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2011年のAKB48を追ったドキュメンタリー映画。

DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]

東宝


東日本大震災の被災地に慰問に行くシーンから始まりました。
メンバーを乗せたバスの車窓から見えたのは、地震と津波と原発で爆撃を受けたようにめちゃくちゃになった町の様子。
メンバー達は一様にショックを受けているようでした。
私もこの映画で、震災のことを思い出しました。

5年前の映画なので、さっしー初々しい!
まゆゆ若い!
ともちん、マリコ様がまだいる!
この映画に出演している一人一人が、今、どうなっているか調べながら観ると面白いですね。

初の東京ドーム公演では、エースの前田敦子をはじめ、過呼吸や熱中症で次々と倒れていくメンバー達。
壮絶なシーンではありますが、運営側の責任もあるのでは?とか思ったりして(^^;
でも、スタッフ側もとても大変だと分かります。
だって、こんな大人数のグループ、衣装や食事や備品を間違えなく揃え、一人一人の段取りを決めて、全体のタイムテーブルを作って・・・・・とかやっていると、まとめるのが大変だもの。
スタッフの中にも絶対、倒れている人がいたはずです。
エンドロールを見ると、関わっている人や組織が多いということがよく分かります。

今はもう、アイドルのシステムのようになってしまったAKB48ですが、この先どうなっていくのでしょうね!?
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by june_h | 2016-03-26 15:10 | 映画 感想 | Trackback | Comments(0)

3組の家族による、生と死と愛について考えさせられるドキュメンタリー映画。
珍しく、近所の映画館で上映していたので、母と一緒に観てきました。
映画「うまれる」の続編ですが、前作よりもテーマが多様でした。


1組目は、千尋さんと、連れ子のの昊矢くんと、千尋さんが再婚した慶祐さん家族。

慶祐さんは、昊矢くんが2歳の時に継父になりましたが、実の子のように愛して大切にしています。
いつか本当のことを打ち明けなければならないと思っていましたが、躊躇していました。

そんな慶祐さんも、イギリス人の継父に育てられました。
今では、継父は良き相談相手ですが、小さい頃は嫌悪していたそうです。
自分の経験を考えると、昊矢くんに本当の父親ではないことをなかなか打ち明けられなかったのです。

意を決して昊矢くんに話す時、何度も何度も
「昊矢が大事だよ。ずっとそばにいるよ。いつでも守るよ」
と言っていたのが印象的でした。
躊躇している様子から、本当に、昊矢くんが大好きなんだって、伝わってきました。

一緒にこの映画を観に行った私の母は、13歳の時に生母が亡くなり、その後は、継母に育てられました。
そのため、慶祐さんと昊矢くんとの関係より、慶祐さんと継父との関係が気になったようです。
母は、見終わった後、呟きました。
「大きくなってから親が変わると難しいよね・・・・・」


2組目は、「虎ちゃん」こと松本虎大くんの家族。
前作「うまれる」に続いての出演。
虎ちゃんは、18トリソミーという染色体異常の難病。
1歳まで生きられないと言われてきましたが、両親は、産むことを決心。
ついに5歳にまで成長しました!
身体は動かないけど、表情が豊かで、目力があって。
成長するにつれて、顔に表れている意志力が強くなっていくのがわかりました。

虎ちゃんの両親は、いろいろな景色を見せてあげたいということで、家族で沖縄旅行へ。
私にも、もう亡くなりましたが、障害者の姉妹の友達がいました。
ご両親はやはり、生きている間にいろいろな経験をさせたいということで、姉妹を連れて、あちこち旅行に行っていました。
虎ちゃんが鼻につけていた呼吸用のチューブを見ると、その姉妹を思い出します。


3組目は、奥さんを病気で亡くした今賢蔵さん。
奥さん亡き後は独り暮らしに。
毎日、奥さんを思って悲しんで、だんだん痩せて行きました。

日本では、妻が亡くなった場合、夫が1年以内に病気になったり亡くなったりする割合が8割なんですよね。
逆は、2割なんですけど(^^;


みんな、映画に映っていない場面でも、いっぱい悩んだり、いろいろ大変なこともあったりしたと思うのです。
同じ日常を、一日一日、一緒に乗り越えていくのが家族なのだと、改めて感じた次第です。

