホテル」ということで冷ややかだった警察官達も、三輪さんの熱意に打たれて協力的に。
やがて三輪さんは
「歌舞伎町のジャンヌ・ダルク」
と呼ばれるようになります。
ヤクザも、三輪さんを一目置くようになりました。

三輪さんは、お客様の安心・安全を最優先することはもちろん、スタッフも大事にします。
最初は、みんな辞めたがっていましたが、三輪さんが来てからは、一丸となって対応。
会社側は、三輪さんだけではなく、そのホテル全体のチームワークを表彰しました。

何より大切なのは
「自己肯定感。そして更にそれを超える自画自賛感」
だと三輪さんは、言います。

自分は100%正しい。
そう思えなければ本気でぶつかれません。
ヤクザが彼女に怯んだのも、その部分だと思います。
ヤクザは、相手を威圧していても、心のどこかで「罪悪感」とか「自分は悪者だという意識」がある。だから、彼女の自己肯定感には絶対勝てないのです。

三輪さんの父親は医者で、日頃から
「患者の状態は、直接相対してみなければわからない」
と言っていたと言います。
父親が患者に接するように、彼女はお客さん一人一人に接しています。

やっぱり、イザって時は、女性の方が強いのかな!?
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by june_h | 2012-05-25 18:46 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

奈良公園といえば、有名なのは鹿。
春日大社でももちろん、雨に打たれつつ悠然としている鹿を何度も見かけました。
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「私、鹿せんべい買って食べさせたいかも」
と妹。
「じゃあ、鹿せんべいあげてる写真撮ってあげるよ」
と私。

妹は早速、売店で鹿せんべいを買い求めました。

ところが。
妹が売店に立っただけで、早速、1頭のオス鹿が彼女の背中にピタッとくっつきました。
「んもう。お行儀の悪い子にはあげませんよ!」
と妹。

売店で鹿せんべいを受け取ると、どこからともなく1頭、また1頭と鹿が現れます。
子鹿にあげようとしても、オス鹿に取られてしまい、私がカメラを構えても、妹も鹿もフレームアウト。
なかなかシャッターチャンスがつかめません。
そうこうしているうちに、気付けば、妹は、15頭ほどの鹿にグルリと取り囲まれていたのです。

「いやあぁぁぁああーー!来ないでっ、来ないでええぇぇーーっっ!!」

パニックになった妹は、せんべいを鹿に投げ付け逃走。
「鹿にエサをあげるしとやかな人妻の微笑ましい図」
になるはずが、
「鹿にマジギレして逃げ惑うアラサー人妻の阿鼻叫喚図」
に(笑)。

後には、新品のコートを鹿にヨダレだらけにされた妹が残りました(^^;

しかし、まだ3頭のメス鹿が
「ちょっとアンタ、まだ持ってんでしょ!」
とばかりに、妹にしつこく付きまといます。
妹は半泣きです(^^;

これを見ていて思い出しました。

私が4歳、妹が2歳、家族で奈良の大仏を見に行った時、妹は、鹿に追い回されて、ギャーギャー泣きまくったのです。
もしかしたら、その時のトラウマが、今回のパニックに拍車をかけてしまったのかもしれません。
トラウマを克服するどころか、更に深くなってしまったかも(^^;
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by june_h | 2012-05-24 22:39 | 旅行記 | Trackback | Comments(2)

一度は行きたいと思っていましたが、チケットの取り方がよくわからず。
先週の「にけつッ!!」で告知していたので、チケットを取ってみました。

やっぱり、2人並ぶとデカいねえ。
ジュニアの手、大きいんだよね。
せいじさんは声ガラガラでした(^^;

普段、ジュニアのフリートークはよく聞くけど、せいじさんのフリートークはなかなか珍しい。面白かったです。

特に印象に残ったのは、せいじさんの息子さんの夕(ゆう)君の話。
ジュニアの甥っ子で、ジュニアのことを「ジュニアパパ」って呼ぶ子のことです。

去年の震災当日、夕君は学校で被災。
外にいたので、それほど怖くはなかったらしい。
でも、教室にいた友達は、揺れを強く感じ、外にいた子供達よりダメージが強かったんだとか。

教室にいた友達の一人は、ひどくショックを受け、金曜の地震当日から週末まで一切、ご飯が食べられず。
医者は「こちらでできることはありません。本人の望むようにさせてあげてください」と言う。
月曜になって学校に行くか本人に聞いたところ、本人は「行きたい」と答えたので、先生に事情を話して行かせることに。

母親は、ずっと心配だったが、本人は、普段と変わらない様子で元気に帰宅。
不思議に思って学校に問い合わせたところ
「給食おかわりしていましたよ」
と先生。
すると、本人は言いました。
「千原君がめっちゃ面白くて、めっちゃ笑ったら、めっちゃお腹空いて、めっちゃ給食食べた」

・・・・・イイ話だ~(><)さすがせいじさんの息子だ!

せいじさんの言うことって、結構、常識的だってよくわかりました。
やってることが常識的かはわからないけど(^^;
常識をよくわかっていないと、そこから外れている人間や物事の「面白さ」がわからないものね。

今回は、せいじさんのことがいろいろわかって良かったです。

ゲストはHi-Hiの2人。
THE MANZAI 2011で注目されて以来、あちこちでみかける2人。
2人とも小さいので、千原兄弟の2人に挟まれると、なんだかいぢめられてるみたい(^^;

フリートークで2時間、客席を笑いっぱなしにさせるのはスゴい!
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by june_h | 2012-05-23 12:18 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(0)

三輪駅からJR桜井線で奈良駅へ。
そして、循環バスで奈良公園へ。
まだまだ雨は降っています。

大神神社で、長距離を歩いたため、コートはグッショリ。
だんだん寒くなってきたし、お腹も空いてきたし。
でも、奈良公園には、食べる場所があまりありません。
迷っていると、風邪をひいてしまいそう・・・・・ということで、奈良国立博物館に駆けこみ、レストランコーナーで、ラーメン定食をいただきました。

とにかく、温かいものを食べて暖まりたかったのでホッと一息。
再びバスに乗って、次の目的地、春日大社へ向かいます。

奈良公園には、何度か訪れていますが、大仏殿以外は、行ったことがありませんでした。
春日大社は、一応「先祖」が関わっていると思われるので、一度行ってみたかったのです。

とにかく、大きな神社です。
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参道前のバス停で降りて、長い長い参道を歩きます。
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っていうか、奈良公園って、ものすごく大きいんですね!
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見事な藤の木。
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雨の日だったからか、苔が滑らかで美しくて。
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回廊が美しい!
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灯篭の多さが印象的でした。
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そして、事件は、この後に起こりました。
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by june_h | 2012-05-22 12:15 | 旅行記 | Trackback | Comments(0)