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韓国人の日本観を知るための、韓国の財閥の元CEO、弁護士、大学教授と著者によるインタビュー集。
著者のオ・スンホ氏は、在日コリアン3世です。

韓国インテリジェンスの憂鬱

オ・スンホ / ベストセラーズ


今の日韓関係がややこしくなっているというのは、今回インタビューされた方々のみならず、全世界的な共通認識だと思います。
私がこの本に期待していたのは、日本とは違った見方だったり、状況を打開するための大胆な発想だったりしたわけですが、そういったものは見つけられませんでしたね(^^;
そもそも、メインストリームの知識人から既存の価値観をひっくり返すような思想は出て来ないでしょうけど、韓国の場合、日本よりも、均質化・同調圧力が強いような気がします。
内田樹先生の本が韓国で売れるというのは、硬直化した見方から離れるツールがなかなか無いことの表れのように思います。

韓国人には根底に
「日本は戦争に負けたのに、占領も解かれ、天皇制も残り、国土も分断されずズルい!」
という気持ちがあるみたいで。
そういう気持ちが根底の動機にあるなら、日本が韓国よりずっと落ちぶれない限り、何回誤っても許してもらえないような気がしますが(^^;

この本の中では、国民大学教授のイ・ゲヒョン氏のインタビューがわかりやすかったです。
日本の植民地統治時代の独立運動史を専攻されている教授ですが、韓国の今の主張や考え方が、どのような考え方を基にしているのかという点で、非常に参考になりました。
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by june_h | 2016-01-27 17:58 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

第二次世界大戦時、日本は、欧米列強の脅威に常にさらされていました。
そのため、朝鮮半島や満州を支配下に置き、国境線をより遠くに引く作戦に。
日清戦争で、清との冊封体制が解けた李氏朝鮮は、大韓帝国を樹立。
しかし、その後まもなく、日本によって併合されました。

朝鮮王公族―帝国日本の準皇族 (中公新書)

新城 道彦 / 中央公論新社


伊藤博文は、当初、朝鮮半島の併合には反対でした。
国庫は破綻寸前で、目立った資源もなく、明らかに日本の経済的な負担が増えるからです。

併合後は、韓国の王族に対して、「王族」として、日本の皇族に次ぐ地位を与えました。
王族に対する費用は、皇族よりも多かったと言います。

王族と朝鮮総督府の仲立ちをした李完用は、今ではきっと「親日派(売国奴)」と言われているんだろうと、読みながら思っていましたが、案の定、結構ひどい扱いを受けていますね。

王族の処遇については、日本との文化の違いに苦慮したようです。

日本の皇族には、名字がありませんが、韓国では、名字が無いのは奴卑なのです。
朝鮮の族譜(家系図)では、女性は単に「金氏」「朴氏」としか書かれませんが、王族の女性を名字で書くか、名前で書くかでかなり論争になったようです。

また、日本では、皇族内での結婚は珍しくありませんが、韓国では、同じ先祖を持つ同じ姓(同姓同本)の人とは結婚できないので、王族内での結婚は、あり得ません。
そのため、王族の女性の結婚相手には苦慮したようです。

王族達は、独立運動に身を投じたり、財産を失ったり。
戦後も、韓国に戻った者、日本に帰化した者など様々。
李方子さんについては有名なので、いくらか存じていましたが、その他の王族の方々がどうなっていたのか気になっていたので、興味深かったです。
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by june_h | 2015-09-30 10:04 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

NHK Eテレの「ソウル白熱教室」で、面白かったので読んでみました。

つらいから青春だ

キム・ナンド / ディスカヴァー・トゥエンティワン


ソウル白熱教室の内容と同じ話もありましたが、ご家族を急に亡くされたりして、先生は苦労されたようですね。

ご自身が苦労なさっているためか、進路や就職で悩んでいる学生、明快で励まされるような言葉をくれます。
私が大学生だった時、キム先生のような方に相談できたら良かったのに、と思うほどです。