この映画は、2040年までシリーズ化されるそうです。
家族について、いろいろ考えさせられる映画。
多くの方々に観ていただきたいと思います。

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by june_h | 2014-12-17 12:08 | 映画 感想 | Trackback | Comments(0)

深夜にBSで放映されていたので、つい見てしまいました。

DOCUMENTARY OF AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN 少女たちは涙の後に何を見る? スペシャル・エディション(Blu-ray2枚組)

東宝


前田あっちゃん(前田敦子)の卒業が、大きなテーマになっていました。
最初、AKBの存在を知った時、あっちゃんが、なぜセンターにいるのか分かりませんでした(爆)。
でも、卒業した後、こんなにキレイな子だったんだなぁと納得。
AKB時代は、ストレスいっぱいで、リラックスした顔できなかったからなんじゃないかって、想像したりして(^^;

AKBのメンバー達は、バックステージだろうとなんだろうと四六時中カメラを向けられています。
男性に走りたくなる気持ちも、分かるような気がする(^^;

スキャンダルで解雇になったメンバーに対しても容赦ないんですね。
握手会で、幕張メッセに集まった数万人のファンを前に、謝罪する一部始終を追いかけていました。

解雇になったメンバーに、泣きながらエールを送るファンもいて。
ファンもメンバーも、いたたまれないです(T-T)

AKBを見ていて
「人気って何だろう」
ということを、よく考えます。

本人が戸惑う間もなく、センターに押し出される子。
どんなに努力してもセンターに近づけない子。

どちらも、それぞれの苦しみと葛藤があります。

ルックスの良さだけでもなく、歌やダンスの上手さだけでもない。
でも、確かに、中心にいる人達は、それぞれ魅力的。

AKBは、中にいる女の子達だけではなく、ビジネスとしても組織としても興味深いです。
これから、どうなっていくのでしょうか。
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by june_h | 2014-10-24 12:19 | 映画 感想 | Trackback | Comments(0)

どんな戦争映画よりも、醜悪で残酷です。
戦闘のリアルさに数十億円かけたって、この映画が描くリアルには、決してかなわないでしょう。

この映画は、できるだけ多くの方々に観ていただきたいです。
映画評論家の町山智浩さんが、2月の時点で
「今年の最高傑作」
と評した映画です。
そして、彼の語るあらすじを聞いて、私は
「絶対に観に行かなければならない」
と思いました。

舞台はインドネシア。
主人公はアンワルと呼ばれる一人の老人。
一見、穏やかな佇まいの男性ですが、その昔、千人もの国民を殺したインドネシアの「英雄」です。

太平洋戦争後、インドネシアでは、独立国家へと導いたスカルノが大統領となっていましたが、中国など、共産主義国家と結びつきを強めていたため、アメリカ政府は不快に思っていました。

1965年、アメリカ政府の支援を受けたスハルト将軍がクーデターを起こし、スカルノは失脚(いわゆる9.30事件)。
「共産主義者殲滅」の名の下に、華僑を中心とした100万人もの人々が虐殺されました。

虐殺実行の中心となったのは、プレマンと呼ばれるゴロツキ集団と、パンチャシラ青年団と呼ばれる民兵組織。
アンワルは、プレマンの一人でした。

この映画は、アンワルとその仲間達が、当時の虐殺を再現する様子を追っています。

あるビルの屋上では、針金で絞殺する様子を得意気に語りつつ再現していました。
アンワルには、罪悪感は微塵もありません。

だって、これは、「悪しき共産主義者」を倒すための「正義の行為」で、彼は「救国の英雄」として称えられていたからです。

アンワルは、自分の「英雄的行為を記録する映画を撮るのに夢中でした。
彼の元には、虐殺に加担した昔の仲間達が、次々と集まってきました。
彼らの多くは、軍や政府の要職に就いていました。

彼らは、当時の虐殺や拷問シーンを、楽しそうに再現していました。
衣装は、こっちがイイとか。
もっとこうした方がイイとか。
出来上がったシーンは、コントのようでした。

まるで
「オレ達、甲子園で優勝したよな!」
くらいのテンションで
「オレ達、いっぱい殺したよな!」
「14歳の娘は、たまらんよな!」
と、嬉々として語り合っているのです。

