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現代アートで活躍する、村上隆さんのエッセイです。

創造力なき日本 アートの現場で蘇る「覚悟」と「継続」 (角川oneテーマ21)

村上 隆 / 角川書店(角川グループパブリッシング)


「アーティストは最下層の存在である。アーティストは、このことを自覚しなければならない」

村上隆さんが作った有限会社「カイカイキキ」に入ってきたアーティストに言う言葉です。

「アーティスト」は特別でも、偉くもない。
一般社会と同じように、常識がなければならないのだと。

私の友達のダンサーも言います。
「この世界、ほんと非常識な人多くて。
でも、どんなに才能があったって、上手くったって、挨拶とか、約束守るとか、基本的なことができてない人は、絶対成功しないから」

そう断言する友達は、本番直前に、突然失踪した後輩ダンサーの代役として、急遽トルコに向かったという過去があります(^^;

そして、自分のやりたいことをやっていれば、いつか誰かが認めてくれるなんて、そんな甘い世界じゃない。
たとえ良い作品でも、時流に合わなくなれば、あっという間に忘れ去られてしまう。
10年前に活躍していた人は、今は、ほとんど残っていないそうです。
また、今の東アジアのアートシーンは、既に東日本大震災前から、組織的に活動している中国や韓国の方が盛んだそうです。

現代アートは、パトロネージュという、欧米が産んだシステムで運営されています。
そうである以上、マーケットやクライアントが求めるものを作ることで「世界に通用する作品」「歴史に残る作品」が初めてできるということです。
そのためには、組織化して作品を作ることや、マーケットの情報を知るために、アドバイザーやエージェントの意見を聞くことも重要だのだとか。

歴史的に有名なアーティストや作品も、パトロンに求められてできたものが多いですよね。

レオナルド・ダ・ヴィンチは、パトロンになってくれそうな王侯貴族に自己推薦状を書いているし。
レンブラントは、画家や職人を組織化して、たくさんの注文をさばいていたし。
ミケランジェロは、制作環境の悪さをパトロンに愚痴っていたし(^^;

音楽もそうです。
バッハやヘンデルは、宮廷音楽家でした。

ゴッホのように、生前売れなくて、死後認められるというのは、非常に稀な例かもしれません。

村上さんは、政府のCOOL JAPAN政策についても言及しています。
「無いよりマシかもしれないが、邪魔しないで欲しい」
とのことです(^^;

村上隆さんは、姿勢や考え方をいろいろ批判されることが多いですが、目的は、いろいろあっていいと思うんです。

誰が正しいか間違っているかとか、批判し合うのは、不毛だと思います。
純粋に作品を評価すればいい話です。
そして、正しいかどうかは、百年後の人間が決めることです。
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by june_h | 2014-10-30 12:13 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

ワンマンライブが終わって間もなくの森くん。
本来なら、猫なでてリラックスモードなんだそうですけど、急きょ、イベントに登場!

喉の調子も良いみたい。良かった(^^)


<セットリスト>
1 愛のBeat
2 CYCLONE
3 密室
4 ロビンソン(スピッツのカバー曲:Vo.キクチ、G.森)
5 ゼロ地点(G.&Vo. 森&キクチ)
6 Funk Redemption
7 いいんです


密室が終わった所で、セッションのためにキクチくん登場。

パーマをかけているキクチくんを見て、
「せっかくの直毛なのに、わざわざパーマをかけるなんて、天パの自分からしたら信じられないっ!」
と、森くん。
森くんの天パ具合は、イイ感じでカールしてて、これはこれでイイと思うんでけどね。

私なんて、直毛だけど、生え方にクセがあって、全然、思い通りにいかなくて。
これはこれで面倒なのですが(T-T)

でも、森くんが、サラッサラに縮毛矯正したら、どんなふうになるんだろ!?って想像してみたり(^^;