だからといって、決して押し付けがましいわけではありません。
韓国は、特に、親からのプレッシャーが厳しく、大学にも親からクレームが来るそうです。
キム先生は、親の価値観に縛られることは無いと、学生を鼓舞します。

私は、この本を、自己啓発やビジネス書というより、日韓の比較文化的な観点で読んでいます。

気になったのは「スペック」という言葉。

日本では、パソコンの性能を表す時によく使われます。
しかし、韓国では、転じて学歴や資格、TOEICの点数など、履歴書に書けるような本人の能力を言います。
学生達は、大企業に就職するために「スペック」を上げるのに必死です。

それから「漁場管理(어장 관리)」。
一人の異性と付き合う前に、複数の異性を「キープ」しておくことを言うそうです。
日本のバブル時代のアッシー、メッシー、ミツグくんみたいなもんでしょうか。
この「漁場」の中から、一番イイ相手を選んで結婚するそうですが、その後は、えてして上手くいかないようです。
打算で結婚相手を選んだら、イヤなことがあると、すぐに別れたくなっちゃうからですよね(^^;
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by june_h | 2015-04-18 12:28 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

日本の茶の湯と、韓国のキムチ。
どちらも発祥は、それぞれの国だけど、互いの影響から生まれたそうな。
そんなわけで、日韓は、好むと好まざるとにかかわらず、お隣同士で影響を与えあってきたという話です。

茶の湯とキムチ (The New Fifties)

丁 宗鐵 / 講談社


キムチは、豊臣秀吉が朝鮮出兵してなかったら、誕生してなかったかもしれないんですよね(^^;
それ以前の朝鮮半島では、明から輸入していた胡椒が辛味だったのです(だから、チャングムのドラマにはキムチが登場しません)。
トウガラシは、豊臣秀吉の軍が、目潰しの武器として、凍傷を防ぐ予防薬として持ち込んだのです。

豊臣秀吉と、朝鮮半島を統治していた伊藤博文は、韓国人が嫌いな歴史的日本人ナンバーワンを争っていますが、朝鮮半島を占領していた異民族は、日本人だけではなかったようで。

李氏朝鮮の始祖である李成桂は、女真族か蒙古族出身という噂があるんだそうな。知らなかった(^^;

そのためなのか、李氏朝鮮は、厳密な階級制度で国を統制したんですよね。
なんだか今の北○鮮みたい(^^;

その伝統があるので、韓国は、自国民同士の上下関係や差別が厳しくて。
在日の人達は、韓国でも差別されちゃうんですよね。

その点がもったいないと思うのです。
同胞なら、もっと優しくてもいいはずなのに。
そのせいで、失った優秀な人材も多いと思うのですよね。

丁先生は在日3世。
祖父にあたる方は、朝鮮半島の貧しい生まれでした。
日本の統治時代に日本に渡り、商売に成功。
子孫達に十分な教育を受けさせることができるようになりました。

もし、丁先生の祖父が朝鮮半島に留まったままだったら、貧しいままで終わっていたかもしれないですよね。

嫌韓も反日も、お互いのことをよく知らないまま、相手を打ち負かすことにのみ熱心なような気がします。
こういう地に足が着いた本は、なかなか無いです(^^;
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by june_h | 2015-02-21 12:02 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

この本は、今流行りの嫌韓本ではありません(^^;
法医学評論家の上野正彦さんと、韓国法医学会創始者の文國鎭さんの対談です。

2002年の本ですが、二人の対話から、日韓の文化・死生観・法医学のシステム・法律の違いや共通点がわかって興味深かったです。
ちなみにタイトルですが、韓国では、動物の死骸は「死体」、人間は「屍体」と、明確に区別するそうです。

日本の死体 韓国の屍体

上野 正彦 / 青春出版社


遺体に対する解剖に抵抗があるのは、日本人も韓国人も同じみたいで。
日本人は「そんなことして生き返るのかっ!」と怒るらしいのですが、韓国人は「二度も殺すのかっ!」と怒るらしい。
そのため、韓国には「二度死」という言葉もあります。
文さんは、殺された少年を解剖している時、その少年の祖父に、斧で叩き殺されそうになったこともあるんだとか(^^;

