タグ:三谷幸喜 ( 26 ) タグの人気記事

三谷さんが清少納言vs紫式部を描くというので、気になって観に行っちゃいました(^^;
本当は、もう、三谷さんや野田秀樹の芝居は卒業しよう。
彼らの芝居は、面白いのがわかっているから、これからは、同年代より下の演劇を応援しよう・・・・・と思っていた今日この頃だったんですけどね。

もちろん、衣装は、十二単!・・・・・ではなく、パーティードレス。
舞台は、現代日本のホテルのバー。
二人は、明日、文学賞の選考を控えた女流作家という設定。

紫式部は、長澤まさみ。

「私、写真集出したのよ!」
「仕事の依頼がいっぱい来ちゃって大変!」
「飲みながらでも仕事できちゃうんだから!」
「私、キレイだから、外見のことばかり言われちゃって、作品の中身は誰も見てくれないの」

若さと美貌と才能と人気は、私の方が上!とばかりに、斉藤由貴演じる清少納言にマウンティングをかける紫式部。
彼女の言葉に、いちいちキーキーする清少納言。

三谷さんって本当コワイなあ。
男性なのに、女性同士の静かなバトル的会話が書けちゃうんだから(^^;

でも、紫式部は、根っこに不安と恐怖があるから、高圧的になるんです(ってことがわかっている三谷さんはやっぱりコワイ)

「若くも美しくもなくなって、皆から忘れ去られるのが怖い。
私より若くて才能のある和泉式部が憎い」

そこで、清少納言が、一番大事なセリフを言います。

「千年先の読者に向けて書きなさい。
あなたが若いかキレイか、化粧の乗りがイイかなんて気にしない。
女性であるかどうかも。
作品だけを純粋に評価するから」


この二人、最後にちょっと仲良くなったと思ったら、大間違い。

私は、実際の『紫式部日記』で、紫式部が清少納言をどのように書いているのか知っていたので、ラストシーンは大笑いでした(笑)。
[PR]
by june_h | 2014-11-15 12:38 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(0)

22時とか、開演時刻がめっちゃ遅くてですね(^^;
土曜日は21時からだったので、これなら帰宅できると思って、行ってきました。

開場は、20時45分。
会場に入って、その訳が分かりました。

「君となら」の終演後に始まるんですね・・・・・80年代日本家屋のセットがそのままあるんですけど(^^;
ちなみに、この家は、東京都三鷹市下連雀にあるらしい。

で、この家屋を舞台に繰り広げられるのは、川平慈英とシルビア・グラブによる大人の恋愛ショー!?

なんでこの二人なのかも分かるような気がしました。
顔の濃ゆい二人が、タキシードやらハイレグのレオタードやらで、畳の上で歌って踊る・・・・・それだけで、なんだか異世界(^^;

でも、ちゃんと感動しました!
最近、恋愛モノって、あまり触れていないから、新鮮でございました♪

私の席のそばで、レオタード姿のシルビア・グラブさんがダンスしていて。
脚の長さにひたすら感動していました。

川平さんは、タップダンスも披露。
歌は、エクストリームの『More than words』をはじめとした洋楽から、日本の懐メロまで。
映画『未知との遭遇』のシーンがあったり。
二人とも何気なーく歌ったり踊ったりしているけど、複雑な段取りであることが分かります。

終演後は、電車の時間があるので、とっととエレベーターに乗って帰りました(^^;
[PR]
by june_h | 2014-09-01 17:35 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(0)

開演前、客席に流れていたのは、中森明菜、プリンセス・プリンセス、米米CLUBなど、80年代のヒット曲。
つまり、これから始まる芝居は、携帯電話はまだなく、コードレス家電はデカく、ポケベルはまだ出始めの世界。

「ちょっと昔」の物語って、なかなか難しいですよね。言葉遣いとか。
「ウザい」より「うざったい」の方が、一般的だった時代だろうし。

よくありがちな、2階建て日本家屋に住む家族。
20代の長女が、婚約者の男性を連れてやって来た。
なんと、その男性は70代!