で、二人のセッションする曲はというと、意外や意外、『ゼロ地点』。
キクチくんの繊細な美しい声からすると、全く想像できず、思わず私は
「ええっ!!(゜ロ゜ノ)ノ」
と、声を出してしまいました(^^;

なんでもキクチくん、冗談めかして森くんに言ったら、そのまま森くんから『ゼロ地点』の譜面が送られて来て、後に引けなくなったらしい。
森くんも
「もっとキクチくんの声を生かせる曲もあったと思うけど・・・・・キクチくんの声って、スピッツの人に似ているなって」
と言いつつ、スピッツの『ロビンソン』を弾き始めました。
キクチくんも、後に引けなくなって、そのまま完唱(笑)。

そうそう。
これなら合ってる!

そういえば、開演前、森くんが『ロビンソン』を弾き語りしていたのが、楽屋から漏れ聞こえてきたんですよね。
きっと、キクチくんのために、森くんがコードを確認していたんでしょう。

恒例の『Funk Redemption』でのコール&レスポンスですが、この日の私は、具合が悪くて、森くんにちゃんと応答できず、残念!
喉イガイガで、何度もむせちゃいました(^^;

これは、『ゼロ地点』のPV。

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by june_h | 2014-10-28 10:44 | 森広隆 | Trackback | Comments(0)

森君のワンマンライブから、わずか10日余りで、またライブがあるなんて嬉しい!
でも、このライブの数日前から風邪を引いてしまい、前日は、布団から出られないほど(^^;
当日になって、だいぶ良くなったので、厚着とマスクの完全防備で向かいました。
スタンディングだったら最後までいられないかも、と心配でしたが、今回の客席は、椅子があったので安心(^。^)

トップバッターは、松室政哉さん。

松室さんは、今年のオーガスタキャンプで、オープニングアクトとしてステージに上がったそうな!
オフィスオーガスタのインディーズレーベルATSUGUA RECORDSからもCDを出しているようですね。
オーガスタキャンプに行かなくなって久しいのですが、気づけば多くのアーティスト達が呼ばれているようで。

松室さんの声ですが、高音部の実声の出し方が、ミスチルの桜井さんに似ているように思いました。

「くらげ」では、今回のイベント主催者であるキクチリョウタさんが登場して、二人でセッション。

二人は、大阪で知り合って、キクチさんのちょっと後くらいに松室さんが上京したんだそう。
なので、昔馴染みの仲良しさんみたいです。
関西弁で、漫才のような会話を繰り広げていました。

ファンの方々も
「キクチくん、ムロくん」
みたいに、セットで呼んでいる模様。

「もっと寄っていい?」
と、自分のマイクスタンドを松室さん側にどんどん寄せちゃうキクチさん。
めっちゃ近くて、やりにくくなかったでしょうか(^^;

「二人で「なつみかん」とかの名前でデビューする?」
って、キクチさんは言いましたが、良いアイデアだと私は思いました(笑)。

Youtubeで、この二人の動画を聴いてみた時から、曲の印象?芸風?が似てるなって思っていたのです。
しかも、仲良しさんみたいだし。
この二人なら、音楽性の違いで解散!ということにはならないだろうし(笑)。

動画は、二人がセッションした「くらげ」です。
キクチさんの声にも合っていて、ステキなセッションでした。

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by june_h | 2014-10-26 13:14 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(0)

深夜にBSで放映されていたので、つい見てしまいました。

DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る? スペシャル・エディション(Blu-ray2枚組)

東宝


前田あっちゃん(前田敦子)の卒業が、大きなテーマになっていました。
最初、AKBの存在を知った時、あっちゃんが、なぜセンターにいるのか分かりませんでした(爆)。
でも、卒業した後、こんなにキレイな子だったんだなぁと納得。
AKB時代は、ストレスいっぱいで、リラックスした顔できなかったからなんじゃないかって、想像したりして(^^;