反対に、アメリカ人は合理的で、「なぜ死んだかわからないので、ちゃんと解剖して欲しい」と要求されるらしい。

韓国では、人が亡くなると、周囲の人間は大声で泣きます。
これは、泣かないと「あの家は薄情だ」と非難されるからだそう。
日本では、むしろ、故人を偲んで、なごやかに宴会を開くこともあります。
韓国人から見ると、日本人は、めちゃくちゃ薄情に見えるのかも(^^;;;

また、韓国では、日本の統治時代に法医学教室がありましたが、戦後、廃止したために、法医学の研究所が遅れたんだとか。
アメリカのシステムを取り入れた際、法医学が無かったからという理由だそうですが、これは勘違い。
アメリカでは「監察医」が法医学を担っていたからなんですね。

それから、韓国では、事件性のありそうな遺体しか解剖しないので、事故や自殺に見せかけた他殺は、見過ごされている可能性が高いという問題があります。
日本では、地方で、同じような問題があるようです。

いろいろな違いがわかって、興味深かったです!
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by june_h | 2014-12-25 12:46 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

面白かった!
日本語と韓国・朝鮮語の比較言語学ってやつです。

日本語とハングル (文春新書)

野間 秀樹 / 文藝春秋


日本語と韓国語って、文法も語彙もよく似ています。

英語を勉強するよりずっとラク!
ハングル文字も合理的で覚えやすい文字なので、3日も勉強すればすぐに読めます(^^)

で、この先生が仰っているのは、日本語の文法や用言の活用を、ハングルの観点から説明すると分かりやすくてスッキリするよ!というお話です。
ただ、これは、日本語の源流が朝鮮半島にあるということを言っているわけではありません。

まず、古代の朝鮮半島と日本列島に、古代中国から漢字と読み方(音韻)が伝わりました。
その後、日本語と中国語は、音韻が変化してしまったけれど、朝鮮半島には古い中国語の音韻が残っているということなのです。

「古い音韻」というのは、音節が子音で終わる子音語幹のこと。
今の日本語と中国語には、ほとんどありません。
でも、韓国語の場合、母音語幹と子音語幹とで、明確に活用が区別されています。

「買う」は「사다(sada)」。語幹は「사(sa)」で、母音語幹。
「買います」は「사요(sayo)」。「사(sa)+요(yo)」と活用します。

「住む」は「살다(salda)」。語幹は「살(sal)」で、子音語幹。
「住みます」は「살아요(salayo)」。「살(sal)+아요(ayo)」と活用します。

日本語も、子音語幹の名残があるのです。
例えば「着る」と「切る」の基本形は同じに見えますが、活用が異なります。
この違いは何か?

「着る」の語幹は「ki」で母音語幹。
「着ます」は「ki+masu」。「着ない」は「ki+nai」と活用します。

「切る」の語幹は「kil」で子音語幹。
「切ります」は「kil+imasu」。「切らない」は「kil+anai」と活用します。

子音語幹と母音語幹で活用が異なる韓国語を参考に考えると、納得できます。
現代の日本語文法は、現代の日本語の概念だけでは説明できないんですね(^^;

学校で教える文法は、「橋本文法」と呼ばれていて、戦前の学者の橋本進吉の説が基になっています(と、サンキュータツオさんもラジオで仰っていました)。
橋本文法では、上記の「着る」は、「着ない」「着ます」で上一段活用、「切る」は、「切らない」「切ります」で五段活用と説明されています。

でも、その説に合わない用例も当然あるので、様々な説があります。
だってみんな、文法に基づいて日本語を使っているわけじゃないですからね(^^;

そもそも「文法」も「言語学」も、ヨーロッパの言語を土台に発達したものなので、概念を日本語にそのまま当てはめるのは、無理な部分もあります。

韓国語は日本語と似ているので、比較すると、違いがいろいろわかって面白い!
この分野の、今後の研究が楽しみです(^^)
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by june_h | 2014-12-13 08:56 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