だって、彼らは「英雄」だから。
テレビ番組でも、女性アナウンサーに
「効率的に共産主義者を倒す方法を考案したんですね!」
なんて言われて、悦に入っています。

でもね。
彼らは、拷問シーンを撮りながら、ふと呟くのです。
「共産主義者が残虐だったなんてウソだよな。オレ達の方が残虐だったよな」

アンワルも、自分が殺した人達が蘇って、自分を苦しめる夢に、ずっとうなされていました。

あるロケでは、村を焼き払い、住民達を虐殺するシーンを再現していました。
撮影が終わっても、虚構と現実の区別ができない子供達は、ずっと泣いていました。
芝居とはいえ、自分達の目の前で、親達が兵士に次々と連れていかれ、酷い暴力を受けたからです。

虚構と現実の区別がつかなくなっていたのは、子供達だけではありませんでした。

アンワルは呟きました。
「オレは、この子供達の親をたくさん殺した。この子供達の未来は、どうなってしまうんだろう・・・・・」

次のシーンで、私は、息を呑みました。
アンワルが、血糊をたくさん付けて、拷問されている側の人間を演じていたのです。
・・・・・なんでこんなことしようと思ったんだろう。

「おじいちゃんが酷い目に遭っているよ。おまえ達、よく見ておきなさい」
孫達を膝に乗せ、自分が拷問されているVTRを見せるアンワル。
孫達は嫌がって、どこかに行ってしまいました。

そして、たくさんの人を絞殺したビルの屋上へ、再び向かったアンワル。

「オレは、たくさんの人達を殺した。その報いを、いつか受けるのかな・・・・・」

そう呟く彼の目に映っているのは、「英雄的行為」から罪深い地獄絵図に変わった彼の過去。
その全てが彼を苛んでいるのが、ありありと伝わってきました。

そして、彼は、猛烈に嘔吐し始めたのです。

私は悟りました。
彼は、加害者であり、なおかつ被害者だったのだと。

本当の悪人は、安全な場所から、自分の手を汚さず、国民同士の憎しみを煽ったマスコミ。
そして、彼を英雄だと持ち上げた権力者と、背後で操ったアメリカ政府なのだと。

日本も無関係ではありません。

当時、スハルト第三夫人だったデヴィ夫人は、クーデターで軟禁状態に置かれました。
自分を守る兵士達の銃口が、いつ自分に向けられるか分からない、緊迫した状態だったのに、アメリカの片棒を担いでいた日本政府は、デヴィ夫人を助けようとしなかったのです。

アンワルは、クーデターが無ければ、ただのゴロツキで終わったはずです。
殺した千人もの人達とは、何の恨みも、縁もゆかりもなく、カルマを背負うことはなかったはずです。

戦争は、アンワルのような、加害者であり被害者である人をたくさん作るということだと、思い知りました。


P.S.
異様だったのはエンディングロール。
スタッフの名前の約半分が「ANONYMOUS(匿名)」と書かれていたこと。
こんなエンディングロール、初めて見ました。
みんな「誰か」に知られたくなかったのでしょう・・・・・。
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by june_h | 2014-05-06 10:39 | 映画 感想 | Trackback | Comments(0)

青森大学男子新体操部による一夜限りのパフォーマンスを収録したドキュメンタリー映画。

男子新体操は、日本発祥のスポーツ。
何年か前、男子新体操をテーマにしたドラマ「タンブリング」も作られました。

青森大学系列校の青森山田高校も男子新体操の強豪校。
青森や東北地方のみならず、全国から優秀な学生が集まって来ています。
「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」でも、密着取材を受けていました。

今回のパフォーマンスは、舞台『スパイダーマン』の演出家であるDaniel Ezralowさんが演出。
そして、衣装は、世界的デザイナーの三宅一生。

普段の厳しい練習とは違い、部員達は、なんだか楽しそう。
監督や演出家の指示だけではなく、自分達もいろいろアイデアを出していました。
日本の高等教育で、部活動は、かなり大きく貢献していると思うのですけどね。

映画の後半は、代々木第二体育館で行われた実際のパフォーマンス。
部員達の身体能力の素晴らしさもさることながら、衣装の美しさや照明の巧みさで、パフォーマンスをより一層引き立てていました。

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by june_h | 2014-01-29 12:16 | 映画 感想 | Trackback | Comments(0)

