勝手にホメオパシー診断:集団悪魔憑き事件&エクソシスト

この前、テレビをつけたら、『ザ・ベストハウス123』の番組で、エクソシスト特集をしていました。
その中で、最近の有名な悪魔憑き事件として紹介されたのは、2010年に起こった、中米トリニダード・トバコの学校で発生した集団悪魔憑き事件。
Guardianのサイトに記事が掲載され(今はありません)、Foxnewsには、概要が残っています。

Panic Strikes Trinidad and Tobago School After 'Devil Attack'

ほかの記事からも詳細を参照したところ、事件の概要は、次のようなものでした。

①中米トリニダード・トバコの複合学校で、17人の女生徒が、昼食後、原因不明の発作に襲われた。
②最初に頭痛と吐き気が起こった。
③目玉がグルグルと回り出して、視線が上に飛び、地面を転げ回った。
④皆、非常に力が強く、喧嘩を始めた。その結果、打撲傷を負った。
⑤奇妙な言葉で喋り始めた。
⑥そのうちの2人は、繰り返し手すりから飛び降りようとした。
⑦そのうちの何人かは、意識が半分無い状態だった。
⑧彼女たちの中の「悪魔」に話しかけると「娘たちの命が欲しい」と言った。
⑨近くのカトリック教会の神父が学校へ来て、彼女たちに聖水を振りかけ、祈りをささげた。
⑩このような発作を起こすような物質は見つからなかった。

これらの再現ドラマを見ていて、ハタと気付きました。

・・・・・この状態、ベラドーナ(Bell.)と同じじゃん!?

ホメオパシーで、ベラドーナ(Bell.)と呼ばれるレメディがあります。
このレメディの薬効書(マテリア・メディカ)が、ホメオパシー創始者のハーネマンによって作られましたが、この中の症状にあるものばかりだったのです。

例えば、こんな感じです。


②頭痛と吐き気
「激しい頭痛」
「頭の中が回っているよう、吐き気を伴うめまい」

③目玉がグルグルと回り出して、視線が上に飛び、地面を転げ回った。
「眼球が痙攣したようにぐるぐる回る」
「寝床であちこちに動き回る」
「全身の向きをひっきりなしにあちこちに変える」

④皆、非常に力が強く、喧嘩を始めた。その結果、打撲傷を負った。
「憤激。自傷および他傷行為をし、暴れまわる」

⑤奇妙な言葉で喋り始めた。
「つじつまの合わないことや意味不明極まりないことをしゃべる」
「次から次へと意味不明なことを早口にしゃべる」

⑥繰り返し手すりから飛び降りようとした。
「高所から飛び降りる」

⑦意識が半分無い状態だった。
「意識喪失。夢の中にいるかのように座っていた」

⑧「娘たちの命が欲しい(要は自分を殺すということ)」と言った。
「周りにいる人に、自分を殺してくれと頼む」


ベラドーナのレメディの元の物質(原物質)は、セイヨウハシリドコロと呼ばれる植物。
この植物を摂取すると、幻覚・譫妄状態を起こしますが、薬としても使われています。日本薬局方には「ベラドンナコン(ベラドンナ根)」が生薬として登録されています。

ホメオパシーは、「似た症状を出すものが似た症状を治す」という考え方なので、

セイヨウハシリドコロを摂取して出た症状=ベラドーナ(Bell.)のレメディで治すことのできる症状

ということになります。

ベラドーナの薬効書には、セイヨウハシリドコロを摂取した時に現われた症状が書かれています。
ということは、もしかしたら、彼女達の昼食に、セイヨウハシリドコロや、それとよく似た症状を出すヒヨスの葉っぱが入っていたのかもしれません。

さらに言えば、

⑨彼女たちに聖水を振りかけ、祈りをささげた。
→ベラドーナは「狂犬病」のレメディとも言われています。水を大変嫌います。


ベラドーナのレメディを飲んだら、よく効いたんじゃないかな?・・・・・悪魔の仕業でなければ。
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by june_h | 2012-02-11 12:46 | ホメオパシー | Trackback | Comments(0)