その男性を「娘の婚約者の父親」だと、勝手に家族が勘違いしたことから、延々続いていく噛み合わない会話。
まるで、アンジャッシュのコントのようで、ずっと笑いっぱなし(^^;

三谷さんの前の芝居「抜目のない未亡人」でも、老人が若い女性に求婚する話が出てきました。

・・・・・もしかして三谷さん、自分の再婚と重ね合わせてる!?
三谷さんは、50代で19歳年下の女性と結婚したわけですが、三谷さんの「体感的」には、70代で20代の女性と結婚したようなものなのか!?と、妄想してみたりして(^^;

イモトアヤコが、そのまんまのキャラで、かなり頑張っていました!
出身校の文教大学の学長や、同じゼミの友達からお花が届いていて、微笑ましかったです。
[PR]
by june_h | 2014-08-15 12:51 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(0)

ヴェネチア映画祭真っ最中の、とあるホテル。
4人の映画監督が、10年ぶりに復帰する大女優ロザーウラ・デ・ビゾニョージを自分の次回作にキャスティングしたがっている。
それぞれ、あの手この手で彼女の気を引こうとするが・・・・・。
ロザーウラは、最終的に、どの監督を選ぶのか!?

登場人物達は皆、お互い打算的で自分のことばかり考えている。
どの監督も、ぜひ出演して欲しいと、ロザーウラを褒めそやすが、本当は、彼女の金目当てだったり、人気目当てだったり。

ロザーウラも、
「自分を一番理解してくれる人がイイ」
「才能ある監督の作品に出たい」
と言うが、結局は自分を喜ばせ、女として愛してくれる人が好き。

私、大竹しのぶ初体験でした!

この芝居は、「大竹しのぶショー」と呼んでも、過言ではありません。
女優志望の娘、ダンサー、洗濯女など、さまざまなキャラに化け、映画監督達の本音を言葉巧みに引き出します。

4人の監督達は、それぞれ国籍が違っていて、ステレオタイプなキャラクターです。

中川晃教演じるのは、イギリス人監督のルネビーフ。
堅物で、仕事とプライベートをキッチリ分けるタイプ。

岡本健一演じるのは、フランス人監督ルブロー。
色恋でロザーウラを落とそうとする。

高橋克実演じるのは、スペイン人監督ドン・アルバロ・デ・カスッチャ。
単純な筋肉バカ・・・・・号泣議員の泣き真似をしていて大ウケでした(^^;

段田安則演じるのは、イギリス人監督ボスコ・ネーロ。
オクテで不器用だが、ロザーウラに真実の愛を抱いている!?

木村佳乃演じるエレオノーラは、三谷さんの芝居によく出てくる、美人だけど、頭が足りなくて、ハイテンションで、空気を読まないキャラ。


この芝居、見ていると、いろんなことを考えさせられますね。

自分が求める条件を完璧に満たす人なんていません。
自分だって、完璧じゃないのに(^^;

本音なんて、知らない方がイイこともあるでしょうし。

この芝居の原作者カルロ・ゴルドーニは、相当な皮肉屋ですね(笑)。
[PR]
by june_h | 2014-07-20 11:59 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(0)

今でこそヒット作を連発する三谷さんですが、最初から上手く行ったわけではなかったようで。

三谷幸喜 創作を語る

三谷 幸喜 / 講談社


大学時代から放送作家を始めたものの、プロデューサーに脚本を目の前で捨てられたり。
重要なシーンをばっさりカットされたり。

ドラマ『振り返れば奴がいる』のラストは、織田裕二の提案で変わったそうな。
これは、結果的に良かったわけですけど。

三谷さんの場合、自由にやれって言われるより、いろいろ制限がある方が燃えるそうです。
テレビドラマの場合、CMの位置まで脚本で指示することもあるんだとか。

私が一番驚いたのは、次の言葉。
99%を理詰めで創る。それは1パーセントの破綻を魅力的にするためでもあるんです。

これって、三谷さんは、客の反応まで全部計算している、コントロールできるってことでしょ!?