子供が持つ胎内記憶(母親のお腹にいた時の記憶)や前世記憶をテーマにした映画です。
この映画にも出演されている産婦人科医の池川明先生のFacebookをフォローしていたら、試写会のお知らせがあったので行って来ました♪

池川先生の著書を何冊か読んでいたので、胎内記憶や前世記憶を持つ子供が多くいることは知っていました。
それに、私の友達にも
「空の上にいて、大きなテレビにママが映ったから、ママを選んで来たんだよ!」
と話すお子さんがいるので、ごくごく当たり前に、この映画を楽しみました。

胎内にいた時のことを絵に描かせると、大体、共通しているんですよね!
みんな光の存在だったとか、神様がいたとか。

保育園にいる幼児が集まって
「(お腹の中にいる時)パパとママがケンカしてたら、お腹蹴るとケンカ止めるよね」
「そうそう、蹴ったら止めた」
って話をしていたとか(^^;
胎児だから何もわからないと思ったら大間違い!
ちゃんと意識もあるし、認識力もあるとわかったら、大人達の接し方も変わってきますよね。

前世記憶が鮮明な男の子が語った前世は、アウシュビッツで亡くなった子供だったということ。
この子は、前世の影響で、小さい時から洋服のボタンがとても苦手だったんだそう。

一番、興味深かったのは、前世と今世の間の「中間世記憶」を話していた3人の子供達。

中間世は、「とても暗い反省部屋」にいたんだと、3人が口を揃えて言います。

「反省部屋」は、自死したり殺し殺されたり、後悔がたくさんある魂が行く所だそうで。
そこでじっくり反省した後、迷惑をかけた人たちを喜ばせるために、来世に転生するらしい。
そんでもって、喜ばせることがちゃんとできたら、その時初めて「自分のやりたいことができる」んだそうです。

監督さんのアフタートークによると、関係者での試写会では、中間世のシーンはなかったんですって。
この映画の打ち上げで、子供達が話し始めたんで、慌ててカメラを回したんだとか。
そんなわけで、胎内記憶の最新研究が収録されている映画です!

とにかく、この映画の監督 荻久保則男さんのキャラがステキでした!
映画が始まる前、舞台に登場・・・・・とても腰が低い人で、なんだか落ち着かない感じで(笑)。
池川先生曰く
「監督に見えなくて、小道具さんに間違われるんです」

・・・・・スッゴくよくわかります(^^;

何よりこの映画が素晴らしいのは、ラストシーンが、ママ達のインナーチャイルドを癒すワークショップだったこと。
赤ちゃんや子供の存在を大事に扱う前に、ママ達が、自分を大事に扱う必要があるんです。
みんな、日々の暮らしに追われてカリカリしたり、子育てが上手くできないんだと自分を責めたり。
でも、子供達は、ママ達が笑顔でいてくれることを一番望んでいます。
そして、どの子供も、ママを助けるために生まれてきたんだと異口同音に言います。

「生まれて来てくれてありがとう!そのままでイイんだよ♪」

自分を認めて、笑顔で、幸せになって欲しい。
監督さんのそんな優しいメッセージが伝わってくるような、素晴らしい映画。
多くの方々に見て欲しいです!
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by june_h | 2013-12-06 06:00 | 映画 感想 | Trackback | Comments(0)

フランス人監督による美輪明宏の生涯を追ったドキュメンタリー映画。
フランス人が美輪さんをどんな切り口で語るのか興味がありました。

まずは、日本の映画史の観点。
美輪さんは、映画タイトルにもなっている1968年公開『黒蜥蜴』の映画に出演。この映画の深作欣二監督は、美輪さんの指名によるものだったそう。
最近では、宮崎駿監督の『もののけ姫』の声優、北野武の映画の出演など、フランスでも知られている作品に関わっています。

次に、日本の演劇史の観点。
古くは、寺山修司などのアングラ作品に主演。
最近では、自らが脚本・演出・主演を務める舞台で、三島由紀夫や、フランスのジャン・コクトーの作品を上演しています。
また、シャンソンを中心としたコンサートも継続中です。

