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今まで読んだ、どのアスリートの本よりも面白かった。そして、今まで読んだ、投資に関する本の中で、一番ためになった。

1ページ目からぐっと引き込まれて一気に読みました。彼の生き方、考え方のすべてに共感でき、読んでいるときに何度も涙がこぼれました。
彼のアスリートとしての姿勢もさることながら、お金と投資、幸せと人生に対する考え方の一つ一つが、私の胸をえぐりました。

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アスリートとしての為末大と、投資家としての為末大。この両者の姿勢は、見事にリンクしています。

自分の体(金融市場)の現状を徹底的に分析し、自分に合ったトレーニング方法(投資戦略)を自分で組み立て、トライ&エラーを繰り返しながら軌道修正し、勝利に近づいていく。
極々当たり前のことではありますが、この「当たり前」のことを愚直に続けられる人は、そうそういません。
まず、自分の欠点を冷徹なまでに直視することはなかなかできません。
また、成功すれば、天狗になり、油断して、地に足がつかなくなることが多いでしょう。失敗すれば、人のせいにしたり、愚痴ったり、己の不幸を嘆いたりすることもよくあります。しかし、彼には、そんな姿勢は皆無です。

とにかく、書ききれない、メモしたくなるような言葉や想いにあふれています。

ただ二つ、残念なことがあります。
一つ目は、タイトルが分かりにくいこと。
そしてもう一つ。もっと彼について、早く知っていれば良かったと思ったこと!あ~悔やまれる・・・・・。


<関連リンク>
為末大オフィシャルサイト「侍ハードラー」

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# by june_h | 2008-10-22 21:08 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

会社のサッちゃんのお誘いで、女の子三人で観に行きました。

大きな展覧会はよく行きますが、こういう個展は知り合いの以外はあまり行かないので、面白かったです。

ちょうど、オープニングレセプションだったらしく、ドリンクサービスがあって、私もいただいたお茶をすすりながら作品を観ました。作者様ご本人もいらっしゃっていて、お友達やら、業界関係者やらがたくさん来ていました。

ネットで彼の作品を予習していたんですが、実際見ると、全く違うので驚きましたね。
パッと見、絵の色使いがキレイで、サッちゃんも「透明感がありますよね」なんて、会場に足を運ぶまでは話してたんです。でも、実際近くで見ると、絵じゃなくて写真を加工したものだったってのがわかりました。その写真も、トカゲとかだったりして。

彼の作品から受けた共通の印象は
「キレイだけど生々しい」

立体作品も、例えば、石膏や白い樹脂で作られている牛?の背中から一見ミスマッチな天然石がニョキっと「生えて」いて、キレイなんだけど、やっぱりなんだか生々しい。

極めつけは、そこかしこの作品に見られる、胎児への執着。動物の角の中に、胎児の模様が入っていたり。彼の作品集をパラパラめくれば、胎児のオブジェがいっぱい。
なぜにここまで・・・・・と思いつつ、「見た目は、こざっぱりした男性だけれども、中身はきっと、とんでもない人に違いない」と、隣で談笑している作者様を眺めて勝手に想像しておりました。

観終わった後、会場近くのオーガニックレストラン「クレヨンハウス」で軽くご飯。厚焼き卵の味付けが私の好みで、なかなか良かったです。併設されている有機野菜売場で、有機栽培レーズンを購入しました。
そして、お酒を飲んでもいないのに、女の子三人でぶっちゃけトーク。楽しかったぁ♪

『植松琢麿 「珊瑚の森」』

会場: hpgrp Gallery 東京
スケジュール: 2008年10月03日 ~ 2008年10月26日
住所: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-2-11 H.P.DECO 3F
電話: 03-3406-0032

<関連リンク>
hpgrp GALLERY東京
クレヨンハウス
# by june_h | 2008-10-10 21:24 | 美術展 展覧会 | Trackback | Comments(0)

本屋で「成毛眞」の名前を見たとき、どっかで見た名前だなぁと思ったら、マイクロソフト日本法人の社長さんだった人なんですね。
IT系の有名人で、本を読んでいるって豪語している人は珍しいので(読んでいても言わないだけかしら)、手に取りました。

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この方が勧めているのはいろんなジャンルの本を数冊同時に読む「並列読書」。この方法なら、一冊一冊が頭に入りやすいし、どれかがつまらない部分に差し掛かってイヤになっても、ほかのどれかは面白い部分だったりして飽きない、という考え。
それから「ながら読み」。通勤電車の中、トイレに入っているとき、テレビのCMの間・・・・・などなど、ちょっとした時間を利用して読めば、忙しい人でもたくさん本が読めます。電車の乗り換え時間がもったいないからって、タクシー通勤に切り替えてまで本を読むのはスゴいですが(^^;;;

成毛さんが勧める本は、真偽はともかく、通説を覆すような本だったり、新しい視点を提供していたり、発想の転換が求められるような本が多いです。こういう趣味からも、成毛さんは実務家や技術者というより、クリエイティブなタイプなんだとわかります。

「本を読まなければ庶民から抜け出せない」「本を読まなければサルになる」のように、ハウツー物らしく煽動的な言葉が並んでいますが、その中に、「ハウツー物を読む人は頭が悪い」なんてのもありました・・・・・ということは、この本を読んでいる私も、頭が悪いってことだ(ToT)