北朝鮮で金正日を讃える詩人だった著者の手記。

金王朝「御用詩人」の告白 わが謀略の日々

張 真晟 / 文藝春秋


この本を読んで、まず、思ったこと。

この人、全然、詩人らしくないんすけど(^^;

詩人っていうと、情感たっぷりな文章を書きそうなイメージだし、韓国・北朝鮮系の方々の手記には、しばしば日本人には、まず無いような強い感情を感じることが多いのだけど。

この方の場合、極力、感情を排していて、まるで、官僚や政治評論家を思わせるような文章を書いていて。

内容も、政治的・外交的なことが多く、読んでて漢字ばっかりで疲れました(^^;

自分のことを語っていたのは
・詩人として国に認められるまでの生い立ちと経緯。
・金正日に初めて目通りがかなった日のこと。
・久しぶりに帰った故郷の貧しさに絶望したこと。
・脱北の経緯。

・・・・・くらいで、後は、北朝鮮中枢での権力闘争についてがほとんどでした。

特に、政府や軍の人事について、異常に詳しく書かれています。

なぜかというと、彼は、金正日を讃える詩人という立場から、北朝鮮国民が決して目にできない外国の翻訳物や、政府の内部文書に触れる機会があったから。

金日成から金正日への権力委譲は、決して簡単なものではなかったようです。
金正日が、異母兄弟を追い落とし、父親である金日成から少しずつ権力を奪っていった様子が、克明に書かれています。

また、小泉元首相と金正日による日朝平壌宣言が出されるまでの、生々しい交渉の様子もありました。
著者は、拉致被害者の横田めぐみさんが亡くなったという北朝鮮当局の発表が嘘である根拠を、論理的に説明しています。

最後におまけ。

著者が金正日に初めて会った時、将軍様が10cm以上のシークレットブーツをはいていることに気づいてしまったんだとか(^^;
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by june_h | 2014-05-30 12:05 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

タイトルには「食生活」と書いてありますが、食べものが主ではなく、食べものを通してわかる、在日外国人のコミュニティについて書かれています。

移民の宴 日本に移り住んだ外国人の不思議な食生活

高野 秀行 / 講談社


日本には、実にたくさんの外国人コミュニティが存在します。

千葉県成田市には、タイの寺院があって、タイ人のお坊さんもいます。
タイのお坊さんは、戒律で一枚の布しか羽織ってはいけないのですが、寒い日本では、靴下と肌着が黙認されているそうです(^^;

東日本大震災では、外国人コミュニティが団結力を発揮して、被災地で炊き出しなど行ったそうです。
コミュニティの中心となったのは、民族ごとに違います。

例えば、イスラム系はモスク。
中国系は中華学校。
北欧系はパン屋のアンデルセン!?・・・・・アンデルセンは、北欧の大使館とのコネクションが強いからとのこと(^^;

面白いのは、同じ国の人でも、民族や宗教が違うと、コミュニティが全く分かれてしまうこと。
そして、日本では、世界中の料理が味わえるとはいっても、現地の人から見ると、その土地ならではの食材や調味料は、なかなか気軽に買えるものではないということ。

あと、著者の偏見丸出しの取材が面白いです(^^;
著者は、フランスに対してあまり良い印象を持っていなかったので、フランス人コミュニティの中心である神楽坂での取材は、非常に構えた感じでした(笑)。
そうかと思うと、個人的に仲良くなった盲目のスーダン人については、とてもフレンドリーで楽しい取材。
私も読みながら、何度も笑いました。

嬉しかったのは、こうした外国人が、日本が好きで、日本は暮らしやすいと言ってくれたこと。
日本料理を気に入って、焼酎と冷奴で晩酌しているミャンマー人もいました(^^;

また、朝鮮族の中国人は、中国では少数民族扱いなので差別されるし、北朝鮮人や韓国人からは、下に見られるそうです。
なので、日本では、あまり気にされないので「気楽」なんだとか。

あと、日本に来て、花粉症になったり、ワーカホリックになってしまった外国人もいました。
「郷に入れば郷に従え」と言いますが、病気も従ってしまうとは(^^;
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by june_h | 2014-05-09 12:29 | 本 読書 書評 | Trackback | Comments(0)