AKBのメンバー達は、バックステージだろうとなんだろうと四六時中カメラを向けられています。
男性に走りたくなる気持ちも、分かるような気がする(^^;

スキャンダルで解雇になったメンバーに対しても容赦ないんですね。
握手会で、幕張メッセに集まった数万人のファンを前に、謝罪する一部始終を追いかけていました。

解雇になったメンバーに、泣きながらエールを送るファンもいて。
ファンもメンバーも、いたたまれないです(T-T)

AKBを見ていて
「人気って何だろう」
ということを、よく考えます。

本人が戸惑う間もなく、センターに押し出される子。
どんなに努力してもセンターに近づけない子。

どちらも、それぞれの苦しみと葛藤があります。

ルックスの良さだけでもなく、歌やダンスの上手さだけでもない。
でも、確かに、中心にいる人達は、それぞれ魅力的。

AKBは、中にいる女の子達だけではなく、ビジネスとしても組織としても興味深いです。
これから、どうなっていくのでしょうか。
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by june_h | 2014-10-24 12:19 | 映画 感想 | Trackback | Comments(0)

元フィギュアスケーターのジョニー・ウィアーの自伝。
最初、この方を見た時、「なんて美しいんだろう」と思いました。
日本に、今なお、多くのファンがいます。
さすがに、Yahooニュースで「ジョニ子」と書かれていた時は、苦笑(^^;

ジョニー・ウィアー自伝 Welcome to My World

ジョニー・ウィアー / 新書館


ジョニー・ウィアーがスケートを始めた年齢は、11歳と遅かったのです。
しかし、通常、マスターするのに2年以上かかるアクセルジャンプを、わずか2時間で、しかも自力で跳んでしまいました。
彼の類い稀なる才能と運動神経を見込んだコーチのプリシラは、徹底的に彼を鍛え上げました。

結果、アメリカ国内の大会で、次々と優勝。
試合までのコンディション調整や、メンタルトレーニングが追いつかないまま、あっという間にトップスケーターになったのです。

彼の苦悩が始まったのは、ここから。

彼にとっての「表現」は、スケーティングのみならず、ヘアスタイルやコスチュームも含めたトータルのものでした。
しかし、保守的なアメリカのスケート連盟は、彼の「奇抜な」ファッションを批判。
また、彼のユニセックスなスタイルが、長年のライバルであるロシアの選手のようだったのも、気に入らなかったのでしょう。

しかも、彼は同性愛者であることをカミングアウトしたため、メディアからはスキャンダラスに扱われ、キリスト教原理主義者の憎悪の対象にもなりました。

「スケート界で交際相手にふさわしい男を見つけるには、ハーバード大学に入るより難しい」

彼が経験してきた恋愛についても、この本で、かなり率直に語っています。

彼自身は、正直に自分自身を表現したいだけなのに、色眼鏡で見る周囲の人間達。
それに加えて、コーチとの不仲や、思うように伸びない成績が、彼を追い詰めていきました。

日本のスケーター達が、なかなか自分の希望が通らなかったり、メディアからのプレッシャーが強かったりで苦労しているのは、しばしば感じていましたが、アメリカも同様なんですね。
そして、ファンも厳しい(^^;
結果が良い時はチヤホヤして、悪い時は手のひら返したように罵倒して・・・・・。
スケーターは、いろいろなものと戦っているのだと実感しました。

普段は、コーチやトレーナーなどのチームで戦っているけど、
「リンクでは一人で戦わなければならない」
と、ジョニー・ウィアーは言います。

先日、バラエティ番組で、ジョニー・ウィアーがデザインしたコスチュームを本田望結ちゃんが着ていたけど、めっちゃ可愛かった!
羽生結弦のコスチュームもデザインしているんですよね。
これからが楽しみ♪
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by june_h | 2014-10-22 12:43 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

