読む本って、普通は自分の好みの本に偏りがち。
私は本が好きだけど、考えが相容れない本は、到底読む気になりません(^^;
でも、佐藤さんは、右も左もまんべんなく、自分の思想と反対の本でも、ちゃんと読んでいるような気がします。
それがスゴい!と、そもそも思います。

佐高信は、私が大学生だった時に、講演会を聞きに行ったことがあったような。
そして、その時は確か、海江田○里の悪口をひたすら言っていたような(笑)。

佐藤さんの
「理論化できれば、その思想は残る」
という言葉に勇気付けられました。
日本の左翼運動は、理論化した人がいたから、長く続いていったのだと。
キリスト教や仏教などの宗教も、創始者や教祖が教典を作ったのではなく、弟子達が教典を整備したからですよね。

本文では紹介されていないけど、二人の推薦図書一覧も役に立ちそうです。
早速、読みたい本リストに何冊か加えました(^^)

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by june_h | 2017-05-09 10:34 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

二人が語る聖書は、まるでギリシャ神話のよう。
神様は理不尽で嫉妬深く、人間達も、肉親同士で殺し合ったり、近親相姦もあったり。
佐藤さんは、キリストが十字架にかけられた後の、弟子達の権力争いが面白いと仰っていました。さすが(^^;

聖書を読む

中村 うさぎ,佐藤 優/文藝春秋

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パウロは、元々ユダヤ人で、キリスト教に改宗したんですけど、キリスト教に感化されたというより、ユダヤ人コミュニティにいられなくなるような悪いことをしてしまったからではないかと(^^;
うさぎさんの解釈、面白い。

二人で『ヨハネの黙示録』についても語っています(あんなワケ分からないの、よく語れるなぁ)。
佐藤さんが言うには、「チェルノブイリ」ってニガヨモギを意味する言葉からきた地名だそうで(正確にはちょっと違うヨモギらしいですが)、聖書の黙示録に
「第三の御使がラッパを吹き鳴らすと、ニガヨモギというたいまつのように燃えている大きな星が落ちて、水の3分の1が苦くなり、そのため多くの人が死ぬ」
という文があって、原発事故当時の米ロ首脳会談でゴロバチョフがこの預言に言及したんだそうです。

聖書って、正論とか建前とかしか書いてなさそうでツマラナイというイメージだったのですが、二人の話を聞いていると、面白そうです(^^

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by june_h | 2017-04-11 20:46 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

中村うさぎさんって、本当に面白い人。
名だたる学者に対談相手として指名されてたりするんですよね。
頭の回転が早いから、返しが的確。
ミッションスクール出身だからか、聖書に詳しい。人に言われたからではなく、自分の意志で読んでいて、ちゃんと面白さ?を分かっている。
彼女の話す聖書は面白い!

聖書を語る―宗教は震災後の日本を救えるか

佐藤 優,中村 うさぎ/文藝春秋

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佐藤優は、友達からずっと勧められていたのですが、なかなか手が出なくて。
聖書&うさぎさんという切り口から、やっと入場できました。
この方も面白いんですね!
神学者にして元外交官。
宗教の切り口から世界を見られる人、絶対に必要ですよね。

彼曰く、イスラム教の聖書だと、キリストが復活する時にはイスラム教徒として復活するらしい。
キリスト教徒とイスラム教徒は、聖書を同じくする「啓典の民(←イスラム教側の言い方だけど)」だけど、仲が悪いはずですよね(^^;

うさぎさんの、アダムとイブの解釈が面白かった。
アダムとイブの原罪はセックスではなく「自意識」ではないかと。
だって、もし、そうなら、楽園にいる動物だってヤりまくっているわけだから、動物達だって追い出されなきゃならないでしょう、と。

知恵の実を食べた後、お互いが「違う存在」だって知ってしまった。
そこから全ての苦しみが生まれた。
それが原罪。
スゴく納得!

この二人の会話、面白いので、続編?も読みました。
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by june_h | 2017-03-31 18:33 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)