心霊診断家エドガー・ケイシーを主題とした対談集。
聞き手は、日本エドガーケイシーセンター所長の光田秀。
江原啓之や美輪明宏という人選は納得です。

賢者たちのメッセージ エドガー・ケイシーに学んだこと

光田 秀/PHP研究所

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エドガー・ケイシーと船井家の方々は、今までなんとなく避けていたんですけど、とうとう読んでしまいました(笑)。
あと、五日市剛さんの話が面白かったので、著書を読みたいと思います。

平原綾香の『Jupiter』を作詞した吉元由美さんもいました。
この方、聞き手の光田さんの奥さんだったんですね・・・・・。
この曲の歌詞を知った時、作詞した人はスピリチュアルの知識がある人だと感じていましたが、やっぱりでしたね!

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by june_h | 2017-05-18 20:16 | 落語会 寄席 | Trackback | Comments(0)

野田秀樹が、美輪明宏の生涯をどう描くか!?が見所の舞台。
そして、線の細い宮沢りえが、確固たる存在感のある美輪明宏をどう演じるのか興味がありました。

最初のシーンで、なるほど!そうきたか、と。

宮沢りえ演じる「男性器を踏んで女性を選択するのにためらいのある」魂と、古田新太演じるアンドロギュノス(男女両性)の魂が、男性の体に入るという設定。
地上に降りて人間として誕生後は、宮沢りえと古田新太の二人羽織状態に(^^;

確かに、あの複雑な存在感を表現するには、男優でも女優でも一人じゃ足りないと思います。

そして、美輪明宏の母親で、聖母マリアの役は井上真央。
このマリア様は、「肝っ玉母さん」みたいな、強くて図太い母性の象徴。

それに対して、宮沢りえの魂は、清らかな「処女マリア」。
そのため、マリア様の純潔の象徴である青い衣装を常にまとっています。

私は、美輪明宏さんの著書を読んでいたので、大体のシーンが何を表していたのか分かりました。
そういう意味では、いつもの野田秀樹の芝居のような「ラストにどこへ連れていかれるか分からないスリル」は、なかったのですが、「美輪明宏」という存在は、野田秀樹の芝居にピッタリだと感じました。
彼の得意なメタファーがふんだんに使えるからです。

「前世が天草四郎」というエピソードから、「踏み絵」を重要なファクターに使ったり。
「華氏764度」から、原爆につながったり。

孤独感の描き方も独特。

舞台の上の美輪は、アンドロギュノスと一緒のうちは孤独感はない。
でも、他の人と違って、アンドロギュノスを身の内に宿しているという点では孤独。

自分が愛した男達が次々と亡くなって、ついには、アンドロギュノスともお別れ。
「魂が一つ」の人間とは、別の孤独です。

それから、小道具について。
原爆のシーンに使った大きな布は、天池合繊が開発した「天女の羽衣」ではないかと思ったんですけど・・・・・多分違いますね。高すぎるもの(笑)。
あの美しい布を、あんな残酷なシーンに使うなんて・・・・・でも、すごく効果的な使い方でした。

最後に、気になったセリフを。

「無償の愛は、親が子供に与える愛を言うんじゃない。子供が親に与える愛を言うんだよ。どんなにロクでもない親でも、子供は愛してくれるんだから」

これは、きっと、子供を持った野田さんの実感ですよね(^^)
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by june_h | 2013-10-13 12:29 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(0)

フランス人監督による美輪明宏の生涯を追ったドキュメンタリー映画。
フランス人が美輪さんをどんな切り口で語るのか興味がありました。

まずは、日本の映画史の観点。
美輪さんは、映画タイトルにもなっている1968年公開『黒蜥蜴』の映画に出演。この映画の深作欣二監督は、美輪さんの指名によるものだったそう。
最近では、宮崎駿監督の『もののけ姫』の声優、北野武の映画の出演など、フランスでも知られている作品に関わっています。

次に、日本の演劇史の観点。
古くは、寺山修司などのアングラ作品に主演。
最近では、自らが脚本・演出・主演を務める舞台で、三島由紀夫や、フランスのジャン・コクトーの作品を上演しています。
また、シャンソンを中心としたコンサートも継続中です。

最後に、日本の同性愛史の観点。
今でこそ、自らが同性愛者だとカミングアウトしている芸能人は、珍しくありませんが、まだ偏見根強い1960年代から公言している有名人は、おそらく美輪さん一人。
「罪を犯したわけではないのに、なぜ隠さなければならないのか」と、バッシングに立ち向かってきたフロンティアだったわけで、今でも美輪さんを神のように崇拝する同性愛者は、少なくありません。

ただ、同性愛者の男性の一人曰く
「美輪さんが有名になったため、同性愛者は女装するものだと誤解する人も増えたかもしれない」
確かに私も、同性愛者の友人ができるまで、長い間誤解していました。
彼は見た目、ごく普通の男性(気持ちは女性)。
女装する同性愛者とは、付き合いが全く無いそうです。