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# by june_h | 2008-10-09 20:53 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

テレビ朝日の「オーラの泉」で、立て板に水の如く、スピリチュアルな知識と独自の哲学を披露する著者を見て、「ああ、この人は、あっちの世界の人なんだなぁ」と思うと同時に、ちょっと興味がわいたのです。

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風の谷のあの人と結婚する方法 須藤元気
ベストセラーになったという彼のエッセイも、きっと、あっちの世界の視点で、説教じみたことが書いてあるに違いない!と思って早速ページをめくってみると・・・・・いやー面白い!電車の中で大笑いです(^^;

確かに、一つ一つのエピソードが教訓じみた言葉で結んであるんですが・・・・・なんかこう、どう考えてもムダなことを一生懸命やっているようにしか見えなかったりする箇所もあったりして(^^;;;でも、なぜだか、そういう行為に癒されたりするんですけどね。

この本を読んで、
「さすが、男性は素晴らしい!」
と思うか、
「男って、くだらねぇ・・・・・」
と思うかで、女としての度量が問われる気がします(笑)。

スピリチュアル系の本って、ともすれば、信じる信じないは別として、あまりにも腑に落ちない展開が続くと、
「著者の壮大なボケ」
で終始してしまうことになりかねません。
ところがこの本は、「聖なる須藤元気のボケ」に対して「俗っぽい須藤元気」が真面目に突っ込んでいるから、俗世間バリバリの私にも理解できるし、面白い。そう思います。

続編の『神はテーブルクロス』もオススメ。こちらでは、著者の友人達が登場!彼らも、くだらないことを一生懸命やっている人達ばかりで、「こんな私でも生きてていいんだ」って思えて、癒されます(笑)。

神はテーブルクロス
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# by june_h | 2008-10-06 20:46 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

4人の友情に乾杯!でも、ほんとにその男でいいのか!?キャリー!

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ドラマシリーズは、1話が約30分。この映画は2時間半だから、5話分かしらん・・・・・なんて計算してましたが、面白かったからあっという間でした!

しかし皆さん、よる年波には勝てないようで(^^;
サマンサなんて、もう五十代だし。まぁでも、女性はチャーミングだし、化粧で隠せるけど、男性、特にリチャード、どうしちゃったの?病気?って思うくらい、老けてやつれてて。神経質なミランダの尻に敷かれてるから??

今回はサマンサが良かったですね~。
彼女はドラマでは、セックス大好きの部分ばかりクローズアップされてるんですが、今回は、結婚式をすっぽかされたキャリーのフォローに奔走し、旦那のいないハネムーンを友情旅行に仕切り直し。さすが姉御肌!さすがPR会社社長!と思うような働きっぷり。もちろん、セックス大好きは変わらないけど(笑)。でも、ステディなスミスのために、浮気はせず。そのせいで、買い物依存性っぽくなってたけど(^^;;;
結局、最後は、男を待つ生活に耐えられなくてキレちゃった。でも、それはサマンサのわがままじゃなくて、彼女らしい生き方なんだよね。別れるとき「リスクは自分で背負うわ」ってキッパリ。それでこそサマンサ!

今回、傷心のキャリーをフォローすべく、アシスタントとして「ルイーズ」登場!・・・・・どっかで見たことあるな・・・・・と思っていたら、ジェニファー・ハドソンじゃん!!「ドリーム・ガールズ」での彼女は素晴らしかった。今回のルイーズも、なかなかナイスな役でした♪でも時々、渡辺直美に見える(笑)。まだ20代なんですね、彼女(-o-;;;

ビッグが結婚式場からシッポ巻いて逃げるってのは、予告編で知ってたけどね。まぁ、コイツはドラマでも出てくるたんびにムカつく男だわよ。
キャリーを振り回しまくりで、キャリーが追っかけてたときは別の女性と結婚して、キャリーがほかの男と仲良くしてると、その二人の仲をブチ壊して・・・・・って、何がしたいの?この男。コイツが出てくるだけでイライラしてたけど、そのうち、いつも最後は結局、ビッグを許しちゃうキャリーにも腹が立って。
今回もお約束どおりドタバタだったけど、10年間泣かされっぱなしだったのに、結局ビッグがよいんだねぇ。あんたにゃ負けたよ、キャリー。でも、その男とくっついたって、平穏な幸せはないわね・・・・・次回に続く。

最後にキャリーが「これからは人をブランドで判断するのはやめた」なんて言うけど、この映画、ブランド物だらけじゃん!!
四人はファッションモデルよろしく、登場するたんびに、違うブランドの服を身につけているし(実際にファッションショーのシーンもあるし)、ルイーズにプレゼントするバッグはルイヴィトンだし、パソコンや携帯はアップルのものだし・・・・・エンドロールには名だたるブランド名がぎっしり!スポンサー料だけで、制作費が賄えているんじゃないかと思うくらい。
まぁ、彼女達が身につけているものはいつも、飛ぶように売れるから当然だわね。

女性誌みたいな映画だったけど、ただ「キレイね」で終わる映画じゃなくて、ちゃんと人間ドラマもあって、さすがSATC!満足でした♪


<関連リンク>
「セックス・アンド・ザ・シティ」(公式サイト)
「セックス・アンド・ザ・シティ」(映画詳細、映画館情報)
# by june_h | 2008-10-02 20:56 | 映画 感想 | Trackback | Comments(0)