【オランダ映画】ようこそ、アムステルダム国立美術館へ【←というタイトルでも全然歓迎されてません】

オランダのアムステルダム国立美術館。
美術品が百万点も収蔵されている、代表的な国立美術館ですが、「改装」に伴って、2004年から閉鎖され、現在も再開するメドが立っていない異例の事態に陥っています・・・・・日本なら、東京国立博物館が、何年も閉鎖されるようなもの(^^;
この映画は、このような事態に至るプロセスを追ったドキュメンタリーです。

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美術館の改装計画が始まったのは2004年。
ところが、美術館入口の「自転車専用通路」が無くなるとわかって、市民団体は猛反発。
美術館側もデザイナーに変更を求めましたが「平凡なデザインになってしまう」とこれまた反発。事態は泥沼に。
美術館横に建設予定の「研究センター」も、近未来的なデザインが「景観を損ねる」という理由で猛反対に。
デザインをめぐって何度も繰り返される会議と説明、計画延期によってかさむ予算と損失、その間、建設途中の美術館は野ざらしに。
とうとう、疲労困憊した美術館館長が辞任する事態になってしまいました。

日本人みたいに、何でもほぼノーチェックみたいなスタンスもかなり問題ですが、今回のように、美術館と政府と市民とデザイナーが、ガップリ四つ!っていうのも、なかなか厳しいっすねー(^^;
映画なので、細かい事情は、よくわかりませんが、いろんな要因が絡んでにっちもさっちも行かなくなった印象です。

見ていて、事態はどんどんややこしくなるし、音楽も暗いしで、見終わった後、重た~い気持ちになりました(^^;;;

でも、美術館のデザインのプロセスとか、美術品の修復の様子なんかもあって、なかなか興味深かったです。

オランダを代表とするレンブラントなどの絵画は、倉庫に眠ったまま。
建設予定の「アジア館」の入口に置く予定で、日本から「金剛力士像」を買い入れていましたが、彼らは日の目を見るのでしょうか・・・・・。
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Tracked from 響の言葉 at 2010-09-10 08:16
タイトル : ようこそ、アムステルダム国立美術館へ
9月も半ばになれば日本の総理大臣も決まり、 暑さも一段落して秋の気配が訪れるのでしょうか? 早くこの蛇の生殺し状態から抜け出したいものですが・・・ まさにこの蛇の生殺し状態をどっぷり体験できる映画を観てしまいました。 暑い暑い暑い渋谷の、ユーロスペースという映画館で 「ようこそ!アムステルダム国立美術館へ」 ゴッホやレンブラント、フェルメールなど、 世界的な傑作を有する国立美術館。 市民のための美術館をテーマに改築工事が始まったのが2004年。 ところが、美術館を貫く交通路が...... more
Commented by oomimi_usako at 2010-09-02 22:15
そんなことになっているとは、全く存じませんでした!
その数年前に行ったので、すべりこみセーフ?
外観は、とてもクラシカルで綺麗だったと記憶していますが、あのままで良かったのに・・・と思ってしまいました。
Commented by june_h at 2010-09-03 12:38
>usakoさま
実際の美術館をご覧になっていたのですね!
改装計画では、メインの建物は、ほぼそのままで、大きく変わるのは、入口付近と内装です。計画が定まらないので、内側は、鉄骨や壁がむきだしのまま・・・・・現在のままだと2013年まで閉鎖だそうです・・・・・実に10年近くも!?
by june_h | 2010-09-02 17:37 | 映画 感想 | Trackback(1) | Comments(2)