小林秀雄の本を読んだのは、中学だか高校だかの教科書以来かな。
学生との問答集なので読みやすいです。

学生との対話

小林 秀雄 / 新潮社


読んでいて、40年前の学生も、今とたいして変わらないと思いました(^^;

答えを手っ取り早く求めたり。
白黒ハッキリ付けたがったり。
一言で答えられないようなことを訊いたり。
中には「自分で考えろよ」レベルの質問もあったり(^^;;

質問するって、実は難しいんですよね。
上手に質問しないと、有用な答えを引き出せないですから。

小林秀雄さんは、多くの評論を残しています。
評論家というと、小難しい言い回しを使ったり、自分の知識をひけらかしたり、作品を見てもいないのに批判したりするイメージがあります(爆)。
でも、この方は、とても意識が高いですね。
小林さんは、こう言っています。

「人が君を本当にわかってくれるのは、君が無私になる時。
自己を主張しようとしている人間は、自己の主張するものがどこか傷つけられると、人を傷つけます。」


どんな作品でも評論でも、エゴが入ると途端に腐ります。
人が心を開くのは、お金をくれるからとかではなく、
「相手に理解されていると感じた時」
ではないでしょうか。
理解してくれない相手とは、何も話したくなくなるものです。
最初から「貶してやろう」という気持ちで作品に向かったところで、作品の本質は、語りかけてくれないでしょう。

あと、小林さんは、論理や科学を一番に置いていません。

「人間の知識というものは、たかが知れている」

「書くものはいつでも感動から」

論理や科学で「正しいもの」ではなく、自分の心が動くかどうかを一番大事にしているのですね!
そして、納得したのは、次の言葉。

「左翼はみんな金を持っていた。
みんな親父から出してもらっていたでしょう。
稼いでいる左翼のやつなんか一人もいなかったな」


小林秀雄さんって、クラシック音楽の評論なんかも、たくさんされているので、高い文化と教養に囲まれた裕福な家庭で育ったと、勝手に考えていました。
実際は、かなりご苦労されていたようですね。

私も「働かざる者食うべからず」という家庭で育ったので、どんなに高尚なことを言っている人でも、贅沢に暮らしている人でも、自分が稼いでいなければ、全然、尊敬できないし、羨ましいとも思いません。

この本を読んで、小林さんの他の本も読みたいと思いました。
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by june_h | 2014-10-20 11:27 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

前回の3月のワンマンライブは、私にとっては、8年ぶりくらいだったので、感慨深くて、興奮しちゃって、あーっという間に終わってしまって(^^;

今回も、あーっという間だったんです。
でも、森くんだけじゃなくて、バンドのメンバーも、会場の雰囲気全体も、しっかりちゃんと味わえた感じ!

ワンマンライブに無事、来られただけで嬉しくて、ありがたくって、バラードでも、ニマニマニマニマしてしまう(^^;

何より、森くんが、ちゃんと地に足着けて、お客さんもバンドも、しっかりコントロールしていたのが印象的。
私にとっては、今までで一番、「ウェルメイド」なライブでした!

帰り道も、ウキウキ高揚してたんですけど。
電車の中で、だんだん寂しくなってきて、沈んできて・・・・・。
家に着く頃には、すっかりプチ鬱状態(^^;

森くんのライブ、楽しいんですけど、終わった後の寂しさがハンパなくて。
・・・・・そのうち、楽しさより寂しさが勝っちゃうようになったらどうしよう(((((゜゜;)

遊びに来ていた妹に
「いつまでも中学生みたいなコト言ってんじゃないわよっ!」
って、叱られてしまいました・・・・・すみません。ダメな姉で(^^;;;

Twitterを見ていたら、今回のライブも、ライブアルバムも楽しみにしている方が、たくさんいらっしゃいました!
来たかったけど、都合がつかなくて来られなかった方も。

私も、去年、母が入院してしまったので、3日後の大阪ワンマンに行けなかったことがありました。
だから、こうしてライブに足を運べるだけでも感謝です。

これから仕事が忙しくなったりして、足を運べないことがあるかもしれない。
同じ森くんのライブでも、一つとして同じライブは無いし、お客さんも毎回違う。
だから、1回1回が、私にとっては大切♪

最近、新しいファンの方も、どんどん増えているみたいで良かった!