最後に、日本の同性愛史の観点。
今でこそ、自らが同性愛者だとカミングアウトしている芸能人は、珍しくありませんが、まだ偏見根強い1960年代から公言している有名人は、おそらく美輪さん一人。
「罪を犯したわけではないのに、なぜ隠さなければならないのか」と、バッシングに立ち向かってきたフロンティアだったわけで、今でも美輪さんを神のように崇拝する同性愛者は、少なくありません。

ただ、同性愛者の男性の一人曰く
「美輪さんが有名になったため、同性愛者は女装するものだと誤解する人も増えたかもしれない」
確かに私も、同性愛者の友人ができるまで、長い間誤解していました。
彼は見た目、ごく普通の男性(気持ちは女性)。
女装する同性愛者とは、付き合いが全く無いそうです。

こうして見ると、フランスに深く関わりのある活動をしているのがわかるし、フランス人にとっても人気のある日本の作家や作品に多く関わっている美輪さんは、とても気になる存在なのでしょう。
また、生涯を通して、妥協しない強さと高い美意識を貫いてきたこともよくわかりました。

真新しい情報や切り口はなかったのですが、「美輪明宏入門」として、とてもわかりやすいし、コンパクトにまとめられているので、良かったです!
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by june_h | 2013-10-08 12:44 | 映画 感想 | Trackback | Comments(0)

映画『未来の食卓』のフランス人監督ジャン=ポール・ジョーによる映画。

モンサント社の開発した遺伝子組み換え(GM)食物を、ラットに3年間与え続けるとどうなるか?という実験から、この映画は始まります。
映画『世界が食べられなくなる日』
モンサントが公表している実験は、3か月までで「無害」という結果になっています。
ところが、それ以降も実験を続けると、4か月目から死亡するラットが出現し、腎臓や肝臓に腫瘍ができたり、乳ガンになったり。
最終的に、体重の25%が腫瘍になってしまったラットも。
これでも「安全」と言えるのでしょうか・・・・・。

今、世界の環境汚染の原因として、このGM食物と、原発などによる放射性物質があります。

この二つに共通するのは、
・既に地球規模で広がっていること。
・影響がよくわかっていないこと。
・長期に渡って影響を及ぼし続けること。


私が思うに、共通点がもう一つあります。それは、

・情報公開が不十分であること。

福島第一原発事故についても取材されていましたが、この映画で紹介されている情報一つ取っても、日本のマスメディアが報じることは、ほとんどありません。
映画『世界が食べられなくなる日』
GM食物に反対するフランスでのデモ。
そして、原発に反対する日本でのデモ。
この二つに共通するのは、子供達や子孫のために反対するのであれば、まず「行動すること」が大事だということではないでしょうか。

デモに参加しないまでも、能動的に情報を集めて、リスクを知っておくことから始めませんか?
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by june_h | 2013-08-12 13:03 | 映画 感想 | Trackback | Comments(0)

とても食べ物の映画とは思えません・・・・・。
極めて政治的・・・・・いえ、「軍事的」な映画です。
モンサントは、穀物の「種」を支配して、核兵器など使わずに世界を支配しようとしているからです。

モンサント社は、この映画を訴えたり、広告会社を使ってこの映画を作ったジャーナリストや監督達を誹謗中傷したりしようとしたそうですが、結局、諦めたんだとか。
関係者への綿密な取材と文書から、事実を積み上げているからです。

遺伝子組み換え食物は、細胞分裂のシステムに影響を与えることがわかっています。
ということは、異常な細胞分裂をする癌細胞の素地ができるということは明らか。
もちろん、こんな都合の悪い実験データをモンサント社が出すわけがありません。
都合の悪いデータを出す科学者や、規制をかけようとする政府関係者を、裏から手を回してクビにしてきたのです。

また、モンサントと米国政府は「回転ドア(Revolving door )」と呼ばれる人事交流で癒着しています。
同じ人間がモンサント役員と政府高官を回転ドアのようにグルグル担当しているのです。
日本だと「天下り」で一方通行ですけどね(^^;

モンサントは、農薬とセットで売れる遺伝子組み換え作物が開発できれば、食べる人はどうなっても構わないと思っているとしか思えません・・・・・。

でも。
見ていて思ったのです。
悪いのはモンサントだけじゃない。

除草の手間を省きたい。
収量を増やしたい。
お金を儲けたい。
1円でも安く食べ物を手に入れたい。
そんな生産者と消費者の欲望が、モンサントの侵食を許しているように感じます。
しかし、手を出したら最後、健康も生活も環境も未来も破壊してしまう・・・・・お金で買えない、取り戻せないものを失います。

