今日は3連チャンでした。朝9時半から12時過ぎまで映画、13時から16時まで演劇。そして18時半から22時まで再び演劇。
10時間以上、暗い所で拍手したりキャーキャー言ったりしていたので、1日中、花火大会を見ているみたいでした。
3つとも大当たりでした。本当に心から感激しました。3つに共通するテーマは「清烈」。意識して揃えたわけではないけど、今日私が触れた、どの虚構の世界でも、純粋な魂が戦って傷ついて、私の心を震わせたのでした。
個々の感想については後日書きます。
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# by june_h | 2007-03-03 22:26 | 雑記 | Trackback | Comments(0)

リハーサルの音が武道館から漏れてくるのを聞いて、本当に安心しました。
だって、つい1週間前「スガシカオ倒れる」のニュースを聞き、本人の体調も公演も大丈夫なのかと、ずっと心配していましたから。
「きっと、武道館公演を成功させるために、神様が休息を与えたんだわぁ」なんて私は勝手に解釈していましたが、「昨日まで熱が引かなくてさぁ、座薬を4回も入れてさぁ」とMCで言っていたように、事態は全然悠長なモノではなかったようですね。実際、中盤のシングルメドレーでは、いつにも増して歌詞がバンバン飛びまくって、ワンコーラス終わるたびに一生懸命汗を拭いて、バックの演奏と客席のテンションにシカオちゃんの声が全然追いつかなくなる場面があって、手拍子していた私の手は、いつのまにか両胸の前で祈るように組まれていました。でも、心配したのはここまで。あとは昇り調子で良くなっていきました。

席は2階席の最前列。ステージのほぼ真横の位置でしたが、前に誰もいない状態だったので、心おきなくシカオちゃんと一緒に合唱することができました。今日ばかりは、周りの人間にウゼエと思われても歌い踊りまくろうと決めていたので、本当に良かったです。

大学卒業前、レンタルビデオショップで『clover』のアルバムを耳にして以来ほぼ10年。シカオちゃんの音をずっと追いかけてきました。この10年間の私の思い出は、シカオちゃんと共にありました。「昔好きだった音楽を聞くと、まるでタイムカプセルを開くように、その時の想いや匂いがそのままの形で浮かんでくる」とシカオちゃんは言っていましたが、まさしく、シカオちゃんが一曲一曲歌うたびに、自分の思い出が浮かんでは消え、笑っては泣き、歌っては踊り、シカオちゃんの音楽に出会ってから今日までのことを、全身で再体験していました。

このライブ中に、私の中で起こった心の変容は、とてもここでは書ききれないし、書いたところでうまく言葉にならないし、他人にちゃんと伝えられることではない。
よくライブで、自分の好きなナンバーが出てくると「私のために歌ってくれてるんだわぁ」なんて、勝手に一人で盛り上がって喜ぶのだけど、そんな思い込みを通り越して、今日のライブでの選曲と並びは、今の自分に降りてきた神の啓示のように響いてきて、ずっと体の震えと涙が止まらなかった。そして、オーラスの『奇跡』で、好きな自分も、イヤな自分も、忘れたい過去も、イケてない今も、見えない未来も、みんなガバっと受け入れて一つになって歌い踊っているような、満ち足りた不思議な昂揚感を経験した。

ミラーボールが作り出す無限の輝石の中で、
「この感覚がずっと続けばいい」
でもその想いと一緒に浮かんできたのは、
「この感覚は長くは続かない」
いつもなら、そんなのヤダヤダって思うけど、
「また出会えばいい。たとえ出会えなくても、この経験はずっと忘れられないだろうからそれでいい」
と、あっさり受け入れている自分がいて、
「どうせ消えてしまうのだから、この瞬間をおもいっきり楽しまなきゃ!」

・・・・・って書いてもよくわからないでしょう?当然です。ものすごく個人的なことだから(笑)。
まあともかく、今日のライブは自分にとって、忘れようとしたって忘れられないライブになってしまいました。でもね、きっと、今の自分じゃ理解しきれないような体験も、このライブでしている気がするのです。1年後、2年後、10年後、20年後、このライブを振り返ったとき、今とは全く違った感動や新しい発見をする瞬間にこれから出会えるであろうことを、今からとても楽しみにしています。

本当に、スガシカオと同じ国の同じ時代に生まれて、彼の音楽に出会えたことをとても感謝します。全てが終わって、ステージを去っていくシカオちゃんに叫びます。
「シカオちゃん、ありがとう!」

P.S.
家に帰って鏡を見て愕然。
私の顔に「ナメクジ何匹通りましたか?」と思うような涙の軌跡が(笑)。これがほんとのキセキ。ハズカシイ!
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# by june_h | 2007-02-26 23:58 | スガシカオ | Trackback | Comments(0)

