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年忘れ 市馬落語集 大喜利 昭和歌謡大全集@なかのZERO大ホール

※年末にアップできず、年が明けてしまいました(^^;

市馬師匠の歌を聴かないと年は越せません!
というわけで、年々客が増えている歌謡ショーでございます。


■加賀の千代:春風亭一之輔
来年、ついに真打に昇進する一之輔さん。良かったですね!
お江戸日本橋亭の二つ目勉強会で、よく「茶の湯」を聞かせていただきましたっけね。
口跡に特徴があるので、覚えています。


■うどん屋:柳亭市馬
後に控える白酒さんを「市馬」と紹介してしまうほど、気がそぞろな市馬さん(笑)。
鍋焼きうどん屋の呼び込みも、後半の歌謡ショーの発声練習としか思えません(^^;


■質屋蔵:柳家三三
三三は、とても早口で、しかも、人物が入れ替わっても、上下の切り替えも大きくない。セリフに間も入れませんし、声色も変えません。それなのに、話がちゃんとわかるのは、どうしてだろうといつも思います。
今日わかったことは、要所の言葉をちゃんと強調していること。まだまだ秘密がありそうです。


■幾代餅:桃月庵白酒
今年(2011年)は、2回しか落語に行っていないのに、2回とも「幾代餅」に当たるなんて、結構な確率だと思います。
私が最も好きな噺ではありますが、今回ばかりは、「こんな大ネタやったら、歌謡大全集の時間がなくなるじゃん!」
と、時計をチラチラ見ながら思ってしまいました(^^;
この噺は、清蔵がいかに真面目で純情か、という部分がキモなんで、はしょると面白くない!


■昭和歌謡大全集
年々客席のペンライトが増えているような気がします(笑)。
そして、隣の人のペンライトで、目がチカチカしました(x_x)

去年の年忘れ市馬落語集は、九段会館で開かれ、談志師匠がゲストでいらしていました。
あれから、九段会館は、震災で壊れ、談志師匠も亡くなってしまいました。
「市馬歌謡ショー専属司会者」の加藤さんが、今回のプログラムに
「行くからな、ことによると生きているかもしれないから」
家元、本年もこの会を楽しみにしてくれていた。
体力もなく、具合も悪く…
そんな中、それでも昨年は九段に出てきてくれた。
私が大事にしている家元からの携帯留守録。これが消せない。
「談志だけど、しゃべれなくなった。歌謡曲のこと頼むな」

というコメントを寄せていらっしゃいました。

フルバンドの演奏に乗せて、今回は、鮮やかなエメラルドグリーンの着物で登場した市馬さん。
さっきの落語で「三波春夫でも着ないような着物」と言っていたのは、この着物だったのね(^^;
なんでも、今年は、三波春夫の没後10年だったそうで。それにちなんで、市馬さんは「一本刀土俵入り」「俵星玄蕃」を披露されました。
先日の名古屋御園座での寄席では、花道から登場して、「俵星玄蕃」を歌ったらしい(笑)。

三波春夫って、スゴい人だったのですね!浪曲と歌謡曲を融合させていたなんて・・・・・。

続いて、ゲストの昔昔亭桃太郎師匠の登場!
立川談志と石原裕次郎を足して2で割ったよう格好(←どんな格好だ(^^;)
歌声を聞いてビックリ!
なんて倍音。マイクのエコーを大きくしたのかと思ったくらい。
昔、キャバレー回りをしていた時は、落語より裕次郎を歌った方がウケが良かったそうな。確かに、あの声だと、落語では逆に鬱陶しいかも(^^;

後半では、タキシードにお召しかえした市馬さん。
淡谷のり子を裏声で歌ったり(^^;
今年も良い歌声を聞かせていただきました。来年もぜひ!
by june_h | 2012-01-02 16:16 | 落語会 寄席 | Trackback | Comments(0)