ドラムの村石さんのファンだったり。
対バンで、森くんを知った方だったり。

森くんは、3年後に、野音でライブすると言いました。
私も、もちろん、3年後に野音でライブを見届けたいです。
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by june_h | 2014-10-18 12:30 | 森広隆 | Trackback | Comments(0)

森くんのサポートメンバー、毎度ながらカッコいいし、何より安心感があります。

まずは、ベースの紺野光広さん。

森くんが、
「今日のライブで『酔いどれおじさん』から『ベースの弾ける酔いどれおじさん』に昇格する!?」
って言ってたけど、私の中では、ずっと前から「縁の下のベース侍」。

Twitterでの紺ちゃんは、飲んでるか、カレー食べてるか、偏頭痛をボヤいてるかのどれかのように見えるのは、きっと私の気のせいでしょう(^^;

特に、『Rabbit hole(仮)』のベース、カッコ良かったな!

森くんのベースは、ずっと紺ちゃんだから、当たり前のように聴いていたけど、紺ちゃんの存在の大切さを、最近、改めて実感します。

紺ちゃんのお友達が、いっぱい見に来ていたようで。
終わった後、イチ早く客席に来て、お友達とワイワイ楽しそうでした♪


それから、ドラムの村石雅行さん。

今回のライブでは、村石さんの周囲に、カメラがいっぱい仕掛けられていたらしく。
マルチアングルから、村石さんのドラムさばきを激写するという、マニア垂涎の映像を撮るんだそうな。

森くんは
「よりによって僕のライブで・・・・・」
なんて、卑下していましたが、森くんの曲だからこそ、村石さんの魅力が存分に引き出されるのでしょう!
今回の『コーラナッツウイルス』のドラムも素晴らしかったです♪
村石さんのドラムは、シンバルが好きだな♪


それから、キーボードの河内肇さん!

肇ちゃんと森くんとのセッション、本当は、もっと見たいんです。
バンドのライブなどでしか見られないのが、ひたすら残念!

今回良かったのは、二人がセッションした『雨は止まない』。
1番は、キーボードの伴奏。2番から、森くんのギターも入って。
こういうアプローチ、初めてかな?
新曲の『Waterdrops』もですけど、森くんの恋心って、雨のように降り注ぐイメージなんですね。



今回のライブで、バンドのアレンジで初めて披露されたのが『憂鬱』。

森くんの曲の醍醐味は、ファンクの要素と、ギターのカッティング。
それに加えて、複雑なシンコペーション?リズム?で作るグルーヴってのがあると思います。
この『憂鬱』もそう。
Trash』と同じくらい、リズムが難しそう。
バンドの一人でもリズムがズレたら、全然違うものになっちゃう。

退屈病』なんて、その最たる曲で、変拍子な上にリズムが複雑。
作った森くん本人が、演奏している時に、手で拍子を取らなきゃいけないくらい(^^;
なんで、こんなに複雑なリズムなのに、頭で作った感じじゃなくて、グルーヴ感が出るんだ!?みたいな。

『退屈病』を初めてCDで聴いた時、
「やっぱ、この人、天才だぁ!」
って、笑いが止まらなかったの、よく覚えています(笑)。

シカオちゃん(スガシカオ)が昔、自分のラジオに森君をゲストで呼んだ時、
「(『並立概念』のアルバムについて)スリーピースで、なんか、ワーって勢いで作った感じだよねー」
って言ってたけど、それは違うな。
めっちゃ緻密に計算しないと、こうはならないってば(^^;