九段下探索

せっかく九段下まで行くのだから、ついでに日本画専門の山種美術館へ行こうと画策。
美術館への道すがら、武道館の屋根を見ながら、スガシカオ武道館公演の無事を祈願。
たどり着くと「月曜休館」の文字。ガッカリ。何のために早く来たんだ、何でちゃんと調べなかったんだ、と自分に怒り。
途中通った、財団法人千秋文庫なる建物で、旧秋田藩主佐竹家コレクションの日本画を鑑賞。
中国人画家の作品を模写したものが中心。自分にとっては魅力薄。モノクロの掛け軸を見ながら「やっぱり山種美術館の上村松園が観たかった」と心の中で号泣。
ひときわ目に付く絵を発見。何の変哲もない瓜の絵。柔らかい曲線から、ツヤツヤした光とみずみずしさを実感。作者も模者も「不詳」。しばらくガン見。不思議な魅力。
千秋文庫の入口で、壁に刻まれた「瓜食めば子ども思ほゆ」の山上憶良の和歌発見。不思議な合致だと自分の中で勝手にフィーバー。
次は靖国神社を私的に参拝(笑)。外国人が熱心にお手水場を撮影。何がそんなに珍しいのか不明。おみくじに「満つれば欠くる」の言葉。この日の月は半月。
再び戻って武道館の裏手を散策。漏れ出てくるリハーサルの音。スガシカオの声。冷たい空気。辺りはすっかり闇。
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# by june_h | 2007-02-26 17:20 | 雑記 | Trackback | Comments(0)

最近妹に「忠臣蔵って、どういう蔵?」と聞かれて衝撃を受けました。何も答えられない自分がいました。ショックでした。
「そうだなあ、今までそんなこと考えもしなかったよなあ。何の蔵なんだろうなあ」
考えこんでしまいました。

通し狂言初体験。こちらもショックいっぱいの舞台でした。
忠臣蔵は全てやると二日掛かるので、今回は、
大序、三段目、四段目、道行、五段目、六段目、七段目、十一段目
の上演でした。
観る方も演じる方も、お金とヒマと体力が必要です。とにかく贅沢な芝居です。
昼は幕見席、夜は三階席でしたが、三階席は足が伸ばせなくて、キツかった~。


■大序 「中国人の団体さんの…」

さぁさぁ幕が開きますよぉ、と思っていたら、幕の間から人形が登場。「エッヘン、エッヘン」と言いながら、夜の部と昼の部の配役全てを語り出しました。いわゆるタイトルロールを口で言うんですね。「口上人形」と言うそうで、延々10分以上、それが続いたからびっくりです。2時間ちょっとしかない普通のお芝居では、こんなことできないですよね。由良之助役の中村吉右衛門が読み上げられたときは、一際大きな拍手が。うれしくなりました。
それが終わって、これで幕が開く、と思ったら、拍子木や鼓が次々と聞こえる中、ゆるゆると幕が開きます。幕が開ききるまでこれまた約10分。本当に贅沢。
まず目に入るのは、高師直の黒、塩冶判官の黄(玉子色)、若狭之助の水色(浅葱色)。色彩がキレイ。奥に居並ぶ大名達は、地味な裃。ちゃんと主要人物が引き立つようになっています。裃の人達が動くと、コケないか、他の人の長袴を踏まないか、心配になるけど、さすが役者さん達、裾さばきが華麗でした。
幕見席で、私の後ろには中国人の団体さんがズラリと並んで観劇していました。開演前まで大声でしゃべっていたり、写真をバシバシ撮っていたりして、私はちょっとドキドキしていましたが、幕が上がると、舞台の美しさに皆、タメ息をついていました。
団体さん達は、次の予定があるのか、大序のみの鑑賞でドヤドヤと退場されていきました。もったいない!


■三段目 「イヤホンガイドが面白過ぎて…」

忠臣蔵は、江戸時代に実際に起こった、赤穂浪士の仇討ちを基に作られているため、実際の登場人物を室町時代の人物に置き換えることで、幕府の規制を免れようとしました。そんなわけで、
塩冶判官=浅野内匠頭
高師直=吉良上野介
大星由良之助=大石蔵之助
大星力弥=大石主税
ざっとこんな感じですが、じゃあ、
「Who is 若狭之助?」
塩冶判官が師直にとっとと切りつけるのかと思っていたら、最初は若狭之助が切りつけようとするんですね。この辺の事情、イヤホンガイドで言ってた気がしますが、忘れてしまいました(笑)。私は歌舞伎を見るとき、必ずイヤホンガイドを付けるのですが、同じように付けている人が結構いるようで、明らかに、イヤホンガイドに対して「へぇ」と言ったり笑ったりする声が目立ちました。舞台の役者さんたちは、自分達の演技のタイミングでお客さんが反応するわけではないから、やりにくくないのかな。