韓国朴正煕政権下で起こった金大中拉致事件の「真相」を描いたポリティカルフィクション。
タイトルの「KT」は、金大中のイニシャルです。

KT [DVD]

佐藤浩市,キム・ガプス,チェ・イルファ,筒井道隆,ヤン・ウニョン/ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

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1970年代の韓国は、朴正煕大統領による独裁軍事政権下にありました(現大統領 朴槿恵の父親です)。
金大中は、民主化を求めて大統領選挙に立候補したものの、朴正煕に敗北。
日本やアメリカを転々とする生活を余儀なくされました。

韓国政府は、反対勢力を封じるため、金大中暗殺を計画。
中心的な実行犯は、韓国外交官の金車雲(実際は金東雲)と、自衛隊陸軍三佐の富山満州男。
なぜ日本政府が協力したのかというと、日本で暗殺を実行されると主権侵害になるので、金大中を国外に出したかったのです。
また、暗殺をサポートすれば、朴正煕に貸しを作れます。

富山らの協力もあり、金車雲は、金大中の拉致に成功。
しかし、船で韓国へ移送している最中、アメリカ政府の命令で暗殺は中止。
金大中は、ソウルで解放されます。やがて彼は、数十年後に大統領に。

この映画で言いたいのは
「韓国って怖い」
とか
「日本って卑怯」
ということではなく、富山三佐の次の言葉に尽きると思います。
「世紀のクーデターと独裁政権を支持してきたのはアメリカじゃないですか。
朴正煕は、そろそろお役ご免ということですか。
アメリカの正義は世界の正義。
我が自衛隊は米軍の二軍。
日本と韓国はアメリカの手のひらで踊るイエローモンキーだ」

北朝鮮が、日本や韓国を揶揄する時
「米軍の傀儡」
って言うけど、残念ながらホントのこと(笑)。
この図式は、戦後から今まで変わっていないのだから。

金車雲と富山は、国家権力と大国の思惑に翻弄されつつも、個人の尊厳をかけてそれぞれの任務を果たそうとします。

金車雲は、家族と出世のために、汚ない仕事も引き受けてきました。時には、同胞を殺すことも。
金大中を乗せた船を不気味に追う自衛隊のヘリコプターに向かって、必死に銃を撃ち続ける金車雲が悲しく見えます。

富山は、軍隊なのに軍隊ではない自衛隊の存在に、常に苛立っていました。
この映画が、三島由紀夫の市ヶ谷駐屯地割腹自殺から始まるのも、敗戦によって生じた複雑な状況を暗示しているのでしょう。

事件は結局、金車雲の個人的犯行であり、韓国政府は無関係ということで処理されます。
真相を全て知っている富山は、上官から自決を命じられましたが
「私は、二・二六事件の野中大尉にはならない」
と拒否。
しかし、結局、口封じで殺されてしまいます。

この映画が公開されたのは2002年。
事件が起きたのは1973年なので、時代の雰囲気を出すためか、『キイハンター』や『Gメン'75』のドラマのようなライティングでした。
雑誌記者の神川(原田芳雄)が、丹波哲郎に見えたりして(^^;

タクシーの初乗り料金が170円だったり、赤電話があったり。
江戸時代のように、誰も知らない昔なら、ある程度ごまかせるでしょうが、ちょっと昔って、ウソがバレやすいから意外と難しいのかも。

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by june_h | 2014-01-07 12:04 | 映画 感想 | Trackback | Comments(0)

先日、ドラマ「美男ですね(日本リメイク版)」の再放送を見ました。
このドラマは、Kis-My-Ft2の玉森裕太と瀧本美織主演ですが、元々は韓流ドラマ。
至るところで、「あ、韓流っぽい」と思う点があります。
韓流ドラマは、あまりたくさん経験ないですが、いくつか見るだけでも
「韓流ドラマあるある」
を見つけられるので、ちょっと語ってみようと思います。


