2012年 01月 11日
【日本映画:初日舞台挨拶】今日と明日の間で【バレエダンサー首藤康之のドキュメンタリー映画】
チケットが当たったという友達に誘われ、初めて舞台挨拶付きの映画に行って来ました!

映画の上映後、小林潤子監督と首藤さんが登場。
映画について詳しく語ってくださいました。
ダンサーのドキュメンタリー映画を、今までいくつか観て来ましたが、この映画は、その中でも、結構上位です!
特に良かったのは、椎名林檎作曲の「Between Today and Tomorrow」に合わせて首藤さんが踊る、オープニングとエンディングのシーン。
クレーンカメラ一つで、ワンカット、つまり、ノーカットで首藤さんの踊りを追いかけるシーンです。
普通、踊るシーンを撮るときは、顔をアップにしたり、手足だけ抜いたり、引きで見せたり、その時その時のベストな画を見せようとするので、細かくカットを割ることが多いのです。
でも、そうすると、踊りの「流れ」が途切れるし、ダンサーの「間」がわからない。
振りだけではなくて、「間」も、踊りを構成する重要な要素だし、ダンサーによって個性が出る部分なので、それがわかるこの撮り方は画期的!だと思いました。
しかも、首藤さんの動きを邪魔せずにカメラが動いていくので、見ていて不思議だったのです。
何度もリハーサルしたのか、細かく動きを決めたのか。
でも、どちらでもなかったのです・・・・・。
この映画のために、2年も首藤さんを追いかけたカメラマンさんは、首藤さんの動きが大体予測できるようになったんですって!撮りながら、一緒に踊っていたこともあったんだとか(^^;
そんなカメラマンさんだから、あんな素晴らしいシーンが撮れたのですね!
あと、小林潤子監督に、バレエと首藤さんに対する余計な先入観がなかったのも良かったと思います。
言葉よりも饒舌な、彼の身体の動きや眼差しを、真っ直ぐとらえていました。
首藤さんを表すキーワードは「近づき難い」!?
道を極めた男性というのは、修験者のような雰囲気を醸し出しますが、首藤さんもその例に漏れず。
目が無邪気だけど、透徹としていて。
寒山と拾得は、きっとこんな目をしているんだろうなって思ってしまいました(^^;
首藤さん自身は映画で
「「近づくなオーラを出している」って皆に言われるけど、それは敵意ではない。自分のやるべきことをやっているだけ」
と語っていらっしゃいました。
小林潤子監督の
「近づき難い人というイメージがありましたが、実際にお会いしてみたら、思ったよりも物腰が柔らかいと一瞬思いました」
という言葉も、わかるような気がします(^^;
そして、もう一つのキーワードは「不器用」。
首藤さんと仕事で関わった人達が、揃いも揃って「不器用な人」だと言います。
特に、東京バレエ団で同僚だった斎藤友佳理さんは、インタビューで「ぶきっちょ」を連発(^^;
首藤さんは、一つのことに盲目的になって、他のことが考えられない「不器用」な人なんだそうです。
自分が納得するまで、じっくり一つのことに努力できることが、天才的な踊りを支えているのだと。
「不器用」は、褒め言葉なんですね!
前から2列目の位置から見たので、首藤さんの物腰や表情が、よく見えました。
でも、踊っていない首藤さん、なんだか手持ちぶさたに見えました(^^;