■四段目 「刀の赤い血を…」

御芝居じゃなくて、儀式を見ているようでした。
まずは塩冶判官の切腹シーン。畳を裏返して、四方に結界を張って、その中に座って・・・・・と、懇切丁寧に順序を追うので、これさえ見ればすぐにアナタも切腹できます!みたいな感じです(^^;
それから塩冶判官死後の焼香シーン。家臣達の焼香が延々続いたので、私は寝てしまいました(^^;;普通の御芝居だと、こういうシーンはカットされそうですが、ちゃんとやるところが本当に贅沢。
最後に、由良之助が仇討ちを心に誓うシーン。由良之助がお城からだんだん遠ざかって行く時、お城の大道具も後ろに下がって行くので、面白い演出だと思いました。そして「刀についた塩冶判官の血を舐めて」というから、てっきり刃を直接ベロンと舐めるのかと思っていたら、刃の血を手にとって、口元を隠して舐めていました。上品だわ~と思ったと同時に、下品な想像をした自分がハズカシイ。


■道行旅路の花聟 「飛ばしちゃって…」

用事があったので、観られませんでした。ゴメンナサイ。ここまでが昼の部です。


■五段目 「白いヒザの上に…」

ここからは夜の部です。儀式っぽい昼の部と違って、芝居らしくなってきます。
以前、『三人吉三』で、御坊吉三を演じる片岡仁左衛門の白いヒザを見たとき、「このヒザの色気は犯罪だ!」と思ったことがあります。それと同じ色気を悪役の定九郎から感じました。色っぽい悪役が大好きな私は、定九郎がどんな活躍をするのかワクワクしたのですが、あっけなく死んでしまって残念でした。彼は、この後の六段目で、勘平が切腹する前フリでしかない役でございました。


■六段目 「ダラダラと…」

この辺に来ると、私の疲れはピーク。頭フラフラ腰ダルダルで、芝居に集中できず。
勘平が切腹するのも、そこに行き着くまでのストーリーも、ただただ話をややこしくしているだけのようにしか見えず。
私のように体力の無い人は、昼と夜を別々の日に見た方が、芝居に集中できるかも。

■七段目 「寝転がっちゃって…」

ここで私の目がパッと覚めます。私の大好きな吉右衛門さん演じる由良之助が、万を持して登場です!
祇園のお茶屋の従業員達がユニフォームを着て「チーム由良之助」になって大はしゃぎ。とにかく「チーム由良之助」の物量、いや、人数がスゴくてとっても華やか。忠臣蔵をやってるときの楽屋って、ほんとにどうなっているんでしょう。出てくる役者さん多過ぎ。
平右衛門がうやうやしく差し出す手紙を、酔っ払った(フリをした)由良之助が寝転がって、扇でハネのけるシーンがなんともコミカル。でもやっぱり圧巻は、由良之助、九太夫、おかるの三人が、一つの手紙を同時に読むシーン。アイデアが面白いし、絵的にも本当に美しい。錦絵になって残っているくらい、有名なシーンです。
そして最後は、紫の衣装で登場した由良之助が討ち入りを決意。やっとここまできました。

■十一段目 「気づいたらもうおしまい!」

幕が開くと、討ち入りする屋敷前にズラリと並んだ浪士達。思わず「うわあ」と声を上げてしまいます。だって、ちゃんと律儀に四十七人いるんですもの。本当に贅沢な芝居ですねえ。みんな、お揃いの黒いギザギザ模様(雁木模様)の羽織を着ているのですが、小さな力弥くんだけ紫です。カワイイです。
最後に、高師直の首を取るシーンで、突然、物置の中に皆イソイソと入っていって、「エーイイ!」と声がした後、布に包まれた首を持って、また皆イソイソと出てきます。
お客さんの前で首切りシーンはできないから、こういう演出になっているんだと思うのですが、さっきまでガンガン大立ち回りをしていたのに、クライマックスでコレだと、なんかフフっと笑ってしまいます。
そして最後は首を結んだ槍を高々と掲げて「エイエイオー!」で幕、の大団円・・・・・いや、本当の赤穂浪士は、このあと皆、切腹するんだけど。


そんなこんなで、本当に贅沢なひとときを過ごすことができました。・・・・・ところで、忠臣蔵の蔵って、何のくら?
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# by june_h | 2007-02-25 17:16 | 歌舞伎 鑑賞 | Trackback | Comments(0)

五月大歌舞伎の予習のため観ました。

鬼平犯科帳 スペシャル 山吹屋お勝 [DVD]

松竹


「鬼平犯科帳」という時代劇を初めて観たので、まだ、主要キャラとその性格とか、ストーリー展開のパターンとかが、あんまり良くつかめず。
もう少しお勉強しようと思い、関連サイトを開くと、かぁなり奥深い世界であることがわかりました。中村吉右衛門以外の平蔵も過去にたくさんあって(平蔵はそもそも、吉右衛門の実父、初代松本白鸚にアテ書きされたものだそうで)、吉右衛門自身も膨大な原作の全作品をやり尽くしているそうで・・・・・。
そんなわけで、鬼平犯科帳シリーズは、無理せず、気長に追っかけていこうと思います。
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# by june_h | 2007-02-23 11:00 | テレビ ドラマ ドキュメンタリー | Trackback | Comments(0)