「腹を割って話した」 藤村忠寿×嬉野雅道 イースト・プレス

タイトルからして確信犯ですね(笑)。
「水曜どうでしょう」のディレクター二人の対談です。

腹を割って話した(未知との遭遇)

藤村忠寿 / イースト・プレス


まるで、「水曜どうでしょう」DVDの副音声みたいなノリで、のんびりと会話が繰り広げられますが、なぜだか醸し出される奥深さはもちろん、今までの企画の裏話満載です。

2007年の「ヨーロッパ完結編」のロケ中、藤やんと大泉さんは、ジャレ合うようなケンカではなく、シャレにならないケンカをしたそうで。
いつもは、ロケから帰ったら、すぐに編集したくなるのに、藤やんは1か月もテープを寝かしておいたのだとか・・・・・。

2人が勤めているHTBは、北海道のテレビ局なので、
「地方のテレビ局ができること」
を常に2人は、考えています。

東京と同じ発想で同じことをしても、ヒトとカネが圧倒的に違うので、絶対勝てない。だからといって、北海道ネタだけでも、すぐにネタ切れになる。だから、発想の転換が必要だったのだと。

読んでいて、改めて思いますが、2人の、というか、どうでしょう班4人の共通認識として「面白い」「気持ち良い」ことを重視しているのがよくわかります。
それを2人は「温泉」と呼んでいますが、「温泉」を守るために、陰でいろいろと努力しているのです(この対談が行われたのも温泉宿のようですが)。

視聴者からの要望をあまり受け入れるわけではないし(ホームページで「できねぇ」と藤やんは、よく言っています)。
上層部からの「毎週やれ」という指示にも従わず。
どんなにツラいロケでも、必ず温泉に入り・・・・・。

「気持ち良さ」を知っていないと、気持ち良い番組は、作れないですものね。
視聴者も、強硬スケジュールに「ヤラレている」大鈴2人に大笑いしながらも、ズルしてでも温泉でラクしようとする場面があるから、安心して観ていられるのだと思います(^^;

私は、仕事で身体を壊して、療養中に「水曜どうでしょう」を見て復活したわけですが、どうして、この番組を見て元気になったのか、よくわかった気がします。

藤やんは、最初、東京のテレビ局で、激務に苦しみながら仕事をしていて。
「ホントにここまでやらきゃ、言われたことを全部受け入れなきゃ「良いモノ」にならないのか」
ということを、常に考えて来たそうです。
もちろん、頑張る時は必要だけど、「温泉」だって必要なんだと。
だから、「温泉」を守るために、時には断ることも必要なんだって、気付いたんだそうです。

私は、体を壊した時「~しなきゃ!」「頑張らなきゃ!」だらけの思考状態で、がんじがらめだったのです。

頑張らないと生きていけない、生きてちゃいけないと思っていて、頑張った結果、壊れたのに、これ以上どう頑張ればいいのか、どうやって生きていけばいいのか、わからなくなっていました(^^;
だから「水曜どうでしょう」を見た時、番組から醸し出される雰囲気から、私には、藤やんの言葉が無意識に聞こえていたのです。

「ホントにそうなの?」

という言葉が。
これは、藤やんが、日頃から仕事に対して問いかけていた声でもあったのですね。
だから、私は、発想を転換して、ダラダラ生きることができたのだと思います(^^;

藤やんは、後書きで、
「生きることは、人と話すこと」
だと言います。
人と話をしないで、なぜ生きていると言えるのか?
ほんとにその通りだと思います。

藤やんのことばかり書いてしまいましたが、嬉野先生(うれしー)も大好きです♪
「水曜どうでしょう」の公式サイトの「日記」で、時々深いことをつぶやかれ、私もそれで大泣きしたりしています(笑)。

二人が言うように、
「ほかのスタッフが入ってしまったら、「水曜どうでしょう」ではなくなる」
というのは同感です。
これからも、細く長く、「温泉」を大事にしながら続けていってほしいと思います。
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Commented by meilo at 2011-11-18 20:39 x
わたしにとって水曜どうでしょうは、人生や仲間づくり、音楽の根幹部分にどっしり根付いていますー。
すばらしい記事ありがとおー!!!うんおー
Commented by june_h at 2011-11-19 20:02
>meiloさま
うおーっ!ありがとう♪
私も「水曜どうでしょう」は、私の人生にとって大切なものですよ!
by june_h | 2011-11-18 18:32 | 水曜どうでしょう 大泉洋 NACS | Trackback | Comments(2)