最近、森君が『コーラナッツウイルス』のライブ版を動画でアップしてくれました♪
去年の大阪でのワンマンライブ。
メンバーは、今回のライブと同じ。
メンバーそれぞれのテクニックをご堪能あれ♪

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by june_h | 2014-10-16 12:27 | 森広隆 | Trackback | Comments(0)

お客さんで、ぎっしり埋まった、下北沢GARDEN。

10分弱押しで、客電が落ち、森くんが一人、エレガットを持ってステージへ。

おもむろに弾き始めたのは、この日、会場で発売されたライブアルバム『LIVE ON PLANET EARTH』にも収録されている『交差点』。

歌い終わった後、お客さんを一人一人指差しながら、

「あなたに、あなたに、あなたに、あなたに・・・・・会いたかったです!」

と、森くん。

次の『愛のBeat』でも、
「手を繋いだら温かい」
の歌詞の部分で、最前列の人達と握手してみたり。

その後は、エレキギターに持ち変えて。
バンドでのグルーヴでも、お客さん達とガッチリ「つながった」テンションで、最後まで盛り上がったライブでした!

森くんは、前日、
「初めてライブする日の前みたいに眠れなかった」
んだそう。
そんな風には全然、思えないほど、喉の調子も良かった!
何より、歌詞が一つ一つ、鮮明に伝わってくるくらい、とても大事に歌っているのがわかりましたよ。

アンコールの『いいんです』でも「嬉しいっていう気分」の歌詞の時、森くんがスゴく嬉しそうに見えたし、私も嬉しかったです(*^^*)

『Funk Redemption』では、男女に分かれてレスポンスしましたが、男性の声が増えている気がして嬉しい(*^^*)

森くんが
「森くん大好き!」
って、レスポンスさせて、「公開セクハラしちゃった!」って言うんですけど、セクハラさせてもらっているのは、こっちですってば(^^;
今度は是非「愛してる」って叫ばせて欲しいです(笑)。

ずーっと昔のライブで、
「森くん!チューしたい!!」
って声が客席から飛んだ時、森くん、絶句して頬っぺた押さえて固まっちゃって。
ベースの紺ちゃんから「うろたえ過ぎ」って、冷静に突っ込まれていたのが懐かしい(笑)。

森くん、半年前に宣言した目標について、改めてブログを読み返してみたんだそう。

森広隆38歳、目標を持ちました:森広隆ブログ「やっぱり猫にお熱なんです」


「売れるのかなって、不安に思うことは、あったけど、あくまで良い曲を作って、それを理解してくれる仲間とグルーヴしたいっていう気持ちはブレていない、変わらない」
そう言いました。

アンコールが終わって、客電が点いても、拍手が鳴り止まなくて。
もう一度、森くんとバンドのメンバーがステージに登場して、「手を繋いで」挨拶。
会場全体で、文字通り「つながった」ライブでした!

次のバンドワンマンライブが、2015年4月12日の日曜日に決まったんだそう!
んもう、半年も待ち切れないっすっ♪


<セットリスト>
1 交差点(森 弾き語り)
2 愛のBeat(森 弾き語り)
3 Freaky Boogie(以下G.&Vo. B. Drs.)
4 Rabbit hole(仮)
5 Waterdrops
6 悪魔の提言
7 退屈病
8 雨は止まない(G.&Vo. Key.)
9 Pebama(以下G.&Vo. B. Drs. Key.)
10 密室
11 憂鬱
12 Neophilia(仮)
13 エレンディラ
14 黒い実
15 Funk Redemption
16 ゼロ地点
17 RAINBOW SEEKER


<アンコール>
18 コーラナッツウイルス
19 いいんです(森 弾き語り)


G.&Vo.:森広隆
B.:紺野光広
Drs.:村石雅行
Key.:河内肇
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by june_h | 2014-10-14 09:30 | 森広隆 | Trackback | Comments(0)