私は、今までいろいろな芝居や映画を見てきて、作り手側の意図どおりに客に受け取ってもらうということが、いかに難しいかということがわかったんです。

泣かせようとしても、コントみたいに見えたり。
逆に、「ここ、笑わせ所なんだよね」と感じても、客がドン引きだったり(^^;

客の反応が正確に計算できるなら、そりゃ面白くて売れる本が書けますよね。
そのためには、人間に対する冷徹な観察眼と、自分が書いた脚本に対する冷徹な客観視が必要です。

なので、三谷さんの芝居を見ていると、大笑いしつつも、三谷さんの鋭さも同時に感じて、背筋がゾッとすることがあります(^^;

でも、芝居に登場する全てのキャラクターに対しては、温かいのです。
ただ通行人みたいな役になった役者は本当にかわいそうだから。この役で1か月演ることを思うと、本当に申し訳ないから、それぞれの役割をちゃんと創ってあげるという作業をしてた。

こういう気持ちでお書きになっているので、必ず、どのキャラクターにも「見せ場」のシーンがあって、それぞれの性格がよくわかるようになっているんです。

そんなわけで、三谷さんの創作の裏話が楽しめる本です(^^)
[PR]
by june_h | 2014-04-27 12:32 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(2)

涙出るほど笑いました(^^;
三谷さんの芝居で、頭空っぽにして笑えたの、久しぶりじゃないかな。
『ジキルとハイド』が土台になっている芝居ですが、あらすじとは、ほとんど関係なく楽しめます。
役者さん達の持ち味に注目です。

私としては、愛之助さんの「色気」が見たかったのですが、三谷さんは、愛之助さんの「笑える部分」を引っ張り出していました(^^;

藤井隆は、愚直さと変態っぷりが面白い(笑)。

そして、優香は、お嬢様とアバズレなキャラのギャップ。
あまり下品にならないのがポイントです。

最後に、ジキル博士の部下役の迫田孝也さん。
クールな突っ込みキャラ。
実は、一番の策士で、一番性格悪くて。
「一番悪いのは、おまえじゃないかっ!」
って突っ込まれていた時は、私も何度も頷きました(笑)。

私が気になったのは、効果音やBGMを生演奏してくれた高良久美子さんと青木タイセイさん。

舞台上方で演奏していて、下で芝居をしている役者の動きに合わせて、音を付けているんです。
どうやってタイミングを合わせているのかな?モニターがあるのかな??

とにかく、何も考えずに観て!っていう作品です(^^)
[PR]
by june_h | 2014-04-24 12:43 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(0)

三谷幸喜演出による鈴木京香の一人芝居。
セリフが全編、電話の受話器の向こうの相手に話しかけるようになっています。

でも・・・・・。
今回ばかりは人選ミスのような気がするよ。三谷さん・・・・・。

戯曲で描かれている女性のキャラと、鈴木京香のイメージが合ってないんだもん。

戯曲の女性は、もっとスレてるイメージなんだよね。
それこそ、ジャン・コクトーの時代のシャンソンに出てくるような。

本質的には、か弱くてピュアな女性が、酒飲みまくって、薬ヤリまくって、男とヤリまくって。
自分を捨てる男に
「行かないでっっ!別れるんなら死んでやるっ!!」
って、必死でしがみつくような。

でも、鈴木京香って、清く正しく強い感じだし、フラれても見苦しいことしなさそうだし、そもそもこんな貪るような恋愛しなさそうだし(笑)。
別れた男と話している時、セリフから考えると、もっと、感情の起伏が激しいと思うんだよね。

なんか、ずーっと頭頂から声出してて。
切迫して壊れそうな心理状態で、そんな余裕ないってば(^^;

彼女の芝居が、全然、私の身体に入ってこなくて。
ずーっとウトウトしちゃいました。

ただ一つ良かったのは、鈴木京香の脚線美が拝めたこと。
ベッドの上でスーッと脚を上げた時、思わず目が覚めました(笑)。

[PR]
by june_h | 2013-12-23 21:02 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(2)

