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東日本大震災 帰宅難民顛末記:番外編その1「ホリエモンとツイッター」

帰宅した後、余震の頻発、原発事故、計画停電など、いろんな問題に直面することになるのですが、情報収集には、テレビや新聞をほとんど使いませんでした。もっぱらネットで収集していました。

テレビや新聞だと、こちらは「受け身」。疑問に思っても、質問も追加調査もできないので、不安感が残ります。でも、ネットなら、自分から「能動的に」情報収集ができます。
もちろん、ネット上の情報の玉石混合は覚悟の上。それを差し引いても、あまりあるメリットです。

ネットでは、ツイッターが。特に、ホリエモン(堀江貴文)さんからの情報が役立ちました。「takapon_jp」をフォローしていれば、ほとんど不安になることはありませんでした。

震災後の1か月間、ホリエモンがツイッターで実行したのは、ざっとこんな感じ:


■安否情報や行方不明者情報などの拡散
地震後、最初の3日間くらいは、とにかく、ホリエモンに依頼があった個人の情報をどんどんリツイートしていた。


■義援金募集
これも直ぐに始めていた。ホリエモン自身も100万円募金し、数千万円集めていた。


■「客観的判断に足る」放射能関連情報の拡散
政府の公式発表の2、3時間前から、ガイガーカウンターの数値が急上昇しているとフォロワー達が騒いでいた。
放射線量の数値だけではなく、比較対象となる数値など、客観的な判断ができるようなサイトを拡散。さらに、フォロワー達に「数値を並べるだけでなく、分かりやすく可視化するように」指示していた。
また、内部被曝の方が問題だと、いち早く伝えていた。


■電力関連情報の拡散
関西と関東で周波数が違うこと、電力の基本情報、どのくらい電力が足りないのかなど、具体的な情報のあるサイトを拡散していた。
また、関西以西は、電力の周波数が違うので、節電の効果はほとんど無いこと。むしろ、たくさん消費して経済を回し、納税額を増やすことで復興に協力できると呼び掛けた。


■冷静な対応の呼びかけ
「逃げなくていいのか?」「ホリエモンは東京にいないんじゃないか?」としつこくしつこく不安がるフォロワー達に、「オレは六本木のバーで飲んでいる」と何度も何度も返信。
また、首都圏のサービス業が大打撃を受けているので、いつも通り行動しろと呼び掛け。


■マスコミが伝えない被災地域の情報の拡散
マスコミは、東北3県の被害ばかり報道していたが、その陰で、茨城県が大きな被害を受けていることや、千葉県沿岸の液状化現象などは、ここでいち早く知った。マスコミが伝えたのは、それから3日~1週間後だった。


■被災地(女川)へ支援物資を自ら届けたことを報告
ボランティア情報も拡散していたが、ホリエモン自身も女川に、支援物資を届けていた。
多分、女川原発の様子見も兼ねていたと思う。


■これからのエネルギー政策について
孫正義さんは、自然エネルギーへのシフトを考えていますが、堀江さんは、原発技術の向上と安全強化を考えています。
私は、どちらも重要だと思います。
しかし、この「原発不安」の雰囲気で、原子力を専攻する学生や技術者の減少により、メンテナンスが停滞することを危惧していました。


震災後の対応について、政府やマスコミに言いたいこともたくさんあったでしょうが、彼は、文句もほとんど言わず、正確な情報拡散を優先させていたような印象です。

たった1か月で、たった一人で、彼はここまでやりました。
今の日本で、これだけの情報選択眼を持ち、先を見通す能力があり、影響力も財力も、しかも実行力もある人間がどれだけいますか?(だから、つぶされたのかもしれないが)

ここ1か月半ほど、彼の発言を追っていましたが、彼が、日本を愛していることは確かです。

こんな人を、今、これから2年以上も「情報遮断して」牢屋に入れようとしているのですよ!
by june_h | 2011-04-29 21:21 | 雑記 | Trackback | Comments(0)