モンサントの社長、不気味ですね。
会議には出席せず、どこか遠くの場所から中継映像だけで参加するとは。

この登場の仕方は、どう考えても戦隊ヒーローアニメの「悪者のボス」です。マジな話。
自分がやっていることを、よくわかっているからですね。
本当に、モンサントのパンフレットに載っているような良いことをしているなら、皆の前に出て来られるはずでしょう。
オバマ大統領が就任した時も、厚さ10cmの防弾ガラスの車に乗っていましたけど、本当に良いことをしていたら、そんな車に乗らなくてもいいはず。

TPPも、推進しているのは、米国政府というより、モンサントなどの多国籍企業なんですよね。
企業の決定権が、国を超えているのです。
日本も例外ではありません。

最後に、この映画を作ったのは、フランスの女性ジャーナリストのマリー=モニク・ロバン。
彼女がパソコンで検索するシーンが、この映画で何度も出て来ますが、全部、人差し指でタイプしているんですよね。
ものすごい速さで気になりました(^^;
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by june_h | 2013-06-05 12:09 | 映画 感想 | Trackback | Comments(0)

映画『ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人』の続編です。

郵便局員のハーブ・ボーゲルと、図書館司書のドロシー・ボーゲル。
ごく普通のこの夫婦が、自分達の給料で、現代アート作品を45年間コツコツ収集。
気付けば4,000点を超え、数億円の価値になっていました!
しかし、1点も売ることなく、ナショナルミュージアムに寄付することを決定。
ここまでが、前作のストーリーです。
今作では、その後のことが語られています。

この「ボーゲルコレクション」の寄贈先のナショナルミュージアムですが、膨大過ぎて、全部は引き受けられないことが判明(^^;
そこで、アメリカ50州全てに、50点ずつ寄贈することになりました。
名付けて「50×50プロジェクト」。

この決定には、コレクションに関わるアーティストの中で、賛否両論ありました。
あるアーティストは、
「コレクション全体で一つのアートなのに、分散させるということは、レンブラントの絵を50片に分けて飾るようなもの」
だと反対。

逆に
「アートは、人に見てもらってナンボなのに、ナショナルミュージアムに寄付しても死蔵されるだけ。多くの人の目に触れる方がイイ」
と、賛成の人も。

どちらの意見も、よくわかります。

アートって、一点だけ見てよくわからなくても、そのアーティストやコレクターの作品全体を見ると、言わんとしていることが見えてきたり、一点一点の意味がわかったりすることもあります。
だから、「ルーブル美術館展」とか「印象派展」とかより、個人のコレクション展の方が、その人の美意識や価値観が見えて面白いのよね(^^)

この映画で、あるアーティストが言っていたことが印象的でした。
「アートの目的は、見た人を考えさせること。例えばシンプルな作品で「私でも書ける」と思わせたなら、それだけ身近に感じさせたということだから成功なのだ」
現代アートの見方が、また一つわかりました。

寄贈先の美術館の中には、あまりメジャーではない美術館もあって、それぞれの館長は大歓迎!
彼らが語るボーゲルコレクションの魅力も興味深いものです。
ただ、財政難や入館者獲得困難など、アメリカの美術館が抱える問題もたくさん見えてきます。

夫妻は、寄贈先の美術館が閉館した場合、ボーゲルコレクションの売却や散逸を認めず、他の美術館にそのまま全て渡すように希望しました。
公務員だった夫妻の「アメリカに恩返ししたい」という気持ちからです。

アメリカというと、「金がすべて」と思いがちですが、この二人の考え方や行動からは、お金を超えた強い信念と愛を感じます。

しかし、2012年、夫のハーブが死去。
残されたドロシーは、「二人の共同作業」だった収集活動を辞めることを宣言。
かつて、作品がギッシリ詰めこまれていた部屋が、がらんどうに変わり果てた様子に、思わず涙がこぼれました。

たとえ、二人が亡くなっても、彼らの功績とコレクションは、永遠のものです。
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by june_h | 2013-04-18 12:45 | 映画 感想 | Trackback | Comments(2)