【映画】清須会議

織田信長が本能寺で討たれた。
信長の後は、誰が継ぐのか?
家臣達の思惑が清須城で交錯する・・・・・。

三谷幸喜さんの脚本らしく、それぞれのキャラが立ってます。
それぞれ思ったことを。


■柴田勝家(役所広司)
純粋な筋肉バカ。
丹羽長秀とお市の方に踊らされっぱなし!見事な道化っぷり。
何度、笑わされたことでしょう(^^;
まるで「大和ハウス」のCMのように(笑)。
山下真司のようにも見えました(^^;


■丹羽長秀(小日向文世)。
勝家を陰で操る沈着冷静な策士。
感情を抑制した演技で、舞台『国民の映画』のゲッベルスを思い出しました。


■池田恒興(佐藤浩市)
強がっているが日和見主義で優柔不断な男。
ムードに流されっぱなしの役なので、映画『マジックアワー』の村田大樹を思い出しました。
そういえば、三谷さんは、アテ書きするんでしたね。


■羽柴秀吉(大泉洋)
自らの野望のため次々と周囲の懐柔に成功していく。
いつも思いますが、大泉さんには、不思議な「華」がありますね。
そんな彼のキャラが、「人たらし」秀吉にマッチするんですよね!
三谷さんは、大泉さんの使い方を、本当によく分かっていらっしゃいます。


■織田信孝(坂東巳之助)
文武両道だが器の小さい秀才タイプ。
巳之助さんの鼻濁音が美しくて。
清く正しいボンボンらしさが、うまく出ていました。


■織田信雄(妻夫木聡)
自由過ぎる本物の大うつけ。
妻夫木聡って、野田秀樹の舞台でもそうですが、どこかおバカなキャラが多い気がします(^^;


■織田信包(伊勢谷友介)
跡目争いに無関心ながら、秀吉の思惑を全て見抜いていた男。
映画では、わりとニュートラルな立場でしたが、史実では、秀吉に協力していたんですね。


■お市様(鈴木京香)
秀吉を苦しめることに執念を燃やす、潔癖で気位の高い姫様。
お市の方は、美人であるだけでなく、上品さと気高さが必要ですが、さらに「神経質」という要素を加えると、真実味が出てきます。
三谷さんが、
「二つの要素をミックスするとキャラに深みと面白さが出てくる」
みたいなことをおっしゃっていましたが、こういうことなんですよね。きっと。


■寧(中谷美紀)
底抜けに明るい盛り上げ役。
舞台『ロスト・イン・ヨンカーズ』で、かなりハッチャケた中谷さんを見ていたので、名古屋弁ベタベタで着物の裾を捲り上げて踊りまくる彼女が、むしろ大人しく(笑)、とてもチャーミングに見えました(^^)


■松姫(剛力彩芽)
何も考えていないフリをして、実はいろいろ考えていた本当の策士。
史実では、松姫は、信忠に嫁いでいないし、当然、三法師の母親にもなりえないのです。
松姫と信忠は婚約していましたが、嫁ぐ前に織田と武田の仲が悪くなって、松姫は生涯独身のまま尼になったからです。
松姫がもし、信忠に嫁いでいたら、清須会議では、きっとキャスティングボートを握っていた・・・・・そんなことを想像させてくれました(^^)
剛力彩芽は、殿上眉&お歯黒が似合っていました。
ともすればコントになる化粧ですが、妖艶で美しく、最後にニヤリと笑った時、私の前で見ていた男性が
「こえぇ・・・・・」
と、思わず声を上げるほど(^^;


最後に。
勝家が長秀に、夫婦円満の秘訣を尋ねたところ、長秀は
「年下の女性は年上のように、年上の女性は年下のように扱う。これが円満の秘訣だ」
と答えました。
これって、三谷さん自身の実感かしら(笑)。
[PR]
by june_h | 2013-11-11 12:59 | 映画 感想 | Trackback | Comments(0)

マチネは三谷幸喜、ソワレは野田秀樹という、内容的にも金額的にも贅沢な1日(^^;

舞台は、太平洋戦争中のニューヨーク州ヨンカーズ。
ユダヤ系アメリカ人の父親と息子2人。
借金返済のため、南部に出稼ぎに行く父親は、息子達を自分の母親(ミセス・カーニッツ)に預ける。

息子達は、厳しくて気難しい祖母が苦手。祖母の元で暮らすのをイヤがります。
ただでさえ落ちこんでいる2人の前に、クセのある叔母や叔父が次々現れ、家の中を引っ掻き回していく。
父親が向かえに来るまでの10か月、2人は無事に過ごせるのか!?