■ヒーローが金持ちで俺様キャラで甘えん坊
最終的にヒロインがくっつくのは、このタイプ。
説明するまでもないですが、もちろんイケメンです(笑)。

韓国って、
「金持ちと結婚すれば幸せになれる」
って価値観がしっかりしていると思う。
でも、金持ちは金持ちでいろいろ面倒だぞ。結婚したら大変だぞ(貧乏過ぎるのも大変だけど)・・・・・と、私は思うけど(^^;

こんな男性に、ぐいぐいリードされたり、いきなりキスされたり、抱きつかれたりされたらロマンチック♪って思うかもしれないけど、ちょっと考えてみて。
こういう男は、裏を返せば、いきなり殴る男かもしれませんよ(笑)。
ちなみに、韓国ソウルの「夫による妻へのDV件数」「女性の自殺率」は、世界的に見てもトップレベルです・・・・・。

そして、韓国人男性の「甘えん坊」っぷりは、パンツやソックスを奥さんに履かせてもらうレベルですよ!
なんでも良い面悪い面があるわけで。
こういう男性を上手く操縦できるのがイイ女ということなのかもしれませんが。


■ヒロインがドジ
王道です。
ヒロインがいろいろやらかしてくれないとドラマになりませんから。
んで、ドジな部分を、周りの男性が「しょーがねーなー」って、ニタニタしながらフォローするという(笑)。
女性がブサイクなら、絶対、放っておくんでしょうけど(爆)。


■ヒーローまたはヒロインの出生の秘密が事態をややこしくする
実は兄妹でした・・・・・でも、やっぱり違いました。みたいな(笑)。
あと、実は、良家の御子息でした!仇同士でした!みたいな。
なんでも「特別」じゃなきゃダメなのか!?
まあ、これは、歌舞伎でもよくある話なんで。


■ヒーロー・ヒロインがなんでも相談できるアジョシ(おじさん)がいる
日本のドラマだったら、友達に相談するけど、韓国は、きまって年長者の男性。そして、コメディアンのような人ばかり。
シリアスなシーンが多い韓流ドラマでは、アジョシのシーンが息抜きみたいになっています。


■不治の病のキャラがいる
主役級かキーパーソンが、きまって倒れます(^^;
んで、その人が重大な秘密を握っていたり。
初期から死ぬ死ぬって騒いでて、なかなか死ななかったり(^^;;;


■両親との葛藤が強い
ヒーロー・ヒロイン二人だけの世界じゃなくて、お互いの両親の存在が大きい。どちらかの親が交際に反対しているとか。
これも、儒教の影響かな。
大御所の落語家が、この点を「古風でイイ!」って言ってたな。


■男がよく泣く
ウチの母が韓流ドラマを見ていて、一番、違和感を抱くのがこれ。
韓国人は、感情をストレートに出します・・・・・世界的に考えたら、悲しいけど笑うとか、怒ってるけど黙ってるとか、男は黙ってサッポロビールとか、感情を表に出さない日本人の方が特殊かもしれないけど(^^;
日本では、葬式で泣く男性も少ないくらいですが、韓国では、女性を思って男性が泣くのは、情愛表現として、ポジティブに取られるかも。


■よく怒り、よくケンカする
後々、くっつくカップルほど、ケンカしてますね(^^;
「ケンカするほど仲が良い」と言いますが、韓国では、怒りも情愛表現の一つ。
私の韓国人の友達も、私によく怒ってきたんですが(笑)、最初は、なんで怒っているのか理解できませんでした(^^;


■悪役orライバルがしっかりしている
やっぱり、悪役がちゃんと悪役をしてくれないと、面白くなりません!
最近の日本のドラマは、悪役が曖昧。「実はイイ人、カワイソウな人」っていうのを見せ過ぎ。
役者さんが視聴者に嫌われるのがイヤなのかな。


■パーティー・ショッピングシーンがムダに長い
ヒーロー・ヒロインが楽しそうに戯れるシーンが長くて、そこだけPVみたいになってたり(^^;
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by june_h | 2013-07-21 21:18 | テレビ ドラマ ドキュメンタリー | Trackback | Comments(2)