こうして見ると、フランスに深く関わりのある活動をしているのがわかるし、フランス人にとっても人気のある日本の作家や作品に多く関わっている美輪さんは、とても気になる存在なのでしょう。
また、生涯を通して、妥協しない強さと高い美意識を貫いてきたこともよくわかりました。

真新しい情報や切り口はなかったのですが、「美輪明宏入門」として、とてもわかりやすいし、コンパクトにまとめられているので、良かったです!
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by june_h | 2013-10-08 12:44 | 映画 感想 | Trackback | Comments(0)

よく美輪明宏が出演するバラエティー番組で、チラッと映像が流れていた映画。
美輪明宏出演の舞台版も観たことがあったので、映画もちゃんと通しで見たい!と、ずっと思っていました。
そんな時、友達がこの映画のDVDを持っていたのです!
【映画】黒蜥蜴【映画】黒蜥蜴
オープニングは、ビアズリーの絵画がふんだんに飾られた部屋で、男女が絡まり合う秘密パーティー。想像通りの怪しさにワクワク(^^)
なんたって、美輪明宏+三島由紀夫+江戸川乱歩+深作欣二なんです。耽美じゃないわけないもんっ♪

そして、美輪明宏の美しいこと!
次から次へと、きらびやかな衣装で登場!
美輪明宏でなければ、あの妖艶で現実感の無い存在感は出ませんね!!

そして、松岡きっこの若々しいこと!
あの肉体なら、黒蜥蜴も欲しがるわけです(^^;

つくづく思うのは、三島由紀夫の、肉体に対する執着。
この映画にも、三島由紀夫は「美しい肉体を持つ男性の剥製」として登場。美輪明宏とのキスシーンもあります。
最も肉体が美しい時を永遠にするために剥製を作り、明智小五郎への愛を永遠にするために自ら命を絶った、黒蜥蜴の精神と、重なるものを感じます。

調べてみると、深作欣二監督作品は、私が小さい時に影響を受けた?ものが多いです。
『魔界転生』とか『里見八犬伝』とか。
沢田研二の天草四郎に、夏木マリの玉梓!

共通するのは、強烈な存在感を持つ「色悪」ですね(^^;
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by june_h | 2012-02-09 13:03 | 映画 感想 | Trackback | Comments(0)

舞台そのもの、と言うよりは、重厚で巧みな脚本の素晴らしさに感動した作品。もちろん、役者さん達の演技も衣装も舞台美術も良かったけれど、これだけジャン・コクトーの作品が魅力的で分かりやすく感じられたのは、脚本に対する、美輪明宏の深い解釈と演出力の為せる技なのだと思う。

最初の1幕目はやっぱり取っつきにくかった。朝から映画だの芝居だのを観てきて、体力的にも限界だったし、昼間観た『僕たちの好きだった革命』とは正反対に、場面転換がほとんどなくて、退屈に感じられたのだ。それをカバーするための、役者の動きに変化を付けるなどした「配慮」はわかったけれど、さすがに1対1のやりとりが10分以上も続くのは正直ツラかった。

でも、2幕目で気づいた。
これは単なるセリフのやりとりではない。言葉の立ち回りなのだ。言葉の刃がいつ、本物の銃や刃に変わるかわからないスリリングさに気づいた時、これほど刺激的な舞台はないと、意識が釘付けになった。

嵐の夜に出会ったのは、隙あらば自分を追い落とそうとする宮廷に疲れ果てた王妃と、自由主義者の仲間達にそそのかされて彼女を暗殺しようとした詩人。
1幕目は、嵐が好きだと言う王妃の純粋さと、死んだ夫の影にすがりつきながら、ひたすら自分の死を願う彼女の深い孤独と絶望が描かれている。

2幕目は、王妃と詩人の、純粋で孤独な二つの魂がだんだん近づいて、愛が生まれるプロセスが丹念に描かれている。二人の間にあった心の壁が、だんだん薄くなって、最後にピッタリつながってしまう様が目に見えるような、二人の美しくて激しい言葉のやりとりに、涙腺が熱くなる。

そして3幕目は、まさに王妃役の「美輪劇場」。詩人が毒を飲んでしまった後の、王妃の激情と行動が圧巻。クライマックスに向かって昇りつめる二人の感情が、舞台中央の大階段を効果的に使う演出によって、より鮮明でドラマチックに描かれている。階段落ちそのものよりも、それに向かうプロセスがスゴい。

先行抽選発売や一般発売にことごとく外れたけれど、当日券まで粘って観に行った甲斐があった舞台だった。
98年に、美輪明宏の『椿姫』を観てから10年。それから、『毛皮のマリー』、『黒蜥蜴』、『葵の上』、『卒塔婆小町』、『愛の賛歌』、そして『双頭の鷲』。これで、美輪明宏のお芝居はコンプリートできたかな。

P.S.
劇場ロビーは、舞台を祝福する大物芸能人からの贈花でいっぱい!まるで、フラワーアレンジメントの展覧会のよう。
その中で、明石家さんまと大竹しのぶのお花が、仲良く並べられていました。誰の策略?

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by june_h | 2007-03-07 10:35 | 観劇 観戦 コンサート レポート | Trackback | Comments(0)