最初は、ミセス・カーニッツがいかに「意地悪婆さん」であるかを皆が語ります。
叔父や叔母も、小さい時から彼女に冷たくされてきて、トラウマを抱えていました。

でも、結局は、彼女に頼らないと、みんな生きていけないわけです。
口では悪口を言っていても、甘えているのです。
みんな、彼女の愛を渇望していたのです。

見ているうちに、どうしてミセス・カーニッツが意地悪になったのか、だんだんとわかって来ます。

精神遅滞の娘のベラに、
「おまえは子供のままでいい。大人になんてならない方がいい。責任を背負った人間は、イヤなヤツになるんだよ」
と言う彼女。

ユダヤ人の彼女は、ヒトラーによる迫害から逃れるために、6人の子供達を抱えてアメリカに渡った。
苦労しながら必死に子供達を育てるが、2人の子供を亡くしてしまう。
それ以来、もう誰も死ぬのを見たくないと、心を閉ざしてしまった。
生き残った子供達には、涙なんか見せるなと、厳しく育ててきたものの、本当は、一番泣きたかったのは、彼女自身だったのだ・・・・・。

私の父方の祖母も、彼女と同じく、6人の子供を産んで、2人を赤ん坊のうちに亡くしています。
なので、私の祖母とダブって涙が止まりませんでした。

登場人物の中では、2人の兄弟が、一番マトモに見えるのですが、それは、一番、苦労を知らないからかもしれません。

ベラ役は、中谷美紀。
アメリカのコメディドラマのようなテンションの高さに、最初は、ひきました(^^;
でも、クライマックスで垣間見せたベラの「女」の部分と、母親に愛されなかった悲しみを語る姿に、やっぱり中谷美紀が適役なのだと脱帽。
そして、「諸悪の根源」のミセス・カーニッツ役は草笛光子。
女優としての「品格」が勝負のこの役には、ピッタリでした。

この芝居を見て、祖母の墓参りをしておいて良かったと思ったのでした(^^;

※レビューぴあにも一部抜粋して掲載。
[PR]
by june_h | 2013-10-11 12:36 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(0)

第二次世界対戦下のイギリス。
ナチスドイツによる空爆と空襲警報が止まぬ中、『リア王』の芝居の開演を直前に控える座長と彼の付き人。
「舞台に立たない!」とワガママを言う気難しい座長を、付き人は、おだてて、なだめすかして、脅して、なんとか舞台に立たせようとするが・・・・・。

俳優と付き人の「主従関係」って、独特ですよね。
夫婦よりも濃密っていうか。
とにかく、この芝居は、付き人役の大泉洋が肝心要。
座長の橋爪功とのコントのようなやりとりでは、二枚目と三枚目を行ったり来たり。
物真似やら、ジェスチャーやら、あらゆる表現を繰り出してくる。
まさに「大泉劇場」です。

ただ、最初、あんまり集中できなかったです。
私がいろいろ考え事をしていたせいでしょうか。
ちょっと気がかりなことがあって、寝不足だったこともあり、眠気に勝てず(^^;

でも、ラストの方で、事態は急展開。
ラストシーンを見ながら、
「愛の形って、いろいろなんだな」
って、考えてしまいました。

最愛の人を失った時。
口から出て来るのは、感謝や愛やキレイな言葉ばかりじゃない。
罵倒して、貶して。憎しみにも似た言葉かもしれない。
感情をストレートにぶつけるのは、それだけ甘えていたってことかもしれない。

失ってみて初めて、わかることもある。

安っぽい言葉より、ずっとずっとリアルだな・・・・・と。

今の自分が置かれている状況とか、過去の問題とか、自分の中にあるいろいろなものとリンクして、感慨深い作品でした・・・・・途中で寝ちゃったけど(^^;
[PR]
by june_h | 2013-07-19 12:43 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(0)