・・・・・「はなとゆめ」と言っても、マンガ雑誌の方ではなく(^^;

『枕草子』をベースに、清少納言と、その周囲の人々を描いた小説。
作者は、『天地明察』でお馴染みの冲方丁さんです。

はなとゆめ (単行本)

冲方 丁 / 角川書店


まず、この小説、清少納言が一人称だったのでビックリ!
男性作家が、女性の登場人物の一人称で描く作品が、無いわけではないのですが・・・・・。

今までも、多くの女性作家達が、この時代を舞台にした作品を描いています。
清少納言は、感性豊かな女性ですから、同じく、感性豊かな女性作家達が、女性目線で描いている作品なら、たくさんあります。

こういう小説に比べて、この作品は、淡々としていて、まるで『枕草子』の注釈書のようです(^^;
読みながら

「清少納言が優等生な女子アナみたいでつまらん。
定子中宮との出会いのシーンは、もっと劇的に描いてもイイし、女房同士のイザコザを膨らませてもイイ。
瀬戸内寂聴なら、ラブシーンいっぱい描いて面白おかしくするだろうに。
まあ、彼女なら、清少納言じゃなくて、男性関係が奔放だった和泉式部を主人公にするよねー(←って思ってたら、実際書いてた(笑))。
『天地明察』の渋川春海みたいに、生涯をかけて粛々と大事業を為し遂げた主人公なら、この書き方でも良いと思うけど、主人公が清少納言じゃ、向かないんじゃね!?」


・・・・・とか、ブツブツ言いながら、途中で読むのを止めてしまおうと思ったのです。

でも、定子中宮が、一族を守るために剃髪し、出家を決意したところから、急激に印象が変わりました。

中宮と清少納言を軸に、女性の聡明さと品格を描こうとしているのだと。

中宮は、清少納言に言いました。

「一番大切だと思える相手から、一番に愛されよう」

中宮にとって、その相手は、夫の一条帝であり、清少納言にとっては、中宮でした。
この意味で、二人は「同志」だったわけです。

二人を取り巻く男性達は、己の能力を己の権力や名誉のために使いました。
しかし、この二人は、自分達の力を、「一番大切だと思える人」のために使いました。
だからこそ、中宮は一条帝に寵愛され、清少納言は中宮を慰めるために『枕草子』を書きました。

清少納言にとって、最大の理解者は、残念ながら夫ではなかったのです(^^;
夫は、清少納言の聡明さを、自分の箔を付けるために使いこそすれ、自分を超える才能を煙たがったのですから。

『枕草子』は、良き理解者である中宮に対する尊敬の念と、紙に向かう時に最も自由になれる清少納言の喜びとが結実したものだったのです。

政敵の藤原道長が、中宮を貶めようとしても、中宮と清少納言の仲を引き裂こうとしても、一条帝と中宮と清少納言の信頼関係は、決して揺らぐことはありませんでした。

結果的に、歴史上の「勝者」は、藤原道長でした。
でも、果たして本当にそうだったのでしょうか。

この本を読んで想像しました。
紫式部の書いた『源氏物語』の桐壺更衣は、定子中宮だったのかもしれない、と。

帝の愛情を一身に受けながらも、身分が低いために周囲から冷遇された桐壺更衣と。
正妻として一条帝に愛されていたにもかかわらず、後ろ楯の父と兄を失い、不遇な立場に追い込まれることとなった定子中宮と。
イメージが重なる部分があります。

定子中宮の聡明さと存在感が、千年以上続いた『枕草子』と『源氏物語』を生み出す元となったのであれば・・・・・真の勝者は明らかです。

最後まで読んで良かったと思える作品でした。

・・・・・でも、ちょっと女性をキレイに描き過ぎですね(^^;
女性は、もっと汚ないですよ。
キレイに見えるのは、深謀遠慮あってこそなんですけど(笑)。
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by june_h | 2014-10-12 12:45 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)